あらすじ数々の大ヒット作を世に生み出した伝説の劇画原作者・梶原一騎の自伝かつ引退作にして絶筆作品。家を出て独立、踊り子との半同棲生活、原作者としてのデビュー作『鉄腕リキヤ』(絵物語)で味わった屈辱、力道山との交流にまつわるエピソード等を綴った一騎人生劇場第三幕!
今は亡き梶原一騎氏の自伝であり、これまで書けなかった事を暴露的に発表するとの触れ込みで連載が開始された本作品ですが、氏の急逝で残念ながら未完大作となりました。力道山vs木村政彦の世紀の決戦から始まる物語は、梶原氏の独壇場である格闘技界を中心に進んで行くので、安心・安定感があります。未完ですから物足りないと思った方も多いでしょう。そんな人は、小説「梶原一騎伝/斎藤貴男」を読み、漫画らしい部分の修正や補完をすれば尚良いと思います。