ホドロフスキーの自伝的要素がたぶんに盛り込まれた奇想SF! 『アンカル』、『メタ・バロンの一族』に続く“アンカル・ワールド”代表作! ホドロフスキー&メビウス“アンカル・ワールド”の永遠の敵役“テクノ”秘話。高度な科学技術と利益の追求への盲信が宗教と化したテクノ銀河。神殿に仕える巫女パネファの私生児として生まれ、母から疎まれて育ったアルビノは、ゲームクリエイターになり、この荒んだ宇宙に生きる人々に希望を与えるという夢を育む。日々勉学に励む彼は、ある日、仮想世界でテクノの始祖、聖セヴェルド・デ・ロヨザの精神と出会う。それ以来、彼の夢はテクノプリーストとなり、ゲームを通じてテクノ銀河を救うことに変わった……。約束の地へ! 科学技術の発展の結果、人間性が失われかけたある世界のエクソダス。
ホドロフスキー&メビウス『アンカル』続編! ジョン・ディフールの青春時代を描く前日譚。伝説のR級探偵はこうして生まれた! ホドロフスキー&メビウスの『アンカル』で宇宙の救世主となるジョン・ディフールの青春時代を描いた前日譚。第2014地球。確然たる階級制がこの惑星を支配しているが、その地下都市では、貴族、平民、ミュータントが入り乱れ、猥雑な様相を呈している。そこで育った少年ジョン・ディフールは、ある事件をきっかけに、発明家の父と娼婦の母を失い、体制に対する敵意を募らせる。ひょんなことから探偵になることを決意した彼は、最終試験として、この惑星のタブーを捜査することになる。やがて彼の捜査は惑星全体を巻き込む大騒動に発展していくが、その一方で、彼はこの愛が失われた世界で、真実の愛を知る唯一の存在となる――。冒険はここから始まった!