グランドジャンプの感想・レビュー146件<<34567>>絶世の美女はとんでもない悪女だった! #読切応援Mayu 二宮法子名無しもうすぐ結婚するという青年が兄に連れられてやって来たのはエッチでグロテスクな見世物小屋。そこで一番人気の踊り子マユに目が離せなくなってしまう。ステージで大蛇と踊るマユはその色気とは対照的にどこかほんわかした印象もあってとても可愛い。しかしショーが終わり楽屋に挨拶に行くと、夫がマユに騙されて全財産を取られた挙句に自殺したという女が暴れていた…! まったく悪びれていないのが本物の悪女って感じで逆に気持ちいいです。あの青年はもうマユのとりこになっちゃってますね。このままだと心優しい青年の人生が破綻していくのは間違いないと思うんですけど、読み切りで終わっちゃうのはもったいない。もっとマユの活躍を見たいです!さくらももこのセルフパロディ漫画ちびしかくちゃん さくらももこみかんのかんづめ1巻の表紙が本家ちびまる子ちゃんの同じく1巻のパロディなのも最高です。かなりシュールな内容でこんなの本人じゃなきゃ描けないし、こんなふうに自分の作品で遊べるさくらももこってやっぱり天才だなって思いました。本家と同じキャラが登場しますが名前や性格がちょっと違っています。みんな自分の性格の悪さを隠しません。あの天使のように優しいたまちゃんが一番ギャップのあるキャラになっていて、人の不幸を喜んでいる姿はまさに小悪魔です。この世界でも毎週アニメのちびまる子ちゃんが放送されていて、こういう話はセルフパロディの醍醐味だなと思いました。冬目景の単行本未収録読切&インタビュー本イエスタデイをうたって afterword 冬目景名無し2020年春アニメ化された「イエスタデイをうたって」のファンブック的な一冊です。 最終回の後日談を描いた『イエスタデイをうたって 特別編―11・S14―』や、単行本未収録の読切『夏の姉』が収録されています。 貴重なインタビューも載っています。 あまりにもスローな連載だったので、本当に完結するのか不安でしたが、20年近く経て、こうしてファンブックが発売され感無量です。 転売ヤー編はじまったな怨み屋本舗WORST 栗原正尚名無し転売ヤー編が始まったのでスレ立て。 フリマやらで転売された、和菓子が劣化して、クチコミ炎上という導入。いまのところは「カバチみてーな話だな」って感じ。前回のインパクトが強すぎたか? まぁ転売ヤーがまだ登場してないので、こっからに期待。にしても「許さんぞ…転売屋め…」のコマ、絶妙にTwitterで使えそう 第4部の日本編王様の仕立て屋~下町テーラー~ 大河原遁名無し「王様の仕立て屋」はシリーズ全部で50巻以上にもなる作品なので全部通して読むには非常に時間がかかる。初めての方は、この日本編から読み始めるのもアリかもしれない。服飾だけではなく、靴やカバンなどファッション関係全般について描かれてますので、少しでもファッションへの興味があれば充分楽しめる漫画だと思います。偽装出産編を語ろう怨み屋本舗WORST 栗原正尚名無し外国人を使ってニセの出産を装って出産一時金をガメる悪が敵。 巣来間の同僚のヴェリさんが殺されてしまったのがショック…アニメ化記念完全新作読切‼その後のハルとリクオは…イエスタデイをうたって 特別編-11・S14- 冬目景名無し短いけどいい読切だった… アニメ楽しみです。 ヤンジャン出張読切 ぶつかり屋編怨み屋本舗WORST 栗原正尚名無し特別出張編では、弱そうな女性を狙ってショルダータックルをかます「ぶつかり屋」を懲らしめる話。 読切サイズにぴったりな絶妙な小物感だった。寂しさの紛らわせ方恋傷(コイキズ) 天堂きりんstarstarstarstarstar干し芋寂しさを紛らわせるために、身体の関係を持つって、永遠に満たされないはず。 でも、それが分かっていても人って一時の感情で動いてしまうもの。 感情的になって行った一度の過ちが、その人の人生までも変えていくという考えまでは、到底及ばない。 寂しくなった時、自分の心と相手の心にまっすぐに向き合えるとどんなに幸せだろう。 難しいけど・・・。どの登場人物も好きになる…恋傷(コイキズ) 天堂きりん名無し主人公が話数ごとに移っていく形の恋愛話。 一見何もなさそうな人物にも裏があるし行動にも理由がある。 ただ綺麗なだけの恋愛じゃないのがいいです。 なんだか痛い話なはずなのに安心というか、ホッとする気持ちになるんですよね…なんでだろ えぐってくるのいいね恋傷(コイキズ) 天堂きりんやむちゃ恋の傷を癒やすような話かと思ったら違った この作者特有の傷をえぐるような展開が中々良いですね。 みんなそれぞれ卑怯で弱くて傷つけたり傷ついたりしながら恋愛してるんだなぁと。トゥルーエンドな感じ好きです。キレイゴトだけじゃない恋愛・夫婦恋傷(コイキズ) 天堂きりん兎来栄寿『きみが心に棲みついたS』天堂きりんさんの最新作です。 優しい夫は自慢である一方で、誰にでも優しすぎるところに日頃から言い知れないもやもやを抱えていたある日、そのもやもやが一気に爆発する事件が起きる妻の話から始まります。 基本的に1話完結ですが、それぞれの話が上手くリンクしており、前話である人物が取った言動の理由が連鎖的に後から明かされていくという構成に面白さがあります。 その上で、現実にありそうな痛みを催す関係性や感情が巧みに描かれていき、人によって嫌悪感や苦々しさ、狂おしさ、あるいは深い共感などさまざまな感情を喚起させられることでしょう。 ピュアで綺麗な恋より、ドロドロでリアルな愛憎を読みたいという方にお薦めです。冬が来るたびに思い出す、愛する人のこと冬待ち鳥 二宮法子名無し今年は本当に暖冬だったけど、この漫画を通して寒さ、冷たい空気、締め付けられる心が伝わってきて冬を実感した気になるいい作品だと思いました。 軍人として戦地に赴く兄と父を誇りだと思っているつぐみと、体が弱く大学講師をしているどこか脳天気な夫・鶉一のちぐはぐな夫婦。つぐみは軍人ではない夫を恥だと思っていたけれど、ある時父の戦死を知り、そしてついには鶉一にも臨時召集令状が届いてしまう。 当時、同じような思いをしていた夫婦は日本にどれだけいたかわからないくらいに、言ってしまえば「どこにでもある話」。でもこれが特別ではないということが異常なんだと知っていないといけないと思う。 弱井先生最高です!Shrink~精神科医ヨワイ~ 月子 七海仁名無し新宿ひだまりクリニックの弱井先生に会いたい! そう思わせてくれる作品です。 こんなに思いやりが合って、ひとりひとりの患者さんを診てくれる先生は、そうそういないと思いますが・・・。 先生の笑顔で、癒やされます。 また、今更ですが、以前本に描かれているのと同じ症状だった事がありました。 私の場合、病気だと思わず自力でどうにかしましたけど。 自分で気付かないうちに、身体の方が先に反応してしまうのですね。昔、ドクター倫太郎と…Shrink~精神科医ヨワイ~ 月子 七海仁大トロ昔、ドクター倫太郎というドラマががあって大好きだったのですがそれに近いものを感じます。 こんな先生なら診てほしいよねShrink~精神科医ヨワイ~ 月子 七海仁名無し自分は精神科とか心の病気って謎が多くて好きなんですよね。精神科モノの漫画も数多くありますが、こちらのShrinkはなかなか軽くて読みやすいです。患者それぞれのケースを読み解きながら、ヨワイ先生自身のことが少しずつ明らかになってくる感じ、続きが楽しみになります。 欲を言えば寝癖ヘアがもう少し自然ならいいのにな。 ちょっと切ない短編集 #1巻応援恋傷(コイキズ) 天堂きりんkarin夫婦の仲が、誰に対しても優しく接してしまう夫の浮気疑惑によって崩れていく話など、短編集のようです。 これ、ありそう!わかる!というシチュエーションがたくさんあるので、共感しながら読めます。絵もきれいで私は好きです!「もっと精神病患者が増えればいい」というセリフの真意Shrink~精神科医ヨワイ~ 月子 七海仁兎来栄寿マンガ好きにとっては「シュリンク」というと、書店でマンガを買った時に本を覆っているビニールのカバーをまず想起してしまいます。が、本作のタイトルである『Shrink』が意味するのは精神科医のこと。 純粋に英語で精神科医を表すのであればpsychiatrist、therapistといった語の方が一般的でありshrinkと言ってしまうとやや侮蔑的な意味もこもってしまうのですが、それでもしばしば使われる語彙です。 特に、海外ドラマでは本当によくshrinkが登場します。親族やペットの死、仕事や恋愛での痛手などメンタルにダメージを与えられることが起きたらすぐにshrinkのところに行くのが当たり前だそうです。それによって、精神病の人の数は日本より遥かに高いんだとか。 翻って日本では精神病の人の数は表向きは少ないですが、実際にはストレス大国であり同じような水準でカウントしたら精神病の人は海外より高い割合で存在するのではないか、そういう意味では精神科にかかる人が増えて精神病と判定される人が増えた方がより人々は幸せになれるのではないか、という問題提起をしてくれるのがこの作品です。 「微笑みうつ」を「新しい自分として生き直すチャンスをくれる病」と非常に前向きに捉える視座にはなるほど、と思わされました。 パニック障害や自閉症など、聞いたことはあってもまさか自分がそうだとは微塵も思ってなかった、という人も世の中には多いことでしょう。本作を読むことで、精神科医にかかるかからないに関わらず少しでも生き易くなる人が増えれば良いなと思います。限界集落に現れた“異物”が、平和な町を変貌させるノイズ【noise】 筒井哲也マンバ運営【掲載誌】 グランドジャンプ2018年No.1(2017年12月06日)より連載開始 【代表作】 『予告犯』 『マンホール』 【受賞歴】 『有害都市』コミック評論家・ジャーナリスト協会賞 最優秀作品賞 受賞 『有害都市』第20回 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞 【公式ページなど】 グランドジャンプ http://grandjump.shueisha.co.jp/manga/noise.html STUDIO221 http://www.pn221.com/ 吉原で一目惚れした女は実は…ありんす国 稲葉みのり名無し※ネタバレを含むクチコミです。様々なリアルなこじらせキャラ来世ではちゃんとします いつまちゃんaicoごしらせキャラって今の時代リアリティーがあって読んでておもしろい笑 4コマなのも気軽でよかった!田所さんのウナ丼プレイボール2 コージィ城倉 ちばあきお名無し※ネタバレを含むクチコミです。 早く続きが読みたい来世ではちゃんとします いつまちゃんオムライス下品なんだけどわかる~てなってしまう漫画。早く続きが読みたい。彼女の家にあったらひくなぁと思いつつも電子書籍より紙媒体をおすすめしたい…。休憩のつもりで読み進めるととまらなくなるいい感じの作品。省略の妙ドラフトキング クロマツテツロウ影絵が趣味最近はグランドジャンプが熱いですね。誌上で『プレイボール2』と『ドラフトキング』がいつも前後に並んでいるのは粋な試みだと思います。 『ドラフトキング』にもやはり野球マンガならではの経済的な語りがある。それにのってポンポン話が進んでゆき、まだ二巻しか単行本は刊行していないのにもかかわらず、もう十巻ぐらい読んだような濃厚感があります。未来の話ではありますけど、某社会人チームから多くの有望選手が育っていくというあの過程には痺れましたね、おいおいまだ2巻めだぞ、と。 それから全国津々浦々をまわるスカウトという職業のダイナミズムがよくコマに現れていると思います。これも野球マンガならではの経済的な手法、すなわち省略を使って、数千キロも離れた場所にいたスカウト同士が次のコマでは嘘みたいに一緒にいるというテンポの良さ、これが軽快なリズムを生んで、語りがどんどん濃厚になっている要因なのでしょう。 <<34567>>
もうすぐ結婚するという青年が兄に連れられてやって来たのはエッチでグロテスクな見世物小屋。そこで一番人気の踊り子マユに目が離せなくなってしまう。ステージで大蛇と踊るマユはその色気とは対照的にどこかほんわかした印象もあってとても可愛い。しかしショーが終わり楽屋に挨拶に行くと、夫がマユに騙されて全財産を取られた挙句に自殺したという女が暴れていた…! まったく悪びれていないのが本物の悪女って感じで逆に気持ちいいです。あの青年はもうマユのとりこになっちゃってますね。このままだと心優しい青年の人生が破綻していくのは間違いないと思うんですけど、読み切りで終わっちゃうのはもったいない。もっとマユの活躍を見たいです!