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タトゥーアーティストのコーキはデザインと彫る技術においては優秀だったが、人に興味がなく性格に難があるため、依頼のキャンセルがあとを絶たなかった。そんなコーキの唯一である固定客、ミアは自身の生い立ちから「痛み」に対してある種の執着を持っており、コーキのデザインしたタトゥーを全て自身の体に入れて欲しいと乞う。二人の蜘蛛の糸のように危うくか細い関係が始まる。
タトゥーアーティストのコーキはデザインと彫る技術においては優秀だったが、人に興味がなく性格に難があるため、依頼のキャンセルがあとを絶たなかった。そんなコーキの唯一である固定客、ミアは自身の生い立ちから「痛み」に対してある種の執着を持っており、コーキのデザインしたタトゥーを全て自身の体に入れて欲しいと乞う。二人の蜘蛛の糸のように危うくか細い関係が始まる。
ヤクザの鉄砲玉の少年・一馬は全身に入れ墨を入れた彫り師の男・玄野に命を救われる。力強さに溢れたその「絵」に惹かれた一馬は、自身にも入れ墨を入れてもらいたいと願い、玄野はその見返りとして“夜の遊び相手”をするように要求する。自分にできることならなんでもすると要求を飲む一馬だが…。二人咲かすは孤独と渇望の恋絵巻。寄る辺のない男たちが目指すのは――…。※こちらは巻末に電子版のみの特典ペーパーがついております。
『この体に墨を入れるのだと思うと――… 高揚感が襲ってくる』 駆け出しのタトゥーアーティスト・夕路の元に舞い込んだ一件の依頼。それは、美術界の巨匠・泰泉の名画をミチルの体に彫るというもの。泰泉が囲い育てた専属モデルのミチルは、顔、体、その存在自体がまるで芸術品のように美しかった。美人ゆえの傲慢さを身に纏ったミチルだが、浮世離れした環境で育った彼は純真無垢で、少年のような愛らしい一面も持ち合わせていた。ミチルの白く艶めかしい体に墨を入れる瞬間、夕路は自分の中で沸き起こる欲望の気配を感じた。“外もナカも、彼に俺を刻み付けることができたら――…” 慈愛溢れる肉食系彫り師×巨匠に飼われる無垢な美青年モデルの歪な箱庭で育まれる美しい愛。 ◆収録内容◆「うつくしい体」全6話/単行本収録描き下ろし8P+設定資料4P/電子限定描き下ろし(おまけ漫画1P)