青年マンガの感想・レビュー15399件<<399400401402403>>まさかの続編零戦少年 葛西りいちstarstarstarstarstarひさぴよ「零戦少年」1巻で完結したはずでしたが、続編が刊行されていて驚きました。なんと完結後にお祖父さんの同期、三浦さんという人物から連絡が届き、そこで新たに得られた戦争の証言によって続編が作られることに。 今作では戦友・三浦さんから見た祖父と、三浦さん自身の戦争体験が描かれています。予科練での訓練、戦地での再開、そして共に特攻へ向かった先で起きたこと。あらためて戦争とは一人の主観だけでは到底理解しきれないものなのだと思い知らされました。前作を読んだなら続編も読んで損はないです。 ※それと、もし興味のある方は現在連載中の「不死身の特攻兵」という漫画も読んでみて下さい。葛西さん・三浦さんたちと同時期のお話になります。おすすめです。イザベラ・バードの日本紀行ふしぎの国のバード 佐々大河名無しイザベラ・バードの日本紀行を漫画にしている。 バードさんのキャラクターもかわいいし、日本の大衆習俗が細かく描写されてて面白い 乙嫁語りっぽい面白さウエイトレスと強面男の控えめな恋第二第四火曜日の恋 高瀬わか名無し読み切り読んだ時から応援してましたので、連載化うれしいです。 まだオジサンのほうは律ちゃんにそんなに関心なさそうですが… ひとまず年齢と干支を知ることができてよかったね…!(柴犬ハンカチ自分で買ったのかな…笑)モーニングからリトルプレスまで爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇 森泉岳土nyae森泉さんといえば「爪楊枝で漫画を描く人」ですが、一番最初に掲載されている「最後のフェリー」は初めてボールペンで描いた作品だそうです。 あとがきに「そろそろペンで自分の線を描けそうな気がしたから」とありました。 普段爪楊枝で描いていることに対しては「自分でもよくわからない」と言っているのがなんか笑えました。 通常のマンガ誌に掲載されている読切等は読んだことがあったのですが、文芸誌やアーティスト個人に寄稿したものがあるのは初めて知りました(ランバーロールは読んでいます)。活動範囲が広いというのがわかる短編集です。大林宣彦監督って義理のお父さんなんですね。監督との二人のエピソードを描いた話が好きでした。 タイトルの「爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇」という普通ならどれかひとつの短編タイトルを付けたりするものですが、こういうかたちにしたというのになにか意味がある気がしてなりません。 またこれだけは強く言いたい。紙版を買って読むべし。 作品によって用紙が変えてあり(なのでさわり心地も違う)、ただお金がかかっているなという高級な感じはなく、リトルプレスのような自由さがあります。 ▼こんな感じ つつがないなあつつがない生活 INA野愛これはたしかにつつがない。 必要以上の温かさも幸せも困難もなく、ただつつがない生活がここにはあります。 いや、ちょっとの不安や不穏さはあるんだけども、それを補うだけのちょっとの愛や優しさがある。 溢れんばかりではなくて、たまにぽたっと降ってくるくらい。 日々の暮らしってこういうのでいい。こういうのがいい。 自分もこういう生活をできている気もするし、できていない気もするし、客観的に見ないとわからないけど今日も生きているのでまあいいかなと思ってます。 この作品は何もない日々の暮らしへの礼賛ではなく、ただただそこにあるものを映し出しているようで、そのつつがなさが素晴らしいなあと思いました。 感想を一言で言うと「ああ、つつがないなあ…」って感じです。個人的に冬目景先生といえば今もこの作品羊のうた 冬目景かしこ昔アニメをきっかけにハマって漫画も読んでいたのですが10数年越しに再読しました。当時はもっと見てはいけないもの見ている禁忌感があったはずなのですが自分も大人になったということでしょうか。とはいえ遺伝的な奇病とか黒髪和服の美女っていう世界観はやっぱりいいな〜と思ったので確実に影響を受けたことを実感しました。 まるで吸血鬼のように他人の血を欲してしまう精神的な奇病を発症する一族に生まれた姉と弟が主人公。大抵は女性のみが発症するとされ幼いうちに症状が出た姉とは違い、普通の人間として育つことを望まれた弟は秘密を知らないうちに父の友人の元で育つことになった。しかし高校生になった弟は発作に襲われ発症してしまい、生き別れた姉と同じ宿命を共有して生きることを選択する…。 弟の発作を治める為に姉が自分の血を飲ませていくうちに一線を超えるような愛情をお互いに持ち始めますが、そうなっちゃうのも仕方ないような因縁が色々あるんです。横溝正史みたいなおどろおどろしい話が好きな人は結末も含めてオススメ出来ます。JCブラック・ジャックのほのぼの漫画!ブラック・ジャック ガール 手塚治虫 七野ワビせん一日一手塚ブラック・ジャックがカワイイ女子中学生になっちゃった!テヅコミシリーズ初めて読みましたが面白かったです。 登場人物はお医者を目指すクロミ、死神を名乗る中二病高校生キリ、破天荒男子ピノオの3人。大胆すぎる改変だ…。本家のシリアスさはどこへやら、キャラがキャッキャするようすが最大の魅力かと。 本作のテーマは家族です。 クロミ、キリ、ピノオ。彼らは三者三様に家族をめぐる寂しさや孤独感を抱えています。賑やかな画面とは裏腹にどこか寂しげな雰囲気が流れているのが、ただのカワイイパロディに終わらない味わいに繋がっていると思います。 ブラック・ジャックは医療を通じて人を救ってきました。一方クロミたちにはそんな力はありません。それでもみな、それぞれのやり方で誰かを助けようとしているのです。 「なぜブラック・ジャックを女子中学生に?」という問いにはあとがきで七野ワビせん先生が応えているのですが、個人的にはこちらもじんときました。こういうifはいいですね。 弘兼憲史短編集5 私の赤ちゃん弘兼憲史短編集 弘兼憲史starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男SF短編集だった。 表題の「私の赤ちゃん」と「指定席」が面白かった。 「私の赤ちゃん」のオチが面白いんだがこれ日常の仕事でもありそうなミスだったし、「指定席」は冴えないサラリーマンのドッペルゲンガー現象により生活が一変するが、生活が一変する方法の再現性を考えたりして面白い。 一番好きなのは弘兼憲史の「自分はSFは好きなんだと、描きながら気が付きました。UFOは大好きですが、存在は全く信じていません。」のコメント 菅野直ら「第343海軍航空隊」を描くパイロット物語 紫電改343 須本壮一名無し11号に掲載された読切『五十六の密命』をゼロ話とする新連載。第1話は昭和19年、250kg爆弾を積んでの体当たり戦法実行を前に、作戦撃墜王・菅野直が厚木基地へゼロ戦を受け取りに向かい源田実と出会うところから始まる。 75回目の終戦の日を前にして始まった新連載。須本壮一先生の所信表明から始まるところに気迫を感じました。人には人の夏がある…すいか はるな檸檬名無しすごい「夏」の切り取り方だなと思いました。地獄のドン底みたいな夏だってある。 少年の傷ついた心と、母の止まらない独り言の差がすごいことになっていた。実家だな、という感じがした。 利休転生私は利休 連打一人 早川光 木村宗慎マンガトリツカレ男俺の好きな「江戸前鮨職人 きららの仕事」の原作者が書いているので気になったので読んだ。 あらすじにある通り、雪吹なつめが茶人・山上宗刻の茶道教室に田中芳郎を誘ったところから始まる。開始当時は意識はないが田中芳郎は利休が転生おり、物語が進むにつれ利休の意識ではじめ、また同じ時代に転生した利休の関係者なども登場していく 今の茶道に対して利休がどう考えるかなどの話もあり楽しめた。 福岡の島で目覚めた「カカシ」の第二の人生ほとめくかかし たつひこ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。コテコテの刹那の連打!!連打!!ダークマスター オトナの漫画 完全版 狩撫麻礼 泉晴紀starstarstarstarstarひさぴよ狩撫麻礼&泉晴紀のタッグによる25編、560ページ超に及ぶ分厚い短編集です。 (連載時の名義はダークマター、泉レッドドラゴン) 狩撫麻礼さんの没後に刊行された完全版になります。 中身としてはオチがなくて意味がよく分からない話もありましたが、泉晴紀先生のギャグっぽい作画がハマってる所もあり、楽しめた話とそうでない話が半々くらい。 ーーーー 特に好きな短編 「ダークマスター」 表題作。味は良いが、店主の性格に難があって繁盛しない店を他人に任せることになり、店主の代わりになんでもやらせてしまう話。何を表現しているかは言わずもがなです。オチはないけど面白いっ。 「ミッションあるいは伝道」 高齢化した個人商店とニートをマッチングさせて、寂れた商店街を復活させようとする男の話。発想は凄い良いけどたぶんうまくいかないと思わせてくれる所が良い。 「眠らぬ男」 オチの秀逸さでは「オッパイ説」か、この話が一番好きですね。ネタバレできない面白さ。 ーーーー 話のバリエーションは多いので、昔からの狩撫麻礼ファンに限らず、「世にも奇妙な物語」のような不可思議な話、刹那的なショートストーリーが好きな方なら楽しめる短編集だと思います。 至極のおっぱい漫画No.1すんどめ!!ミルキーウェイ ふなつ一輝名無し※ネタバレを含むクチコミです。80年代女子校の日常本場ぢょしこうマニュアル 有間しのぶ無用ノスケ子「その女、ジルバ」で手塚治虫文化賞を受賞した有間しのぶ先生のデビュー作。デビュー雑誌はヤングマガジンだったんですね。しかも、2巻で「作者は女子高校を卒業して大学生になりましたが」とありますので、もしかしてデビュー当時は現役女子高校生だったのでしょうか!?驚きです。1982年から8年間に及ぶ長期連載だったそうですが、青年誌で女子校日常マンガなんて、当時のヤンマガ読者さんに受け入れられていたのか気になります。絵について少し触れますけど、大変失礼ながら絵はほとんどノートに描いたような絵でした…。(漫画原稿用紙でもない?)トーンも使われてないようで、落書きにしか見えないコマもありました(←ホント失礼!)でも、絵がどうこうより、漫画に描かれている人達が面白いんです。淡々と学校や周りの出来事を描いてるように見えて、実に多種多様な生徒たちが漫画に登場します。よくある思春期の一コマであっても、一人ひとりの内面に踏み込んで描かれています。だからギャグ漫画なのにどこか嘘っぽくなくて、その人の本音を感じるのです。このような人間への観察力・洞察力こそが、有間しのぶ先生の凄いところなのだなあと思いました。 コドク・エクスペリメントとはコドク・エクスペリメント 星野之宣starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。 表題の大飢饉がすごい大飢饉 本宮ひろ志starstarstarstarstarマンガトリツカレ男天明の大飢饉が元になっており、東北地方に位置する神子骨村のが中心で進んでいく。蘇助/弥二/捨蔵の3人は各自に事情がありと土地を開墾する日々が続くが、大雨や浅間山の噴火などで大飢饉が発生していく。 その際に村人の食料を奪いあうシーンや蘇助/弥二/捨蔵の関係をむちゃくちゃになっていく描写がすごい。理性があって「人」であると思うが、それは一定の生活水準があるからこそで維持的たり、よほど強い意志がないとできないというのがよくわかる。ラストも含めてすごいよかった。 一つき半次郎は「ビッグガン」にも入っていたないろんなところで掲載されたのをまとめた短編集げんこつ街道 本宮ひろ志starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男ビッグコミックで読んだ覚えがあるやつとか少年ジャンプで読んだ覚えがある短編などが入っている。 「げんこつ街道」がむちゃくちゃ本宮ひろ志っぽくて最高だった。「げんこつ街道」は試し読みで全部読めるのでぜひ読んで欲しい 本宮ひろ志のこの勢いがすごい好きなんだと思う。 欲をいえば高校生のうちに読みたかった!プラスチック解体高校 日本橋ヨヲコ名無し日本橋ヨヲコ先生の連載デビュー作。「プラスチック解体高校」というユニークなタイトルが付いてますがロボットとかメカ的な物は出てきません。けれども普通じゃない学園モノになってます!とにかくヒロインの古屋ナオミが破天荒です。第一話の入学式の日から他のクラスメイトが見てる前で主人公の蔵田三成に大人のキスをした挙句に「キスが下手」とダメ出しをします。ナオミは始終こんな感じなんですがどんな逆境にも屈しないのでとてもカッコいいんです。彼女の生き様が主人公達がコンプレックスを乗り越えて成長するきっかけになっています。途中で打ち切りが決まったようですがそんなことを感じないくらい面白かったです。主人公やヒロイン、後に漫画家になる町田都は「G戦場ヘブンズドア」にも登場します。なんだか名前に見覚えがあると思ったらそういうことだったんですね。 本宮ひろ志の半自伝的マンガ春爛漫 本宮ひろ志starstarstarstarstarマンガトリツカレ男これ最初の方は読んだことあって確か「少年ジャンプ愛読者賞」に掲載されていたと思う。主人公である本宮ひろ志が編集者に漫画を書くには「インテリジェンスが必要」と言われたあたりで終わってたと思うが続編があったことを知った。 最初のは学生自体の悪さと自衛隊のエピソードがメイン。特にすごいのが本宮ひろ志の父親が某宗教信者であり本宮ひろ志の友達を勧誘しようとする話だがこれを少年誌に載せたのがすごい話だ。 「インテリジェンスが必要」といわれたあとを後半とすると、どうも掲載雑誌が変わったのか青年誌向けのシーンが多くなったりするが、漫画家のアシスタントやヤクザの見習いなどをやりながら生活をしていくが最終的にはヤクザの見習いをやめることになる。中学時代の悪友たち言われてマンガを書きはじめて「男一匹番長列伝」の連載が始まる。どんどん人気が出て行きアニメ化までされているがこの後思いっきり実話っぽいエピソードが入る。 少年ダンプの三周年記念パーティで大先輩の漫画家たちに 「はっきりいって好かんな きみの漫画」 「まったくですなあぼくたちが何十年もかかって少しづつマンガを向上させたのがあのガラの悪い漫画で5・6年は後退してしまったよ」 「なんといってもインテリジェンスこれがまるで感じられんよ」などむちゃくちゃ言われていた。その後のスピーチでやり返すのだがすごい実話っぽさを感じた。 男一匹漫画大将もいいけどこっちもすごいよかった 知らない町に住んだ記憶この町ではひとり 山本さほ無用ノスケ子私も似たような経験があったのでとても共感できる内容でした。焦燥感や勢いだけで、自分のことを誰も知らない土地に引っ越したとしても、なかなか友達が増えるわけでもなく、ひたすらキツい仕事で精神を削られるだけの日々。そういう経験のある方は意外と多いのではないでしょうか。転勤族の方はもっと大変だと思いますが、ここで描かれている人間関係は大なり小なり、誰しも経験したことのある苦労であるように感じました。忘れかけていた苦い思い出を誰にとってもわかりやすい形で表現された山本さほさんはやはり凄いです。新天地で頑張って暮らしてみたけど合わなかった人、理不尽な仕事や、職場の人間関係に馴染めない人が読むと苦しいけど、自分の経験も振り返ることができるので、何か得られるものがある気がします。神戸(兵庫)に対して偏見を持たれててしまう箇所があるのは少し残念でした。都市名は伏せたほうが良かったかも。単行本のあとがきでは、神戸はとてもいい街だよ、というフォローが入ってますけどね。息の長いシリーズになってほしい #1巻応援きょうも厄日です 山本さほ無用ノスケ子何かとトラブルを引き寄せてしまう作者の実体験を綴ったエッセイ。子供時代から最近の出来事まで、いろんな"厄"をユーモアたっぷりに表現されています。厄日の話ばかりでなく、友人の話だったり、ちょっとした恋愛話(厄あり)も入ってきます。私のお気に入りは、整骨院のおじさんの話。この話、何回読んでも笑ってしまいます。行けるところまで行ってしまう作者も相当おかしいのがよく分かるエピソードでした。漫画家の友人、おぎぬまXさんの登場回はマンガ好き必見で、おぎぬまXさんがいかにして29年ぶりの赤塚賞に入選したのか、実際にどういう人物なのか、この漫画を通して知りました。そして、特別編として収録されている世田谷区役所編。Twitterで話題になり知ってる方も多いと思いますが、世田谷区役所を相手に、三軒茶屋にある「まんがの図書館ガリレオ」を巻き込んだ大騒動を漫画にしたものです。詳細は読んで頂くとして、「描く。今日の出来事マンガにする」と並々ならぬ決意をした時の山本さほさんに痺れます。文春オンラインで、まだまだ連載中の作品ですので、この先も息の長いシリーズになってくれたら嬉しいですね。 キングダムの元ネタキングダム 原泰久コロ蚩尤(しゆう)の元ネタってあるのかな。イレギュラーな短編&読切3作を収録異次元商人 吉田ひろゆきstarstarstarstarstarひさぴよ「Y氏の隣人」連載中の平成2年〜5年までに発表された吉田ひろゆき氏の短編を一冊にまとめたもの。 (週刊ヤングジャンプ増刊、サーティ、ワーキングデビューなどの雑誌に掲載) 「異次元商人」は、Y氏とほぼ同じ世界観で、悩める青年たちの前に怪しげな行商人が現れ、Y氏の世界で流通しているような異次元の商品を与えては成功or破滅に導くというのがお決まりのパターンになってます。 ジャック・天野という商人が登場するのですが、その名の通り天の邪鬼のような性格で、人間たちの欲望をつついては楽しむ様子が実に悪魔的でした。 <読切「天職」「出世双六」> ページ数は短いですが人生の妙味が描かれていて面白いです。 吉田ひろゆき氏らしさに溢れた作品。 <読切「駄菓子屋」> 原案のヒロオクダという人は、本庄敬先生の「クジラの唄が聞こえるネイチャリン」原作をされていた方です。 これまでの吉田ひろゆき作品では異色と思えるほど、ストレートな作風で泣けるお話でした。 ジャック・天野↓<<399400401402403>>
「零戦少年」1巻で完結したはずでしたが、続編が刊行されていて驚きました。なんと完結後にお祖父さんの同期、三浦さんという人物から連絡が届き、そこで新たに得られた戦争の証言によって続編が作られることに。 今作では戦友・三浦さんから見た祖父と、三浦さん自身の戦争体験が描かれています。予科練での訓練、戦地での再開、そして共に特攻へ向かった先で起きたこと。あらためて戦争とは一人の主観だけでは到底理解しきれないものなのだと思い知らされました。前作を読んだなら続編も読んで損はないです。 ※それと、もし興味のある方は現在連載中の「不死身の特攻兵」という漫画も読んでみて下さい。葛西さん・三浦さんたちと同時期のお話になります。おすすめです。