青年マンガの感想・レビュー15398件<<394395396397398>>村山聖と師匠の関係に泣ける聖(さとし)-天才・羽生が恐れた男- 山本おさむ名無し村山聖って子供の頃から病気だったこと位しか知らなかったのですが、これを読んで、もう一・二年あれば名人になれたかもしれない、本当にあと一歩のところで亡くなったことを知りました。あとがきで山本おさむ先生の奥様も同じ病気で亡くなったと書かれていて、色んな想いも込められているように感じました。 実際に起こったエピソードと創作が混ざったストーリー構成なんですが「これは事実なんだ…」と驚くようなことも多々ありました。特に師匠・森信雄との関係に感動しました。作中では「犬の親子のような愛情」と例えられてましたがその通りなんです。二人にとって三つの別れのシーンがありましたが涙ぐまずにはいられませんでした。 ライバルとして登場する羽生善治の描き方も面白かったです。プロデビューした直後はまさに将棋の神様に愛されている天才少年という感じですね。作戦でも何でもなく対局中にあくびをする姿と、ベテラン棋士が「10代の将棋が一番細かい」と言っていたのが印象的でした。笑って読める若き明智光秀の迷走 #1巻応援明智光秀放浪記 重野なおきあうしぃ@カワイイマンガ重野なおき先生の『信長の忍び』は既に16巻まで発売され、女忍を中心に織田信長と家臣団の快進撃が、ギャグと感動の物語として痛快に描かれています。 その『信長の忍び』のスピンオフの一つとして、白泉社のアプリ・マンガParkで発表されたのがこの『明智光秀放浪記』です。 『信長の忍び』でも主要人物として、ボケにもツッコミにも大活躍の、目が怖くて余計な事を言ってしまう愚直な苦労人として描かれる明智光秀。『明智光秀放浪記』は、その面白さの源泉が見られる作品となっています。 明智光秀の苦労っぷりは大河ドラマ『麒麟がくる』でも見られますが、その見据える先や苦悩はこちらの方が小物的で、現実的に見えます。また、史実関係も細かく違い、比べてみるのも面白いです。 等身大の明智光秀の行動原理が明かされ、この人が織田信長にどういう気持ちで仕えるのか……さらに信長の妻・帰蝶さまLOVEなところや、朝倉義景の小物ぶり、アホな将軍と終生の友・細川藤孝との出会いなど、『信長の忍び』の前日譚として、興味深い作品となっています。本物の作品アマゾネス・キス 意志強ナツ子野愛2回目の感想になります。 つい先程、最終話を読み終わりました。 意志強ナツ子先生は全くブレない。カルト宗教とか自己啓発みたいなものを斜めから見た作品なのかと最初の最初はちょっとだけ思ったけれど、意志強先生は真っ直ぐな目で見つめて描いている。 何かを信じるということは頼るとか縋ることにも似ていて、それは不安な気持ちを誰かに丸投げするような行為に思えたりもする。 でも、信じ続けることは違うのだ。 信じ続けることは真実すら変えてしまうほどの強さがある。 証明したもん勝ち。意味のない偶然なんてない。 あまりに鮮烈で力強い言葉に圧倒される。 わたしはいち読者でしかないので、意志強先生が本当に伝えたいところを100受け取れたかどうかはわからない。 それでも、100伝えようとしていること、そこに嘘や揶揄が一切ないことはわかる。 証明したもん勝ち。読んで信じ続ければきっと高次元に行けるはずです。 神から"性"を奪われる「月読」とは…?月の子供は夜踊る 岩渕竜子名無し※ネタバレを含むクチコミです。 どんな顔して飯を食おうが自由なんだよめしぬま。 あみだむく野愛この漫画を正しく理解したいし消化したい、そう思ってなんだかんだちょいちょい読んでいました。 普段は地味キャラの主人公がひたすら美味しそうに飯を食うというのは、飯漫画としてはよくある物語だと思います。 飯を食うときの顔が恍惚としている、っていうのも割と多いですよね…明らかにそういう顔として描いてるよね…?って穿った見方をしてしまう漫画も正直多いです。 めしぬまくんの飯を食う表情も恍惚としていて、そういうお顔に見えちゃう。そんな彼の食事シーンを見て、周囲の人達も食欲をそそられたりドキドキしたり顔を赤らめたりする。 そういう目で見るわたしがおかしいの?めしぬまくん明らかにエロく描かれてますよね? 飯漫画っていうのは…自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ…なんて心のゴローちゃんが出てきそうになるんだけれども、いやいろんな見方があっていいのかもしれません。 可愛い女の子がエロいかもしれない表情で飯を食う漫画に対して「いやそういう目で見るのがおかしい、飯は飯やん」って思ってたのに性別が変わると戸惑うっていうのはわたしの視野が狭いんだろうなあと思いました。 食べる表情がエロかろうとエロくなかろうと、人は食事をするし美味いものを食べたいのです。どう見えるかどう見られるかなんて、食欲の前ではどうだっていいことなんだと思います。 めしぬまくんが他者からどう見られているか気になって食事してたら悲しいもんな。 という結論に落ち着きました。飯くらいみんな好きに食おう、見たけりゃ見ろよくらいにめしぬまくんが思っていてくれたらいいな。 作者の意図もめしぬまくんの気持ちもわからないけども、わたしはこの読み方でこの漫画を好きになりました。グルメな組長(夜間高校生)の日常漫画極道の食卓 立原あゆみ名無し立原あゆみ先生の作品って初めて読んだんですけど、絵のデフォルメが独特で水墨の人物画っぽいのがお洒落ですね。 55歳のヤクザのおっさんが昼は極道をやりながら、夜は夜間学校に通、若いクラスメートに囲まれながら、アパートで好きにご飯を作って食べる。ご飯を食べるという日常と、ヤクザ家業と夜間学校という非日常を行き来する感じがなんかエモい。 エセ科学のアレルギー論っぽい語りもあったけどそこはご愛嬌で…。 最初に出てきたキューちゃんを使った水茶漬けと冷や汁がすっごい美味そう。時期的にもピッタリなので家で作ろうかなという気にさせられた。#1巻応援 小学生ママ真琴の本当の気持ちが気になるママごとー小学生ママと大人のムスメー つづら涼Pom 小説家の柚と、隣人の小学生真琴との交流を描いたお話。 真琴は、汚部屋で生活する柚を見て自分がママになると言ってお世話し始める。 しかし真琴が本当は何を考えているのか分からない。。 ママと言いながら、やっぱり子供な真琴と、柚がどんな風に信頼関係を築いていくのか、二人の本心など興味深い話だなと思います。 17歳を過ぎてもなおラストメンヘラー 天野しゅにんた 伊瀬勝良野愛わたしたちは「あなたにはわからない」と「あなただけはわかるはず」の狭間で生きている。 なんて言うと、ちょっと主語が大きすぎるかもしれないけれど。 わかってほしいとわからないでしょうを揺れ動きながら、世界に折り合いをつけて騙し騙し生きている。わかんないけど、多かれ少なかれみんなそうでしょう?だから、こういう作品に心動かされてしまうんでしょう? 少なくとも、わたしはそうです。 心に闇を抱えたリストカット常習者の五十嵐と、彼女に恋するあまりとある嘘をついて理解者のふりをする要の物語。 恋愛物語とかメンヘラのお話とかカテゴライズしてしまうのがもったいないくらいに、純粋で剥き出しで痛々しくて、人と人の関わり合いにおける大切なものがこれでもかというくらい詰まった作品だと思う。 肌と肌を触れ合わせるだけで伝わることもあるし、言葉を尽くしても伝わらないこともある。どんなに近づいても、好きで好きで仕方なくてもわたしとあなたの間には隔りがあるのだ。だからこそ、実際に理解してくれているか理解しているかはさておいて、手を取ってくれる人がいることが幸せなんだ。 不確かな「わかるよ」よりも、確かな「わかりたいんだ」のほうが暖かいんじゃないか、そんなことを思った。 わかっているけど、わかんなくなっちゃうことに気づかせてくれた作品でした。マンガも人生も色んな背景がある刑務所でマンガを教えています。 苑場凌&JKS12名無しマンガはデジタル化が進んでいる。 パソコンのハードやソフトが進化し多様化し、 ネット環境も整っていくなど時代は変化したのだから、 それも当然のことだろう、そんな程度に考えていた。 マンガを作る側ではなく読む側の立場として。 「マンガの製作もデジタル化が進んで 楽になったのだろうな」 「背景画とか、写真をPCにデータで取り込んで トレースすればいいんだろうから楽になっただろうな」 程度に考えていた。 「刑務所でマンガを教えています。」 を手にとったときには、そういう感じの考えから 「ああ受刑者もマンガを仕事に出来る世の中になったか。」 くらいにしか考えていなかった マンガ製作の現場とか、マンガ製作を刑務所で指導する事とか、 そこで指導する側もされる側もいかに大変か、 技術を身につけ発揮することがいかに大変か、 特に刑務所で受刑者がそれらを行うには、 乗り越えねばならないしがらみがあり、 意味や意義や責任までを問われるとても大変なこと なのだとか、 読後にようやく思い知らされた。 何重にも重なる意味で、マンガ制作も 刑務所の中の人も、出てきた人も、 このドキュメンタリーマンガの背景も、 それぞれにどれだけ大変な部分があるのかと。 また、そういう点とは別に、 デジタル手法でのマンガ作成の技術が こと細かく解説されており、 背景画ひとつでも、けして写真をトレースして キーボード操作一つで楽勝!というわけではなく むしろメチャクチャ大変なことが理解できた。 そして世の中でPC化デジタル化がいかに進もうと、 人が動く気になるとき、人が何かを成し遂げるとき、 やはりアナログ的な人と人との「縁」が関わっていること。 やはりそういうことなんだろうな、とも、 このマンガを読んで感じた。 今後はマンガを読むときに、 文字通りに背景画の一つ一つがどう描かれているかとか、 そのマンガが完成し出版されるまでの背景がどうかとか、 多様な意味で背景を軽視できなくなってしまったと思う(笑) 海辺で宝探し女子高生! #1巻応援下を向いて歩こう 湖西晶あうしぃ@カワイイマンガこの作品は「ビーチコーミング」という趣味を取り上げています。ビーチコーミングとは、海辺で漂着物を拾ったり、観察したりする趣味のこと。私はこの趣味をマンバ通信の記事で知り、作品に興味を持ちました。 https://manba.co.jp/manba_magazines/11307 そんな趣味を楽しむ女子高生達。 ●ビーチコーミングが好きな旅館の娘・硝子 ●スイスから越してきた碧眼娘・シエル ●硝子の幼馴染で科学部所属・さざれ 今まで一人で浜を探索していた硝子は、シエルにぐいぐい押され、二人をくっつけようとするさざれと三人で海岸に繰り出します。 キラキラした物、不思議な自然の造形が沢山出てきて飽きさせません。地面に視線を這わせて宝を発見するのは、例えば山菜やきのこ、鉱物や化石趣味と似た楽しみでしょうか。 面白い物を見つけて、感じたことを共有し、互いにツッコみ笑い合うのは楽しそう。自ら孤独を選んできた硝子がシエルに明るく迫られながら、人と関わり始める物語は優しく愉快! 恐らく2巻以降、さらに面白くなると思うんですよね。その鍵となるのは、途中参加の ●ちょっと怖い手芸部のすさみん ずっと海岸で拾うばかりだった三人に、すさみんは「加工」という概念をもたらします。そのショックは、素敵すぎて硝子が涙するほど。1巻でも少し出てきますが、2巻以降、拾った物を「加工」する「物作り漫画」に化けていくのか……という観点でも、注目していきたいと思います。 和歌山・白浜(2巻以降、串本も)ご当地漫画としても、注目! わっっかる………俺たち!キャンプフェスビギナーズ! 田中光名無し「どうして人は野外フェスにハマってしまうのか」が非常にわかりみ深く描かれてます。行く前にたてた予定のとおりにならなくても、汗と雨でグショグショになっても、全然寝れなくて疲れが取れなくても、全部終わったときには「来年が待ち遠しい」ってなってるんですよね。自分はハタチ前後にわりとハマった時期があったので懐かしくなった。 そんで、出てくるキャラたちのように「来年はもっとこうしよう」という課題が出てくるので毎年快適な過ごし方が上手くなってくる。ますます抜け出せない。こういうのを生き甲斐にしてる人ってたくさんいると思うので、今年はホント残念でした。。 ちなみに漫画の舞台は朝霧JAMなので夏フェスではなかった。正統派愛憎ホラー #読切応援陰翳 二宮法子名無し※ネタバレを含むクチコミです。今秋映画化される超猟奇殺人マンガミュージアム 完本 巴亮介地獄の田中※ネタバレを含むクチコミです。 +チック姉さんの佐々木と山田の話メメメメメメメメメメンヘラぁ… 栗井茶メメ+チック姉さんに登場する佐々木と山田回をまとめた本。描き下ろしやオマケページはついてるけど大体は再収録です。まとめて読むと改めて佐々木さんの破壊力の高さに驚かされる。山田の反応や切り返し力が洗練されて行くので、ヤベー奴をヤベー奴として心置きなく楽しめる。佐々木と山田のこれまでを一気読みしたい人が読んでも良いし、+チック姉さんを読んでなくても、常軌を逸したメンヘラに興味があるなら楽しめると思う。姪に教わってイギリス文学に登場するお菓子を作って食べるおじさんの話午後3時 雨宮教授のお茶の時間 鷹野久ぺそ※ネタバレを含むクチコミです。VR能攻殻機動隊を見たんだが攻殻機動隊 士郎正宗名無しあんまり話題になってない感じでもったいない…。と思ったのでちょっとした感想とかプチ情報を書いてみます。 興味持ってくれる人がいれば嬉しいです。 https://ghostintheshellvrnoh.com ・物語は人形使い遭遇後の素子を捜索する流れ。驚いたのが原作2巻の魂合環(霊能局のひと)とか出てくる。居たな〜。 『ARISE』とか『2045』とかSF前面に出したリメイクが続いてたから新鮮でした。能にするなら原作のスピリチュアルな要素がマッチしてると思った。 ・開幕から「素子は何処(いづこ)…」ってバトーが出てくるのが面白かった。何の媒体でも全然ブレないな。 ・VR映像はすごい。舞台に居るのが役者本人なのか投影映像なのか全然判別できない。本物だと思って見てた素子がサァ…と消えていくところとか本当に光学迷彩みたいだった。 ・能なのに「ゴースト」っていう横文字のセリフが出てくるんだけど、これはバトー役の川口晃平さんのこだわりだとアフタートークでお話がありました。ちなみに川口さんはかわぐちかいじ先生の息子さんだそうでこれもビックリ。 自分は能まともに見るの初めてで知識もなかったんだけど、能に詳しい人が見たら引用元とかもっと楽しめるんだろうなと思った。能・VRの時点で超先鋭なのに更に攻殻が加わって、それでも見事に「攻殻」として成立してたのが一番感動でした。 正直1回見ただけだと「なんかすごかった…」っていうのが大半の感想になっちゃったから繰り返して見てみたい。また上演してほしいです。 他にも見た人居たら色々お話したいです! 化学物質過敏症を知ってますか?かびんのつま あきやまひでき名無しこの漫画をきっかけに化学物質過敏症を知った人は多いんじゃないでしょうか。私もその一人で「こんな…目に見えない恐怖と戦わなければならない病気があるなんて…」と衝撃的でした。その後にテレビのドキュメンタリー番組で同じ症状がある方を拝見しましたが化学物質に苦しんでる様子はもちろん、それ以上に家族から理解してもらえないことがとても辛そうでした。発症して症状がひどければ今まで住んでいた家にもいられなくなるし、家族が療養先に会いに来てくれても衣服の洗剤の匂いなどに身体が反応してしまえば近づけないんですよね…。精神的な病気なんじゃないかと思われる方も多いらしく、普通の暮らしをしている人にとってはなかなか受け入れ難いもののようです。スペリオールで「ボクらはみんな生きてゆく!」の連載が始まりましたが、田舎暮らしを始められたのも奥様の療養の為なんですよね。改めて「かびんのつま」を読み直してみると、あきやまさんのご両親に病気のことを理解てしてもらえず症状も良くなったり悪くなったりを繰り返されてましたが、今の暮らしぶりを拝見するとあの頃より格段に充実した生活を送られているようなのでホッとしました。なんと亀梨くん主演で映画化…ゼロから始める事故物件生活 奥香織 松原タニシ 松竹芸能さいろく内容はガチの事故物件に住み続けてみるという芸人のノンフィクションもの。 やわスピで連載していたものの気づいたら3巻まで出ており、なんと映画化が決まった。 映画化の情報はやわスピでも載ってるが「映画『事故物件 恐い間取り』8月28日公開」とのこと。タイトルがちょっと変わるんですね。 松原タニシさん、どれぐらい集約されててどのぐらい盛られてるのか(リョウコちゃんの存在とか)わからないけど、本来であればもっと描かれていない期間が長くあるはずで、その細かい描写は映画では説明があるんだろうか?と少し期待。 監督がリングの中田秀夫監督なのでだいぶホラーになる可能性も・・・・ もともと文字書籍で松原タニシ著作として出ている事故物件本があるけど、マンガとどのぐらい内容違うのかわからないです。そっち読んだ人がいたら感想教えてもらいたいなぁ小山ゆうの素晴らしさが凝縮されている短編集小山ゆう短編集 小山ゆうマンガトリツカレ男これに掲載されている「ワシとタカ」と「メーンエベント」はマジで何回読んでもいい。 「ワシとタカ」はタカはたった一人で亡き父親の教えを守り男らしい真の男になるため悪を倒す。悪といっても「タカ」が一方的に決めているの悪かどうかも怪しい。それに対抗して「ワシ」が同じようにタカの真似を続けるがこちらは悪かどうかの判別するしていない。ただ「タカ」に対抗したいだけで行動をする。 最終的に「タカ」と「ワシ」は大げんかをし「ワシ」の引越しにより別れることになるがこの二人だけにしか理解できない友情が書かれてむちゃくちゃ好き 「メーンエベント」はボクシングが題材だが「がんばれ元気」みたいな内容ではないし、おまけに主人公のボクシングの試合すらない。今日が引退試合の主人公にフォーカスを当てて控え室で今日がデビューの選手と試合前から過去の話などしながら進む。主人公のボクシングに全てをかけてきて、色々な事情があるなか引退試合をする事になる。ラスト1ページの全くセリフがないが顔だけで心情が理解できる。 胸糞の奥のストーリーを求めて悪魔だった君たちへ【合本版】 中津功介 古場みすみ野愛どうしてこういう胸糞爆悪漫画に惹かれてしまうのでしょう。 刺激的だから、非日常だから、逆にリアルだから、どれも当てはまるんですがなんかしっくり来ない気もします。 結局のところ、なんか見たくなっちゃうからくらいのもんで大それた理由なんてないのかもしれません。 順風満帆な生活を送る男女6人組。彼らは高校生の頃、あるクラスメイトに対して凄惨ないじめを行っていました(よくバナー広告でも出てくるこの描写が本当にグロいし胸糞)。 そんな彼らのもとにとあるメールが届き、悲劇が巻き起こる…というお話。 いじめられっ子の復讐劇が今、はじまる!!! という単純な展開でもないんです。 胸糞爆悪漫画だと思っていたらば、意外に一筋縄ではいかない展開に案外夢中になってしまいます。 最終的に誰か救われる人はいるのでしょうか… 必要以上にエログロバイオレンス描写は多いので、苦手な方はご注意ください。得意な方はあんまりいないと思いますけども。スナックバス江に感謝してますスナックバス江 フォビドゥン澁川野愛好きなアイドルグループがGANTZとコラボしたグラビアが見たかったのでヤンジャンを買いました。 買ったからには漫画も読もうと思い、しっかり全部読んだのですが連載途中のものを読んでもなかなか物語には入り込めず。 まあ仕方ないよな…表紙とピンナップとグラビア見れたしな…と思っていた私を救ってくれたのがスナックバス江です。 知らない街を行くあてもなく彷徨っていたら「入りなよ」ってドアを開けてくれた、そんな気持ちになりました。 いつも酔っぱらいの相手してくれてありがとう。わたしのような日和見の客も入れてくれてありがとう。 スナックバス江に受け入れてもらえたので、ヤンジャンを買ってよかったと思いました。 スナックバス江、ありがとう。 著者が定時制高校出身らしい最後の鍋パしようぜ! 福園名無し童顔の教師が担任で、色んな事情を持った老若男女の生徒たちが集う定時制高校のクラスって設定はかなり好き!ただ短いから仕方ないけどもう少し各キャラの人となりが知りたかったな〜。 人生と向き合うタイミング高速スライダー 幸運な男・伊藤智仁 渡辺保裕 長谷川晶一starstarstarstarstar干し芋野球に詳しくない私でも、リハビリ中に出会う少年のお陰で、伊藤智仁選手の人生がわかりやすかったです。 人生のピークから一挙に地獄に投げ出された時、人間の真の強さが出てきます。 その辛い時期に何を考え、どう過ごすかのか。 愚痴一つ言わず黙々とリハビリするピッチャー伊藤は、常に観客の事を考え、チームのことを考え自分の事は後回し。 身体を酷使しての引退の時は、心と身体のバランスが難しい。 でも、ここばかりは、自分としっかり向き合って後悔しないように決めて欲しい。これからの、人生のためにも。 そして、心の拠り所の妻の包容力、本当にありがたい! それにしても、野村監督の表情筋すごいことになってます。(笑)今こそ栄光を掴みに行く! 熱きジジイたちの陸上物語!マスターズ・ハイ 岡本圭一郎たか※ネタバレを含むクチコミです。<<394395396397398>>
村山聖って子供の頃から病気だったこと位しか知らなかったのですが、これを読んで、もう一・二年あれば名人になれたかもしれない、本当にあと一歩のところで亡くなったことを知りました。あとがきで山本おさむ先生の奥様も同じ病気で亡くなったと書かれていて、色んな想いも込められているように感じました。 実際に起こったエピソードと創作が混ざったストーリー構成なんですが「これは事実なんだ…」と驚くようなことも多々ありました。特に師匠・森信雄との関係に感動しました。作中では「犬の親子のような愛情」と例えられてましたがその通りなんです。二人にとって三つの別れのシーンがありましたが涙ぐまずにはいられませんでした。 ライバルとして登場する羽生善治の描き方も面白かったです。プロデビューした直後はまさに将棋の神様に愛されている天才少年という感じですね。作戦でも何でもなく対局中にあくびをする姿と、ベテラン棋士が「10代の将棋が一番細かい」と言っていたのが印象的でした。