海鹿耕治は好きな女の子にも声もかけられないほど純粋無垢な高校生。卒業間近、就職も決まっていた耕治だったが、自分の武器は演歌(うた)しかないと、歌手を目指して単身上京する。自分の演歌を信じて、故郷の津軽から身体ひとつで上京してきた耕治。さまざまな艱難辛苦を乗り越えて、果たして彼は「演歌の星」になることができるのか!?すべての若き魂に送る感動の青春巨編!!
ある演歌歌手と、それを支える女たち。笑って泣いて、歌って暮らす。そんな毎日が、ずっと続くと思っていた。愛する娘の声援、亡き妻の遺したビデオ、社長のいびり、お隣さんの盗み聞き。それぞれの愛情の裏側には、静かなる葛藤があった。 ……だれの時間も、止まってはいない。「形がなくても あなたは見えると言った」演歌歌手・五木みさおは、そう歌い続ける。魂を震わす愛の歌が、再編集を経て、お求めやすい全1巻に。 ※2006年に上下巻で刊行された同名作品を再編集し、巻末に描き下ろしを加えて全1巻に構成しています。
【魍魎跋扈の芸能界で少年はビッグな歌手を目指す!】沢口麗紋の父・桃次郎はデビューステージを目前に控えこの世を去った。それから10年、レモンは父の残した演歌『男の道』を引っさげ芸能界に挑むが、その対応は冷たいものだった…。それでもビッグな歌手を目指すレモンは、演歌歌手ではなくアイドルとしてデビューすることに…!? 少年の成長を描く第1巻!
幼い頃に両親を亡くした愛未子は演歌に出会い、愛に出逢い、歌手として大人の女性として歩んでいく。だが、その行く手にはさまざまな障害が……。
演歌をこよなく愛し、“演歌の逹”と言われる日を夢見て大手レコード会社「テイトウレコード」に就職した越川逹は、一年半の営業部勤務の後、念願の制作部への異動の内示を受けて大喜び。その夜。逹は新宿で偶然、知り合いの若手歌手・宮内さやかに出会う。彼女は、逹が初めて店頭キャンペーンを担当した演歌歌手で、その成長を楽しみにしていた歌い手だった。しかし、逹はその宮内さやかから、歌手をやめて故郷に帰る決心をしたということを告げられる……。
時代を超えて熱狂的なファンが多い演歌界。その中でも日本を代表する演歌歌手の水森かおりさんの実話が初の漫画化!ご本人監修のもとここでしか語られない裏話が満載!ファンや仲間とともに全国を「歌」で旅し、紅白常連となるまでを描くシンデレラストーリー!
ご当地ソング全部のストーリーが読みたい!
『夜桜お七』『また君に恋してる』等のさまざまな名曲でおなじみの演歌歌手・坂本冬美さんの実話が、ご本人監修のもと、初の漫画化!たくさんの人々との出会い、そして別れ…ここでしか描かれない感動のストーリー!
紅白常連、「演歌の貴公子」こと山内惠介さんの実話が、初の漫画化!華やかな今…しかし、現在に至るまでには、様々な苦労と挫折があった…!!若き青年が一人前の歌手として逞しく成長し、『スポットライト』を浴びるまでの物語!!
どんなに踏みつけられへし折られても、まっすぐに空を見上げ続けていれば、いつか花を咲かせることができる。まるで演歌のような主人公・コージの生き方に勇気づけられる人は多いと思います。私はリアルタイムで読んでいた世代なもので、当時まさにそう感じていました。この作品が連載されていた時期はちょうど私が社会に出て働きはじめたころ。田舎出身のマイノリティであるコージやオキナワに自分を重ねたりしていて、未来への不安定な感情とともに存在している思い入れ深い作品です。なので、著者の訃報を聞いて真っ先に読み返したのがこの作品でした。泥臭くて暑苦しくも、一直線に心の叫びが伝わってくる力強い作風。鼻の穴とか服のしわとかどうしてここまで描き込むのかと思える自己主張の強い墨っぽい絵柄。ひとコマひとコマにやっぱり気持ちが入ってしまいますね。こんな思いにさせてくれる作品には、これからもなかなか巡り合えないじゃないかと思います。