改めてプレイボール2の第一巻を読んだ。
プレイボールは連載当時にリアルで読んでいるのだが、
別にファンだったとかいうわけでもない。
多分、当時はサーキットの狼とかアストロ球団を
読みたくてジャンプを買っていたはずだ。
その程度なのに、主人公の谷口や丸井、イガラシとかは
ともかく倉橋、松川、あたりも覚えている自分に驚いた。
(そういえば何故、イガラシだけ昔からカタカナ表記なんだ?)
じゃあ倉橋や松川がどこでどんな活躍をしたか、
なんてことは殆ど覚えてないけれど。
そもそも読んで度肝を抜かれたり凄く胸があつくなるという
思いをした覚えもない。
だが思い返してみれば、それでも連載時に毎週読んでいて、
そしてコミックスが発売されて改めて読んで、
その後に気まぐれに手に取ってまた読んだりした、とか、
何度も繰返し手に取り読み始め読みふけってしまっている。
別に、強烈なインパクトを感じたことはないのに。
ということはつまり、強烈な印象をうけないからこそ
2度3度と読んだときにも、
「この先はこうなるんだよな、もう判ってるし」
という、わかっているからもういいや、と
なることがない漫画ということだろうか?
そうだとしたら、そういう漫画もあるのか、
凄いな、と思う。
プレイボール2は、ちばあきお先生ではなく
コージィ城倉先生の作画だが、それほど違和感はない。
こまかい表情の違いとかは感じるが。
しかしその程度の違和感しかないほどに上手く、
そして相変わらず強烈なインパクトのある話でもないのに
読ませてしまうコージィ先生は凄い。
なんだかんだで、また読みふけってしまったし。