あらすじお父さんであ~る。おそ松、一松、カラ松、トド松、チョロ松、十四松、みんな集まれ!おや、ひとり足りないぞ、だれだ?みんなおなじ顔でわからんじゃないか。みんな、ちゃんと名前があるんだからな。おい、一松、タバコを買ってきなさい。なに~、みんな、自分はチョロ松だと言い張るなんて…いいかげんにしろ!おお、チビ太くん、おつかいいってくれんか?まったくおそ松たちは、ちっともわしのいうことをきかん!全18編収録であるぞ。
登場人物一人ひとりがあまりにも強烈な個性を発しているため「主役は誰?」と、真面目なひとは考えてしまうかもしれません。 もはやお話もストーリーがあるのかないのかハチャメチャ。でも読後感は爽やかです。突き抜けすぎているナンセンスな世界。 常識をふりきっているキャラクターたちが、抑圧されて窒息しそうな気持ちに穴をあけてくれる。 自分の常識のねじを外す危険な本でもあります。平均・平等を無理やり意識させられて息が詰まりそうになっているとき、こんなギャク漫画が日常をちょっとだけ逸脱させてくれます。 現実に会社組織などで、この漫画のキャラクター達に当てはまる人がいると思います。苦手な上司・同僚をこの漫画のキャラクターでイメージすると、ちょっと気持ちが楽になりますよ。