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2巻までの感想。
デリカシーが欠如しているキャラクターが多くて、正直読むのがかなりしんどい。とくに主人公の親友・亮平は、顔を合わせるたびにふざけて主人公の股間を掴む(揉む?)。主人公がやめろよと言っても「いいじゃん」と笑って済ませる。実際、主人公もたいして怒ってもない。
漫画の中では純粋で明るいひょうきん者キャラとして存在しているけれど、自分はこの亮平の行動がずっと理解できなくて気持ちが悪いです。読み進めるうちにその行動の理由が分かるかも思っていたけど、一向にそういう展開にはならない。つまり、この亮平というキャラは「その辺にいる普通の男子高校生」として描かれていると理解した。理解したと同時に、理解できない。笑
終始「ホモ」が連呼されるのも気分が良くないし、主人公の彼女となる三浦さんやその友達の腐女子の振る舞いも配慮に欠けていて見苦しい。一般的な腐女子ってこう、と思われたらたまらないなという感じ。
しかし、学校という空間ではどうしても異物とみなされた人間は排除されるという仕組みがあると思うし、「周囲の理解のなさ」が描かれてるという意味ではリアルなのかなー、とは思います。実際のところは知らないですけど。
いずれにしろ軽い気持ちでは読めない漫画。最終的にどう着地するのか気にはなりますが、先を読む気が起きなくなるくらいしんどいです。
同性愛者であることを隠して日々を過ごす男子高校生・安藤純。純はある日、同級生・三浦紗枝が書店でBL本を買うところを目撃してしまう。その偶然は二人の関係を変化させていき―――。異性を愛し、子を生したい。血の繋がった家族がほしい。「ふつう」の幸せを手に入れたい。―――だけど僕は女にちんぽこが勃たない。
同性愛者であることを隠して日々を過ごす男子高校生・安藤純。純はある日、同級生・三浦紗枝が書店でBL本を買うところを目撃してしまう。その偶然は二人の関係を変化させていき―――。異性を愛し、子を生したい。血の繋がった家族がほしい。「ふつう」の幸せを手に入れたい。―――だけど僕は女にちんぽこが勃たない。