ミステリーボニータの感想・レビュー109件<<12345>>将来もっと話題になるいつか死ぬなら絵を売ってから ぱらり名無し発売から遅れて1巻を読みました。この作品必ずもっともっと話題になります。 そのくらい面白くそして新しい、令和に始まった令和の漫画。 もっと有名になった時に古参がいた証の一人として、このクチコミを残しておきます。アナトミアアナトミア―解剖してわかったことだが、人間は必ず死ぬようにできている― 高城玲おかちちゃんマンバの口コミを見て読みました。 中世ヨーロッパを舞台にした、とてもスケールな大きな作品です。 この先、どのような展開になっていくか楽しみです。命を賭した真理の探究物語 #1巻応援アナトミア―解剖してわかったことだが、人間は必ず死ぬようにできている― 高城玲兎来栄寿「スペクタクル・ルネサンス人体解剖(アナトミカル)ロマン」と、なかなかすごい公称が銘打たれた作品。 今でこそ社会的地位の高い医者という職業ですが、理髪外科医の主人公・トトを通して往時の身分の低かった医者のありようを読んで学べる物語です。 多くの人は、医療といえばイメージとして科学的なものを想像するかもしれません。しかし、いわゆるEBM(Evidence-based Medicine:根拠に基づく医学)のようなものが普及してきたのはつい最近のこと。100年も遡らなくとも、世界ではロボトミー手術が行われそれに対してノーベル医学賞が与えられてきたわけです。 それより更に昔の中世において、宗教的な価値観が非常に強かったころには、とんでもない誤解に基づく治療が罷り通っていました。その実例である「瀉血」と「焼灼」の凄惨な様子は、試し読みできる第1話から描かれます。 宗教的な価値観が非常に強い時代背景の中で、常識を超えて圧倒的な正義のようにされている事柄に対して疑いを持ち果敢に挑んでいく様は『チ。ー地球の運動についてー』を髣髴とさせます。 ″「でも」「もしかして」は「可能性」だ!!″ と、真理を探究していくトトや、彼の協力者となるレオナルド・ダ・ヴィンチの狂気じみた熱量が読んでいて快感です。 高城玲さんはこれまでに何篇か短編も描かれていてそれぞれに魅力的でしたが、連載でも遺憾なくパワーを発揮されていると感じます。本作の続きと共に、短編集の発売も楽しみにしたいです。主人公は65歳海が走るエンドロール たらちねジョンユーカリ今まで読んだ漫画遍歴で、最高齢の主人公。 でもそんなことは関係なく、いくつになっても、いつになっても。夢をあきらめない主人公に心動かされました。かかわる人に心が揺さぶられることも素敵だなあって思います。 時間をどう捉えるかを年代を比較して、好きなことに対する熱を冷静に燃やしていて、引き込まれます。おすすめです。他人だから色々話せるんだと聞いた西荻窪 三ツ星洋酒堂 浅井西starstarstarstarstar_borderゆゆゆ一巻が発売されてから読んで、あらおもしろいじゃないと思ったら、これも実写ドラマ化とのこと。 流石に早すぎませんかね、ドラマ化ありきの漫画だったんですかねと、気持ちが少しゲンナリした。 とはいえ。 ゲンナリしたものの、原作はおもしろい。 うまくいえない気持ちのとき、慰めてくれるというか、すくい上げてくれるというか。 バーというか、バーテンさんというか、そういう良いところが描かれていて、とても好きだ。 また、以前読んだときは、缶詰をオプションとして処理していたんだろう。 久々に読み直して、缶詰を調理して出すバーだったかとびっくりした。 高級缶詰に手を加えてこんな出し方をしていたら、一品おいくらなんだろう。 西荻窪とあるが、高級なエリアなんだろうか。 私が寄ったらちょいと一杯のはずが、すっきりした気持ちと寒々しい財布で出なければいけないのでは。 読み直したら、今度は変な考えが生まれてしまった。 え、かんづめ?と一瞬思うものの楽しめる作品。ハートフルでしかない空を駆ける郵便屋 さかさかな名無し短いけどいい話だった〜かわいい兄弟…ヤクザ顔の男が出会ったのは、ヤクザ大好き外国人女性解島組・広緒の受難〜じつはヤクザじゃありません!〜 山本さや夏名無し強面でヤクザに間違われて怖がられる生活を送っている男が、ナンパで困っている外国人女性を助けると、逃げられるかと思いきや彼女は日本のヤクザが大好きで…という話。彼女をがっかりさせないために職場の人を巻き込んでヤクザのふりをするけど…最後はほっこりなラスト。職場の人達もみんなもれなく強面で、怖がられあるあるを言い合っているところがおもしろかったです。いい話地獄の沙汰も犬次第 國立アルバ名無し地獄の番犬ケルベロスが地獄から逃げ出した魂を追いかけて回収する話。軽犯罪を繰り返し事故で死亡した男の魂は、何のために脱獄したのか?その理由は以外なもので…内容もいい話だったし最後の「罪は消えない、でも善行だって永遠」というコメントがいいな〜と思いました高階良子『漫画家引退作』新連載!70年目の告白~毒とペン~ 高階良子名無しミステリーコミックのレジェンドである高階良子の自叙伝的新連載。 冒頭、母親を看取った高階先生の心に、悲しみや寂しさは微塵もなく、むしろ二度と起き上がってこないことに安堵を覚えていた。 なぜそのようになったのか。時間は高階先生が生まれた頃に、本人の意識と一緒にさかのぼり、自身の壮絶な人生を傍から眺めるかたちで振り返ります。 まず幼少期というのが、傲慢な母親による数々の虐待を受けることがほとんどで、心も体も傷つき続けるものでした。 そんな彼女がペンを握るときはどのようにしてくるのか。 少なくとも1話では終始母親によるひどい仕打ちがメインに描かれておりとても読むのがつらいですが、いずれ漫画家としてのし上がっていく勇姿をこの連載をとおして見つめたい。 しかも漫画家引退作とのこと。気合が違うのではないでしょうか!表紙の絵のタッチから惹かれるものがあった!海が走るエンドロール たらちねジョンstarstarstarstarstarこめつぶ※ネタバレを含むクチコミです。70年目の告白~毒とペン~の感想 #推しを3行で推す70年目の告白~毒とペン~ 高階良子starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 全編恨みや憎しみが多いので久しぶりにマンガを読んで疲れたな。高階良子のマンガは「地獄でメスがひかる」ぐらいしか読んでいなかったが他のも読んでみるか。 ・特に好きなところは? 後半に登場する主人公に対して嫌がらせを続ける超大物作家をぼやかしているが途中わかりやすい表現が出るところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 高階良子のマンガを読んでいなかったり、少女漫画に詳しくなくても楽しめました。高階良子のマンガを読んだり、少女漫画の歴史に詳しかったりすると何倍にも楽しめると思います。 ちゃんとホラーおばけなんてない…よな? 國立アルバ名無し途中までのコメディが強めだったけど、ちゃんとホラー漫画でした。ありがちなオチではあるけどああいうのって何回見ても怖いものですね…アートのお値段!いつか死ぬなら絵を売ってから ぱらり名無し画家や芸術をテーマにした作品は数あれど、お金との関係を取り扱うのは珍しいですね。「グラゼニ」のような新しい切り口を感じます。 漫画アニメオタクに嫌われがちだった(?)な村上隆や、最近だとバンクシーやNFTなど、「何でこれが億もするの!?」と一般人が疑問に思う部分に光を当てるのだとしたら、期待大! メインキャラ二人の関係も萌えれそうで楽しみです!妖しくて優しいアトリエの少年きのうのアトリエ 尾花せいごぺそなんだか不思議なお話でした。絵のタッチも、森の中のアトリエという設定も絵本のように優しいのに、アトリエの少年・つづみはすごく色っぽくて妖しくて…会社で人の陰口を言って言われての関係に疲れたおもとに魔性のようにしながれかかってくる。 おもとの気持ちが救われているのでいいお話だとは思うのですが、なんとなく心配してしって不安な読後感のお話でした。創作という名の波海が走るエンドロール たらちねジョンstarstarstarstarstar_borderNano夫と死別した65歳のうみ子は、映像専攻の美大生海と出会い、映画の海へとダイブする。 自分は映画を撮りたい側なのではないか?しかしこの年で?これ以上日常に波を立てたところで面倒なのでは?と悩むうみ子。しかし自分だったらどうする?と考えてしまえば、止められない。 ここの表現が秀逸だな~分かるな~と。いやほんの数ページなんですけど、めちゃくちゃ共感できるんですよね。映画にしろ何にしろ、新しいことを始めようとするのは良くも悪くもドキドキする。面倒になってすぐやめちゃうかな、変に調子乗ってないかな、って思うんだけど始めてみるとものすごく楽しくなって夢中になってしまう。たまらんね。 私もほんの少し創作をしたことがあるので、その時のことを思い出して懐かしくなりました。いやエモくなりました。 色んな層に刺さる良き作品。本好き少女の大正ロマンス物語大正恋恋双葉冊子 青井波子名無し主人公かわいい、絵もストーリーもかわいい。こんなピュアな風が流れる爽やかなマンガ久しぶりに読みました。あのちょっと怪しい女性編集者は気になる存在ですが…素直に応援したくなるヒロインです。通いたすぎる人情SF酒場 #1巻応援酒処 春來荘日乗 丸岡九蔵ぺそ表紙のあったかい雰囲気に惹かれて読んでみたのですが、期待通りの優しいほっとする人情酒場物語でした! おかみさんとりえちゃん。常連さんたち。流れのサイボーグ板前、旧文明からのお客さん。傭兵夫婦の賢者の贈り物。 戦後15年という、まだ混乱の残る時代にたくましく生きてる人々が美味しいご飯とお酒のもとに集まる温かいひととき……素敵すぎます。 大人になってからこれほど「ここに行けたらいいのに……!」と思った漫画もないです。 同作者の別のSF居酒屋シリーズもあるのですが、読みたいようなでも今はこの「春來荘(ハライソ)」のお店の雰囲気だけを噛み締めていたいような複雑な気持ちです。モカリノタマラピッ病める惑星より愛をこめて 本田nyae常に耐え難い苦しみの中にいる人のために貸与される特殊臨床慰謝体…要するに「もふもふ」。それがモカリノタマラピッです。 なんかよくわからないけどすごい新連載始まったな…という感じ。内容は全く難解ではないのでとりあえず読んでほしい。ミステリーボニータに載ってます。 この「もふもふ」の存在はすごくユーモラスでその名の通り癒やし系なのだけど、物語の本筋はわりとシリアス。心を壊してしまったり、自殺に追い込まれたり、現代日本社会を反映したような内容です。 シリーズ連載ということは、オムニバス的な?ちょっとそこがまだ不明ですが…楽しみな新連載が増えて嬉しい。貧乏青年の落書きに、とんでもない価値が…!?いつか死ぬなら絵を売ってから ぱらり名無しこれはおもしろい! 施設で育ち、清掃員として働くもネカフェを寝床として暮らす青年・一希。唯一の趣味は小さめのスケッチブックに絵を描くこと。そんな彼の絵がある日突然、嵐山という男によって1億2000万という値段が付けられるが…!?180度ひっくり返る彼の人生はどうなってしまうのか!表紙が印象的海が走るエンドロール たらちねジョンヤマダ表紙がとても好き。おばあちゃん映画への愛と情熱が伝わってくる、まさに映画のような作品!酒処 春來荘日乗の感想 #推しを3行で推す酒処 春來荘日乗 丸岡九蔵マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ サイバーパンクな雰囲気があり荒廃した世界でも人情が絡むマンガはいい。 ・特に好きなところは? 女店主・お春さんがいた部隊長が特にいい。あんまりキャラクターのその後の気にしたりはしないが続きがあるなら隊長のその後を描いてほしいね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 表紙でもなんとなくわかりますが、舞台はサイバーパンクな感じですが良い人情話が多いので寝る前に読むのをおすすめします。 元刑事が義理の息子とサウナ探偵デビュー?探偵はサウナで謎をととのえる たうみまゆ 吉岡梅名無しこういう頭がいい変人にまともな人間が振り回される漫画大好きです。原作が小説みたいなのでそっちも読みたいしなんならドラマ化とかもされそう。 定年退職した元敏腕刑事が娘の夫・龍二(元部下で現刑事)に探偵業を始めると言い出し、困惑させるという話。 1話では龍二が解決済みの事件を例に出し推理力を試そうとしたところ、サウナへ行ってととのってからひらめきたいという流れに。そして見事に犯人を言い当てるのでした。今後は探偵として実際の事件を追ったりするんですかね。でも全体的にほのぼのコメディっぽいのでどうなんだろう。いずれにしても楽しみです。海が走るエンドロール感動しました!海が走るエンドロール たらちねジョン名無し※ネタバレを含むクチコミです。いい話。ギャルはすごい。ホラーミーツギャル 藤野ポチョムキン名無しホラー要素いつ出てくるんだろう?まさかあのゴリゴリの存在感を放つギャルが幽霊だったてオチ…?と思っていたら、違いました。なるほどそうきたか。いい話でした。<<12345>>
発売から遅れて1巻を読みました。この作品必ずもっともっと話題になります。 そのくらい面白くそして新しい、令和に始まった令和の漫画。 もっと有名になった時に古参がいた証の一人として、このクチコミを残しておきます。