サンチャゴ #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ だいぶ前に気になって読もうと思っていたがずっと読めていなかったが今回読んでみた。今更だがイリオスの作者と同じなんだな。 ・特に好きなところは? 色々謎があったがある程度回収されていい感じに終わっているところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 絶妙に嫌な人間模様などが表現してあり俺は好きかな
愛は性を越えるのか。ある日突如、婚約者の性別が“無くなった”――!? 気鋭の新人が贈る、大正ジェンダー・ファンタジー。大正9年―― 主人公・東郷晴臣(とうごうはるおみ)の婚約者が、ある日忽然と消えた… 彼女は“月読”が持つ、七色の目を持っていた――!?
ミステリー、サスペンス、ファンタジー、大正ロマン、SF?いろんなワードが当てはまる読んだことないタイプの話だと思いました。
子爵令嬢のやまとと、大学卒業と同時に結婚の約束をしていた晴臣。しかしある時やまとは突然失踪してしまいます。調べるうちに「月読(つきよみ)」という、瞳が虹色に輝く子供の存在を知り、やまとの瞳が同じ様に輝いていたことを思い出します。晴臣は月読に関する記事を書いた記者を訪ねるも「月読になった子供は"性"を失う」と告げられる。もう一度性を取り戻すには、再び恋をしなければならない…。
月読の瞳は高値で闇取引されたり、嗜好品として売買されるという話もある。あるいは、性を取り戻すための保護施設に居るという可能性も。晴臣はやまとが自分以外の誰かに恋をする前に、再会することができるのでしょうか。平凡で純粋な青年を突如襲う哀しく妖しい悲劇の始まりです。