柄の悪いOLのシイノは、彼女の死を知りある行動を決意した。女同士の魂の結びつきを描く鮮烈なロマンシスストーリー!
編み物が好きな野仲さんの悩みは親しい友人がいないこと。そんな彼女は、通勤中に大好きだった幼馴染のサトウさんと再会するのだが…。共感必至、全女子に贈る同性の友情の難しさと楽しさを描いた成長物語!
社内不倫で弄ばれた傷心ダメОLの明智ウシロ。彼女の前に突然現れたのは、オネエゴースト・正子。自暴自棄になっているウシロに正子が出した提案とは? おかしな2人の、奇妙でイケイケな祟り生活が始まる!
僕らは「動物園の」お医者さん。動物の痛みがわかるだけでは務まらない、生体展示という世界の裏側!!
ドッグトレーナー、それは犬と人との絆をつなぐ仕事。優柔不断な青年・佐村未祐は元カノから押し付けられた犬の散歩中に神業ドッグトレーナー・丹羽眞一郎と出会う。その偶然の出会いは未祐の人生を大きく変えていく!新米ドッグトレーナーの成長ストーリー!
漫身創痍
「組もう。俺ら。あいつらの見る目がないって、思い知らせてやりたい」西風時生は芽の出ない新人漫画家としてくすぶった日々を過ごしていたが、ある日〈消えた天才漫画家〉星衛明日馬と出会う。星衛もまた、漫画業界から干され、表舞台に立てずにいた。スタンスも信念もまるで真逆なふたりが、ぶつかり合い、殴り合い、魂を削って漫画を描く――!負け犬どもの漫画家漫画!!
JK漱石
死後百年後の現代日本に再び生を受けた夏目漱石は、朝比奈凛音という女子高生として健やかに成長していた。今生ではなるべくストレスに悩まされず、健康を愛し、静かに生きよう――。そう願うも何かと目立つ漱石はひっそり生きるのも難しく…?個性豊かな女子高生たちと元文豪・夏目漱石が織り成す、ゆるっと知的な文豪コメディ!
野犬夜曲シリーズとTwitterで1000万PV達成の読切「僕は兄になりたかった」を含む傑作集。
会社での成り上がりを狙っている派遣社員の吉野飛鳥…彼女は「群馬の暴れ鷲」と呼ばれた伝説のヤンキーだった! 身バレを恐れつつも元気いっぱい仕事に励む飛鳥だったが、新人で正社員入社のお嬢様・百恵がなんと同郷!しかも飛鳥の過去を知っているようで…勝利の源は食にあり!?作って楽しい&食べて美味しい簡単ごはんで誰にも負けない毎日を![第1話]正拳・前腕骨砕きで作る「ポテサラ丼 かりかりチーズのせ」[第2話]死を悼んで…「塩プリントースト」[第3話]「カップみぞれうどん」の決め手は必殺ボディーブロー!! [第4話]指でブッ潰す!「ガツンとにんにくチャーハン」[第5話]ピンチはチャンス!? 「ブルーベリーあんぱん」![第6話]「おでんカレー鍋withチョコレート」は瞬発力が重要!?[第7話]仲間のために…「パンパン詰めすぎサンド」
私達の生きる世界
小さい頃からミュージシャンを夢見ていた葵。自分にはミュージシャンとしての才能がないと気づきつつ出口のない日常を過ごしていた。どんどん苦しくなる気持ちを持て余す中、恋人型アンドロイドのゆいと出会うが──
明日を綴る写真館
たった一枚の写真が、あなたの人生を変えることもある―――。若くしてその才能を認められたフリーカメラマン五十嵐太一(いがらしたいち)。彼は自身が優勝したコンテストで一枚の写真に心震わされる。その写真を撮影したという寂れた写真館の主人に弟子入りするも、彼は「写真を撮ることだけがカメラマンの仕事じゃない」と太一になにも教えようとしない。不満を持ちつつも主人と一緒に撮影をする中で、太一が知ることは。掴むものは―――。寂れた写真館を舞台に繰り広げられる、”今日”と”明日”と”写真”を巡る優しい物語。
最近登場したCOMIC BRIDGEというレーベルは大人の女性向けの作品を多数掲載しており、非常に面白いものが増えてきていると感じます。 去年の7月16日。雨が降り、例年なら蒸し暑くなっていそうなところ、例年より10度以上低い涼しい7月となっていたあの日。コミックブリッジで新作が公開されたということで読み始めました。 写実的なバナーから画力の高さは見て取れましたが、すぐにそれまでの作品と比べても異彩を放つその内容に圧倒されました。 そしてすぐさまTwitterでそのタイトルを呟きました。『マイ・ブロークン・マリコ』という名前の強烈な新連載が始まった、と。それは、Twitter上で2番目に呟かれた「マイ・ブロークン・マリコ」という文字列でした(1番になれなかったのが悔しいのはここだけの話)。すぐに数千人フォロワーのいる作家の友人に引用RTされ、そのコメントは単行本の帯にもなりました。その日の間に面白いマンガを求めるマンガ読みに伝播し、その次の日には更に広く拡散され瞬く間に大きな話題となっていきました。 Twitter上の有志がその年の面白かったマンガに投票する #俺マン2019 では、未刊行作品ながら18位という高順位に。その前の5年間の未刊行作品トップがどういった順位だったかと言えば以下の通りです。 2014年 ゴールデンカムイ 65位 2015年 猫工船 101位 2016年 猫工船 196位(BEASTARS、映像研には手を出すな! 227位) 2017年 二兆円と、1日と、猫 47位 2018年 王様ランキング 31位 今現在絶大な人気を誇っている作品群と比べても、『マイ・ブロークン・マリコ』がどれだけ圧倒的な支持を受けたかが解ります。2020年の各マンガ賞でも確実に上位で名前を見ることになるタイトルでしょう。最早、『マイ・ブロークン・マリコ』は事件であり現象と化しています。 目の前にあるものを灼き尽くさんばかりの激情、駆け出さずにはいられない疾走感、魂を抉り取るような哀切。 ラスト1ページを読み終えた時の言葉で表し切れない感情を、タイトルを改めて噛み締めてしまう名状し難き想いを味わってみませんか。 平庫ワカさんの今後の活躍が楽しみでなりません。