勇者のクズ
エーテル強化手術によって「魔王」となった マフィアが牛耳る東京の裏社会。 この魔王たちを狩る賞金稼ぎ、それが「勇者」である。 勇者は薬物でエーテル能力を強化することで 魔王に対抗し、その殺傷行為は合法化されていた。 そんな21世紀半ばの東京で活動する勇者・ 《死神》ヤシロは、落ちこぼれの 勇者見習い女子高生に依頼され、 渋谷を縄張りにする魔王のひとりを 倒すハメになるが……!? 【次にくるマンガ大賞】2年連続ノミネートの 超大型インディーズ作品・堂々の商業デビュー!!
中学校1年生の女の子「花」には悩みがある。それは高校2年生の姉「恋」の愛情が過剰すぎること。誰にでも愛される妹と優秀だけど偏執的な姉の淡々と綴られるどこかオカシイ毎日。
困った人々の相談に乗る沖縄の霊能者・ユタである「おば~」と 視える孫「ヤースー」の毎日はノンビリのちフシギ…所により───恐怖!? 霊視芸人ヤースーのフシギな幼少期をほのぼの漫画の名手である杉作が ハートフル&ノスタルジックに描いた待望の第1巻!!
平成37年。経済活性を目指し制定された“経済特区法案”により、 各地で外国人コミュニティが乱立。それぞれが利権を求めた結果、 当該地区の治安は悪化の一途を辿っていた。そして、そうした 不安定な情勢の中で、名をあげるひとりの殺し屋がいた───。
箱庭組曲
SF、ファンタジー、妖怪、音楽、映画、日常。幽霊、メイド、神様に宇宙の姫君――― 数多の世界と多彩な登場人物達による 感情を揺さぶる物語群をめいっぱいお届け! 書籍の中に広がる すこし不思議で、心温まる少世界旅行へと出かけよう
王の宝具が大魔法使いによって奪われた。大魔法使いは絶大な魔力で深き迷宮を作り出し 凶悪な魔物たちを召喚すると深層へ姿を消した。王は莫大な恩賞と近衛隊入りを餌に命知らずの 冒険者を招集、宝具の奪還を命じた────。RPG小説の金字塔として名高い『隣り合わせの灰と青春』が 令和の時代にコミカライズ&完全リブート!! 強力な魔物と武具を求めて迷宮を徘徊した「青春」が今蘇る!!!
鋼鉄のウツィア
私のパンチを受けてください!! 蒸気立国ポーランド――― その蒸気技術は戦闘術にも応用されていた。選ばれし存在である蒸気騎士は至高の存在「蒸気騎士王」を目指す。そこに……武器を持たない女性騎士・ウツィアが降り立つ!!
正義か虐殺者か―― その怪物は、絶望の淵で生まれた。カーン・ベクシンスキーは、犯罪率が増加し治安悪化の一途をたどる「ミッシンシティ」の一角に、移民や貧困者が安心して暮らせる「ヒルフェ地区」を設立し、自らが運営に乗り出すはずであった……。が、しかし、地区発足の式典を狙った爆破テロが発生。カーンは帰らぬ人となる。そして8年後、ヒルフェでは巨大な斧を持つ覆面の怪人が住民を惨殺するという凄惨な事件が多発していた。2020年代、最注目のダークヒーロー、誕生。
山怪
山の怪談ブームの火付役である『山怪 山人が語る不思議な話』、待望の漫画化です。多くの人々を魅了する、恐いだけじゃない原作の味わい深さを本作が漫画デビューとなる墨絵師・五十嵐晃が見事に描き尽くします。狐火があふれる地・なぜか全裸で・楽しい夜店・生臭いものが好き・見える人と見えない人・狸は音だけで満足する・消えた青い池・辿り着かない道・汚れた御札・白銀の怪物ほか、全17篇を収録。
原作小説を読んだのは中学生の頃、近所の図書館で借りたことがきっかけでした。30年後にこの作品がコミカライズされると聞かされたら、少年はどんな感想を抱いたのでしょうか。 ドラクエなどのRPGに多大な影響を与えたウィザードリィ。死亡したキャラの蘇生に失敗すると灰になり消滅してしまうというシビアな設定が、この世界を伝える物語のタイトルとなり、やがてコミックへと転生を遂げました。 版権の都合で、ウィザードリィの固有名詞は一切使えず、アイテムや呪文、固有のモンスター名などは全て変わっています(ガディは原作よりだいぶおっとりしてる気もします)し、気を抜くと先の展開のネタばらしをしてしまいそうになりますし、ここでもなるべく注意をして言葉を選びたいと思います。 昭和~平成のファンタジーのコミックも好きなタイトルはあります。ただ、令和に描かれるとやはり迫力が違うなあと感心しますし、(物語を既に知っているとはいえ)迷宮での冒険がどのように描かれるのか、展開を楽しみにしています。ペース的に、原作を描ききるには相応の話数が必要だとは思います(稲田先生はかなり丁寧にストーリーを紡いでいますし、連載の継続の一助にでもなれば、との思いでこの口コミを投稿しています)。 魅力的なキャラはこれからも沢山登場しますし、日本のファンタジーの金字塔として語り継がれるベニー松山さんの傑作を、1人でも多くの人に知って貰えれば(原作小説、紙だと高騰してるんですよねえ。電子で簡単に買えるんでまあ良い時代になったなあと思います)。 続編の「風よ、龍に届いているか」や外伝の「不死王」もコミカライズされて欲しいもんだと、古いオタクは願ってます(不死王はKindleで100円ですからほんと良い時代です。一応紙でも持ってます)。