完結したマンガの感想・レビュー16088件<<271272273274275>>高卒1年目の元バッテリーが名門と弱小に分かれプロで激突する1年間の物語 #推しを3行で推すバッテリー かわぐちかいじたか※ネタバレを含むクチコミです。ギャグじゃなかった原始人彼氏 北福佳猫starstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。完結してから読むべきだったかもペスト 車戸亮太 カミュかしこ「リウーを待ちながら」を読んだら「ペスト」を読まなければらならない!という気持ちになったので読んでみた。車戸亮太先生の漫画も元から好きなので連載開始した時から気にはなっていたんだけど、世の中がコロナでパニックになり始めたばかりの頃だったのでなんとなく読まずにいてしまっていた。 感想ですが、2021年秋発売の4巻で完結するそうなので、完結してから一気読みすればよかったな…というのが正直なところです。現実世界の状況とも似ているところがあるけれども、「リウーを待ちながら」のストーリーもだいぶ「ペスト」の影響があるんだなってことが分かりました。なので益々ラストが気になる。信じ難いが概ね事実らしい…ヤング田中K一 田中圭一nyae漫画家の田中圭一がまだヤングだった頃のエピソードを漫画にしたものらしいが、読み初めは「エッセイと見せかけてフィクションだな」と思ってしまうほどにあり得ない事だらけでトンデモな内容であった。しかし玩具メーカーの社員だった頃の同僚や後輩との座談会で当時のことを振り返ったりして「もしかしてこれ、事実なのか…?」と気づいて背筋が凍る思いでした。バブルってこういうものなの!!?? 最後に、漫画家としていろんな作品を生み出せたのはこの破天荒な玩具メーカー社員時代のおかげだと描いてありましたが、本当にこの方の作風の根底にはこの会社の存在があると言い切れます。この会社がなければ漫画家田中圭一は居ないでしょう。 フツーって思ってしまうんだよね。わたしの家はフツー 佐野未央子Pom 柳家に住む5人の家族の物語です。 絵柄も独特な感じで(特に背景が)少しファンタジー感もあるような。 ばぁば、ママ、3姉妹と途中から家事お手伝いで、りん太郎(この人物が謎)と共に家族の形を描いた作品です。 ばぁばの認知症を家族で助け合う姿は良いなと思ったが、実際大人になった娘達と同居するのは大変ではないだろうかと想像をしてしまう。 大人になった家族の形を考えさせられる作品だと思う。上品でかわいい、食いだおれ漫画姫野さん、くいだおれる。 サイトウミチ野愛ディープな大阪グルメ×才色兼備なお嬢様! お嬢様学校の生徒会長・姫野さんが放課後や休日にさまざまな大阪グルメを食べ尽くすお話。 上品な女の子が欲望を解放させる系の飯漫画でありがちな過剰なシズル感やセクシーな誇張がないのが素晴らしいです。 食事シーンも上品で、純粋に美味しいご飯を楽しんでいるのが伝わってきます。 帰りはじいやが迎えに来てくれるのも見ていて安心します。 大阪グルメの魅力もお嬢様の魅力も100%で届けてくれるすてきな作品です。 ドライカレーにも焼きそばにも生卵、美味しそう…! あとパチンコ屋の看板にツッコミ入れるお嬢様とても推せる。魔女かわいい悪魔 志村貴子starstarstarstarstar干し芋きっと、志村貴子は、魔女が好きなんだ。 確かに、魔女がいたらいいこともたくさんあるけど、 どれが現実か分からなくなりそうだ。 因みに、私は見た目で魔女に似ているって言われるけど、 皆は、魔女に会ったことがあるのだろうか? あしたのジョーと並ぶ傑作ボクシングマンガがんばれ元気 小山ゆうstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男リングで死んだ父親が果たせなかった夢の世界チャンピオンを目指す堀口元気が主人公。筋書きはよくあるパターンだけど、さすが「小山ゆう」と思わせる内容で面白い。 あしたのジョーと違い燃え尽きるを前提ではなく、元気なスポーツ漫画で、ボクシングの試合自体もルールを守った正しい打ち方でルール違反が一つもないという、青少年ボクシングマンガの鏡という感じだ ただ主人公の堀口 元気の成長よりも、俺は堀口 元気の取り巻く環境の面白さの方が目に行く。 どのキャラも素晴らしい登場人物の中で最も好きなのは「山谷勝三」 元気のいるジムに所属していて、全くボクシングの才能がなくデビューから一回も勝てずに引退するのだが、最後の試合から引退までのシーンは何回読んでも「小山ゆう」のできないやつへの扱いは恐ろしいというのをまざまざと見せつけられる。 サンクチュアリ読んでみたサンクチュアリ 池上遼一 史村翔かしこまず史村翔って武論尊なんだ…っていうところに驚きました。文庫版で読んでたんですけど1巻に当時を振り返ってのコメントがあって、それを読むと天下の池上遼一先生と組むとあって、かなり編集長にビビらされたらしいです(笑)。プレッシャーから北海道の牧場に逃走したこともあったそう…。 ヤクザが出てくることは何となく知ってたけど、こんなに規模がデカいストーリーだったとは…!サンクチュアリってこういう話なんだ。現実ではありえないような展開でも、池上先生のキャラがカッコいいから納得しちゃいます。でも北条と副署長が結ばれるシーンは神々しすぎて「なんだこれ〜!」って声が出ました。キメ顔の似合う男前がたくさん出てきますが、一番好きなのは渡海さんです。令和の黒沼爽子は強い!(見た目が)強ガール 朝比奈ショウ天沢聖司1話読んで強め系ファッションにノリノリで前向きなテンションに笑ったやつ。スタイルが良くピュアで純粋で可愛らしい性格で昔いじめられてた……という設定は君に届けの黒沼爽子を思い出す。 自分らしくいられる好きなファッションに身を包み、理想を目指して生き生きとしている姿はいいですね。 見た目だけじゃなく少しずつ内面も強くなっていく雪ちゃんをそっと見守りたい。 https://comic.pixiv.net/works/7384 ザ・少女漫画な和風ファンタジー3篇吉祥ヶ淵 神谷悠名無し今日の新刊ページにこの作者の作品が10作品ほど並んでいて気になったので、その中で良さそうなのを読んでみたら結構良かった。 90年代ド真ん中の絵柄で描かれる和風ファンタジーが最高だった。 現代的な髪型のイケメンに、軽いノリのギャグシーン、ちょっぴりダークなファンタジー設定というザ・少女漫画な和風ファンタジーぶりに「そうそうこれこれ・・・!」と安心感を感じました。 『銀童子』が一番良かったです。 か弱いお姫様が市井でたくましく成長する話とかそんなの好きに決まってる。(断髪シーンがあるのも最高) 『吉祥ヶ淵』 無能を装って生きる青年と人食い妖狐の少女の話 『銀童子』 仲の良い若い坊主の兄弟と戦で落ち延びた姫の話 『暁姫』 伊勢湾沖の海賊が金髪碧眼の異国の少女を拾う話 https://manba.co.jp/new_books/2021/8/2今では連載できなそうだな...五月原課長のつぶやき 中島徹starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男主人公は五月原清隆。あらすじに書いてあるとおり五月といえば「端午の節句」。それゆえ五月原を“セックハラ”と読まれ、本人はその気がないが行動がセクハラにつながり“セクハラ課長”の名で通ってる。良かれと思った行動が全て裏目に出ている面がもあるが部下との会話を見ていると自業自得感もある。中間管理職セクハラギャグというジャンルだが2020年代ではもう見ないタイプのマンガかもしれない。雑誌で読んでいたが単行本だと〇〇編と書き方になっていてわかりにくかった。 おもしろいんだけど、値段が高いP.ハート~女性小児科医・藤咲夏季の挑戦~ 中山亜純 直遊紀名無し1巻だけ無料だったので読んでみた。医療モノだけど難しくないし勉強にもなる。主人公もカッコいいし凄くおもしろいなと思ったので続きが読みたいんですけど、どうしてこんなにコミックスの値段が高いのか。それで踏みとどまってしまっている。 読めば読むほど引き込まれて気になって面白い。金曜日はアトリエで 浜田咲良Pom 生きるのが苦になった環がひょんなことからヌードモデルをすることに。 しかもヌード+魚。何故魚と人なんだろう。 しかも、先生は環に恋に落ちて良く分からないアプローチをしてみるものだから、天然環には気持ちが伝わらず、モヤモヤ。。 どっちも、少し抜けてるのかな。笑 進展がゆっくりで、えーこの二人どうなるのって気になって読み進めてしまう漫画でした。 そして物語が進むにつれて環が生き生きしていていく様も読みどころだと思います。やっぱり小田扉すげえと思わせる味わい深い短編集男ロワイヤル 小田扉starstarstarstarstarひさぴよ2002〜2003頃の複数の出版社で描いてた短編を集めた一冊。十種類近い雑誌の特色に合わせた作風になっていて、それぞれの違いが楽しめた。 例えばエロティクスFの短編では小田扉作品では貴重な(?)下ネタも見られる。 正直、小田扉ファン以外におすすめ出来る本かというと微妙だが、ファンならずとも、読んで損はないと言える良い短編があると思う。 その一つが「私のおじさん含み笑い」で、家出した少女が親戚の叔父の家に泊まるだけの話なのだが、今まで感じたことのない感情になれる非常に不思議なストーリーながらグッとくる話である。 もう一つ飛び抜けてよかったのでは「平介の思い出」。こちらもストーリーこそ素晴らしかったが、ページ数が短すぎ、あっさり終わってしまったのが勿体なかった。これらの短編を読むだけでも、小田扉という漫画家がいかにストーリーテラーとして優れているかを体感できる。誰にもあった青いころのお話Vacanze Estive Ichii Tetsuro野愛何にも意味を見出せなくてなんとなくつまらなかった日々が、ほんの少しのきっかけで変わることがある。 今見てる場所だけがすべてじゃないんだ、どこへだって行けるんだと気づけたら世界が色づいて見える。 そんなふわっとした原体験みたいな概念みたいなものを形にしたのがこの作品なんだと感じた。 つまらない日々を過ごす不良少年ネロが、家庭教師を頼まれた少女ロミと出会うお話。 小さな島という閉塞感のある場所、夢を持つ少女と出会い変わっていく少年。 お洒落に記号化されているのに、誰もが「こんなときもあったなあ」と思えるような青さ。甘酸っぱさ。ほろ苦さ。 短くてさらっと読めるのでぜひ読んでみてほしい。 モブがカメラをかまえたら、青春が始まる…!?スポットライト 三浦風名無し※ネタバレを含むクチコミです。終わり方がいいので満足度が高いSMUGGLER 真鍋昌平starstarstarstarstarかしこ主人公は偉そうなことばっかり言うけど何にも本気になったことがない元劇団員で、ダマされて借金をして裏世界の運び屋のバイトをすることになるんだけど、自分のミスでヤクザの組長を殺した暗殺者「背骨」を逃がしてしまったので、そいつのフリをして報復しようと待ち構えてるヤクザの元に運ばれることになってしまう…。真鍋昌平の漫画ってあんまり読んだことないと思ったので読んでみました。ウシジマくんの人ってイメージが強いし、それより前にどんな作品を描いていたのか全く知らなかったですが、結論としてすごく面白かった!です。真の主人公はもしかしたら「背骨」なのかもしれませんが、ダメダメ主人公も最後には開眼してかっこよくなってた。終わり方がいいので満足度が高い。でも連載デビュー作だけあって少し読みにくかったかな…。読み終わるまで時間がかかってしまった。傑作だったのに埋もれてしまっていたのも分かるし、完結から10年後に映画化されるくらい熱いファンがいるのも分かる。映画化記念に描かれた新作短編もエグくてよかったなぁ。運び屋のジョーとジジイの2人が特に好きです。亡き恋人に、再び触れる春春綴る、桜咲くこの部屋で トクヲツムあうしぃ@カワイイマンガ突然喪われた恋人に5年も囚われてしまった人は、恋人が残した日記を見つけてしまう。日記の空白と目の前に現れた人によって、亡き恋人の想いに向き合う物語となりそう。 恋人との思い出である春の光景が美しく、喪失感との落差が物凄い。 『伊勢さんと志摩さん』では明るい同居生活を綴ったトクヲツム先生。今作はのっけからかなり重い感情と不思議な物語があり、これは読み続けたい百合作品だ。 心も体もほぐしたいひとへストレッチ アキリstarstarstarstarstar野愛お家でできるストレッチも学べて、慧子と蘭のコミカルなやりとりも面白くて、それだけでじゅうぶんなのにこの作品には必然性が描かれている。 傷を抱えた2人の女性が、前を向くために寄り添い手を取り合う。 お互いの傷を見せびらかして慰め合うわけではなく、罵り合ったりいたずらを仕掛けたり酒を飲んだり。 めんどくさいけど日課になったストレッチみたいに、何気ない日常が2人の心をほぐしていく。 言葉にすると友情や絆とかになってしまうけれど、慧子と蘭の魂の結びつきみたいな関係性が強く柔らかく描かれていて何度でも読み返してしまう。 重たい背景、ストレッチ、女の子2人暮らし。いろんな要素が盛り込まれているのに、すべてが必然性をもった素晴らしいストーリー。 心も体もほぐしたいひとにぜひ読んでほしい。うーんエモい!きまぐれオレンジ☆ロード まつもと泉む読んだことなかったんで読んでみましたがこれ中学生の話だったんですね!中学生だけどタバコも吸って、お酒も飲んでいた昔。 そして恋愛の甘酸っぱい駆け引き。 大人だ! 今読むと逆にエモいというか、シティポップを聞いていいなと思う感覚に近いかもしれませんグヤバノは実在するんだ…グヤバノ・ホリデー panpanyahysysk作者のいつもの感じで架空の食べ物だと思ってたら、実録ルポで驚いた。虚構に実在感を与えるのが上手い人だが、表題作ではそれが逆転しているのが楽しい。 鎌さえなければ…リミット すえのぶけいこ名無し※ネタバレを含むクチコミです。不良しかいない孤島の高校で始まる独創的教育改革海を渡るべ 本宮ひろ志名無し選りすぐりのワルだけが集められた高校が舞台。それは孤島・虎穴島にある虎穴高校。そして教師たちは、スポーツや芸術などあらゆる分野でトップに立つ人間を育てるために集められた者たち。 しかし、生徒たちがその方針に素直に従うわけもなく、生徒対教師の暴動が起こってしまいそうな始まりでした。どうなることやらという感じですが、テーマとしてはとても面白そうです。<<271272273274275>>
※ネタバレを含むクチコミです。