敗北は逆転の母! 挫折の底は再生の胎内!! プロ棋士養成機関・奨励会で、四段に上がれないまま26歳になった安住浩一は、年齢制限の掟により退会させられ、プロへの道を閉ざされた。そこからは、人から距離を置かれ、年下からも見下される日々。それでも安住は、明るく笑顔で前向きに振る舞った。嫉妬は、湧いてもそれをかき消した。そうしているうちに、眩いほどのプラスオーラが身についた。将棋を忘れて、この生き方でいいはずだ、とも一時は思った。しかし、人生から将棋を切り離せなかった。アマ棋士としてのリスタートを決意する、安住。その棋風は以前とは違う、まったく新しいものに進化していた。
敗北は逆転の母! 挫折の底は再生の胎内!! プロ棋士養成機関・奨励会で、四段に上がれないまま26歳になった安住浩一は、年齢制限の掟により退会させられ、プロへの道を閉ざされた。そこからは、人から距離を置かれ、年下からも見下される日々。それでも安住は、明るく笑顔で前向きに振る舞った。嫉妬は、湧いてもそれをかき消した。そうしているうちに、眩いほどのプラスオーラが身についた。将棋を忘れて、この生き方でいいはずだ、とも一時は思った。しかし、人生から将棋を切り離せなかった。アマ棋士としてのリスタートを決意する、安住。その棋風は以前とは違う、まったく新しいものに進化していた。
盤上に魂を打つ!故・村山聖九段の圧倒的生涯!――棋界に、「次期名人この人あり」と謳われた天才棋士がいた。村山聖九段。昭和44年、広島県出身。幼いころより難病を患い、その限られた生を将棋だけに捧げ、29年の生涯を燃焼させた男。これは、そんな彼の魂の記録である……。孤高の天才棋士・村山聖の感動コミックドキュメント、第1巻登場!
将棋漫画の主人公と言えばプロ棋士or奨励会員が定番だが、これはその奨励会から脱落した棋士が主人公。挫折から立ち上がり前を向いて歩き始めた主人公と、それをライバル視する偏屈メガネの関係が良い。他にもベテランのアマチュア棋士たちや、ネットに強い若い世代など、みなキャラが立っており人物背景がしっかりと描かれている。プロ編入までが物語のゴールなのかは分からないが、続きが読みたくなる作品であるのは確か。