未来のアラブ人 中東の子ども時代(1978-1984)
シリア人の大学教員の父、フランス人の母の間に生まれた作家の自伝的コミック。激動のリビア、シリア、そしてフランスで目にした、現在につながる混乱の根源とは──?
アンカル
夢見ることは生きること――。奇才ホドロフスキーと天才メビウスが結びつき、生まれた衝撃のスペースサーガ! 世界中のクリエイターを陶酔させ続ける伝説のフランスコミック謎多き本編を紐解く解説集『アンカルの謎』を併録し、再起動! これを読まずしてSFは語れない。カルトの帝王アレハンドロ・ホドロフスキーとBD界の天才画家メビウスによる壮大なスペース・オペラ『アンカル』。ウイスキーと人造娼婦とドラッグをこよなく愛するR級探偵ジョン・ディフールの日常は、謎の生命体“アンカル”を手に入れた日から一変する。クローン手術を繰り返す大統領、ミュータント、異星人、化学兵器、階級間の争い、陰謀…… ジョンの行く先にはさまざまな試練が待っている。宇宙と人類の運命を懸けた果てしない大冒険の先に、ジョンが見たものとは? アンカルとは何なのか? 人はどこから来て、どこへ行くのか? ホドロフスキーの哲学とメビウスのアートが生み出した、世界的ベストセラー!
見えない違い 私はアスペルガー
マルグリット、27歳。
本当の自分を知ることで、私の世界は色付きはじめた。
アスペルガー女子の日常を描く、フランスでベストセラーになったアスペルガー当事者による原作をマンガ化!
「アスピー」たちの体験談と、医師による日常生活へのアドバイスも収録。
大好評『マッドジャーマンズ』に続く、欧州発社会派コミック第2弾!
●内容紹介●
専門家による解説(キャロル・タルディフ、ブリュノ・ジェプネ)
巻末解説「自閉症って何?」「アスペルガー症候群って、何だろう?」
・自閉症の歴史を少し…
・自閉症への理解が遅れているフランス
・フランスにおける現状
・アスペルガー症候群とは
・「アスピー」であるということ
・強いこだわり
・社会的インタラクション(相互作用)の困難
・感覚過敏
・その他の特性(自閉症の人たちの性的特性)
・適応するための戦略
・アスピーの強み
●著者紹介●
原作:ジュリー・ダシェ(Julie Dachez)
ナント在住の社会心理学博士。27歳のときにアスペルガー症候群と診断された。自身が運営するブログとYouTubeチャンネルは、累計で150万ビュー以上を誇る。現在、さまざまなメディアに出演し、講演活動を行なっている。他の著書に、『あなたの殻の中で──自閉症者の言葉に耳を傾けよう!(Dans ta bulle: Les autistes ont la parole: écoutons-les !)』がある。
作画:マドモワゼル・カロリーヌ(Mademoiselle Caroline)
パリ生まれ、現在オート=サヴォワ県在住のイラストレーター、バンド・デシネ作家。
他の作品に、自伝的作品『パリを離れる(Quitter Paris)』、『私は月曜日に反ダイエットを始める(Je commence lundi, le régime anti-régime)』、三度にわたる鬱の体験を描いた『自由落下──深淵日記(Chute libre, carnets du gouffre)』、『妊娠って大変!(Enceinte ! C’est pas une mince affair)』や『BDで読むバカでもわかる結婚(Le Mariage pour les Nuls en BD)』、『ツーリスト(Touriste)』(作画、ジュリアン・ブラン=グラ原作)などがある。
訳者:原 正人(Masato Hara)
1974年静岡県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。フランス語圏のマンガ“バンド・デシネ”を精力的に紹介するフランス語翻訳者。フレデリック・ペータース『青い薬』(青土社、2013年)、ジャン・レニョ&エミール・ブラヴォ『ぼくのママはアメリカにいるんだ』(本の雑誌社、2018年)、アレックス・アリス『星々の城⑴1869年:宇宙の征服』(双葉社、2018年)など訳書多数。監修に『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』(玄光社、2013年)がある。
Lost Children
身分制と民族差別が支配する連邦王国で革命軍の戦士として生きるランと、信仰の里で隠れるように生きるユリ。親友だった2人は過去、王国を揺るがす重大事件に関連し、離れ離れになってしまった。襲い来る悲劇的な運命に、全身全霊で反逆する2人の、壮大なる本格レジスタンスドラマが開幕!! Copyright(C)Tomomi Sumiyama / Ki-oon
ワイン知らず、マンガ知らず
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過酷な有機農法によるワイン醸造家と
バンド・デシネ作家たちの出会い
本作品はワイン造りの約一年を追ったドキュメンタリーで、小さなエピソードを積み重ねるように描かれている。本書のタイトルの直訳は「無知なる者たち」。これはワインに無知な漫画家の作者と、漫画には縁遠いワイン醸造家という二人の主人公が念頭に置かれている。副題には「相互教育の物語」とあるが、漫画家はワイン造りの現場を、ワイン醸造家は出版の現場を知ることにより感化を受け、世界を広げることを示唆している。
フランス北西部のロワール地方。ワイン造りに興味を持った漫画家のエティエンヌ・ダヴォドーは、ワイン生産者のリシャール・ルロワに、一年間の密着取材を依頼する。エティエンヌがワイン造りを学ぶ代わりに、リシャールには出版界を案内するという代替案を提示。それが「相互教育」の道を拓くことになる。
言うまでもなく、フランス・ワインの品質は世界最高峰を誇り、伝統の製法が今も息づいているが、一方で中小の生産者は、安価な新世界のワイン(チリ、アメリカ、オーストラリアなど)の台頭に苦戦を強いられている。大量生産するためには除草剤と農薬を大量に必要とするが、すると土地は荒れ、ワインの質は年々劣化する。それを補うためにワインに細工をする、という悪循環を生んでいる。
そんな中、リシャールが実践するのは「ビオ・ディナミ農法」という有機農法の中でも過酷なもの、言わば自然との共存を図る農法だ。化学肥料も除草剤も一切使わず、瓶詰めの際に必要な保存料もゼロにする徹底ぶり。だがその現場は、まさに自然との格闘の場だ。エティエンヌは冬の剪定に始まり、春の棚づくり、夏の除草作業、夜中の肥料まきなど、葡萄栽培の熾烈な現場に身を置きながら、次第に自然、そしてワインを敬う気持ちが芽生えてくる。
一方のリシャールは、エティエンヌから大量のBDを読むことを要請される。BDとは「バンド・デシネ(Bande dessinée)」の略称で、いわゆるフランス・ベルギーを中心とした地域の漫画のことである。日本語のニュアンスで理解される「漫画」とは異なり、フランスでは「9番目の芸術」と認識されるほど、社会性、芸術性に富んだ作品も多い。様々なBD作家たちとの出会いの機会を得ることで、リシャールもまた、抽象的な概念を具体的な絵で描く作業と、土地の様々なファクターをワインという生産物に仕上げることの共通性に気づくなどして、ワインが芸術であることの認識を深めていく。
自然派ワインの巨匠と社会派バンド・デシネ作家、異質な二人の交流と発見を描く実録マンガ。フランスでは累計27万部を売り上げ、およそ14言語で翻訳出版された話題作が待望の邦訳化。
完全版 マウス ――アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語
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30以上の言語に翻訳された名著
ピューリッツァー賞を受賞した最初のグラフィック・ノヴェル
本書は、マンガ家アート・スピーゲルマンの代表作『マウス』と『マウス II』を一体化させ、翻訳に改訂を施した“完全版”。
ホロコーストのユダヤ人生存者ヴラデックの体験談を、息子のアート・スピーゲルマンがマンガに書き起こした傑作。独自の手法と視点で、これまでに語られてこなかった現実を伝え、世界に衝撃を与えた。本書の一番の特徴は、ユダヤ人をネズミ(=マウス)、ドイツ人をネコ、ポーランド人をブタ、アメリカ人をイヌとして描いていることだ。斬新かつ親しみやすいアプローチで、読者をホロコーストの真実へと引き込んでいく。
語り手の父ヴラデックはポーランド出身。大戦後は妻とともにニューヨークに移住した。第1部では、ヴラデックの青年時代から結婚、過酷な逃亡生活を経て、ナチの手に落ちアウシュヴィッツに収容されるまで。第2部では、アウシュヴィッツでの悲惨な体験、解放、そして故郷ソスノヴェツへの帰還までが綴られている。全編をとおして、著者が父の体験談を聞くニューヨークでの場面が織り込まれている。それにより、生存によってもたらされた罪悪感を背景に、いつまでも消えない恐怖と闘うヴラデックのその後と、両親がホロコーストで負ったトラウマが、息子にどのような影響を及ぼしたのかまでを描ききっている。また、本書の第1部である『マウス』発売後の予想外の反響に、アート・スピーゲルマンが心のバランスを崩した様子も第2部に盛り込まれている。
ひとり、またひとりと家族が減っていく悲しさ、徐々に普段の生活が崩壊していくやるせなさ、迫害、飢餓、虐待、死……言葉ではなく視覚に訴えるグラフィック・ノベルだからこその恐ろしさが伝わる。全人類必読の「ある父親の記憶」。
わが名はレギオン
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ナチスが開発した史上最悪の吸血鬼兵器! 第二次世界大戦前夜のイギリスと吸血鬼伝説が息づくトランシルヴァニアを舞台に繰り広げられる一級のサイコサスペンス! 第二次世界大戦前夜の1942年。ロンドン在住の資産家が殺害される。死体から奇妙なことに全身の血液が抜かれていた。調査を担当するスタンリー・ピルグリムは、やがて事件の背後に、ナチスがルーマニアのブカレストで遂行していたある極秘プロジェクトの存在があることを知る。プロジェクトのコードネームは「レギオン」。それは、他者に血液を輸血することで、その者を遠隔操作することができるという特殊な能力を持った10歳のルーマニア人少女アナ・アンスレアの力を利用し、超人兵士部隊を作ろうという計画だった――。
【英語版】Adam Sarlech
クチコミなし
19世紀半ばの愛、復讐、死への探求が織り合わさった三部作に誰もが心奪われる。読者を夢中にさせる世界が、調子の狂ったゴシック・サガの最初のページを恐れずに読み進める者を持ち望んでいる。風変わりなキャラクターと怪奇現象が詰め込まれた世界。隠されたナゾ、オカルト、悪霊、スピリチュアル交霊会、抑圧された衝動にあふれるラブクラフトとポーのヒントが、フレデリック・ベツィアンの賞を受賞した文学的で壮大なダークファンタジーで繰り広げられる。
【英語版】The bombyce network
クチコミなし
人間関係のねじ曲がった物語が、美しき時代として知られる20世紀初頭のフランスのレトロな未来バージョンで繰り広げられる。しかし、実際はそれとは程遠いのだが。ユスターシュは、失われた子供時代を含む難しい過去の重荷を背負って生きている。彼と泥棒でありパートナーでもある仲間のムーシュは、生きていくため裕福な家々に押し入る。ある日、彼らは、こじ開けたばかりの金庫で衝撃的な発見をする。実際の殺人シーンを撮影したフィルムで、殺人者たちが性的行為にふけるものであった。このぞっとするような発見の後、殺人に関する裁判が始まる。多くの作品を残したヨーロッパのスターであるコルベイランとセシルによる作品。
ミラン・K
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ロシア、スイス、アメリカを股にかけた金融冒険活劇BD! ロシア大統領に命を狙われた少年の復讐。国際経済・金融界を舞台に繰り広げられる冒険BDの傑作! ロシアの大富豪アンドレイ・コドロフとその家族が、大統領ウラディミール・パーリンによって暗殺される。ただ一人残されたアンドレイの息子ミーシャは、腹心のボディガード、イゴールに守られ、慎ましやかな生活を送っているが、やがて、彼のもとにもパーリンの魔手が迫る。逃亡生活を送るミーシャは、やがて亡父が彼のために、莫大な財産を隠していてくれたことを知る。第一の財産は、莫大な不動産を有する会社を子会社に持つハリケーン社の株。ミーシャは、ミラン・キングという偽名のもと、父親の財産の回収に奔走する。はたして彼は独裁者パーリンに一矢報いることに成功するのか?
ヴァンパイアの大地
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白銀の世界で繰り広げられる人間VS吸血鬼の壮絶な戦い! スペイン発バンパイア・アポカリプス。ある日を境に太陽が失われ、猛烈な寒波が世界を襲った。多くの人間が命を落とし、生き残った人々もモンスターの影に怯えながら、息をのんで暮らしている。人間に代わり、この太陽のない世界の新しい主となったモンスターとは、吸血鬼=バンパイアだった。子供たちを引き連れ、同胞が住む安住の地を求め、この闇と氷に覆われた世界をさまようエレナは、ある日、バンパイアたちに襲われる。すんでのところで、彼女たちは、ナイルという男に命を救われるが、彼の正体もまたバンパイアだった! 彼はなぜ人間たちの側に立つのか? やがてバンパイアをめぐる衝撃の事実が明かされる。アメコミでも活躍するスペイン人アーティストが送るバンパイア・アポカリプス!
アンカル
夢見ることは生きること――。奇才ホドロフスキーと天才メビウスが結びつき、生まれた衝撃のスペースサーガ! 世界中のクリエイターを陶酔させ続ける伝説のフランスコミック謎多き本編を紐解く解説集『アンカルの謎』を併録し、再起動! これを読まずしてSFは語れない。カルトの帝王アレハンドロ・ホドロフスキーとBD界の天才画家メビウスによる壮大なスペース・オペラ『アンカル』。ウイスキーと人造娼婦とドラッグをこよなく愛するR級探偵ジョン・ディフールの日常は、謎の生命体“アンカル”を手に入れた日から一変する。クローン手術を繰り返す大統領、ミュータント、異星人、化学兵器、階級間の争い、陰謀…… ジョンの行く先にはさまざまな試練が待っている。宇宙と人類の運命を懸けた果てしない大冒険の先に、ジョンが見たものとは? アンカルとは何なのか? 人はどこから来て、どこへ行くのか? ホドロフスキーの哲学とメビウスのアートが生み出した、世界的ベストセラー!
MISS
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ノラ・ベイカー。通称“ミス”。職業・殺し屋。スリム・ウィルハイト。元御曹司。職業・売春婦のひも。欲望渦巻く禁酒法時代のハーレムで、白人の女と黒人の男が出会い、愛した。狂騒の1920年代を駆け抜けたある男と女の記録。1920年代、禁酒法時代のニューヨーク。父に先立たれ、母に捨てられた白人の少女ノラ・ベイカーは、警官上がりの探偵フランク・クインに拾われ、彼の愛人兼秘書として働き始める。ある日、クインに命じられ、拳銃を手に入れるためにイースト・ハーレムを訪れたノラは、そこで、スリム・ウィルハイトという小粋な黒人と出会う。最悪な出会いから、予期せぬ再会を経て、やがて2人は、殺し屋コンビを結成し、暗黒街をのしあがっていく――。貧困と悪徳が蔓延し、裏切りが横行するハーレムを舞台に、“ミス”・ノラ・ベイカーとスリム・ウィルハイトの白黒コンビがお届けするシニカルな人間喜劇。
バウンサー
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死神が言った―― その銃は絶対に標的を外さない。なぜならこの私が作ったのだから。呪われたダイヤと死神の拳銃によって破滅に追いやられたある家族の悲劇。南北戦争直後のアメリカ。少年セトは、牧師の父ブレイクとネイティブ・アメリカンの母に囲まれ、慎ましやかながら幸せな生活を送っている。ある日、散策に出かけた彼は、とある峡谷でミイラ化した女性の遺体とその脇に置かれた2丁の拳銃を見つける。それはいわくつきのダイヤ“カインの目”とともにブレイクの家族をバラバラにした呪われた拳銃だった。まもなくブレイクは“カインの目”奪取を画策する実の弟ラルトンに惨殺される。父の遺言に従い、セトはバロ・シティのバウンサー(用心棒)のもとに向かう。実はブレイクたちの兄弟だった彼は、セトに“カインの目”と死神の拳銃の来歴を語る――。『エル・トポ』の監督ホドロフスキーが贈るマカロニ・ウエスタンBD!
わが名はレギオン
クチコミなし
ナチスが開発した史上最悪の吸血鬼兵器! 第二次世界大戦前夜のイギリスと吸血鬼伝説が息づくトランシルヴァニアを舞台に繰り広げられる一級のサイコサスペンス! 第二次世界大戦前夜の1942年。ロンドン在住の資産家が殺害される。死体から奇妙なことに全身の血液が抜かれていた。調査を担当するスタンリー・ピルグリムは、やがて事件の背後に、ナチスがルーマニアのブカレストで遂行していたある極秘プロジェクトの存在があることを知る。プロジェクトのコードネームは「レギオン」。それは、他者に血液を輸血することで、その者を遠隔操作することができるという特殊な能力を持った10歳のルーマニア人少女アナ・アンスレアの力を利用し、超人兵士部隊を作ろうという計画だった――。
ファイナル・アンカル
クチコミなし
ホドロフスキー&メビウス『アンカル』のその後を語った後日譚。伝説のスペース・サーガ、ここに完結! R級探偵ジョン・ディフールの最後の冒険。メビウスとラドロン。新旧巨匠の競演! R級探偵ジョン・ディフール。彼は今何かを思い出そうとしながら、酸の海に向かってまっさかさまに落下している。ロボット警官の飛行艇に救助された彼は、突然ある名前を思い出す。ルス・デ・ガラ――それはかつて彼が愛した女性の名前だった。折しも世界はテクノが創り出したメカミュータントと肉食ウイルスによって消滅の危機に瀕していた。世界を救うためには真の愛を知る唯一の存在、ジョン・ディフールとルス・デ・ガラが再び結ばれなければならない。はたして彼はルスを見つけ出すことができるのか? ホドロフスキー&メビウス『アンカル』のその後を語った後日譚。メビウス自身が同一の原作に基づき作画を担当した幻の未完成作『アフター・アンカル』を併録!
アラン・マンジェル氏のスキゾな冒険
クチコミなし
ホドロフスキー&メビウス最後の長編共作! 「救いへと至る唯一の道は狂気だ」。狂気の妄想が人生の真理へと変わるホドロフスキーの真骨頂。信じる者は救われる!? アラン・ザカリー・マンジェルはソルボンヌ大学の哲学教授。誰からも尊敬される教養人の彼だが、ある日を境に人生が一変。妻から離婚を言い渡され、家財一式を失い、学生たちからも小バカにされ……。そんな彼の目の前にエリザベスという名の若く美しい女学生が現れる。彼女は『新約聖書』を根拠に、2人は頽廃したこの世に再び洗礼者ヨハネを生み出す宿命なのだという呆れた妄想を語り、アランをさらに悩ませる……。やがて聖ヨセフの生まれ変わりだというヤクの売人のアラブ人と聖マリアを称するコロンビア・マフィアの愛娘が加わり、フランスと南米を股にかけた聖俗混濁の大冒険が繰り広げられる……。聖ホドロフスキーと聖メビウスによる福音書!
テクノプリースト
クチコミなし
ホドロフスキーの自伝的要素がたぶんに盛り込まれた奇想SF! 『アンカル』、『メタ・バロンの一族』に続く“アンカル・ワールド”代表作! ホドロフスキー&メビウス“アンカル・ワールド”の永遠の敵役“テクノ”秘話。高度な科学技術と利益の追求への盲信が宗教と化したテクノ銀河。神殿に仕える巫女パネファの私生児として生まれ、母から疎まれて育ったアルビノは、ゲームクリエイターになり、この荒んだ宇宙に生きる人々に希望を与えるという夢を育む。日々勉学に励む彼は、ある日、仮想世界でテクノの始祖、聖セヴェルド・デ・ロヨザの精神と出会う。それ以来、彼の夢はテクノプリーストとなり、ゲームを通じてテクノ銀河を救うことに変わった……。約束の地へ! 科学技術の発展の結果、人間性が失われかけたある世界のエクソダス。
KOMA―魂睡
クチコミなし
煙突を抜けるとそこは――。煙突掃除の少女が見つけた世界の秘密。世界はいったい誰の夢なのか!? 『青い薬』のフレデリック・ペータース最新翻訳。父親を手伝い、煙突掃除をする少女アディダス。母親は他界し、父と2人、慎ましくも、楽しい日々を過ごしていた。彼女の悩みは突然理由もわからず気絶してしまうこと。その回数は次第に増え、気絶している時間も徐々に長くなってきている。ある日、煙突の奥深くへと迷い込んだアディダスは、人間よりも一回りも二回りも大きい怪物に出くわす。彼らは地中深くで、人間の能力や体調、感情すらも制御する機械の管理をして暮らしているのだ。アディダスの謎の発作もこの機械の不調が原因だった。やがて、機械の存在を嗅ぎつけ、それを我が物としようとする輩が現れる……。 ある少女の冒険を通じて、夢と世界の謎に迫る寓話的ファンタジー。
【英語版】The eyes of the cat
クチコミなし
二人の巨匠、アレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスによる、初のグラフィック物語コラボレーション。荒廃した夢の世界において、男と鳥、猫は、独特な黙示録的で詩的な方法で影響し合う。伝説のSF作『アンカル』のクリエイターであるアレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスは、当初この1978年のコラボにおいてチームを組んでおり、読者を魅了させる方法でセリフとイメージが交互に入れ替わる。
【英語版】The Metabarons
クチコミなし
思考力と独創性の両面で非常に大きな世界で語られる家族、犠牲、サバイバルに関する大規模なスペースオペラ。『アンカル』の究極の戦士の魅力的な血統を主軸としたメビウスとホドロフスキーによる一読すべきカルトスピンオフ。このコレクションはメタボルンの血統を紹介しつつ、深く根差した彼らの主義の起源を暴く。一族の巨額な富の源を見つけ出し、なぜメタボルンが人口脳科学による移植を行ったのか、そしてなぜ次のボルンになるただ一つの道が、死闘の末、自らの父を倒すことであったのかを知る。それぞれの歴代の世代が、拝金主義、支配、テロによって堕落したギャラクシーにおいて、対峙するため集積された部隊に打ち勝つため奮闘する。
北城百畫帖(カフェーヒャッガドウ)
1935年の台北城は、夜であっても、眩しく奇異な輝きを放つ、夢のように美しい場所だった。そんな台北城の一角に、百畫堂という名のカフェーがひっそりと建っていた。一階と二階には、甘いデザートに、氤?な香り、その中を忙しく往来する女給たち。三階は、関係者以外立ち入り禁止となっている、店主の書斎。ここには、豊富な蔵書、多様な収蔵品のほかに、一般の人には見えない幽霊と妖精が潜んていて……。『北城百畫帖』は史実にファンタジー要素を注ぎ、奇妙で懐かしい台湾を再現した作品。さぁ、あなたも当時の台湾に思いを馳せ、台湾の「昭和浪漫」に浸ってください。
わが名はレギオン
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ナチスが開発した史上最悪の吸血鬼兵器! 第二次世界大戦前夜のイギリスと吸血鬼伝説が息づくトランシルヴァニアを舞台に繰り広げられる一級のサイコサスペンス! 第二次世界大戦前夜の1942年。ロンドン在住の資産家が殺害される。死体から奇妙なことに全身の血液が抜かれていた。調査を担当するスタンリー・ピルグリムは、やがて事件の背後に、ナチスがルーマニアのブカレストで遂行していたある極秘プロジェクトの存在があることを知る。プロジェクトのコードネームは「レギオン」。それは、他者に血液を輸血することで、その者を遠隔操作することができるという特殊な能力を持った10歳のルーマニア人少女アナ・アンスレアの力を利用し、超人兵士部隊を作ろうという計画だった――。
【英語版】Adam Sarlech
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19世紀半ばの愛、復讐、死への探求が織り合わさった三部作に誰もが心奪われる。読者を夢中にさせる世界が、調子の狂ったゴシック・サガの最初のページを恐れずに読み進める者を持ち望んでいる。風変わりなキャラクターと怪奇現象が詰め込まれた世界。隠されたナゾ、オカルト、悪霊、スピリチュアル交霊会、抑圧された衝動にあふれるラブクラフトとポーのヒントが、フレデリック・ベツィアンの賞を受賞した文学的で壮大なダークファンタジーで繰り広げられる。
【英語版】The bombyce network
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人間関係のねじ曲がった物語が、美しき時代として知られる20世紀初頭のフランスのレトロな未来バージョンで繰り広げられる。しかし、実際はそれとは程遠いのだが。ユスターシュは、失われた子供時代を含む難しい過去の重荷を背負って生きている。彼と泥棒でありパートナーでもある仲間のムーシュは、生きていくため裕福な家々に押し入る。ある日、彼らは、こじ開けたばかりの金庫で衝撃的な発見をする。実際の殺人シーンを撮影したフィルムで、殺人者たちが性的行為にふけるものであった。このぞっとするような発見の後、殺人に関する裁判が始まる。多くの作品を残したヨーロッパのスターであるコルベイランとセシルによる作品。
アンカル
夢見ることは生きること――。奇才ホドロフスキーと天才メビウスが結びつき、生まれた衝撃のスペースサーガ! 世界中のクリエイターを陶酔させ続ける伝説のフランスコミック謎多き本編を紐解く解説集『アンカルの謎』を併録し、再起動! これを読まずしてSFは語れない。カルトの帝王アレハンドロ・ホドロフスキーとBD界の天才画家メビウスによる壮大なスペース・オペラ『アンカル』。ウイスキーと人造娼婦とドラッグをこよなく愛するR級探偵ジョン・ディフールの日常は、謎の生命体“アンカル”を手に入れた日から一変する。クローン手術を繰り返す大統領、ミュータント、異星人、化学兵器、階級間の争い、陰謀…… ジョンの行く先にはさまざまな試練が待っている。宇宙と人類の運命を懸けた果てしない大冒険の先に、ジョンが見たものとは? アンカルとは何なのか? 人はどこから来て、どこへ行くのか? ホドロフスキーの哲学とメビウスのアートが生み出した、世界的ベストセラー!
MISS
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ノラ・ベイカー。通称“ミス”。職業・殺し屋。スリム・ウィルハイト。元御曹司。職業・売春婦のひも。欲望渦巻く禁酒法時代のハーレムで、白人の女と黒人の男が出会い、愛した。狂騒の1920年代を駆け抜けたある男と女の記録。1920年代、禁酒法時代のニューヨーク。父に先立たれ、母に捨てられた白人の少女ノラ・ベイカーは、警官上がりの探偵フランク・クインに拾われ、彼の愛人兼秘書として働き始める。ある日、クインに命じられ、拳銃を手に入れるためにイースト・ハーレムを訪れたノラは、そこで、スリム・ウィルハイトという小粋な黒人と出会う。最悪な出会いから、予期せぬ再会を経て、やがて2人は、殺し屋コンビを結成し、暗黒街をのしあがっていく――。貧困と悪徳が蔓延し、裏切りが横行するハーレムを舞台に、“ミス”・ノラ・ベイカーとスリム・ウィルハイトの白黒コンビがお届けするシニカルな人間喜劇。
バウンサー
クチコミなし
死神が言った―― その銃は絶対に標的を外さない。なぜならこの私が作ったのだから。呪われたダイヤと死神の拳銃によって破滅に追いやられたある家族の悲劇。南北戦争直後のアメリカ。少年セトは、牧師の父ブレイクとネイティブ・アメリカンの母に囲まれ、慎ましやかながら幸せな生活を送っている。ある日、散策に出かけた彼は、とある峡谷でミイラ化した女性の遺体とその脇に置かれた2丁の拳銃を見つける。それはいわくつきのダイヤ“カインの目”とともにブレイクの家族をバラバラにした呪われた拳銃だった。まもなくブレイクは“カインの目”奪取を画策する実の弟ラルトンに惨殺される。父の遺言に従い、セトはバロ・シティのバウンサー(用心棒)のもとに向かう。実はブレイクたちの兄弟だった彼は、セトに“カインの目”と死神の拳銃の来歴を語る――。『エル・トポ』の監督ホドロフスキーが贈るマカロニ・ウエスタンBD!
わが名はレギオン
クチコミなし
ナチスが開発した史上最悪の吸血鬼兵器! 第二次世界大戦前夜のイギリスと吸血鬼伝説が息づくトランシルヴァニアを舞台に繰り広げられる一級のサイコサスペンス! 第二次世界大戦前夜の1942年。ロンドン在住の資産家が殺害される。死体から奇妙なことに全身の血液が抜かれていた。調査を担当するスタンリー・ピルグリムは、やがて事件の背後に、ナチスがルーマニアのブカレストで遂行していたある極秘プロジェクトの存在があることを知る。プロジェクトのコードネームは「レギオン」。それは、他者に血液を輸血することで、その者を遠隔操作することができるという特殊な能力を持った10歳のルーマニア人少女アナ・アンスレアの力を利用し、超人兵士部隊を作ろうという計画だった――。
ファイナル・アンカル
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ホドロフスキー&メビウス『アンカル』のその後を語った後日譚。伝説のスペース・サーガ、ここに完結! R級探偵ジョン・ディフールの最後の冒険。メビウスとラドロン。新旧巨匠の競演! R級探偵ジョン・ディフール。彼は今何かを思い出そうとしながら、酸の海に向かってまっさかさまに落下している。ロボット警官の飛行艇に救助された彼は、突然ある名前を思い出す。ルス・デ・ガラ――それはかつて彼が愛した女性の名前だった。折しも世界はテクノが創り出したメカミュータントと肉食ウイルスによって消滅の危機に瀕していた。世界を救うためには真の愛を知る唯一の存在、ジョン・ディフールとルス・デ・ガラが再び結ばれなければならない。はたして彼はルスを見つけ出すことができるのか? ホドロフスキー&メビウス『アンカル』のその後を語った後日譚。メビウス自身が同一の原作に基づき作画を担当した幻の未完成作『アフター・アンカル』を併録!
アラン・マンジェル氏のスキゾな冒険
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ホドロフスキー&メビウス最後の長編共作! 「救いへと至る唯一の道は狂気だ」。狂気の妄想が人生の真理へと変わるホドロフスキーの真骨頂。信じる者は救われる!? アラン・ザカリー・マンジェルはソルボンヌ大学の哲学教授。誰からも尊敬される教養人の彼だが、ある日を境に人生が一変。妻から離婚を言い渡され、家財一式を失い、学生たちからも小バカにされ……。そんな彼の目の前にエリザベスという名の若く美しい女学生が現れる。彼女は『新約聖書』を根拠に、2人は頽廃したこの世に再び洗礼者ヨハネを生み出す宿命なのだという呆れた妄想を語り、アランをさらに悩ませる……。やがて聖ヨセフの生まれ変わりだというヤクの売人のアラブ人と聖マリアを称するコロンビア・マフィアの愛娘が加わり、フランスと南米を股にかけた聖俗混濁の大冒険が繰り広げられる……。聖ホドロフスキーと聖メビウスによる福音書!
テクノプリースト
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ホドロフスキーの自伝的要素がたぶんに盛り込まれた奇想SF! 『アンカル』、『メタ・バロンの一族』に続く“アンカル・ワールド”代表作! ホドロフスキー&メビウス“アンカル・ワールド”の永遠の敵役“テクノ”秘話。高度な科学技術と利益の追求への盲信が宗教と化したテクノ銀河。神殿に仕える巫女パネファの私生児として生まれ、母から疎まれて育ったアルビノは、ゲームクリエイターになり、この荒んだ宇宙に生きる人々に希望を与えるという夢を育む。日々勉学に励む彼は、ある日、仮想世界でテクノの始祖、聖セヴェルド・デ・ロヨザの精神と出会う。それ以来、彼の夢はテクノプリーストとなり、ゲームを通じてテクノ銀河を救うことに変わった……。約束の地へ! 科学技術の発展の結果、人間性が失われかけたある世界のエクソダス。
KOMA―魂睡
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煙突を抜けるとそこは――。煙突掃除の少女が見つけた世界の秘密。世界はいったい誰の夢なのか!? 『青い薬』のフレデリック・ペータース最新翻訳。父親を手伝い、煙突掃除をする少女アディダス。母親は他界し、父と2人、慎ましくも、楽しい日々を過ごしていた。彼女の悩みは突然理由もわからず気絶してしまうこと。その回数は次第に増え、気絶している時間も徐々に長くなってきている。ある日、煙突の奥深くへと迷い込んだアディダスは、人間よりも一回りも二回りも大きい怪物に出くわす。彼らは地中深くで、人間の能力や体調、感情すらも制御する機械の管理をして暮らしているのだ。アディダスの謎の発作もこの機械の不調が原因だった。やがて、機械の存在を嗅ぎつけ、それを我が物としようとする輩が現れる……。 ある少女の冒険を通じて、夢と世界の謎に迫る寓話的ファンタジー。
【英語版】The eyes of the cat
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二人の巨匠、アレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスによる、初のグラフィック物語コラボレーション。荒廃した夢の世界において、男と鳥、猫は、独特な黙示録的で詩的な方法で影響し合う。伝説のSF作『アンカル』のクリエイターであるアレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスは、当初この1978年のコラボにおいてチームを組んでおり、読者を魅了させる方法でセリフとイメージが交互に入れ替わる。
【英語版】The Metabarons
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思考力と独創性の両面で非常に大きな世界で語られる家族、犠牲、サバイバルに関する大規模なスペースオペラ。『アンカル』の究極の戦士の魅力的な血統を主軸としたメビウスとホドロフスキーによる一読すべきカルトスピンオフ。このコレクションはメタボルンの血統を紹介しつつ、深く根差した彼らの主義の起源を暴く。一族の巨額な富の源を見つけ出し、なぜメタボルンが人口脳科学による移植を行ったのか、そしてなぜ次のボルンになるただ一つの道が、死闘の末、自らの父を倒すことであったのかを知る。それぞれの歴代の世代が、拝金主義、支配、テロによって堕落したギャラクシーにおいて、対峙するため集積された部隊に打ち勝つため奮闘する。