完結したマンガの感想・レビュー16033件<<5354555657>>身も蓋もないアドバイスだが一理ある!メンタル激強保健医の力技カウンセリング 霰屋starstarstarstarstar_borderひさぴよ誰もが抱えている悩みに対して、その人が思い込んでいる思考の枠ごとズバッと外すようなカウンセリングの仕方が痛快だった。力技のアドバイスというか、世の中とか人間ってそういうものだよねと開き直りに近いスタンスを感じる。悩んでいたこと自体が、そもそも悩む必要のない事だったのだと。相談した方はあまりのトンデモアドバイスをすぐに受け止められなくて「何を言ってるのこの人・・・」と鳩が豆鉄砲を食ったような表情で、文句をいいつつも、いつの間にかスッキリして去っていく流れが読んでいて心地良い。一般的な本では解決しないモヤモヤを抱えてる方は、読めば意外と突破口が開けるかも? 表紙の笑顔に惚れた紀伊半島 海町ごはん 元町夏央starstarstarstarstarnyae表紙の可愛い女の子の笑顔に一目惚れして、読んでみてエッセイだとわかりびっくりでした。それについて最初に書いておくと、エッセイとして作者の自画像そのままで描くよりも可愛い女の子で描いたほうがいいとアドバイスされ、このキャラクターになったそうなので、まんまと戦略にはまってしまったのでした。 それはそれとして内容は紀伊半島で出会う様々な食材とグルメ、優しい人たちに出会う様子がとても羨ましくて、様々な理由でから自分には実現できない分、他人事として最高に楽しめました。あと作者の料理のポテンシャルの高さがいちばん印象的でした。鶏を丸ごとさばくことはできないけど大抵のことは自分でこなしていました。 一方で、漫画家としての忙しい生活の様子も随所で描かれており、原稿中はほぼ引きこもりで食事にも気を使わないというギャップがリアリティがあってよかったです。 こういう人はどこに行っても変わらず生きていけるんだろうな。ちょっとズレてるご令嬢が地味でガリ勉の三男に惚れ、ものすごいアタックする話。ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない くろでこ 鶏冠勇真 カルパッチョ野山starstarstarstarstar_borderゆゆゆだけだったら、ふつうのラブコメだった。 ものすごくイケメン高能力高身長、性格は俺様系の第一王子がご令嬢にちょっかいを出さなければ。 恋は盲目故か、第一王子をゴミのようにとらえるご令嬢シャリーナ。 たしなめるガリ勉リオル。 気にもしない王子レオナルド。 不可解なセリフとともにアタックしてくる、神出鬼没な王子から逃げるご令嬢。 逃げるのを手助けするガリ勉。 ハイスペック故、なんなく追いつく王子。 一巻無料で読んでみたら、予想外におもしろくて、とってもビックリ。 タイトルが長いので油断していた。 まさか、ファンタジーもので、恋愛全振り(コメディだけども)とは思わなかった。 この世界には、魔法はあるけど、魔王はでてこない(もしくは関わってこない)。 ただし、魔王よりたちの悪い第一王子は出てくる(ものすごく関わってくる)。 人の恋路を邪魔するやつは、という言葉があるけれど、まさしくそれで、読んでいてヤキモキワクワク。 とはいえ、王子からしたら、黒鼠ことガリ勉リオルがそれにあたるんだよなあ。強メンタルすぎる。ボーイッシュ最高トモちゃんは女の子! 柳田史太starstarstarstarstar塩分最高ヒロインがほぼ男?? やっぱり女の子っぽくないのはなあ…と思いつつも読んでみたんですが、見事にどハマリして全巻読んでしまいました…。かわいすぎだろ…… 久々に開かれた新境地。 「ボーイッシュ最高!!」 作者さんこれからも頑張って下さい! 想像していた内容とは若干違ったけど…老害めし 庭りか名無し「老害めし」というタイトルから、料理マンガを想像していたのだけど、読んでみたら料理を作る手前の段階の争いが多かった…。それでも嫁姑の食をめぐる攻防は十分見ごたえあり。口論のあと、自分の勝ちだと一方的に勝利宣言するオチが良い。不器用ってレベルじゃねーぞ!!犬飼兄弟は不器用 あいづサク ヤマシタク名無し※ネタバレを含むクチコミです。香りで恋する溺愛系ラブ香るわたしにキスをして。 壱コトコ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 着眼点が面白いダディデバディ 矢野椽大名無し体操のお兄さんをヒーローにする発想がなかなか面白いです。 絵も上手ですので、ぜひ読んでみてください!アシスタントさんの恐怖体験を描いた「押し入れ」押し入れ 山岸凉子かしこ先日発売された「艮(うしとら)」「ゆうれい談」よりも怖い話が多いですね。母親の執着から逃げられない娘の関係を描いた「メディア」は、娘が母親を嫌いになりきれないところがリアルだなと思いました。漫画家M先生のアシスタントさんの恐怖体験を描いた「押し入れ」は、起きたことを装飾なしに描かれてるので淡々としてるんですけど、山岸先生がポロッとおっしゃった言葉に一番ゾッとしました。それ絶対に当たってると思う…。結局は自分次第ってことかな。お下がりのオンナ 井上和郎 舞方パークstarstarstarstar_borderstar_borderPom 伊勢さん、少し行動が意味不明なとこはあれど(途中、巴と誉の関係にヤキモチ妬いた言動するあたりとか)最終的にあっさりと身を引いて、やはりかっこいい女性で終わった感じかな〜。 お下がりのオンナって、えっ!って思うけど、読んでみるとそこまでの驚きはありませんでした。 ただ巴と誉の出会いは、個人的に偶然であって欲しかった〜 まぁでも巴がすごく懐深い素敵女子でハッピーエンドのラストで良かったです。 ずっと気になっていたがやっと読めた若い貴族たち 佐藤まさあき 梶原一騎starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男古本業界では高価で有名な「若い貴族たち」がまさかKindle Unlimitedで読めるとは思わなかった。ちょっと前まで全巻セットで3万円くらいで売っているのが普通かなと思っていた... 自分自身の行動を振り返る描写や自嘲する部分は「梶原一騎」っぽいなと絵が「佐藤まさあき」で登場人物の草葉文平を見るたびに「堕靡泥の星」の神納達也が思いだしたりと内容に関してはいまいち乗り切れなかった。他の梶原一騎作品を読んでいたせいか女子刑務所の描写は他でのも見たなと思ったりもした。「人間兇器」よりも描写はソフトなので読みやすかった 全6巻とあるが全く完結はしておらず途中で終わってる。色々調べたところによると主人公の日向真樹がプロレスラーになるらしいが、この単行本では全くその様子はない。 完全版を読みたいがまあ読めないだろうな... 「まことの…貴族のために」 昔の作品でも久しぶりに読むと面白いろくでなしBLUES 森田まさのりstarstarstar_borderstar_borderstar_borderこめつぶ一途な恋愛や、仲間との絆など、思春期に出会えて良かったと思える作品のひとつ。 ヤンキー漫画ですが、友情の絆がすごく好きです。 日常はコミカルに、他校との抗争ではシリアスにとメリハリがあります。 不良の子たちにも仲間を思いやる気持ちがある描写も多く、喧嘩をしながらもお互いを尊重する世界観が良いです! 久しぶりに読みたくなるアラフォー世代は多いかと思います。漫画もドラマもどちらも好きです。監察医朝顔 木村直巳 香川まさひと 佐藤喜宣starstarstarstarstar_borderこめつぶ絵が古めかしいのですが、色っぽくて仕事のときはカッコいい朝顔先生。命を扱う仕事、すごいです。 朝顔は、死からかつての生を読み取っていく。 ストーリーも様々な人間模様を垣間見れ、人間味のある登場人物やストーリーに引き込まれました。 監察医のグロさはほとんど感じられず、エピソードがどれもほっこりしている。 朝顔と万平さんの掛け合いも面白く娘を想う父親の姿には心温まります。このお父さんがいい味出してて、気楽に読めます。 きっと誰にでも起こりうることが描かれている推しは目覚めないダンナ様です そらstarstarstarstarstar_borderこめつぶツマさんがとにかく明るくて、そこに救われる。 重くなりすぎないように、あえて可愛らしい絵と淡々と進む状況説明ですが、大変だったこともポップに描いてあり読みやすいです。誰にでもありえる、考えさせられる話だと思いました。 いつか役に立つかもしれない、そのときに私もこうありたいと思いました。 きっと元気な時の旦那さんは作者にとても魅力的で優しい人だったのだろう。旦那さんへの愛が伝わってきます。 体を大事にしなきゃと思います。悩まない!オンナの病気 柏屋コッコstarstarstarstar_borderstar_borderこめつぶ昨日までは平気だったのに、今日はとか。遅かれ早かれ何かは出てくる年代。 人には聞けないけど、気になることが多くなる年頃です。わかるわかるとついつい一気読みをしました。 病気の話もコミカルに描いていて重くないので楽しく読めました。 女性の色々な病気について、漫画で知識を得られるのはわかりやすくていいと思います。 年代もほぼ一緒で、続きも気になる。女性の目線で、女性の病気をサクサク描いているので、為になります。まさかの結末お客様は何様ですか?~悪い評価で潰してあげる~【単話版】 ヨシダ有希ポコニャンいまクチコミの影響力ってすごいですからね…でもこの漫画にでてくるカフェの店長のように評価ばかり気にしてビクビクしてるのもどうかと思いますが。あと普通にネット上の評価は激低なのにずっと混んでる店もありますよね。 逆に、店側が酷い客の存在をSNS等で公表して共感と同情を呼び、話題になることでより客が来るようになるというパターンもありますね。 漫画では最終的にブチギレてなんとかなりましたが、その後にまさかの結末でした。そんなことある!?と思いましたが、ないとは言い切れないご時世。 ここまでの展開と疑問点不満点などを話しましょう銀牙伝説ノア 高橋よしひろ名無し※ネタバレを含むクチコミです。戦隊モノヒーローに求めるもの公務ですから! 坂口いく 清水ユウstarstarstarstarstar_borderゆゆゆUターン公務員就職し、常に「公務ですから」と業務に全力で取り組むイケメンエリート。 それだけでも眩しい設定なのに、彼がローカルヒーローの中の人まで演じることに。公務で。 人の心はあるのかわからないほど、機械めいたように見える彼だが「公務ですから」とスーツアクターも公務として全力でやりとげていく。 イケメンは何を着てもイケメン。 ローカルヒーローといえども、かなり凝ったスーツが作られている。 そのローカルヒーローをプロデュースしたのがデビュー後泣かず飛ばず、戦隊モノ大好きな漫画家。 なんやかんやののち、漫画家の彼女からはイケメンエリートへ好意の矢印が出ているが、イケメンエリートは気づくことがあるんだろうか。 まあ、気づかなくても青里市の公務には問題ない。 それに「公務ですから」を決め台詞に、イケメンが漫画家にあんなことこんなことを御奉仕してキャッ♡な展開になってしまったら、掲載誌も変わってしまう。 そうならないあたりが、少年誌掲載ラブコメである所以なのかもしれない。 と、つらつらと考えて、私の妄想はどこへ向かおうとしているのかと悩んでしまった。実人生を変えられたマスターピース魔法陣グルグル 衛藤ヒロユキstarstarstarstarstardjsouchou本作は一口に云えば『ジュブナイルギャグファンタジー』といった所でしょうか。 ファンシーさをナンセンスやオヤジで希釈しにかかるスタイルに当時やられました。 個人的には本作に触れた事で現在の人間関係や、ひいては原作者主催のファンイベントでDJとして出演するなど、実人生に多大な影響を与えられたマスターピースでもあったりします。 人を人とも思わぬ人間の思考。エリカふたたび 楠本哲OsamaBinLaden※ネタバレを含むクチコミです。アイアムアヒーローに学ぶZQN完全対策マニュアルアイアムアヒーロー 花沢健吾マンドリン松本噛まれないために、とりあえずZQNには何かを噛ませておくこれぞ大人のSF藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版> 藤子・F・不二雄starstarstarstarstar六文銭何十年も子供に夢を与え続けている『ドラえもん』。 その著者藤子・F・不二雄は実は短編集のほうが凄いと噂で聞き読んでみたが、本当にそうだった。 あちらが子供のSFであれば、こちらは大人のSF。 価値観や倫理観が現実と異なる設定とか、人間のもつ醜さや残酷さ、社会風刺など表現してて、オチもハッピーエンドなんてほんとない。 どの話も全体的に暗いし、読んでて胸糞悪くなる展開も多い。 それにも関わらずただ1つ言えるのは、どれも無茶苦茶に面白いってこと。 1話完結形式なのに、その1話だけで映画がつくれそうなくらいの内容の濃さと完成度。 著者の漫画家としての非凡さが垣間見え、『ドラえもん』が今日までのヒットに繋がっている理由が、なんとなくわかってしまう。 絵柄の古さはどうしてもあるが、内容が面白いので、ぜひ読んでほしい。 自分は、『ミノタウロスの皿』や『気楽に殺ろうよ』『ノスタル爺』『ころりころげた木の根っこ』『カイケツ小池さん』(著者のマンガによくでるラーメン大好き小池さん?)からの『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』が特に好きでした。 タイトルで怖がらずに読んでみてうつ病になってマンガが描けなくなりました 相原コージstarstarstarstarstarかしこwebアクションで最新話がアップされると欠かさず読んでます。当初は心配の気持ちが大きかったんですが、Twitterなどで元気な相原コージ先生をお見かけする今となってはストレートに面白さを味わえるようになりました。先日久しぶりに単行本を読み返した時は、1話目のドアノブに首を吊ってるシーンで初見と同じように度肝を抜かれながらも声を出して笑ってる自分がいました。エッセイ漫画でも作風がいつものまんまですね。おそらくご自身の体調に合わせて通常よりコマやセリフが大きく描かれてるんだと思いますが、それが個人的にも読みやすく感じられました。タイトルで怖がらずに読んでみて欲しいオススメの一冊です。いい意味でちゃおっぽくなかったかもビューティー ポップ あらいきよこstarstarstarstarstarあいざっく小学生の時、ちゃおで1番楽しみにして読んでいました。 高校生がカットやメイク技術等で悩める人達を変身させて、心まで前向きにするというストーリーがとても好きです。 また、主人公のきりちゃんの飄々としているところや、鳴海くんの素直になれなくて可愛いところなど、キャラクター達もとても魅力的で大好きです。 絵柄や話の展開といい、当時同誌に連載されていた他の少女漫画とは一線を画していたのではないかな、と個人的に思います。 大人でも楽しんで読めると思いますので、 皆さんにぜひおすすめしたいです。 私もまた読みたい!!<<5354555657>>
誰もが抱えている悩みに対して、その人が思い込んでいる思考の枠ごとズバッと外すようなカウンセリングの仕方が痛快だった。力技のアドバイスというか、世の中とか人間ってそういうものだよねと開き直りに近いスタンスを感じる。悩んでいたこと自体が、そもそも悩む必要のない事だったのだと。相談した方はあまりのトンデモアドバイスをすぐに受け止められなくて「何を言ってるのこの人・・・」と鳩が豆鉄砲を食ったような表情で、文句をいいつつも、いつの間にかスッキリして去っていく流れが読んでいて心地良い。一般的な本では解決しないモヤモヤを抱えてる方は、読めば意外と突破口が開けるかも?