ミステリーボニータの感想・レビュー102件<<12345>>吟鳥子先生の漫画にハズレなし!きみを死なせないための物語 吟鳥子 中澤泉汰アカツキ前作から吟先生の世界と物語の終わらせ方に興味が出て、今作も期待を裏切らない出来だと思いました。 宇宙での、遊化した人間模様?を描いた作品。 好きなシーンやセリフは、巻を読み進めるほどに空きだしたくなるほどたくさんあって絞れません!九龍城で繰り広げられる摩訶不思議なバディストーリー #1巻応援九龍葬査回奇録 晴十ナツメグsogor25旅行で香港の九龍城を訪れた日本人の鳥居筒見は、食事中にカバンを盗まれてしまい途方に暮れている所に謎の人物・紗樂(シャラク)に声を掛けられます。 この出会いをきっかけに、鳥居が紗樂とともに九龍城で起こる"異形の存在"にまつわる事件に巻き込まれていくという物語です 紗樂は異形と対峙するときに怪しげな術を使う上に"クスリ"を使っていないと精神状態を保てないという、かなりアブナイ人物として描かれています。 当然鳥居はそんな紗樂を訝しんでいたのですが、鳥居が九龍城を訪れたのには"ある理由"があり、それを紗樂に見透かされたことをきっかけに彼に興味を持ち行動を共にするようになります。 このように凸凹だけど絶妙な距離感の2人が不思議な事件を解決していくバディものとしての面白さがあり、さらに個性の強い登場人物や九龍城の混沌とした世界観が入り乱れ、アクの強い作品になっています 1巻まで読了連載化計画進行中!カラオケ24 西荻亨名無し今月号のボニータ読んでて急に載ってたからびっくりしました。また読めた喜びと連載化計画進行中という嬉しいサプライズ。明文化してるということは限りなく実現する可能性は高いですよね! ふたりとも妄想力がありすぎる。でもバイト中にレジ立ってるだけの時間って、そういうことしか考えてないよね。あるある。四季賞受賞作家の新作!花嫁がくる。 カミヲシュウジ名無し※ネタバレを含むクチコミです。厳選!読んでほしいこのマンガ天幕のジャードゥーガル著者:トマトスープ3巻まで刊行作品情報はこちらこのホームズとワトソンけっこう好き #読切応援大学生ホームズの日常 北園小和乃名無し途中でホームズの作画が変わってイケメンになるところとか。 ホームズのツイッターフォロワー20万いるところとか。 ワトソンのブログがバズるようにサポートしてあげるとか。好きですね。 どうやらこれは読み切りだけどシリーズものみたいですね。どうりでキャラが立ってるし安定感があると思った…前回がいつ載ったのかわかりませんけどもっと頻繁に読みたいくらい好きなやつです。人型アンドロイドに心が芽生えた……けど!?つとめて めばえて 走りだす 三月病名無し人型アンドロイドに心が芽生える…という展開はありふれているけど、この漫画は違う。違くはないけど読むと「違う…!」と思うはず。 この方は初めて見た名前ですけどファンになりました。「クジラの子らは砂上に歌う」アニメ化!クジラの子らは砂上に歌う 梅田阿比つのしまくじら舞台化に続いて今度はアニメ化かー。 この世界観の映像化は喜ばしいな。 https://www.youtube.com/watch?v=aKgYiCjRg_w隠れ家バーで、お酒と「缶詰グルメ」に癒やされる。西荻窪 三ツ星洋酒堂 浅井西名無し※ネタバレを含むクチコミです。独特だシャイニングパールマンションの管理人 西荻亨名無し※ネタバレを含むクチコミです。毒親に育てられたミステリーコミックの女王による自伝漫画70年目の告白~毒とペン~ 高階良子かしこ高階良子先生の作品を読んだことはないのですが、本屋の新刊コーナーで「ミステリー&サスペンスコミックの女王」「高階良子引退作」「真実の実話的物語」という気になるワード満載の帯を見たら買わずにいられませんでした。 実母の葬式で泣くことが出来ず、むしろホッとしていた主人公。どうして自分がこんな気持ちになったのか過去を振り返るところから物語が始まります。主人公が生まれたのは戦後ですが、まだ母のお腹の中にいた頃、疎開する旅の途中で何度も空襲に遭いながら、母は「ああ苦しい…!こんな子いなければよかったのに…」思っていました。そんな出来事があったからなのでしょうか、5人兄弟の3番目に生まれた主人公だけが母から愛されることなく虐待を受けて育ちます。しかも母には虐待をしてる自覚がないというのが恐ろしいです。 主人公がまだ小さかった頃に命の危険があるような病気になってしまうのですが、母がロクに看病をしようとしないのを父が見兼ねて、子供を欲しがっていた自分の姉夫婦の養子に出そうとしますが、母と姉の関係が悪化した為に一年で元の家に戻されてしまう事がありました。これが主人公に「自分は母に捨てられ、叔母にも捨てられた…」という意識を植え付けていて読んでいてとても辛かったです……。 とにかく最近よく問題にされている「毒親」の事例がてんこ盛りです!しかも学校の先生にもいじめられるし、唯一の救いだった父も亡くなるし、ハード過ぎる人生が続きますが、「辛くても自分には漫画があるから大丈夫だった」という言葉と、これから漫画家として活躍されることを知っているので、安心して読むことが出来ます。高階先生にはこれまでのしんどかった出来事をすべて吐き出して頂きたいです。続きを楽しみにしております。 #1巻応援もうドラマ化!?西荻窪 三ツ星洋酒堂 浅井西名無しまだ単行本も出てないのにドラマ化決定とな まあドラマ化前提の連載ってことだったのかな キャストを楽しみに待とうっと。 https://natalie.mu/comic/news/411451完成度の高いコントみたいだったカラオケ24 西荻亨名無しこの漫画家さん知らなかったけど、一瞬でファンになりました。んもうめっちゃ笑えた。声出して笑った。芸人さんのコントを見てるみたいだった(これが漫画を褒める言い方として合ってるのかはわからないけど…)。 あらすじだけだと、客の方にフォーカスがあたってる感じだけど、終始バイトくんふたりの会話劇。もはや客のおっさんどうでもいい。 あまりに面白かったから「能面ちゃんと下僕さん」ポチった。香港・九龍でヤク中の薬屋と怪異退治九龍葬査回奇録 晴十ナツメグ名無し同名の読切作があったんですね。 https://manba.co.jp/boards/99473 読切と新連載はメインの登場人物は同じですが、設定やストーリーが結構違いました。読切の方は薬にまつわる殺人事件の推理をするようなストーリーで、新連載の方は人を襲う怪異を退治する話。 どちらも舞台は香港の、主人公のひとり・紗樂が営む薬屋。その紗樂の存在自体がなんか謎めいてるんだけど、基本ヤク中なのが面白い。神隠しは本当に起きたのか?神のいる12月 赤石路代名無し面白かった。仲良し5人グループのなかの1人の少年がある日忽然と姿を消してしまう。昔から起こる言われる神隠しだと思われたまま、そこから8年も行方をくらましていた。ミステリアスかつオカルティックな展開なんだけど、最後に明かされる事実には、あーそうか、そうだよなーという感想。ひとりがラノベ作家になってたという設定もなんか良いですね。笑少年漫画のアシ先で起こった衝撃的な話酒井美羽の少女まんが戦記 酒井美羽名無し酒井先生は女性向け作品の漫画家ですが、プロデビュー前に行った少年漫画のアシスタント先の話です。40年近く前の話だからこそ描ける内容でしたね。ゾッとする…(でも「Dプロ」ってダイナミック…うーん、、) 最近ベテラン少女漫画家の実録漫画が多いですね。もっと色んな人に描いてほしいです。女子中学生の"自信"を擬人化じしんぶくろ 関根美有名無し微笑ましくもあり、常人にはたいてい思いつかない突飛なストーリーです。 両親が居ないので、同居する「おばあちゃん」と「ひいおばあちゃん」と「ひいひいおばあちゃん」のためにカラオケ大会て優勝して10万円を手に入れ、ビッグサイズの湿布を買ってあげたいさちるちゃん。でも優勝できるわけないし人前で歌なんか…といろんな思いに自信が押しつぶされていると、突然頭のてっぺんから何かがプリンッと絞り出されます。そう、それが"自信"でした。ちょっとスタイルが良くなったおでんくんっぽいビジュアルです。 こんなふうに自信を漫画として描くことがあるのか…と感心。果たしてさちるちゃんは再び自身を取り戻してビッグサイズの湿布を買うことができるのか!?最高の江戸っ子ガールズバディアクション学園コメディ…!!やじきた学園道中記 市東亮子たか※ネタバレを含むクチコミです。善人堂と鬼善人堂と鬼 中川真琴名無し主人公が謝れないなら善人になればいいという発想が面白く、かわいい鬼とのやりとりも楽しかった!謝れないアルアルはリアルで心に刺さったし、センシティブな男心が再現されていて勉強になった!好き。ファンタジーの名手が描く新・平家物語神域のシャラソウジュ~少年平家物語~【電子特別版】 奈々巻かなこ兎来栄寿『イーフィの植物図鑑』の奈々巻かなこさんの最新作。平安時代末期を舞台に、ファンタジー要素を盛り込んで描かれる作品です。 NHK大河ドラマの『平清盛』では当時女子高生だった二階堂ふみさんが演じた平徳子、そして本作のオリジナル要素である平家に仕える神人(シンジン)の千珠丸を主人公に据えて、物語は展開されていきます。 神人とは人間には使えない神の如き力を使える者のことで、千珠丸は厳島大神から授かった平家の守り神とされていますが、読み進めると解ってくる神人の秘密と千珠丸の真実が見所の一つとなっています。 登場キャラクターとしては徳子の父親である清盛はもちろんですが、狂気を感じさせる後白河法皇がとても印象的です。史実としてもさまざまな逸話のある人物なので、今後も色々な意味で活躍しそうです。 一方で、徳子は真っ当な価値観を持って乱世を生きています。自分を守ってくれた千珠丸のことを私も守ってあげたい、と願う彼女はただ守られているだけのヒロインではありません。平家を背負って生きていくための強さと覚悟を幼い頃から感じさせてくれます。 なお私は魂の故郷が吉野山であることもあり、平家物語でも中心人物となる義経の描かれ方が気になるところです。徳子と義経が壇ノ浦の戦いの後に通じていたという俗説もあるらしく、この物語においては千珠丸との関係性とも合わせて動向が注目されます。 奈々巻さんは地元が屋島の古戦場があるところだそうで、思い入れたっぷりに描かれていることが見て取れます。現代でも身近に歴史の痕跡が多々残されており過去を想わせられるのが日本の面白いところですね。 歴史に興味がなくても楽しめると思いますが、改めて『平家物語』や歴史の教科書・参考書などと併読することでより楽しみを深められそうです。マンガでは『遮那王 義経』辺りと一緒に読むと面白いかもしれません。 ボニータ10月号の紙版と併せて買うことで描き下ろしの「平家物語ゆかりの地イラストマップ」をもらえる応募者全員サービスも行われていますので、普段は電子書籍派という方もお見逃しなく。楽しみな連載酒処 春來荘日乗 丸岡九蔵にったタイトルは「さかどころ はらいそにちじょう」と読みます。SFと居酒屋をかけ合わせた作品でして、サイバーパンクかつレトロな雰囲気があり、荒廃した世界でたくましく生きる人々による人情噺が特徴です。「陋巷酒家(うらまちさかば)」に近い世界観なので、あわせて陋巷〜を読むことで、より楽しめると思います。 https://mangahack.com/comics/7190不器用な主人公が面白い今日も私は私に呪いをかける カバネユエにった家の仕事が”呪い屋(まじないや)”だという女の子が主人公。悪い子ではないのだけど、やることなすこと空回りして対象に呪い?をかけてしまう体質らしい。この先の人生も苦労しそうだなぁ…と思わせる表情がいいですね。孤独な女子大生と陰陽師が契約結婚?ぼんくら陰陽師の鬼嫁 秋田みやび 遠野由来子名無し京都を舞台に、ある日突然火事で家をなくした女子大生・芹が謎の陰陽師・北御門に出会い、衣食住を保証する代わりにかたちだけの婚姻を結ぶという、ちょっと怪しいラブコメという感じです。原作は小説なんですね。 芹は両親も亡くなっていて、親戚にも迷惑をかけたくないためにしかたなく契約結婚を承諾するのですが、はじめから式神の姿が見えたりと特殊な体質は花嫁としてふさわしく、孤独な身のため自分の居場所ができたことが思ったよりいい感じみたいです。鬼嫁というので怒りっぽい子かなと思ったけど聡明で性格良さそうな子です。 亀のまもりちゃんが非常にキュート。 というか陰陽師ってもとは国家公務員だったんだ…!いい話?怖い話??若菜町雑記 三枝陽子名無しなんとなーく読んでいたら最後に「えっ」という展開が。転校生と転入生が放課後に偶然出会う、という設定が特殊だったのでその可能性を想定してなかった… 短いけど印象に残る短編でした。不朽の伝奇アクション、続編新連載!炎の蜃気楼R 桑原水菜 浜田翔子名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<12345>>