麻衣の虫ぐらし
断筆宣言から9年――。伝説の絵師・雨がっぱ少女群の中で新たな美少女たちが芽吹きだす。天真爛漫でいつものほほんな、職探し中の麻衣。孤独な生い立ちを抱えつつ、祖父とふたり暮らしをしながら、農業を営む菜々子。この土地に生息する虫の保護活動に力を注ぐ来夏。虫と戯れ、虫に翻弄される、彼女たちの軽やかな日々。CONTENTSepisode01 ナミテントウepisode02 チャミノガepisode03 クロナガアリepisode04 ヒメギフチョウspecial edition 写真撮影episode05 モンシロチョウepisode06 クビキリギスepisode07 ヤマトシミepisode08 マネキグモepisode09 センチュウepisode10 オオタバコガepisode11 マメハモグリバエepisode12 アブラゼミepisode13 ヘイケボタルepisode14 ヒメジャノメepisode15 タバココナジラミ描き下ろし漫画も満載!★単行本カバー下イラスト収録★
農業ノススメ ~恋と涙の就農生活~
東京で営業マンをしている畑中太は、田舎の兄・堅の結婚式に出席していたが、その顔は浮かない。農家の実家を継ぐばずだった兄が、地元の寺の娘と結婚し寺の跡継ぎになってしまったため、先祖代々の土地を継ぐ者がいなくなってしまった。年老いた田舎の父母は太に、東京の会社を辞めて農家の後を継いで欲しいと願うが、勘弁して欲しい。東京には積み上げてきた仕事の実績もあるし、同僚で恋人の美紀もいる。なにより女遊び好きな太のイチモツは田舎にいても宝の持ち腐れ、帰る気などさらさらなかった。ところが、大得意先の営業部長・神内の不倫騒動に巻き込まれ、神内の妻の私怨に利用された太は、懲戒免職や損害賠償の危機に見舞われる。危機回避のため、太は田舎に帰って農家を継ぐと決め、会社を辞めることにした。それを機に美紀と結婚しようとするが、女絡みで仕事を失敗し、それを隠して田舎に戻って自分と結婚しようとする太に美紀は激怒、別れを言い渡されるのだった。東京でのすべてを失って田舎に戻った太だったが、どうせなら農業をいちから学ぼうと精力的に働き始める。そんな矢先に、東京で世話になっていた会社の先輩・風間が太を頼って田舎にやってきた。風間もまた、陣内夫妻の不倫騒動に巻き込まれていたのだった。思わぬ形で都会を逃げ出し、農業を始めた太と風間。農業の仕事の奥深さと田舎に根づく人間関係、恋愛模様を赤裸々に描く就農物語。土と共に生きる農業のリアルがここにある!
農家メシ!
新米の卵かけご飯、原木しいたけと鶏肉の煮物、井戸で冷やしたスイカ、自家製鏡もち、天然ふきのとうの天ぷら……農家ならではのごちそうを味わいつくす!東京のTV制作会社員が岩手の田舎へムコ入り!初めての農家暮らしは、目からウロコの連続。東京から、岩手県で農家を営む妻の実家に引っ越した、パウロタスクさん。これまで食に興味がなかったものの、野菜もお米も、採れたての新鮮な食材を使って作られる農家の食事は格別!おいしくて楽しい農家のごはんと農家の生活をご紹介。【目次】農家のごはんは、ボリュームたっぷり!/とれたてほやほや! 本当の新米のおいしさ/春の一大イベント、種まきのあとは…/米農家なのに、白米がない⁉/ご近所と助け合い。おすそわけが食卓を彩る!/みんなで協力! 人手が必要な田植えの季節/食卓で夏を感じる夏野菜/土地への愛を感じる、ご祈祷の風習/暑い農作業の合間に! 日本の夏を感じるおやつ/田んぼで作るのはお米だけじゃない…?/いよいよ収穫! 稲刈りスタート/来たる冬に向けて! 冬支度/鏡もちも自家製⁉ 農家のお正月/高級肉を作る! 畜産農家の特権とは/すき焼きの主役、ブランド牛はどこから来たの?/ひなまつりに食べよう! きりせんしょ/自然の贈り物! ふきのとうで春を感じる など
漫画 林遠里と福岡農法
林遠里(はやしえんり)は幕末に福岡藩士として生まれ、明治時代前期に日本中に農業改革を広めた篤農家。特に馬耕・牛耕はそれまでほとんど行われておらず、勧農社という学校をこしらえて門弟を育て、日本中に普及。戦後はトラクターに代わり、近代農法の魁をいくものでした。明治三老農として知られているが、その生涯を膨大な資料を使用して分かりやすく初めて漫画化しています。遠里は若い時は江戸や長崎に遊学し、伊豆の江川太郎左衛門の門を叩くなどして、武芸に励み、そして、戊辰戦争にも参加したが、福岡藩は官軍になるのが遅かったため、明治になって冷飯を食わされます。そんな中にあって、農業改革に身を転じた遠里は最期の黒田武士の意地を見せ、福岡農家出身の門弟たちも日本の為に命を懸けて働きました。