「月読の子が恋に落ちたとき、月の神が『新たに』性を与える」ってことは、やまとが女に戻るとは限らないってことだよね
どう展開するのか気になる
ミステリー、サスペンス、ファンタジー、大正ロマン、SF?いろんなワードが当てはまる読んだことないタイプの話だと思いました。
子爵令嬢のやまとと、大学卒業と同時に結婚の約束をしていた晴臣。しかしある時やまとは突然失踪してしまいます。調べるうちに「月読(つきよみ)」という、瞳が虹色に輝く子供の存在を知り、やまとの瞳が同じ様に輝いていたことを思い出します。晴臣は月読に関する記事を書いた記者を訪ねるも「月読になった子供は"性"を失う」と告げられる。もう一度性を取り戻すには、再び恋をしなければならない…。
月読の瞳は高値で闇取引されたり、嗜好品として売買されるという話もある。あるいは、性を取り戻すための保護施設に居るという可能性も。晴臣はやまとが自分以外の誰かに恋をする前に、再会することができるのでしょうか。平凡で純粋な青年を突如襲う哀しく妖しい悲劇の始まりです。
愛は性を越えるのか。ある日突如、婚約者の性別が“無くなった”――!? 気鋭の新人が贈る、大正ジェンダー・ファンタジー。大正9年―― 主人公・東郷晴臣(とうごうはるおみ)の婚約者が、ある日忽然と消えた… 彼女は“月読”が持つ、七色の目を持っていた――!?
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