あらすじ

コンピューターのソフトウェア会社を立ち上げたハジメたちは、早速試練に直面する。飛び込み営業した出版社の総務部長から総会屋対策のプログラムを作るよう要請され、そのリサーチのために総会屋の事務所に潜入したハジメだったが、逆に総会屋に見込まれてしまう。
いっしょけんめいハジメくん(1)

天地ハジメは社会人1年生。私立K・O大学を卒業した後、大手商事に入社し、期待に胸を膨らませてサラリーマン生活をスタート・・したはいいが、最初から苦労の連続。電話を取り次ぐだけでも四苦八苦。課長には怒られてばかり。果たしてハジメは立派なサラリーマンになれるのか!?

いっしょけんめいハジメくん(2)

サラリーマンの道は厳しい。時には気難し屋の評論家先生のご機嫌取りに励んだり、社内の上役に認められるようセミナーに通って宴会芸を磨いたり、出世のために派閥に入ったり・・。くじけそうなこともあるけれど、いっしょけんめい乗り越えて社会人として成長していくフレッシュマン天地ハジメ。

いっしょけんめいハジメくん(3)

財界の大物の一人娘のアプローチを断り、テレビ中継を通じて同じ部の長谷めぐみに愛を告白したハジメだったが、そのお陰で配置転換させられることに。ハジメの新しい職場は外商部。日々数字が要求される厳しい外回りのセールスの仕事だ。目覚しい成績を挙げる同期の沖田を横目にハジメはまったく契約が取れず、あせりの色を隠せない。

いっしょけんめいハジメくん(4)

ハジメは仕事ばかりでなく、恋愛もいっしょけんめい。ライバル視する同期の沖田が、ハジメの熱愛するめぐみにアプローチを開始した。沖田は大企業の御曹司で、仕事もデキるナイスガイ。車が趣味で、彼女をドライブに誘う沖田に対抗しようと奮起したハジメは、自動車免許を取るべく教習所に通い始める。

いっしょけんめいハジメくん(5)

見事、めぐみのハートを射止めたハジメ。後は結婚に向かってまっしぐらだが、ちょうど彼女の弟が大学受験のために上京。ハジメは、またとない機会とばかり彼を自宅に泊めて面倒を見て手なずけ、彼を通じてめぐみの両親に好印象を与えようと目論むが・・。

いっしょけんめいハジメくん(6)

何と結婚を目前にして、福岡転勤が決定!「晴天の霹靂」に落ち込んで仕事が手につかないハジメだったが、帰りを待つというめぐみの言葉で気を取り直し、新天地に赴く。しかし、ハジメの赴任した福岡支社は意地悪な人間揃いで、ハジメは出社早々に様々な嫌がらせに遭う。

いっしょけんめいハジメくん(7)

福岡に転勤後、トラブルを引き起こし子会社に出向になったハジメだったが、腐らず新しい職場、仲州商会で奮起する。だが、仲州商会は業績不振で整理される方針が決定。そんな中、偶然、経営難の取引先の経営者が作ったインスタントラーメンを食べたハジメは、その味に感激し、会社の起死回生を狙う。

いっしょけんめいハジメくん(8)

子会社での働きが認められて、ハジメは本社に呼び戻されることに。苦労をともにした仲間との涙の別れを経て、再び東京に戻ったハジメを待っていたのは厄介な復帰初仕事だった。ハジメが取引に臨んだ、日本一の老舗を誇る越前屋デパートは、悪徳社長のワンマン体制。そして商談の相手は社長の我がままな愛人だった・・。

いっしょけんめいハジメくん(9)

ゴルフ経験の全くないハジメが、何の因果か、ゴルフ接待をすることになった。しかも相手は銀行の頭取。融資依頼の事前工作が目的だったが、先方がわざわざハジメを指名してきたのだった。ハジメはレッスンプロの山上と猛特訓するが、本番では、頭取のお供の支店長の意地悪に遭っててんてこまい。

いっしょけんめいハジメくん(10)

ハジメに新ライバル出現!?取引先の会社経営者の頼みで、その経営者の孫が大手商事に見習いとして入社することになり、ハジメが教育係となった。ところがその若者・杉田は、二枚目で人当たりがよく、運動神経も抜群。たちまち社内の人気者になる。その上仕事で新しい契約まで取り付けてしまう。杉田の活躍を見てハジメはショックを受けるが・・。

いっしょけんめいハジメくん(11)

同僚の縁談を後押ししたばかりに、人違いでスキャンダル騒動に巻き込まれるハメになったハジメ。お陰で取引先から敬遠され、社内でも仕事を干されてしまう。そんなハジメに近づいてきた集団がいた。過去にスキャンダルを起こした人間ばかりが集められた営業13課の面々だ。彼らは社内のスキャンダルをネタにゆすりを行う者たちだった・・。

いっしょけんめいハジメくん(12)

社長と社主の間を取り持ち、原油取引も大成功。東京本社に戻ったハジメを多くの社員が大歓迎で迎えた。めぐみとの結婚式も社を挙げての大行事に。首相を始めとする政財界の大物も出席する大掛かりなイベントとなるはずだったが、式を直前に控え、社内に不穏な空気が漂う。未曾有の石油ショックが大手商事を揺るがしていた・・。

いっしょけんめいハジメくん(13)

大手商事が根津忠商事に吸収合併されることになった。新しくハジメたちの上司になったのは「カミソリのお竜」との異名を持つ敏腕女性部長、岩下。彼女はハジメに旧大手商事社員を監視するスパイになるよう命じる。一方でハジメは世話になった山川課長から、会社を辞めて旧大手社員と一緒に新会社を立ち上げる計画を聞かされる。

いっしょけんめいハジメくん(14)

新会社を設立して根津忠商事を退社したハジメ。しかし、かつての同僚で行動を共にしたのは課長の山川だけだった。それもそのはず、会社の所在地は山奥。わらぶき屋根の一軒家が社屋で、その様子を見て他のメンバーは尻込みしてしまったのだった。しかしその一方で、山川のつてで、変わり者ながら飛び切り優秀な男たちが設立に参加してきた・・。

いっしょけんめいハジメくん(15)

コンピューターのソフトウェア会社を立ち上げたハジメたちは、早速試練に直面する。飛び込み営業した出版社の総務部長から総会屋対策のプログラムを作るよう要請され、そのリサーチのために総会屋の事務所に潜入したハジメだったが、逆に総会屋に見込まれてしまう。

いっしょけんめいハジメくん(16)

ハジメたちの会社が開発した社員研修用ソフトは、蓄積されたスタッフの登録データから、様々なケースに応じて最も適性のある人材を瞬時に選び出すスグレモノ。このソフトを使ってファッション業界の大物社長の接待係に選ばれたのが、何と無愛想を絵に描いたような男。とても気難し屋の女社長の接待役など務まりそうにない人物だった・・。

いっしょけんめいハジメくん(17)

事業が軌道に乗って多忙になり、人手が必要になったハジメのソフト会社。新戦力を求めてハジメは母校のK・O大学を訪れる。しかし、田舎のベンチャー企業に就職を希望する学生はなかなか見つからない。学生のリクルートに悪戦苦闘するハジメの様子を見て、自ら入社志願する若者が現れた。その男は子供のような外見の医学部1年生だった。