あらすじ

奪うのなら、命を懸けろ。取り戻したければ、戦え。軍靴に踏みにじられた国土と誇り――今こそ奪回すべき時![機動重装歩兵戦記]首都攻防戦、いよいよ最終局面へ!!――首都奪還を賭して蹶起し、戦火に身を投じゆく男達――それは、己の矜持と存在理由とを取り戻す行為に他ならない。彼らの攻勢により、崩壊しゆくドラグノフ軍の最終防衛線。そして遂に、その時が……!?
redEyes 1巻

俺の戦争はまだ終わっていない!!機装兵の眼窩に赤き火が再び灯る時、たった1人の“戦争”が幕を開けた!!鉄鋼の兵士が疾駆する戦場に慈悲深い神の骸が転がる──祖国を襲う屈辱的な敗戦の渦中で起きた、機動重装歩兵特殊部隊“ジャッカル隊”隊長の叛逆事件。戦場の死神として敵味方ともに恐れられた英雄の卑劣な行動に、国民は唾棄した。しかしそれは、かつての部下達の策謀によって着せられた、全くの濡れ衣だった……。

redEyes 2巻

人にはそれぞれ、戦う理由がある……!――祖国を襲った絶望的な敗戦の渦中、SAA特殊部隊“ジャッカル隊”隊長グラハルト・ミルズ大尉は、部下に裏切られ、謂われなき叛逆の罪を被せられた。死刑執行当日の朝、拘置中の軍刑務所より脱獄。全ては復讐のため、不可解な裏切りの真実を掴むため。“戦場の死神”と恐れられたかつての英雄が、自ら創り出した“戦場”を駆け始めた──!

redEyes 3巻

偉大な英雄――私は貴方を殺さねばならない……!敵味方に別れたかつての戦友……2人のエース・クラダー激突!!鋼鉄の騎士達の哀しき運命!!――SAA特殊部隊“ジャッカル隊”元隊長グラハルト・ミルズ大尉は、自分に無実の罪を被せたかつての部下達を狩るため、祖国をも敵に回した孤独な戦いを続けていた。部下達を煽動した張本人クレイズ少佐を前に、激昂するミルズ。しかし彼の前に、戦場で最も信頼していた部下、レイニー・クルーガー中尉が、驚異的な性能を誇る新型SAAを装着して立ちはだかる!

redEyes(4)

スコープの奥の戦場に俺は俺を見付けた……。静かなる狙撃兵が今、引き金を絞る――!急転!“機動重装歩兵戦記”第4巻!!“審判の矢を射る者(ジャッジメント・アーチャー)”VS.“見えざる鉄槌(インヴィジブル・ハンマー)”!!伝説の機甲猟兵が、内なる“戦争”に挑む!!!

redEyes(5)

闇に棲む、毒蛇の牙……!眼前に立ち塞がる最強の敵!“機動重装歩兵戦記”第5巻!!――レギウム国防軍の降服時にそれを拒否して以来、“レギウム国民軍”を名乗って抵抗を続けている元“第3軍”。グラハルト・ミルズとレイニー・クルーガーは、存亡の正念場を迎える国民軍から軍への合流を求められるが……。

redEyes(6)

ドラグノフ軍最強のSAA特殊部隊“COBRA(コブラ)”vs.レギウム軍の死神“ジャッカル”!戦場でしか生きられない2人の男が、“答え”を求めて激突!それぞれに、終わらせたい自分の“戦争”――その答えは……。そして、“再生への混沌(グラン・ケイオス)”のために暗躍する謎の男、ユリアン・クレイズが欲する“神の力”とは!?

redEyes(7)

伝説の傭兵・クルサード大佐に見込まれ、ガソリンスタンドの店員からレインジャー訓練生となった19歳のグラハルト・ミルズ。レイニー・クルーガーら頼もしい仲間と厳しい訓練を乗り越えて、類まれな戦闘能力を開花させていく。そんな折、実弾演習へ向かう途中の訓練生に、武装蜂起した謎の集団が襲いかかってきた!!ミルズは訓練小隊の指揮を執り、敵の部隊を殲滅することを命じられる。――「これは演習ではない、実戦だ」

redEyes(8)

反乱の首謀者は、敬愛するクルサード大佐だった。大佐はその命と引き換えに、ミルズの中の“死神”を目覚めさせる――。SAA、さらには野戦用重装備の175(バルディッシュ)も、圧倒的な火力差もミルズの前には歯が立たない……!?「ヤツは常識を超えている……!」バルディッシュは戦士のプライドをかけて、決死の一騎討ちに挑む!

redEyes(9)

“神の力”――多目的軍事衛星群・オービターアイズの奪取を目論み、着々と計画を進めるクレイズ。クレイズ直属の親衛隊・ルーミス騎士団とは?そしてその団長であり、圧倒的な殺戮能力から“悪夢(ナイトメア)”の異名を持つルドルフ・チェカとは――?知られざる事実が次々と明らかとなり、クレイズの野望が、ついにベールを脱ぐ!!

redEyes(10)

和約から4か月、ドラグノフ連邦による、レギウム共和国への統合宣言、目前!“亡霊(ゴースト)”ジベルノウも戦線に復帰し、ついにレギウム国民軍の首都(ソルグレン)奪還作戦が展開される時がきた!そして、ガードナー少佐が語る、「ドラグノフを震撼させる事件」とは――?

redEyes(11)

兵に告ぐ。今こそ、血を流すべき時――!!滅びゆく祖国――澎湃(ほうはい)と群がり出る、それに抗う者たち。そして、騒擾(そうじょう)の渦に呑まれた首都圏(バルシア)へ向け、遂に機装特殊部隊(レッドアイズ)が動き始める……!

redEyes(12)

死神の天降(あも)り立つ、この戦場――空挺強襲を敢行する精鋭特殊部隊!!首都擾乱、新局面!遂に発起した、レギウム第3軍による首都奪還作戦『ヴィオロンの溜息』――民衆の武装蜂起により戦場と化した白亜の街へ、鋼鉄の騎士達が次々と降下してゆく。渾沌と銃火の坩堝の中、死を撒き散らし、生を模索し、縦横に疾駆する彼らの手で、拓かれる時代の形は……!?

redEyes(13)

方々で銃火が閃くたび、ソルグレン市内の混沌は深まりゆく。駐留ドラグノフ軍、レギウム正規軍、レジスタンス、武装民兵、そして国民軍第1特機……。様々な勢力が入り乱れ、思惑が錯綜し、沸騰する地獄の釜の底で、かつて『ジャッカル』と呼ばれた男たちの牙が、ふたたび獲物の喉元に襲いかかる!

redEyes(14)

錯綜する情報、混乱する指揮系統、寸断される部隊――。国民軍による『ヴィオロンの溜息』作戦は図に当たり、ソルグレン駐留のドラグノフ軍は名状しがたい渾沌に呑まれていた。完全な市街戦にまで発展した『バルシア動乱』の兵火は、だが無論、一方のみの血を燃料(あぶら)とするはずもなく……!?

redEyes(15)

駐留ドラグノフ軍とその統制下に置かれたレギウム正規軍が、レジスタンスや蜂起民兵の鎮圧に躍起となっている背後を衝いて、レギウム国民第1特機大隊の精鋭が強襲をかける――。この各勢力入り乱れて戦火を応酬しあう“地獄の釜底”に、民族主義者達の部隊『国民突撃梯団』までもが闖入!壊滅的な渾沌をかき混ぜ、凝固するものは……!?

redEyes(16)

激化する旧共和国首都ソルグレンの市街戦!鉄と血肉とが煮えたぎる地獄の釜底で、“亡霊(ゴースト)”と“神の手(ゴッドハンド)”、二人の男が出会う時……!?敵陣への単独空挺強襲を敢行するジベルノウ中尉のキシン(鬼神)!清冽なその刀身が斬り啓くのは、鋼鉄と血肉と、未来――!『バルシア動乱』、回天の秋(とき)到れり!!

redEyes(17)

何故この時、ここに在るのか――。その手に宿る力は、何のためなのか――。“COBRA(コブラ)”シュワンツ大尉を襲う、闇に棲む騎士達の脅威!生死の錯綜する戦場で、“毒蛇”が見出した己の内なる姿とは……!?圧倒的筆致で描出する[機動重装歩兵戦記]!!

redEyes(18)

奪うのなら、命を懸けろ。取り戻したければ、戦え。軍靴に踏みにじられた国土と誇り――今こそ奪回すべき時![機動重装歩兵戦記]首都攻防戦、いよいよ最終局面へ!!――首都奪還を賭して蹶起し、戦火に身を投じゆく男達――それは、己の矜持と存在理由とを取り戻す行為に他ならない。彼らの攻勢により、崩壊しゆくドラグノフ軍の最終防衛線。そして遂に、その時が……!?

redEyes(19)

レギウム国民軍及び蜂起民兵の手により、遂に成し遂げられた首都ソルグレンの奪還。だが、それが新たな戦いの始まりに過ぎないことは、誰の目にも明らかだった。多くの兵士達が、自らの誇りと祖国の未来のため、同じ旗の下に集結。対ドラグノフ戦争を再開する。しかしその陰で、それらを利用しようとする男の企みが…!?

redEyes(20)

再燃したレギウム・ドラグノフ戦争。国力の疲弊と蔓延する厭戦気分とにより再動員も困難なドラグノフに対し、レギウムは首都奪還の成功が陸続と旧軍将兵の参加を呼び、戦火は瞬く間に拡大した。歴史の帰趨が渾沌の淵へと転がりゆく中、それを望んだ者達──ディヴァンのほくそ笑む顔は、しかし、一人また一人と地下に没しつつあった。彼らから欠片を奪うことで“神の力”を手にするべく、遂にクレイズが動き出したのだ。そして…

redEyes(21)

天空より人類を睥睨する多目的軍事衛星群『オービターアイズ』の制御に成功し、神にも等しい力を手に入れたユリアン・クレイズは、ルーミス王国の再興と全世界の総攬とを宣言した。その絶対性と、戦争の根絶を謳う理念への期待から、彼による支配を受け容れようとする人々が出る一方で、これに抵抗すべく敢然と立ち上がる者達もまた存在する。グラハルト・ミルズを筆頭にした彼らは、決戦を挑むべく、準備を整えつつあった…

redEyes(22)

ユリアン・クレイズの唱える、新生ルーミス王国統治下における人類の平和──。これに抗することを決断したレギウム国民軍を中核とする勢力は、ルーミス騎士団の拠る旧王国時代の核シェルターへの空挺強襲を敢行しようとする。しかしそのためには、ルーミスの擁する力と恐怖の淵源、多目的軍事衛星群・オービターアイズの稼働を封じねばならない。この切所でレギウムが賭けるのは、死せるガードナー少佐が遺したプログラムだった…

redEyes(23)

新生ルーミス王国の“王宮”である地下核シェルターの直上、穿たれた大破孔の周囲では、内部への突入をはかるレギウム国民軍を中核とする反抗勢力と、これを阻止せんとするルーミス騎士団との間で、苛烈な銃火が交わされていた。そこに参加する兵士達それぞれの生と思いを呑み込んで、拡大しゆく鋼鉄の嵐。人類の未来が転がりゆく先は…!?

redEyes(24)

祖国を襲った絶望的な敗戦の渦中、機動重装歩兵特殊部隊『ジャッカル』隊長グラハルト・ミルズ大尉は、部下に裏切られ、謂われなき叛逆の罪を被せられた。弁護人なし、即時判決の軍法会議にて死刑を宣告された彼は、その執行当日の朝、拘置中の軍刑務所より脱獄。部下達への復讐と、不可解な裏切りの真実を知るため、祖国を敵にした逃亡の旅に出るのだった。「俺の戦争は、まだ終わっていない」──『戦場の死神』と畏れられた嘗ての英雄が、自ら創り出した“戦場”を駆ける!

redEyes(25)

祖国を襲った絶望的な敗戦の渦中、機動重装歩兵特殊部隊『ジャッカル』隊長グラハルト・ミルズ大尉は、部下に裏切られ、謂われなき叛逆の罪を被せられた。弁護人なし、即時判決の軍法会議にて死刑を宣告された彼は、その執行当日の朝、拘置中の軍刑務所より脱獄。部下達への復讐と、不可解な裏切りの真実を知るため、祖国を敵にした逃亡の旅に出るのだった。「俺の戦争は、まだ終わっていない」──『戦場の死神』と畏れられた嘗ての英雄が、自ら創り出した“戦場”を駆ける! シェルター突入に成功した反抗軍! 迎撃するルーミス騎士団との死闘、より苛烈に!! [機動重装歩兵戦記]

redEyes 26巻

祖国を襲った絶望的な敗戦の渦中、機動重装歩兵特殊部隊『ジャッカル』隊長グラハルト・ミルズ大尉は、部下に裏切られ、謂われなき叛逆の罪を被せられた。弁護人なし、即時判決の軍法会議にて死刑を宣告された彼は、その執行当日の朝、拘置中の軍刑務所より脱獄。部下達への復讐と、不可解な裏切りの真実を知るため、祖国を敵にした逃亡の旅に出るのだった。「俺の戦争は、まだ終わっていない」──『戦場の死神』と畏れられた嘗ての英雄が、自ら創り出した“戦場”を駆ける! 王宮の血戦、散りゆく兵士達──