完結したマンガの感想・レビュー16088件<<270271272273274>>はじめての味覚を見守りたいクミカのミカク 小野中彰大野愛恋に落ちた瞬間、夢を抱いた瞬間。それまで知らなかった素敵なものに出会うとき、ひとはキラキラ輝いて見える。 そんなキラキラ輝く瞬間にたくさん出会える漫画が、クミカのミカク。 舞台は異星人が地球で暮らすのが当たり前になった時代。 食事をしなくても生きていける異星人の女の子クミカさんが、とあるきっかけで食事をしたことから味覚に目覚めていくお話。 美味しいご飯を食べて感動することはあれど、美味しいという感覚そのものに感動したことって今まであったかな? 甘い、しょっぱい、辛い、酸っぱい、痺れる、苦い…などなど。 当たり前のように食事をして「うまいなー」くらいで流してしまう感覚を、触角をぴょこぴょこ動かしながら新鮮に感動しているクミカさんがめちゃくちゃ可愛い!! 新しい味覚に日々出会えるクミカさんがうらやましくもあり微笑ましくもあり、とにかく幸せな気分が味わえる作品。 エイリアちゃんやメロウちゃんなどクミカさん以外の異星人たちも可愛くて癒される…!スパダリJSに一目惚れ #1巻応援気をつけなよ、お姉さん。 サスケあうしぃ@カワイイマンガ新卒二年目のOLと小学五年生の物語、いわゆる「おねロリ」物なのですが、独特なのは小学生。 やたらと発育の良い(身長170cmくらい)彼女、さらに言動がいちいちカッコイイ!市民プールで介抱された時に、150cmも無いOLの多恵さんは、小五のまいちゃんに一目惚れします。 描かれるのは多恵さんの、大人としての葛藤とまいちゃんへの恋に揺れる様。なんで一目惚れってこんなに抗えないのだろう、という感覚を、多恵さんを見て思い出します。 そしてまいちゃんのカッコ良さも凄いのですが、小学生らしいあっけらかんとした感じ、拙いけど色々考えている感じなど、それもまたスパダリぶりに拍車をかけていて、惚れた多恵さんの気持ちが分かる。 現実では困難な「おねロリ」関係性に妙なリアリティと、とてつもないトキメキを付与して胸高鳴らせる本作、忘れかけた一目惚れを思い出したい方に。母と娘の関係の真理をついてる洗礼 楳図かずおstarstarstarstarstar_borderかしこ絶世の美女として有名な大女優・若草いずみには誰にも言えないコンプレックスがあった。それは普段はドーランを塗り固めて隠している顔にできた大きなアザと、どうしても抗うことのできない老いである。しかし主治医からある提案をされたことにより、彼女は女の子を産む。そして芸能界を捨てて表舞台から姿を消した…。数年後、大女優だった面影がないほど醜くなった母親は、昔の自分のように美しく育った小学生の娘・さくらを襲う。そして娘の身体に自分の脳を移植する手術を行うのだった!美しい身体を手に入れた母親は、これまでの人生では手に入れられなかった平凡だけど幸せな生活を送る為に、新婚だった担任の家に潜り込み、その妻を殺そうとする…。 母親と娘の関係って怖いですよね。仲が良くても悪くても怖いよな〜って、自分を見ても、他人を見ても感じます。やっぱり似てしまうからしょうがないってところもあるんでしょうけどね。脳移植後の見た目は少女だけど中身はオバサンっていう恐怖は「エスター(映画)」にも似てるなって思いましたが、オチは「洗礼」の方が怖かった。自分が娘だからより怖く感じたんだと思う。これを少女コミックで連載してたってヤバすぎる。笑!賢明なる読者諸兄は…ムジナ 相原コージstarstarstarstarstarかしこすでにご存知だと思うがめちゃくちゃ面白い忍者漫画である。めちゃくちゃ面白いらしいと聞いてハードルを上げまくって読んだが、それでもめちゃくちゃ面白かった…。はぁ〜今すぐもう一回読みたい、マジでおかわりしたいくらい面白い。 ギャグ漫画と過酷な忍びの世界の描写をものすごく巧みに両立していて、まったく破綻していないのがすごい。最初はギャグ漫画表現の実験シリーズなんて別にいらないんじゃないかと思ってたけど、だんだん次はどんな実験をするのか楽しみでしょうがなくなってきた。忍びの厳しさも容赦なく描いてて女子供もバンバン斬られて死んでいくのが逆にいい。 グルメとお侍さんの人柄が見どころ!半助喰物帖 草香去来 灯まりもかしこうちにもタイムスリップして来てくれ〜!って思いながら読んでます。 お侍さんが江戸時代から現代へタイムスリップして居候先のOLさんにご飯を作る話です。プロではありませんが料理は得意。食道楽なので美味いものを食べることが何より好き。江戸で人気のメニューはもちろんカルボナーラにも挑戦します。 個人的にグルメより好きなポイントはお侍さんの人柄です。現代に適応するように着物を脱ぎTシャツ短パンを着こなして、家計をやり繰りするため少しでもお得なスーパーで買い物する、だけどマゲはそのまま…!真心を持って慣れない環境を受け入れながら守るべきポリシーは絶対に貫く、まさに尊敬すべきお侍さん像そのものです。 元の世界に妻子がいるので、OLさんとは恋愛ではなく信頼で結ばれた関係なのもいいなと思います。一緒に暮らすうちに関係が変わっていくかも?ですが。伏線回収ハンパない。進撃の巨人 attack on titan 諫山創ALLEGED一巻からの伏線の回収がマジハンパない漫画。癖が強いご飯は私を裏切らない heisokuさいろくと某芸人コンビの坊主じゃない方がツッコんでそうなド底辺な雰囲気を醸し出す主人公。 ゆっくりと読んでいくと少しだけ「わかる」って思う話もあれば、その境地には辿り着かなかったなぁと思う話もあり、ただただご飯を食べる事で一日を生き長らえる彼女の姿に力強さを感じる。 でも正直心配になるしシフトの穴埋めを誘導されておだてられて入っちゃって喜んじゃう彼女を見ると少し心がキュッとなる。 1巻で終わりなのが残念だ。これは今の時代の日本人には必要な「共感」が養われる気がする。 テレビで実写化されていたので原作を読…武士スタント逢坂くん! ヨコヤマノブオ名無しテレビで実写化されていたので原作を読んでみたいと思い、読ませていただきました! テレビで見ていても面白いのですが、漫画になるとエフェクトがかかり、より臨場感を感じることができ、最後まで読みたいと思わせる1話でした。キャシャーンじゃないの、ジャガーンなのジャガーン 金城宗幸 にしだけんすけさいろく最初はなんてチープな設定・世界観だと正直思ってしまった。 画力が高くてそことのギャップがたしかに「僕たちがやりました」と同じように謎の違和感として残っちゃっていたから。 (「僕たちがやりました」disではない) でもジャガーンはそんなことどうでもよくなる。なぜなら外角高めのゆるめなカーブ、強打者には待ってましたと言わんばかりに良いコースに放ってくるんだ。 ぶっぱなす・ぶっとんでる・ぶっころす+SEXYと来たらトリップするのには十分な土台、難しいことは考えずにこの上質な画力でジャガーンの世界にどっぷりハマろう。 次巻(14)最終巻が楽しみである。この主人公、悪い意味でぶっ壊れてるThisコミュニケーション 六内円栄さいろくこれはなんと表現したらいいのやら・・・ でもこんなに主人公に嫌悪感が湧くのはなかなかないと思う。 アクションものじゃなく時代物とかサスペンス系とかならたまにあるかもしれない。 とはいってもとても合理的で賢い選択だという説得力がある。 一切の倫理が欠けていることを除けば問題ない、のかな。 それにしてもこいつは怖い。 怖い主人公と少女たち、それにすがりついて生きている残った僅かな人類はどうなるのか目が離せないのは間違いない。 ショートコント集を見るかのような空気感4ジゲン にざかなさいろく珍しい空気感。 激バカとか似てるかなってちょっと思ったけどパラメータの振り方が全く違うタイプの作品。 とはいえ非常にシンプルかつ短くスマートなのだが、絵柄と線に丁寧さというか品が表れているのがよくあるページ単位のギャグ漫画とは一線を画するなにかがある。 なにかってなんだろう・・・禰󠄀豆子がかわいいです。鬼滅の刃 吾峠呼世晴名無し禰󠄀豆子がかわいいです。金塊を目指して杉本とアシリパの冒険が…ゴールデンカムイ 野田サトル名無し金塊を目指して杉本とアシリパの冒険が始まる。何よりも愛らしいキャラクターが沢山出てくるので全キャラに愛が湧く。アイヌの豆知識も知れるので面白い。 「エロ漫画のエロ抜き」は最高 #1巻応援黒ギャルさんが来る! いつむ天沢聖司「こういうのでいいんだよ」すぎる大人と黒ギャルのラブコメ未満な日常ですごくよかった!ニコニコ漫画で知った作品で、その中にあった「エロ漫画のエロ抜き」というコメントが好き。的確すぎる。 エロ漫画はエロさを追求した結果、男も女も倫理観と常識がぶっ飛んでて頭おかしいことが多く「ええ……(困惑)」と話に集中出来ないことが多い。 けどこの『黒ギャルさんが来る!』は黒田くんも愛月ちゃんも、ちゃんと理性があって素晴らしい。 (愛月ちゃんはちょっとアレだけどそれはギャルだらからそらそうよ) 特に黒田くんは終始女子高生は眼中に入ってないという態度で迷いも惑いもせず一貫しててとても好感が持てる。 「JK手を出したら捕まる」という、当たり前のことを当たり前に守ってることに感動してしまう。 黒田くんにはぜひ最後の最後まで頑張って耐えまくって、(できれば)法に反さない状態で手を出して幸せになってほしい。重たい、ツラいかけおちガール ばったんさいろくばったん先生の漫画はまっすぐだと思う。 でもド直球!みたいなのではなくて、なんというか人間味のあるまっすぐというか。 主人公・ヒロインに感情移入しやすい私には、本作はものすごく嫌なモブがいてものすごく嫌な展開で、読んでいるとお腹の中をグネグネした黒いものが渦巻いてしまう作品。 ヒロインの無垢さ(と思わせる表現も含めて)が肋骨のど真ん中あたりに深々と刺さってくる。 いつも読んですごく良くて、短編とか大好きなのにコレは「早く解決してほしい」とばかり思ってしまう。 見事に手のひらで転がされてしまっている。 見事な作品なのは間違いない。ファム・ファタールと野犬 #1巻応援三文小説集 瀬川環作品集 瀬川環たか※ネタバレを含むクチコミです。 渡る世間話鬼ばかり赤鬼の涙 前後編 本宮ひろ志名無し2話で終わり、はもったいない連載すればいいのに。7人のフリーターから学ぶ生きるヒント勝ち組フリーター列伝 吉本浩二 大西祥平starstarstarstarstarひさぴよ吉本浩二作品ではお馴染みの、私小説とインタビューを混ぜたようなスタイルは、この作品から始まったそうです。漫画家を続けるか辞めるか迷っていた時期の葛藤を描いた「自伝マンガ」としての一面を持っている作品。 世の中の普通から外れた、個性の強い7人のフリーターたちとの出会いに影響され、終盤で吉本先生はあることを決意します。それは次作の「日本をゆっくり走ってみたよ」に繋がっていきます。この作品における出会いが大きな転機となってることを考えると、マストで読むべき作品なのですが、しかし残念ながら電子書籍化されていない為、読むには古本屋などで手に入れるしかないです。※ 後に「ブラックジャック創作秘話」で輝かしい賞を取るとは思えないくらいのダメっぷりが描かれてますが、そんな吉本先生を支えていた大西祥平さんの功績というのめちゃくちゃ大きかったんだなあというのを読んでいて感じました。 ※追記: 2022年12月に電子書籍化この世界線に行きたいぺろり!スタグル旅 能田達規野愛数年前に読んでいたら、スポーツ観戦しながらお酒飲んだりするの楽しいよねわかるわかる!的感想を抱いたと思うんですが このご時世なので、うらやましい!!!この世界線に行きたい!!!って思いました。切実。 同じチームを応援する友達とアウェイのスタジアム巡り。絶対楽しいですよね。 お酒飲んでスタジアムのごはん食べて、試合後は二次会して…最高ですね。 後楽園ホールのレモンサワーとファイターチキンが恋しくなりました。サッカーでもスタジアムでもないけど。 すしたべたい もうちょっとたべたい幸せ一貫 倉田よしみ野愛頑固一徹なおじいちゃんなのかと思ったら、ずいぶんできた人だなあ。 ちょっとヤな感じだけど憎めない常連さんも、今時の明るい子をこねくり回したみたいな孫娘サッチも、握れそうで握らせてもらえないお兄ちゃんも、記号的でいい感じ。 波瀾万丈な展開が訪れそうだけどしっかりスルーして何も起こらず終わる、サッチの小ボケで明るく終わる、そして寿司はとっても美味しそう。 とは言えさすがにもうひと展開ありそう?ってところで終わるので、もっと読みたいなあ。 悪いやつが出てこなくて美味しいご飯が出てくる作品は文句なしでいいもんです。 面白いクロサギ 黒丸 夏原武名無し名作だし勉強になるような感じもある「保育園落ちた日本死ね」がモチーフ?わたしのイクメンブログ キャンディーサトウ Nironeポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。 「まんだら屋の良太」を読み始めたけど…まんだら屋の良太 畑中純starstarstarstarstar_borderかしこ九州の山奥にある温泉旅館「まんだら屋」が舞台のお色気漫画です。色恋沙汰って言うとちょっと綺麗に言いすぎてるなって思うくらいエロのインパクトがすごいです。決して子供には見せられませんが、大人が読むと不思議といやらしいとは感じない作品だと思います。 文庫版で買ったんですが、文庫版は売れ行きが良くなくて途中で出版中止になってしまったんだそうです。最終回がどうなってるのか気になるけど、50巻全部読むべきか迷ってます…。文庫版では青木雄二が「畑中純さんの漫画を読んで僕も大人の鑑賞に耐えうる漫画を描きたいと思った」と語っていました。暴力的にカワイイうちの師匠はしっぽがない 幸村誠 TNSK 小田すずか 櫓刃鉄火mampuku 上方落語×ファンタジー×けもカワ!! 設定盛りすぎでは!?と心配になるも、可愛さとユルさが全てを包み込むことで、「よつばと!」「ふらいんぐうぃっち」のように無限に読み続けたくなる中毒性を帯びています。 一話完結形式で、落語のようにオチがついてて毎回安心して読めます。 上方落語、漫画や創作で触れるのはたぶん初めてなので新鮮でした。じっさい本物を聞いてみると東京とは違うのでしょうか<<270271272273274>>
恋に落ちた瞬間、夢を抱いた瞬間。それまで知らなかった素敵なものに出会うとき、ひとはキラキラ輝いて見える。 そんなキラキラ輝く瞬間にたくさん出会える漫画が、クミカのミカク。 舞台は異星人が地球で暮らすのが当たり前になった時代。 食事をしなくても生きていける異星人の女の子クミカさんが、とあるきっかけで食事をしたことから味覚に目覚めていくお話。 美味しいご飯を食べて感動することはあれど、美味しいという感覚そのものに感動したことって今まであったかな? 甘い、しょっぱい、辛い、酸っぱい、痺れる、苦い…などなど。 当たり前のように食事をして「うまいなー」くらいで流してしまう感覚を、触角をぴょこぴょこ動かしながら新鮮に感動しているクミカさんがめちゃくちゃ可愛い!! 新しい味覚に日々出会えるクミカさんがうらやましくもあり微笑ましくもあり、とにかく幸せな気分が味わえる作品。 エイリアちゃんやメロウちゃんなどクミカさん以外の異星人たちも可愛くて癒される…!