あらすじ甲子園準決勝、同じ東京代表の栄光城(えいこうじょう)学園と対決することになった、朋王(ほうおう)学園。5点リードされてしまい、本気モードに切り替わったカズマサは、遂に蝦名(えびな)を投入!!その結果、なんと13人連続「かすらせない記録」を生み出してしまう。そして、朋王学園最後の攻撃の場面、あの男が劇的な結果を招く!!
主人公は、成績優秀、将来はスポーツジャーナリストになりたいという、地味で気弱な野球部の中学生です。ちょっと病的なほど、のめり込んだことには一直線なところがあります。 そんな彼が、ある日、野球部顧問の気まぐれに近い判断で、野球部の部長になります。当然、まわりは困惑、落胆、主人公本人もそうなるのですが、じわじわと変わっていきます。 おもしろいのは、主人公の持つ野球理論と、やると決めたら一日に大量の素振りも辞さない病的な部分、そして目覚めた独善的な性格が、強烈なリーダーシップを生み、ぐいぐい部員を引っぱるところです。 重要なのは、単に自分勝手なのではなく、部員のやる気も強く意識したものなので、結果にもつながります。ある意味では、話題のベンチャー企業の社長、ともいえるようなスタイルです。ですから、野球漫画に興味がない人にも訴えかけるおもしろさかもしれません。