青年マンガの感想・レビュー15389件<<244245246247248>>魔女料理の感想 #推しを3行で推す魔女料理 滝沢解 川崎三枝子マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと 滝沢解/川崎三枝子のコンビの割にはちょっと普通だった。極悪美女軍団 卍ぐらいのを期待していた ・特に好きなところは? 下水で死体で作った筏に全裸で乗って笑いながら去っていくところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! こういう劇画の悪党警察官の悪党っぷりの表現はすごい。今だったらアウトになりそう きまぐれキッチンの感想 #推しを3行で推すきまぐれキッチン ビッグ錠starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと 多少強引な展開が多い気がするが相変わらず面白い ・特に好きなところは? 最終回。特に最終回のラストのコマ。今までの話はなんだったんだと思われる感じでもあるがこのラストが描けるのはビッグ錠だと思う。こんな感じに気持ちになったのは土山しげるの極食キングのお笑いライブの出場の回以来だな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! このタイプのマンガはこれを絶対読むぞというのではなく、寝る前に本棚を見て久しぶりに読むかで読み始めて結局最後まで読んでから寝るのがいいね ギャンブル・スポーツに対する本音感覚が見事Odds VS! 石渡治名無しスポーツといえば純粋なもの、というイメージは 深く広く世間に浸透していると思うのです。 代表的なのが高校野球とか甲子園とか。 主に学生スポーツの世界を中心に存在しています。 それらのイメージは素晴らしいでしょうし尊重したいとも思います。 けれど世の中のスポーツ関係は、現実にはどうしたって お金が絡むんですよね。 ようは金にならなきゃ成立しない。存続できない。 プロ野球、Jリーグ、そしていまではオリンピックに至るまで 金を生まないスポーツは結局は存在していかれないのが現実。 で、そう言う意味で極端に逆方向のリアルな方向に 徹してしまったのが公営賭博である競馬や競艇や、 競輪を扱った従来の漫画だったと思います。 最初から「国の運営費を稼ぐために」で創設され、 「公正明大に国民に娯楽を提供するため」の大義名分のもとに 一般大衆からアブク銭を巻き上げる世界です。 「Odds VS!」は公営賭博である競輪が所詮は賭博であると いうことを前提としながら、それ以上の面白さを描いています。 もちろん、過去から今まで競輪だけでなく競馬や競艇など 公営賭博を舞台にしながらそれらのスポーツの醍醐味を描いた 名作漫画は他にもあります。 なので個々に優劣を論ずるのは難しいのですが、 各種ある公営賭博を舞台にした漫画では、そのほとんどが 「儲ける」「儲けたい」という、その公営賭博に手を出す人の 最大にして当たり前の動機から目を反らした漫画が 多い気がします。 「儲けること、稼ぐことがその競技の目的とか 存在理由じゃあないんだよ」 と、なんかそういっているような漫画が多かった気がします。 (田中誠先生のギャンブルレーサーは除く(笑)) 「odds~」はそのあたりをかなりシビアに描いています。 いやいや、ギャンブルだから面白いんじゃん、 そこが面白いじゃん、みたいに。 選手たちは獲得賞金を目的に走るし、客は儲けるために 車券を買うし。そのへんにリアリティを感じます。 そこに加えて主人公・リンタと彼女との話とかで 適度にエロイ要素もブッこんで来るんですよね。 まあ他のエロ漫画に比べたらカワイイくらいの内容ですが。 しかしギャンブル好きの人間なんて大体はエロ好きですし、 掲載誌が漫画アクションということからも、 読者のニーズにちゃんと合わせてきてもいる感じです。 さらにそれでいて個人的な感想ですが凄いなと思ったのが、 石渡先生がかつて「スーパーライダー」「B・B」などの作品で 超絶的でハイパーな能力を持った主人公の話を描いていたのに 「odds~」では超絶的にぶっ飛んではいない リアルにありそうなレベルでいて強い主人公を描いている ことです。 この話に超絶でいかにも漫画的なハイパーな主人公を 描いたらリアリティが吹っ飛んでしまっていたでしょう。 そのあたりが凄く上手く描かれていて面白い漫画に なっていると思いました。高校生、猫妖怪と同化!?猫妖傳 艾莉柚あうしぃ@カワイイマンガコミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。カッコいいアクション×妖怪・怪異物が楽しめます。 人生ダメダメ、お先真っ暗な高校生男子が、猫の怪異と出会い、同化する事で強運と脅威の能力を獲得する。これで人生一発逆転……とはいかないのが悲しいところ。 何しろ猫の思惑が分からず、人間界のルール完全無視で突っ走る猫に、高校生は翻弄される。どうにか折り合いをつけようとするものの、猫の背景にあるものに……やっぱり巻き込まれるんだろうなぁ。 猫や宗教施設らしきものなど、台湾的なバックグラウンドがあるのかどうか、モチーフに解説が欲しいところ。先行きが読めない不思議物語、続きを早く! https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202998010000_68/ 世界は優しい彼らに優しくない殤否 僕らの世界のつくりかた Geneあうしぃ@カワイイマンガコミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。残酷な世界を生きる高校二年生の感性に、切ない気持ちになる作品です。 人の心を敏感に感じ取ってしまう少年は、家族と離れ一人暮らし。人とつるまない彼だが唯一、優しくて誰を拒むことのない少年の事は気にかける。 人の残酷さを知り、互いの優しさを知り、互いを気にかける二人。周囲との距離の取り方は違い、全然別人に見える二人が、人には見えない部分で分かり合っている。繊細で息苦しいが、その優しさに深く同意してしまう、そんな作品です。 その優しさでもって、一人の切ない同級生の少女と関わる時……この先は連載を追ってみてください。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202999010000_68/ロボ山さんはロボじゃないロボ山さん Go Fight! まつもと剛志サミアドまつもと剛志 先生のデビュー作を代表作『まじかるストロベリィ』の後に連載化した作品です。 超大富豪の父、マスクガールな長女、世界征服を企むヒロイン次女(6歳)、マッドサイエンティストな祖父。 そんなごく普通の家庭・梅小路家でたった1つ変わっていること。そう、お屋敷の執事は最強のサイボーグだったのです!!(ロボではなく) 有能執事ロボ山さんと仲良し家族の日常コメディ4コマです。可愛くて とぼけたネタが多く、ちょぴり感動エピソードもあり…いつも通りの作風なのでファンなら満足だと思います。※ただしラブコメ要素は薄めです。 最終話は怒涛の展開ですが打ち切り感は薄く綺麗に完結しています。単行本1冊のみですが、この作品にはベストな分量だったと思います。いいわーこういうのひらやすみ 真造圭伍さいろくよもぎさんとヒデキが好きです。 あー、よもぎさん可愛い。 マンガでパーティ組むとしたら「ゆるパート担当します!こっちは俺に任せろ!」みたいな存在、まだ3巻なのに安定感ある。 ヒデキはデデデデの兄ちゃんみたいだけどもっとカッコ悪くていい。 愛情がヒシヒシと伝わってくる。かのんとぱぱ おーはしるいPom かのんとパパ、お母さんを早くに亡くして二人で頑張ってる姿に、応援したくなる。 もちろん、周りの支えもあってこそなんだけど。 年頃の娘と真剣に向き合ってて、努力しているパパの姿もかっこいい。当たり前のことって、当たり前じゃないって感じる。 そして、自分が思った以上に話が深くて、よし私も頑張ろうって思えて、心に響く作品でした。心と体にいいものを食べよう美願食堂 よねまる 東環妃 庄司いずみ野愛ヴィーガン料理に興味がある人もない人も思想強そうでなんかこわいと思ってる人も読みやすい作品だと思います。 美願食堂の美味しい料理と店主・良子さんの真っ直ぐな言葉によって、悩みを抱えていた人たちが元気を取り戻していくお話。 体と心が求めているものを摂取しましょう、自分も相手も大切にしましょう 簡単にできそうなのに、なにかと理由をつけて疎かにしてしまいがちなことを改めて教えてくれます。 ヴィーガンこそが正義!と押しつけることはしないので(むしろこの手の人を良子さんが宥めてくれる)軽い気持ちで読んでみてほしいです。犬猫に並ぶ「一般的なペット」らしい…ガウちゃんといっしょ 河上大志郎 河上だいしろうさいろくガウチョパンツを履いたガウチョ侍。 ペットとして飼育が可能であり、特徴は人のような構造と、若干のコミュニケーションが可能な頭脳と、ガウチョパンツとヒゲとマゲ。 何を言ってるかわからないと思うが意外と可愛い。 川原さんも可愛いが後輩は好かん!川原さんに近寄る男の影はガウちゃんが抹殺するべし。 意外とのほほんとした奇妙な日常モノで、たまに読みたくなる作品。 これはいいハムちゃん🐹悪者さんちのハムスター さかなこうじ ヤシン名無しこの漫画の作画担当のヤシンさんがTwitterにあげていた犬マンガを見かけてファンになり、くらげバンチで連載をしていると知り無料公開分だけ読んでみました。ごっついムキムキだけど心優しい悪役レスラーのバッドベアー金剛寺と、彼が溺愛しているハムスターのオムライスの日常。まさに彼にとってどれだけオムライスちゃんが生きがいであるかがよく伝わり、なおかつオムライスちゃんのマイペースっぷりが笑える連載でした。ヤシンさんが描く動物はもれなく丸くてモチモチしてそうで美味しそ…いや、かわいいです。タイトルから想像できないほど良かった大人の恋愛模様純猥談 田川とまた 純猥談編集部六文銭純猥談なんていうから 「純然たる猥褻な談義」 だと思った私ですが、実際は 「純文学+猥談」 のようで、なんでもプロジェクト?のようなもので、映画(動画)だったりSNSだったりと展開しているもののコミック版な位置づけが、本作。 大元は存じ上げてなかったのですが、端的に言って、すっごく良かった。 特に、ちょっと切ない、ちょっと物悲しいリアリティのある恋愛が好きな私にとって、必ずしもハッピーエンドにならないかつ体験談をベースにした本作はドンズバでした。 特に1話目。 甘酸っぱい青春時代の思い出をとても美しく描き、大人になって再会してもヨリを戻すことなく本当の別れを演出した様は、グッときました。 過去の良い思い出は、添付のコマ画像にあるように 「たまに思い出すぐらいで ちょうどいい」 というセリフは真理そのものですね。 思い出は思い出のままで、現実にもってこない、もってこさせない感じが大人だと思います。 たえる、こらえる、人生の苦味ともいえるこの感覚が最高です。 1話完結の短編形式ですが、どのエピソードも素晴らしく、 過去の恋愛に未練や煮え切らないものがあっても、前にすすめなければならない人生と折り合いをつけていくキャラクター達には共感せざるをえません。 甘いだけではない、ハッピーエンドにならない、リアルな恋愛を読みたい方はぜひ本作をおすすめします。 あの頃、ただただ熱かった(オシムさんを思い出すマンガ)U-31 ALL YOU NEED IS FOOTBALL! 綱本将也 吉原基貴ナベテツ日韓ワールドカップの後、日本代表の中盤に「黄金」というフレーズが冠されていた頃。海外でプレーする日本人選手がまだまだ十指に足りないくらいで、日本代表の過半数はまだJリーガーだった時代。 この作品に登場する選手のモデルは当時のJを観ていた人間ならほぼ分かりますし(ライバルだけは架空の存在ですが)、10年以上の時を経て読むとひどく懐かしく感じる、そんな作品です。 オシムさんの訃報に触れ、市原臨海の仮設スタンドで西野さんの率いるガンバとオシムさんのジェフとの試合を観たのがもう20年近く前のだとふと思い、この作品に登場する皮肉交じりの東欧出身の監督も良いキャラだったなあと古いサッカーファンとしてノスタルジーを覚えます。 アトランタで将来を嘱望された、かつての天才が再起する物語。今のサッカーからしたら泥臭く暑苦しい作品ですが、時代の空気を閉じ込めた佳作であると思っています。原作の綱本さんのデビュー作であり、ジャイキリよりはコンパクトにフレーバーを感じられる作品ではないかと思います。 末尾になりますが、オシムさんのサッカーは面白かった(ナビスコ決勝でガンバが敗れたのも今は良い思い出として語れます)。賢者への謝辞とともに、R.I.P ハチャメチャ殉愛ギャグコメディ私が言うとおりになる 毛魂一直線サミアド表紙のイメージは捨ててください。 同級生の『ソウくん』を10年近くストーキングしている主人公(ヒロイン)は彼が無限に怪しい占いアカデミーに入るのを阻止…出来ず一緒に入学。 主人公の名前すら覚えていなかったソウくんから晴れて悪魔認定されサタン扱い!宿敵に!! えぇ…? ヤバい学園のヤバい授業で土に埋まったりカラスと戦いつつ守護神を組み立てたり、ソウくんと結婚して子供産んで晩年を共に過ごし墓に入る妄想を確信したりします。 『魔法使い養成専門マジックスター学院』と似た系統の笑いで個人的には大好きです。画力は高いですがギャグ時の絵の崩れっぷりは『スケットダンス 』レベルです。 ヤバい守護霊憑きアス男、霊感ゼロの危うい親友 伊勢、乳と金のクロウ・リー子などサブキャラも充実ですが、ソウくんの超絶無敵バカっぷりが1番ヤバいです。 ※包帯教師アベノと主人公の祖母も割と変ですが他がアレ過ぎるのでマトモに見えます。 2巻まではほぼギャグ漫画ですが3巻はシリアス増量。打ち切り?で伏線を急いで回収した感があります。伊勢さんの実家や主人公の両親の話を期待してたのにスルーされて残念。 しかし主人公の物語としては良い感じに完結したし伊勢さんとの仲直り回も好きなので「コレはコレで!」という感じです。 公式の言う「ラブコメ」感は薄い…というかほぼ感じませんがヒロインのキャラが強くて好きな漫画です。フードンビの感想 #推しを3行で推すフードンビ 栗原正尚starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 怨み屋本舗にも登場しそうなクズな上司やゾンビ騒ぎでパニックになりつつも自分の立ち位置などの計算をしながら人間同士の読み合いもあって面白い ・特に好きなところは? 舞台が流通の倉庫でなので商品として定期的に「怨み屋本舗」が出てくるところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ここ最近読んだ中で全2巻でおもしろいマンガは何かと聞かれたら「フードンビ」って答えるね フェチざんまい!望月ミネタロウ 短編集 ショート・ボム! 望月ミネタロウかしこたまにある何も考えたくない時に読むのにちょうどよかった。作者のフェチを感じるけどエロすぎなくてサラッと読めるのがいい。健康的でボーイッシュな女の子がズボラってそりゃ可愛いよ!毛玉だらけの靴下を履いてるだらしなさがいい!に共感しました。これは描くのも楽しそうだな〜。 ひとりで満たされるために #1巻応援道草寄子の食べ走り 風光めいびあうしぃ@カワイイマンガ人といる時の同調圧力とか気遣いとかを、たいていは嫌だと思う。それというのも「自分が大切にされていない」と感じるからですよね。まずは自分ひとりを、きちんと満たしてこそ、他人に気遣いしたくなる。 本作の主人公は小さなキャンピングカーで、週末ソロキャンプを楽しむ女性。各地の名物から自炊まで様々な食を楽しみ、自然を満喫する。 思いつきで予定を変えたり、未知の冒険に突っ込んでみたり、予定通りに行かなくても次の楽しみを見つけたり。ひとりならではの自由さで、自分の「本心」を満たす。そんな彼女が本当に羨ましい。 その上で、どうも人付き合いは苦手そうな彼女が、一期一会の喜びを知ったり、意外な人との交流で相手の良さをきちんと受け取る。派遣先の会社のエースと言われる女性との、お互いを知り合う関係は2巻以降の展開を楽しみにさせてくれます。 たくさんの知識と共に、主人公の「満たされる」感覚を共有すると、世界を受け入れる心の余裕が私にも生まれました。表紙通り最高にゾクゾクする珠玉のホラー恐怖乃黄金風呂 金風呂タロウななし※ネタバレを含むクチコミです。不朽の名作!漫画劇画の全ては此処に!!子連れ狼 小池一夫 小島剛夕名無し言わずと知れた小池一夫先生×小島剛夕先生不朽の名作です あまりにも有名なタイトルゆえ実写イメージが強く、また劇画への分別も浅く… じっくり読めたのは大人になってからです 小島剛夕先生の圧倒される画筆、キャラクターの深み悲哀、 ストーリーの一話一話で長い映画をじっくり観たような重厚感 なんでもっと早く読んでなかったんだ〜!!!!と叫ぶ面白さでした 全てを読み終えた時何かとんでもない事が自分の人生に起こった…!と涙が止まらなくなりました 「面白い」という言葉は陳腐かもしれないですが本当に本当に「面白い」のです 漫画の凄さの全てを感じられた!!と思いました お気に入りの登場人物は 酉蔵、乞胸のお雪、スリ"を生業とする女・お葉などなど… 深く悲しい女達がとにかく最高です 話が逸れますがドラマ版(一期〜三期)を数年前に全話観る事ができました 酉蔵役の浜木綿子さんの極上の美しさ 他素晴らしい俳優さん達が出演されてこれまた「なんでもっと早く観なかったんだ〜!」と…なりました ======== 本当に素晴らしい作品… 小池一夫先生 小島剛夕先生 感謝です!!! 勢いはすごいが内容がほとんど理解できていないゴッドサイダーサーガ神魔三国志 巻来功士マンガトリツカレ男巻来功士のマンガは好きで色々読んではいるがこれは特に難しい。最初の数ページでも情報量がかなりあるが続くにつれどんどん増えていく。ゴッドサイダー/ゴッドサイダー セカンドと同じように設定/背景/用語などを理解できる前に読み終えてしまった。タイトルの神魔三国志の意味は最後になればわかるが今後どうなるかわからないところで終わるのでちょっと残念だった。どこかで続きやってほしいね...心優しき"総合診療医"が異世界へと転生 #1巻応援高度に発達した医学は魔法と区別がつかない 瀧下信英 津田彷徨sogor25この作品は、大学病院から離島に転勤することになった総合診療医・天海唯人が、赴任先での落雷事故の影響で異世界に転生してしまうという物語です。 もともと天海はいつ病院に呼び出されてもいいように禁酒をしていたり、離島への転勤も子供が生まれる同期の代わりを申し出てのことだったりと、とにかく他人思いな性格の持ち主 そんな天海が医療という概念すら定着していないような異世界に転生してしまうのですが、自身の信念に基づき、たとえ相手が人間ではない種族であっても、また、彼にとっての正当な治療がその世界の倫理観では認められないようなものであっても、目の前の病気や怪我に立ち向かっていく、そんな彼の正義感に惹かれる作品です。 また、原作の津田彷徨さんも現役の医師なのですが、奥付を見ると、各診療科ごとに合計8人もの医師の方が監修に入っていて、ファンタジーではありますが医療シーンの描写にもすごく力が入っている作品です。 1巻まで読了読むだけでも癒される雑貨店とある 上村五十鈴野愛疲れたり悩んだり心穏やかでいられないときに、雑貨店とあるで美味しいスイーツを食べたら癒されるんだろうなあ。 いい人すぎるくらいにいい人な店長とクールなエチゴ君の人柄も素敵で、読むだけでも充分癒されます。 とあるを訪れるお客さんたちも魅力的です。 自分に自信が持てない面白女子高生しおりちゃんめちゃくちゃ好きです。 (しおりちゃん評においてはミソラちゃんに概ね同意だけど、ミソラちゃんは愛がストイックに歪んでてちょっと怖くなりましたね) 店長もエチゴ君もお客さんに踏み込みすぎることはないのに、大きな優しさで包んでいるからみんな心を開いちゃうんだろうなあ。 雑貨店とある、行けないけど読むことはできるので読者として癒されましょう。 大阪のええとこの姉弟のドタバタコメディ大阪豆ゴハン サラ・イイネスstarstarstarstarstarかしこコッテコテの大阪人の生態を描いてるんだけど、登場人物に庶民がいないのが面白い。大阪の中心街からほど近い住宅街の数寄屋に暮らす姉弟達…バツイチで専業主婦の長女と建築会社で働く旦那さん、百貨店などのディスプレイの仕事をしている次女、レーシングチームのマネージャーをやってる三女、大学でバイオリンを勉強している末っ子長男、を中心とした個性的なキャラクターがたくさん登場します。セリフも手書きなのが最初は読みにくいな〜と思ってたけどそれも段々慣れてきますね。サライネス作品はどれも読んでいく程クセになります。あとキャラ同士を自然と恋愛に発展させるのが上手い!美味しいパンを通して。くるくるくるま ミムラパン 関野葵Pom ホッと癒され、無性にパンが食べたくなる漫画。 パン好きとしては、たまらない内容で、お洒落な雰囲気も醸し出されている。 グルメ漫画を読むたびに思うけど、美味しいもの食べると元気になったり、食べ物を通して前を向くことが出来たり、本当に魅力的で不思議な力を持っているなぁと感じる。 移動車でパンを販売するミムラさん、お母さんに会えるのかな。 母子ストーリー、胸に響きます。<<244245246247248>>
・読んだ直後に思ったこと 滝沢解/川崎三枝子のコンビの割にはちょっと普通だった。極悪美女軍団 卍ぐらいのを期待していた ・特に好きなところは? 下水で死体で作った筏に全裸で乗って笑いながら去っていくところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! こういう劇画の悪党警察官の悪党っぷりの表現はすごい。今だったらアウトになりそう