僕のジョバンニ
海難事故に遭い、暗い海原を漂い、死の淵にあった郁未。彼を岸まで導いたのは、鉄雄が弾くチェロの“音色”だった――。鉄雄の家で暮らすようになった郁未に、鉄雄がチェロを教え始めたことで、少年たちの未来が大きく動き始めた――!!
少年少女
田舎の祖父の家に来ていたハンナは、金魚が泳ぐ防火水槽に彼氏からもらった指輪を落としてしまう。指輪を取り戻そうとしているハンナに、通りがかった男の子が声をかけ…。ねむようこの魅力が満載の、バラエティに富んだ6編を収録。収録作品:少年少女/ファミレス☆ナイト/ボーダーライン/県立マンモス西高等学校/トレジャールーム/赤コートのセルマ
さよならソルシエ
19世紀末、パリ。のちの天才画家ゴッホを兄に持つ、天才画商テオドルスの、知られざる奇跡の軌跡。生前、1枚しか売れなかったゴッホが、なぜ現代では炎の画家として世界的に有名になったのか…。その陰には実の弟・テオの奇抜な策略と野望があった!兄弟の絆、確執、そして宿命の伝記!
旧作のラストに直結する新エピソード開幕! 40年ぶりの新作発表で話題となった『ポーの一族 春の夢』の続刊。旧作のラストエピソード「エディス」で炎にのまれたアランとその後のエドガーそしてバンパネラ一族の運命が紡がれる衝撃の新エピソードです。
マロニエ王国の女将軍・バリバラには七人の息子がいた。彼らの大義は―― 「いつかかっこよく我が国のお姫様を助けること!!」そんな彼らに与えられた任務とは…!? 『金の国 水の国』の岩本ナオが贈る、中世騎士ものがたり。●描きおろしショート番外編「春がくる前の話」収録 ●第1話扉をカラーで収録
優雅で豪華な悪人退治!? 赤石路代最新作! 六本木のど真ん中にある超豪邸で暮らす、年齢不詳のゴージャス美女・神無月紫子。優雅で美しいものを心から愛し、醜悪なもの、退屈なもの、自分の楽しみを邪魔するものは絶対に許さない――― 紫子様のスケールの大きすぎる“暇潰し”が始まる!
ろまんが
世界有数大富豪、宝塚家一人娘・菊花に仕えるは、青い瞳金髪青年・コンチキチ。彼望みはただ1つ、菊花お嬢様成長を生暖かく見守ることだっただが!? 作者初純愛ラブコメ、愛と感動をあなたに。宝塚(たからづか)家の一人娘・菊花(きつか)お嬢様に身を尽くしてお仕えしている青年・コンチキチ。彼のクローン・喜稔(きねん)も新たに宝塚家の一員として加わり、にぎやかになりました。中学生になったお嬢様を取り巻く環境も少しずつ変わってきていますが…? 若干常識外れな方々を巻き込んでのラブコメ少女まんがをあなたにお届けします。
輝夜伝
「とりかえ・ばや」のさいとうちほ最新作! 今は昔 竹の中に いと美しき人居たり… たった一人の肉親である兄の敵をとるために、「血の十五夜」の真相と兄の死の謎にせまるために、少女が一人運命の中に飛び込んでいった。『少女革命ウテナ』『とりかえ・ばや』のさいとうちほが放つ、新たなる逆転劇登場!
のこのこ!
「娚の一生」「姉の結婚」の西炯子が、故郷・鹿児島県の南日本新聞日曜版で連載していた8コマ漫画がオールカラーで単行本化! 鹿児島県のある街で暮らす中学1年生の“南のこ”とその家族たちの日常を、コミカルに、ほのぼのと描いています。
大学を卒業し、地元・雨無村(あめなしむら)の役場に就職することにした銀一郎(ぎんいちろう)。この村の高校生以上の若い者は銀一郎、幼なじみのメグミ、コンビニのバイト店員・澄緒(スミオ)の3人だけ。観光係を命じられた銀一郎だが、特産も名所もない雨無村。それでも何かと事件は起こるもので…!?
雨無村〜岩本ナオのセンス
バルバラ異界
西暦2052年。他人の夢に入り込むことができる「夢先案内人」の渡会時夫は、ある事件から7年間眠り続ける少女・十条青羽の夢をさぐる仕事を引き受けることになった。そして、その夢の中で青羽が幸せに暮らす島の名<バルバラ>をキーワードに、思いがけない事実が次つぎと現れはじめ…!?
狼の娘
狼と少女が織りなす青春ファンタジー開幕! 月菜は、受験を控えた高校3年生。誰にも言えない秘密を抱えて、日々を過ごしてきた。ある日、アルバイト先で不思議な男性・颯と出会う。秘密を言い当てられて、驚く月菜。新たな出会いが月菜自身を大きく変えていく――…。「私は何者なのか?」心に生まれた問いの答えとは…?運命の輪が廻り出す、青春ファンタジー開幕!
これまで最高でも3巻までで作品を完結させていた穂積さん。初めて4巻に達したこの作品だけど、3巻までは1冊毎に結構大きく物語が動いてる感じがあったのに明らかに4巻はスローペース。これは完全に長期連載でじっくり鉄雄たちの成長を描く構えだ。 思えばこれまでは物語全体に大きな仕掛けを構えて、それを短~中編で綺麗にまとめ上げるという作風だった。今作でも仕掛け自体はあるけども、その仕掛けとそれぞれのキャラの関係性や心情変化がその仕掛けと強くは結びついてなくて、純粋な人物の表現をメインに勝負されている印象がある。もしかしたら新しい方向への挑戦をしている作品なのかもしれない。 4巻まで読了。