日常のすぐそばにある闇や恐怖、その収集の果てに行きつく先とは―――!?
漫画家のMとHは、一迅社・comicHOWL編集部から、「ネットで人気の共同怪奇創作サイト・SCP財団についての漫画を描いてほしい」と依頼を受ける。「SCP財団」について解説するパートをMが執筆し、「SCP」と思しき怪異が現れる原作付きのパートをHは作画する。しかし、そのネーム原作を誰が描いているのかは明かされない。戸惑いながらも二人は、少しずつ「SCP」の世界へと入り込んでいく――。読めばSCPが何なのかきっとわかる、考察型ホラー。
新進気鋭のホラー作家・梨が描いた名作『6』がついに漫画化。先行配信分では掲載されることのなかった第5話「TWOnk」のエピローグストーリーも特典として収録。とあるデパートの「屋上遊園地」。峠道に存在した石塔。23分45秒の動画記録。種苗育成のためのガイドライン。幽霊の死体。エレベーターに響く声。まるで、覗き絡繰のように次々と雪崩れ込む6つの話は、人間が最も根源的に恐れる「死への恐怖」を呼び起こす。
※ネタバレを含むクチコミです。
いや本当に怖い…夜に読むんじゃなかった…。 とある漫画家が人から聞いた怪談話を漫画にしていく、という形態で進んでいくんですがそのどれもが実際にありそうで怖い。しかも冒頭で漫画家(主人公というより語り部?)が「関わりすぎるとほんとうになっちゃう気がする」と話しているのが、さらに怖い。マジで自分に対して想像してしまうというか(イヤホンのくだりとか)……いや想像さすな~~!!! ほどよく怖い気持ちになりたい時におすすめです。
ホラーと無縁だった漫画家が実話の怪談話を扱うこととなり、毎回体験者やその知人を取材しながらマンガにしていく…というエッセイ的な要素を含んだ一話完結ものだ。原因や結末がハッキリしてない話も多く、それがよりリアルな恐怖となって迫ってくる。やがて一巻最後のエピソードを読んだ時に、思いがけず鳥肌が止まらなくなってしまった。 個人的には、夜に家出した少年が遭遇したエピソードがお気に入り!
そのまま怪談をコミカライズしたオムニバスって形ではなく、漫画家のエッセイ的でもあり面白い! ホラーを描いたことがない漫画家さんが、担当編集からの依頼で怪談提供者に取材をして聞いた怪談を描いていくことに。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CB01203215010000_68/ リアルなタッチの漫画家、二頭身でデフォルメのきいた漫画内漫画家、リアルなタッチの怪談の三層あってエッセイ風の絵柄とリアルな絵柄のギャップが好きです。 三層あることで、我々読者はより深くダイブしている感覚になるんでしょうか。 カメラワーク、場面の切り取り方もとてもいいので、いまこの場で話を聞きながら見てるような感覚があって臨場感がありますね。 ホラーの中でも怪談を聞くのがかなり好きなんですが、想像の余地を少し残すような描き方があるのでその感覚に近い形で読める気がします。
※ネタバレを含むクチコミです。