あらすじ数々の大ヒット作を世に生み出した伝説の劇画原作者・梶原一騎の自伝かつ引退作にして絶筆作品。大山倍達と大山門下生で悲運の死をとげた天才児・春山章との交流に加え、ようやくたどり着いた「週刊少年マガジン」からの執筆依頼等にまつわるエピソードを綴った一騎人生劇場最終幕!
今は亡き梶原一騎氏の自伝であり、これまで書けなかった事を暴露的に発表するとの触れ込みで連載が開始された本作品ですが、氏の急逝で残念ながら未完大作となりました。力道山vs木村政彦の世紀の決戦から始まる物語は、梶原氏の独壇場である格闘技界を中心に進んで行くので、安心・安定感があります。未完ですから物足りないと思った方も多いでしょう。そんな人は、小説「梶原一騎伝/斎藤貴男」を読み、漫画らしい部分の修正や補完をすれば尚良いと思います。