完結したマンガの感想・レビュー16043件<<523524525526527>>いろんな意味で裏サンらしい女子スポ根まんがバレーの球語 僕男mampuku裏サンデーらしいスポーツ漫画。良くいえば型にはまっていない、悪くいえば読みにくい。ただし絵は案外上手く、筋肉、女性のしなやかな曲線、動きや構図など、力の入ったコマではときどきドキっとさせられます。 早くも3巻で終わってしまいましたが、作者のTwitterによれば今夏を目標に新作の準備をしているとのことなので応援したいと思いますめっちゃいいじゃん二鳥翠 黒谷知也作品集 黒谷知也hysysk『幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい』より古い原稿、選から漏れた作品が収録されているとのことだけど、私はこっちの方が好き。この絵柄で少し不思議なことが起こる話だと、やはり黒田硫黄を思い起こしてしまうが、全然ネガティブな意味でなく、むしろ作者の幅というか奥深さが垣間見れて良かった。魂は救われるのか?アガペー 真鍋昌平hysyskどうだろう。自意識をこじらせたような人達が沢山出てくるので、とても身につまされる。人と人が互いにずれを感じながら、見下したり、利用したり、それでも一緒にいて何とかやっている。それが救いといえば救いかもしれない。分かりやすい救いはない。思い詰めていることを、一笑に付された時、怒るのか、「ああ、考え過ぎだった」と気付いて少し前向きになれるのか。暗く静かな気分になりたい時に読む。絶滅危惧種みたいなサラリーマン漫画商人道 細野不二彦starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男内容はあらすじに書いてある通りの今ではほとんど見ない若手ながら24時間働くモウレツ型社員が主人公。主人公は苦難の結果によりただ成功するのではなく、「現実は非情だ」「不条理なことだらけだ」の印象が強い。もっといろんなパターンの仕事が見たかった。 主人公の目標である熊代常務に肩入れしてしまう。昔勤めていた会社の営業部長がこんな感じでその当時付き合わされる方は大変だけど今思うと良い思い出になってる。 好きだ!生足ショートボブかわい子ちゃん望月ミネタロウ 短編集 ショート・ボム! 望月ミネタロウBOMこの作者のショートボブ女子をこれでもかと味わいたいなら読むしかない。読まないという選択肢はない。 ズボラでいつもお金がなくて飢えてる女の子がいた。 その子はショートボブとミニスカート、リュック姿がよく似合う最高にキュートな女の子。 お金のためなら多少の無理はいとわない。 バイトに受かるために全裸にオーバーオールを着るところや、ゲイカップルの仲直りに使われるところ、所持金500円なのにやけ酒して道端で寝てしまう迂闊なところも全部推せる。 しまいにはお寿司の広告を切り抜いて寿司食べたい欲を満たそうとしてる!!もう好きだ!!結婚してくれ!!血と汗と涙と鼻水まみれのサラリーマン宮本宮本から君へ [完全版] 新井英樹nyaeドラマは見ておらず、今度は映画化されるとのことで読んでみました。 まだ10巻くらいまでしか読んでませんが、こんなにも読むのに体力と気力がいるマンガだと思わなかったのでクチコミ書いて一旦落ち着こうかなと思います。 内容を一言でいうと、ただのサラリーマンがこんなに人に殴られることある?というくらいしょっちゅう殴られます。10巻の時点で前歯が四本無くなってますし。 ある意味それが才能と言ってもいいくらい。 ただその中でも、確実に宮本浩という男はどんどん変わっています。心も体もボコボコに殴られながらも、なんとか営業マンとしての振る舞いも覚え、仕事に対する情熱も生まれ、絶対に諦めないしつこくて鬱陶しい男になっていく。 本来なら人が殴られる描写の多いマンガは好きではないですが、なぜか宮本からは目が離せないんですよね。不思議…。 個人的には、SCATTERくらいから作者のことを知ったので、読み進めるほどに今の作者の絵柄に近づいていく過程が面白い。 映画はどうなんでしょう。気が向いたら見てみようかな。猫の見方変わっちゃう漫画ワンダーランド 石川優吾やむちゃ同じ町に住む人々がある日突然小さくなってしまった… 電話は圏外、電波も入らない…能力を持つ外国人の登場と隠された陰謀… 大まかに言うとこういうサバイバルでどう生き残るかっつー話です。 表紙に不思議の国のアリスを彷彿とさせるキャラクターがいるわりにさっぱりした絵柄でグロも少ないです。 始めの数ページ読んで、「うちの猫もぜったいこうなる!!」と思って悲しくなりました。 ゴールデンカムイゴールデンカムイ 野田サトルおかか囚人の話から始まってすごく引き込まれました。早く次読みたい泣ける鬼滅の刃 吾峠呼世晴おかかさびととまこもの話すごく好き、 グッとくるよ続き待ってます!マジで君と僕。 堀田きいち大トロ1巻が出たのがもう15年近く前と気付いてショックを受けました。 小学生の頃は、こんな楽しくてかっこいいお兄ちゃん達がいたら最高じゃん!と妄想してました。 25歳になった今は、こんな男子高校生が近所に住んでたらお小遣いあげたいな…と妄想してます。 春くんと結婚したいです。 指揮者を志す天才少女とバイオリニストの少年の話天にひびき やまむらはじめmampukuめっちゃ面白い! 実績と実力のある作家先生によるジャンルもの(とりわけ音楽モノ)ってどうしてこんなに面白いんだ。 この手の漫画って言葉で面白さが伝わりにくいので是非実際に読んでみてほしいのですが、伝わりにくい理由として考えられるのは ①音楽漫画のセンスや技法などを、素人が素人に説明するのが極めて難しい。 ②もともと興味がなかった分野でも、漫画が描く奥深さ面白さが興味を引く。つまり事前の入れ知恵にはあまり意味がなく、いざ読んでみることで初めて興味が湧くことが多い。 天にひびきもまさにそんな漫画。音楽に興味があってのだめカンタービレを愛読する私でも新しい発見が多くあり好奇心が刺激されまくった。戦国時代好きにおススメセンゴク権兵衛 宮下英樹名無し通説を否定して歴史考証をアレンジしたシナリオ展開が面白い。 マイナー武将の活躍が描かれるところも面白い。GODDESS RE-BORN TO BE DEATH特蝶 死局特殊蝶犯罪対策室 安堂維子里ナベテツ※ネタバレを含むクチコミです。 ロマンありますね~特蝶 死局特殊蝶犯罪対策室 安堂維子里名無し前作(?)のバタフライ・ストレージを読んでいなくてもスムーズに物語に引き込まれる感じがして読みやすいですよ。 死局の人が使う武器も、「殺さない」のが前提に作られている感じでユニークです。威嚇・警告無しでOKなんだから実際に警察でも使ってほしい。コウノドリドリコウノドリ 鈴ノ木ユウ名無しドラマ見てたけどやっぱりおもろいわこりゃ 武蔵刃牙道 板垣恵介名無し剣道やって武蔵みたいになりたいな😊 いつまでも名作であり続ける漫画しんきらり やまだ紫かしこおおかみ書房より刊行された白取千夏雄「全身編集者」を読んで、やまだ紫作品を読み返したら更に面白かった。白取さんはガロの元編集者でやまだ紫さんの旦那さんなのですが、尊敬する作家であり最愛の人への言葉がとても真を突いていて、より深い作品の理解に繋がった気がする。 この漫画の主人公は主婦である。最小限に抑えられた線と研ぎ澄まされた言葉で彼女の心情を描いたことから、少女漫画ではなく女性漫画が誕生したと評価されたけど、決して女性しか共感できない内容ではないと思う。 夫と子供の世話に追われる日々を過ごしながら、それらの役割から解放されることが自由だというのではなく、初めから自分は自由であったことに気づく。実は幸福とは成るものではなく気づくものであり、ただそれだけのことで世界も変わるのだ。その為には彼女のように考えることをやめてはいけない。 今回読み返してやまだ紫さんの描く絵の魅力を改めて感じた。正面を向いた顔でもあえて表情を描かないことで、その余白に読み手の想像が生まれる。こうした大胆なテクニックがすごく格好いい。「全身編集者」で白取さんも語られていた、漫画ならではの省略の美とはこういうことなんだと思い知った。柄の大きな偉才天のテラス 小椋冬美(とりあえず)名無しかつて文庫で刊行され、数年前に復刊ドットコムで再刊された『わたしたちができるまで』という本がある。 岩館真理子、大島弓子、小椋冬美という3人の女性漫画家へのインタビューをメインに構成された好著だ。ちなみに、それぞれのインタビュアーが実に豪華なのですが、それは実際に買ったかたのお楽しみとしておきましょう。 要するに、小椋冬美は、かつてそういう存在だった。 大島や岩館と並ぶ、極めて大きな漫画家だったのだ。 今、この人の作品が語られることが少ないのは、あまりに惜しいと思うのです。 優れた女性漫画家は、詩的な言葉の操り手であることが多い。だが小椋冬美は、無言や間を描くことに長けていた。世界観が神経質ではなく、ゆったりと大きい。 これも少女マンガには珍しい独特のふくよかな描線と合わせ、今に至るまでなかなか比べる者のない、とても稀有な才能であると思う。 本書『天のテラス』は、女性誌メインで活躍してきた著者が男性誌のモーニングで発表した連作集である。そのため、男性が主人公の作品が多く、小椋冬美の「間」の豊かさを少女マンガの読者以外も味わいやすい逸品だと、自信を持ってお薦めいたします。 こういう優れた作家の漫画を読むと、本当に、80年代というのは「漫画の黄金時代」だったのだなあ…と嘆息してしまいます。 (『天テラ』自体は90年代初頭の作品です。念為)なに気ない地獄愛がいそがしい さそうあきら(とりあえず)名無しさそうあきら、という涼やかな印象を与える名の通り、その作品世界は湿度が低く、登場人物には熱気が希薄だ。 しかしそこで描かれるのは、テーマは多彩であれ、常に、現代社会に宿痾として刻み込まれた「宿命」の地獄の物語である。 無類の才能だと思う。 その端正で淡泊な作風から見逃されがちかもしれないが、本書や『俺たちに明日はないッス』を読むといつも思うのだけれど、この漫画家はとてもストーリーテリングの演出(特に「引き」)が上手い。 抑制が効いているようで、実はかなり派手な(ベタな)展開を恐れない。 メジャーなエンターテイメントの骨法を知り尽くしているように感じられるのだ。山田太一や倉本聰、鎌田敏夫など「優れたドラマ脚本家」の手腕を思わせる。 スタイリッシュな個性に鍛え上げたテクニックを駆使して、漫画界の表舞台でずっと描き続けている、極めて特別な「なに気ない異才」だと、ずっと愛読しているのです。 呪いの寿命差カップル私の神様 夢野つくしアファームドB※ネタバレを含むクチコミです。近未来の東京が舞台の"忍法"アクションが開幕トーキョー忍スクワッド 松浦健人 田中勇輝mampukuオリジナリティはあまり感じない一方、好きな物のごった煮といった類の面白さのある新連載。 独特のリズムと言葉選びのセンスがあるので、洗練されてくればチェンソーマンや呪術廻戦に次ぐ「ジャンプの次世代」を思わせる作品になりうるポテンシャルは感じます。 それと、ここ最近の新連載のなかでは飛び抜けて絵が洗練されてます(必殺技「反発の右手」「雷撃」の構図からは若干の既視感) 少年漫画らしく「仲間」という言葉が主人公の口から出てきますが、「面子を大事にする」ところから読み取るに、どちらかというとマフィアとかの"ファミリー"というニュアンスが感じられます。穿ち過ぎかもしれませんが、ワンピース以降少年誌で闇雲に使われてきた「仲間」という言葉に、初めて一本芯が通ったような気がしました。唯一無二、だなあ。俺の新選組 望月三起也(とりあえず)名無し望月三起也で一番好きな漫画、というと、どうしてもこれが思い浮かんでしまう。 キャリアの長いかたで、ぶっ飛んだ名作・傑作・異色作がたくさんありますし、なんと言っても自動拳銃の排莢を描かせたら、まったくもって誰もマネが出来ないほどカッコイイ漫画家さんですから、そりゃあ『ワイルド7』も最高に決まっているのですが(「排莢の瞬間」がカッコイイんですよ。これは映画とか他媒体では描写不能。漫画だけに、望月三起也だけに可能だった絶品のアクション描写です。鳥山明も排莢描くの上手いけど、別にカッコよくはない)、なんか、この、銃も戦車もバイクも出てこない「チャンバラ時代劇」が、すごく好きなのです。 ぞろっとした新選組の段だら模様に、ギラっと冷たく光る本身…いやあ、良いなあ、チャンバラだなあ! 巻数も5巻で長くないですし(いや、打ち切りなんですけどね)、癌で余命宣告された時、「『新撰組』のつづきを描く!」と宣言なさっていたくらいですから、ご本人としても思いの強い作品だったのだと思います。(その望みが果たされることは、残念ながらありませんでしたが) 唯一無二の望月ワールドを堪能するのに、実に好適な名作ですよ。 もしそれで気に入ったら、そこから先は、『ワイルド』でも『JA』でも『JJ』でもヨーロッパ戦線物でも『ジャパッシュ』でも、なんでもドンドンいっちゃいましょう! 今読むべきバトルロイヤルアクション地獄楽 賀来ゆうじANAGUMA謎の生命体が跋扈する孤島に送り込まれたのは大量の死刑囚とそれを監視する処刑人! 幕府の恩赦を勝ち取るために、島に眠る不老不死の秘薬を巡って待ったなしのデス・レースがスタート!! 2,3巻くらいで島の状況が大まかに分かってバトルロイヤルの勢力図が定まってくるんですが、とにかくテンポが良くて展開の出し惜しみがないです。 その辺りで一度落ち着くかと思ったら圧倒的なボス敵が出たり、新キャラを大量投入したりと緊張感を持続させる仕掛けが絶妙。 主人公コンビも魅力的です。 死刑囚と処刑人という立場を超えて共闘する最強の忍・画眉丸と凄腕剣士・佐切…完璧な組み合わせだ! 画眉丸の戦う理由も少年マンガとしては珍しい気がするんですが、これもまた渋い…。 アクションよし・群像劇よし・テンポよしの快作だと思います。 ドンドン次が読みたくなる!こんなにカッコイイ漫画は空前にして絶後ph4.5グッピーは死なない 林静一(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<523524525526527>>
裏サンデーらしいスポーツ漫画。良くいえば型にはまっていない、悪くいえば読みにくい。ただし絵は案外上手く、筋肉、女性のしなやかな曲線、動きや構図など、力の入ったコマではときどきドキっとさせられます。 早くも3巻で終わってしまいましたが、作者のTwitterによれば今夏を目標に新作の準備をしているとのことなので応援したいと思います