ミステリーボニータの感想・レビュー109件<<12345>>騙されたと思って読むべし写楽心中 少女の春画は江戸に咲く 会田薫名無し表紙買い 一巻!?すごい 騙されたと思って読んでほしい 春画を描くということはなんかいやらしい風なのかと思ったけど違う ページめくった時の衝撃がすごい 艶やかで強い よくこんな生きてない時代、しかもフィクションを今あってるように描けるなと、感動します昭和っぽい笑いがある1コマ漫画恐怖博士の研究室 あやしい1コマ漫画屋がやってきた! 根本尚なかやま木曜日のフルットが連載される前に週刊少年チャンピオンの巻末を飾っていた(私の中で)志向のギャク漫画「現代怪奇絵巻」の作者の作品 単行本化される量の連載はあったのだが、どうやら秋田書店の倉庫でほこりをかぶっているという・・・(作者談) 柔道放物線は単行本化したのに、なぜされないのか・・・ その流れを汲んでいる、本作 基本的に1ページごとにテーマを決めて、それに沿った形で1コマで笑わせてくる。どことなく昭和っぽい笑いが懐かしさやノスタルジックさを感じさせるので、30歳を過ぎているおじさんには「あーわかる!わかる!」がよい ギャクに今の若い方が読むとどうなるのか気になる・・・ 著者の根本尚氏はミステリーなどの古書のコレクターであり、コミティアなどで出版しているミステリー漫画シリーズも非常に面白い 個人的にはもっと評価されていい作家だと思います。悲しすぎて心が砂に沈むクジラの子らは砂上に歌う 梅田阿比あくあ暗い……仲間たちがいなくなる……でも面白い……。「このマンガがすごい」ランクインも納得の重厚なファンタジー。ジブリ好きな人はこの世界観にハマるのかも。とりあえず気になる人は四巻まで大人買いするがよいぞ。途中で止まると悲しすぎて心が砂に沈んでいきます……ずぶずぶ……。電車で読もうとしたのが間違いだった高倉くんには難しい 一條マサヒデ サブリックnyae不器用すぎてそこらへんの幼稚園児よりもできないことが多い高倉くん。 命に関わる不器用さの為に最初はクラスメイトも距離を置いていたけど、世話好きな綿貫さんの献身的なサポートのおかげで少しずつ高倉くんの不器用がみんなの日常になってくる。 全体的な雰囲気としては、ピューと吹く!ジャガー的なノリに近いかなと思います。それがミステリーボニータで連載してたというのもまた味わい深い。 周りの人間もだんだんと高倉くんの扱いに慣れてくるため、綿貫さんが最終的にはプロの黒子みたいになっているのがかっこよかった。 理不尽な親の元を飛び出して徳島で幸せになる方法アンの世界地図~It's a small world~ 吟鳥子兎来栄寿「両親を敬う」 それは基本的には理想であり、美徳です。 しかし、人間的に致命的な欠陥を持ち、それを我が子に容赦なく振り撒く親というのも確かに存在します。理不尽な暴力やネグレクトに晒され続けてなお、「それでも親は親だから」と言えるものでしょうか。憎悪と殺意以外の感情を向けられない肉親の存在は、心を病ませます。なまじ家族であるだけに、離れることも叶わない。それは呪縛です。血の繋がりを呪い、同じ血が流れ遺伝子を受け継いでいる自分すらも嫌悪の対象となります。そんな風になるくらいであれば、いっそのこと物理的に距離を取ってしまった方が余程良いです。 今回紹介する『アンの世界地図』は、そんな選択をして幸せを手に入れた女の子のお話です。そして、様々な要素が詰まり充実した物語です。 ■家出ロリータ少女、徳島で着物少女に出会う 主人公の竹宮アンは、フランス貴族に憧れる16歳の少女。父親は単身赴任中、東京のボロアパート(通称:ゴミ屋敷)にて酒乱の母親と二人暮らし。綺羅びやかなロリータ服が唯一のアイデンティティだったアンですが、ある日、母親の酒が入ったことによる蛮行で自らの宝物の洋服の数々をズタズタにされ、遂に祖母のいる徳島を目指して家を飛び出します。そして、辿り着いた徳島の地にて、美しい着物の少女アキと出会い、アンはアキの家で暮らし始めます。 ロリータ服で近所のコンビニで半額弁当を買って行き、店員には「値引きのロリータ」「ビンボー姫」などと仇名を付けられている、小さい頃から貧乏だったアン。他の家庭では注いで貰えた愛情をろくに注いで貰えなかったことは、深い傷をアンに与えていました。 > 自分のこどもに食べさせることも着せることにも > 興味のない親っているんです とアンがアキの祖父に語るシーンの言葉が重く響きます。あまつさえ、自分の本当に大切にしている物をゴミ扱いされては、我慢の限界に達するのも解ります。 徳島の神社にて、 > 毎朝しあわせな気持ちで > 起きてみたいです と祈る彼女の切実さ、いじましさに胸が搾られる想いです。 その後、彼女はお遍路さんを助けるおもてなし文化「お接待」の心を大切にしているアキを母親代わりとして、新しい暮らしの中で幸せに起きられる朝を得ます。ずっと自分のいる場所を「ここではない」と思い続けて来た少女の、その世界地図が新たに拓けていく時。出だしは少々辛いですが、その分そのカタルシスとなる部分は優しく暖かで胸に沁み入って来ます。 ■日本や徳島の豊かな文化 (画像『アンの世界地図』1巻4頁) この作品、開幕が「吾輩は猫である」ならぬ、「わたしは家である」というモノローグから始まります。そこで行われるのが「うだつが上がらない」の「うだつ」の解説。他にも、神社の参拝の仕方や、着物の着方、お箸の持ち方など、時折日本人として知っておくと良い雑学が語られ、作品に溶け込んでいます。 又、徳島の名産料理なども実に美味しそうに描かれます。青とうがらし味噌を塗って、青じそを巻いて食べるおにぎりや、みょうが・シソ・甘辛豚肉・干しエビ・半熟卵・しらがねぎ・きゅうり・かにかまという豪華な付け合せのたらいに入ったたらいうどんなど、実に食欲をそそってくれます。もう、これらを食べるために徳島に行ってみたいと思わせられる程。今、「マチ★アソビ」などで注目を集める徳島ですが、この作品にも注目し、これらを提供する場所を作るのも良い町おこしになるのではないでしょうか。 更に、ここまでに書いたことだけであればまだ通常の少女マンガの範疇なのですが、1巻後半では突如として濃厚なボードゲーム語りから麻雀が描かれます。少女マンガとしては異端ですが、そこがまた面白い所で。ゲームというのもまた一つの対人コミュニケーションの手段。家族麻雀を通して紡がれる絆や想い、そこにもまた優しさと暖かさが満ちています。不良になった息子とも、麻雀を通してなら繋がることができたという描写があるのですが、親子の間でそういった絆となる物を持っておくことは良いと思います。 一冊の中にメインストーリーの他にも多様な要素が盛り込まれており、飽きさせません。 ■十年後の小さな幸せのお供に、『アンと世界地図』を 吟鳥子先生は、「現実の十年後の小さな幸せにつながる少女漫画が好きで、そういうものを描けたらいい」と仰っていました。曰く、「20年前に読んだ、タイトルも忘れた低年齢向け少女漫画で、おばあちゃんがクラシックなイギリス風ケーキを焼いて、孫の少女が「あ、お茶はアールグレイがいいな」と言った。その台詞からアールグレイという茶葉を覚えて、今でもクラシックなケーキを食べる時はアールグレイを淹れる。そういう幸せ」と。『アンの世界地図』は間違いなくそういう幸せをくれる作品になっています。それは徳島に足を運んでたらいうどんを食べた時かもしれませんし、誰かと心を通わせる瞬間かもしれません。いずれにせよ、読んでいる瞬間、そして読み終えた後の未来において、素敵な時間を約束してくれる作品です。 今年読んだ少女マンガの中でも、屈指の作品。男性でも読み易い内容ですので、お薦めです。 吟鳥子先生の作品は、切なさと優しさに満ちています。『アンの世界地図』を気に入ったら、他の作品にも是非手を伸ばしてみると良いでしょう。中華漫画好き…天空の玉座 青木朋む最近中国ドラマにハマっているのですが漫画とか何かないかな〜と思っていたところマンバで見つけてひとまず2巻まで読了。 中国の歴史を忠実に描くと拷問とか結構えぐいのですが。えぐい描写と煌びやかな王朝での生活、策略、嘘と野望色々エンタメに落とし込んであると癖になります。 この漫画でも結構困難な人生を歩む主人公。主人公可愛い! 喋りも堅苦しくなく現代っぽくわざと砕けた感じに描いてあったり初見に対して抵抗がない気がします。あんまり悲観的な気分にならないのでおすすめ。 描くの大変そうだろうなと思うのですがこういう豪華絢爛ゴテゴテの装飾、好きです…1巻の終わりでタイトルの意味がぼんやりとわかったきみを死なせないための物語 吟鳥子 中澤泉汰烏龍※ネタバレを含むクチコミです。 神話と科学が融合した独特な物語イワとニキの新婚旅行 白井弓子鳥人間表題の「イワとニキの新婚旅行」から始まり「神託と灰色の髪の少年」「アンドロメダ号で女子会を」「さよなら私の兵馬俑」「海の女神と旅立つ船」の全5編。宇宙から飛来した“帝国”が地球を占領して、人類の心を掌握すべく帝国が作り出した、各地に残る神話や宗教を用いた"統治システム"を軸とした独特な切り口の短編集。 あとがきにも書いてあるように「もしも空気の読めない宇宙人がやってきて地球を支配し、各地にある神話を真に受けたらどうなるの?」というのがテーマのようだ。“帝国”が地球を支配するというかなりの大事を「ごくありふれた全面戦争なので詳細は省く」と何度か書いてあって笑った。 短編集とはいえ微細な繋がりがあってニヤリとできる。もちろん短編の良さもあって、それぞれ微妙にテイストが違ったりもする。「アンドロメダ号で女子会を」がコミカル寄りで好みだった。 ファンタジーっぽい描写が多いものの、帝国の人類を超えたテクノロジーによる仮想世界やAIの表現もされていて、SFとしての読み応えもあって満足度が高い。この世界観で長編も読んでみたい気もするな。不器用すぎる高倉健(たかくらたける)のギャグ漫画高倉くんには難しい 一條マサヒデ サブリックひろりんぬ登校するだけで全裸。黒板に字をかこうとしたらチョークが全て折れる。 坂本ですがの逆バージョンみたいな不器用すぎる男子高校生のギャグマンガ。 地味に笑える。1巻、濃密な序章だったきみを死なせないための物語 吟鳥子 中澤泉汰はまるー※ネタバレを含むクチコミです。 プランツハンターファンタジー。最近ボニータに連続でやられてる。イーフィの植物図鑑 奈々巻かなこ名無しプランツハンターファンタジー。最近ボニータに連続でやられてる。 各エピソードもよく考えられてて面白い。家族の話。いい塩梅で面白かったアンの世界地図~It's a small world~ 吟鳥子名無しネグレクト親から逃げたアンが、偶然出会ったアキの家で居候を始めるって話。 いい家庭で育った人とそうじゃない人が話し合いの前提から食い違ってるみたいな描写は、家族とかに限った話じゃなくてよく聞くけど、生々しさがあったな。 面白かった「クジラの子らは砂上に歌う」舞台化!クジラの子らは砂上に歌う 梅田阿比マンガトリツカレ男>梅田阿比「クジラの子らは砂上に歌う」の舞台化が決定した。2016年4月14日から19日まで、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演される。 http://news.mynavi.jp/news/2015/12/16/147/ <<12345>>
表紙買い 一巻!?すごい 騙されたと思って読んでほしい 春画を描くということはなんかいやらしい風なのかと思ったけど違う ページめくった時の衝撃がすごい 艶やかで強い よくこんな生きてない時代、しかもフィクションを今あってるように描けるなと、感動します