RIVER in ME
タトゥーアーティストのコーキはデザインと彫る技術においては優秀だったが、人に興味がなく性格に難があるため、依頼のキャンセルがあとを絶たなかった。そんなコーキの唯一である固定客、ミアは自身の生い立ちから「痛み」に対してある種の執着を持っており、コーキのデザインしたタトゥーを全て自身の体に入れて欲しいと乞う。二人の蜘蛛の糸のように危うくか細い関係が始まる。
うつくしい体【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
『この体に墨を入れるのだと思うと――… 高揚感が襲ってくる』 駆け出しのタトゥーアーティスト・夕路の元に舞い込んだ一件の依頼。それは、美術界の巨匠・泰泉の名画をミチルの体に彫るというもの。泰泉が囲い育てた専属モデルのミチルは、顔、体、その存在自体がまるで芸術品のように美しかった。美人ゆえの傲慢さを身に纏ったミチルだが、浮世離れした環境で育った彼は純真無垢で、少年のような愛らしい一面も持ち合わせていた。ミチルの白く艶めかしい体に墨を入れる瞬間、夕路は自分の中で沸き起こる欲望の気配を感じた。“外もナカも、彼に俺を刻み付けることができたら――…” 慈愛溢れる肉食系彫り師×巨匠に飼われる無垢な美青年モデルの歪な箱庭で育まれる美しい愛。 ◆収録内容◆「うつくしい体」全6話/単行本収録描き下ろし8P+設定資料4P/電子限定描き下ろし(おまけ漫画1P)
タトゥー美女、彫られながらエクスタシー
2年前、刺青師の陳のもとに「妻に刺青を彫って欲しい」と言う依頼が来た。彼女は事故で頭を打って以来、意識が無いという。全裸にした女の柔肌に竜の刺青を彫ってゆく陳。彼の口から意外な言葉が出る。「分かってるんだぜ。頭の傷のせいじゃない。見たくない聞きたくない事があるから心を閉ざしちまったんだ。俺達は同類だ」彼女は財産目当てに結婚した夫に殺されようとしていたのだ。それを知った時に陳の言う通り、心を閉ざしてしまったのだ。だが陳が彼女の体を洗っている時、彼女が陳のモノに興味を示した。陳は握らせ扱かせる。それで女のアソコを擦ると息が乱れ、挿入するとついに声が上がった!!
TATTOO 刺青百華艶
日本伝統の刺青文化を伝承し、己の精神を日々鍛え、生涯に渡り修行している彫師・彫梟(ほりきょう)。ある日、行きつけの飲み屋で夫の失踪とともに300万円もの借金を肩代わりし、人生を捨てかかっていた柳田玲という女性と出会う。しっとりとして、透き透るような白い肌を持った彼女に、彫梟は長年温めてきた「天女鳳凰」を生まれさせたいと考える。刺青を彫るノミ(針)の痛みに耐えたとき、どんな辛さも乗り越えられる勇気と強さが生まれると聞いた玲は、その申し出を受けるが……。言葉では伝えられない何かを肌に刻みつけ、彫師は精魂を込めて刺青を刺す!!刺青を背負った人々の熱きドラマ。