アレハンドロ・ホドロフスキー・プルジャンスキー(西:Alexandro Jodorowsky Prullansky, 英:Alejandro Jodorowsky Prullansky, 1929年2月17日 - )は、チリ出身の映画監督、演出家、詩人、俳優、作家、バンド・デシネ作家。タロット占いの専門家でもある。
夢見ることは生きること――。奇才ホドロフスキーと天才メビウスが結びつき、生まれた衝撃のスペースサーガ! 世界中のクリエイターを陶酔させ続ける伝説のフランスコミック謎多き本編を紐解く解説集『アンカルの謎』を併録し、再起動! これを読まずしてSFは語れない。カルトの帝王アレハンドロ・ホドロフスキーとBD界の天才画家メビウスによる壮大なスペース・オペラ『アンカル』。ウイスキーと人造娼婦とドラッグをこよなく愛するR級探偵ジョン・ディフールの日常は、謎の生命体“アンカル”を手に入れた日から一変する。クローン手術を繰り返す大統領、ミュータント、異星人、化学兵器、階級間の争い、陰謀…… ジョンの行く先にはさまざまな試練が待っている。宇宙と人類の運命を懸けた果てしない大冒険の先に、ジョンが見たものとは? アンカルとは何なのか? 人はどこから来て、どこへ行くのか? ホドロフスキーの哲学とメビウスのアートが生み出した、世界的ベストセラー!
死神が言った―― その銃は絶対に標的を外さない。なぜならこの私が作ったのだから。呪われたダイヤと死神の拳銃によって破滅に追いやられたある家族の悲劇。南北戦争直後のアメリカ。少年セトは、牧師の父ブレイクとネイティブ・アメリカンの母に囲まれ、慎ましやかながら幸せな生活を送っている。ある日、散策に出かけた彼は、とある峡谷でミイラ化した女性の遺体とその脇に置かれた2丁の拳銃を見つける。それはいわくつきのダイヤ“カインの目”とともにブレイクの家族をバラバラにした呪われた拳銃だった。まもなくブレイクは“カインの目”奪取を画策する実の弟ラルトンに惨殺される。父の遺言に従い、セトはバロ・シティのバウンサー(用心棒)のもとに向かう。実はブレイクたちの兄弟だった彼は、セトに“カインの目”と死神の拳銃の来歴を語る――。『エル・トポ』の監督ホドロフスキーが贈るマカロニ・ウエスタンBD!
ホドロフスキー&メビウス『アンカル』のその後を語った後日譚。伝説のスペース・サーガ、ここに完結! R級探偵ジョン・ディフールの最後の冒険。メビウスとラドロン。新旧巨匠の競演! R級探偵ジョン・ディフール。彼は今何かを思い出そうとしながら、酸の海に向かってまっさかさまに落下している。ロボット警官の飛行艇に救助された彼は、突然ある名前を思い出す。ルス・デ・ガラ――それはかつて彼が愛した女性の名前だった。折しも世界はテクノが創り出したメカミュータントと肉食ウイルスによって消滅の危機に瀕していた。世界を救うためには真の愛を知る唯一の存在、ジョン・ディフールとルス・デ・ガラが再び結ばれなければならない。はたして彼はルスを見つけ出すことができるのか? ホドロフスキー&メビウス『アンカル』のその後を語った後日譚。メビウス自身が同一の原作に基づき作画を担当した幻の未完成作『アフター・アンカル』を併録!
ホドロフスキー&メビウス最後の長編共作! 「救いへと至る唯一の道は狂気だ」。狂気の妄想が人生の真理へと変わるホドロフスキーの真骨頂。信じる者は救われる!? アラン・ザカリー・マンジェルはソルボンヌ大学の哲学教授。誰からも尊敬される教養人の彼だが、ある日を境に人生が一変。妻から離婚を言い渡され、家財一式を失い、学生たちからも小バカにされ……。そんな彼の目の前にエリザベスという名の若く美しい女学生が現れる。彼女は『新約聖書』を根拠に、2人は頽廃したこの世に再び洗礼者ヨハネを生み出す宿命なのだという呆れた妄想を語り、アランをさらに悩ませる……。やがて聖ヨセフの生まれ変わりだというヤクの売人のアラブ人と聖マリアを称するコロンビア・マフィアの愛娘が加わり、フランスと南米を股にかけた聖俗混濁の大冒険が繰り広げられる……。聖ホドロフスキーと聖メビウスによる福音書!
ホドロフスキーの自伝的要素がたぶんに盛り込まれた奇想SF! 『アンカル』、『メタ・バロンの一族』に続く“アンカル・ワールド”代表作! ホドロフスキー&メビウス“アンカル・ワールド”の永遠の敵役“テクノ”秘話。高度な科学技術と利益の追求への盲信が宗教と化したテクノ銀河。神殿に仕える巫女パネファの私生児として生まれ、母から疎まれて育ったアルビノは、ゲームクリエイターになり、この荒んだ宇宙に生きる人々に希望を与えるという夢を育む。日々勉学に励む彼は、ある日、仮想世界でテクノの始祖、聖セヴェルド・デ・ロヨザの精神と出会う。それ以来、彼の夢はテクノプリーストとなり、ゲームを通じてテクノ銀河を救うことに変わった……。約束の地へ! 科学技術の発展の結果、人間性が失われかけたある世界のエクソダス。
ホドロフスキー&メビウス『アンカル』続編! ジョン・ディフールの青春時代を描く前日譚。伝説のR級探偵はこうして生まれた! ホドロフスキー&メビウスの『アンカル』で宇宙の救世主となるジョン・ディフールの青春時代を描いた前日譚。第2014地球。確然たる階級制がこの惑星を支配しているが、その地下都市では、貴族、平民、ミュータントが入り乱れ、猥雑な様相を呈している。そこで育った少年ジョン・ディフールは、ある事件をきっかけに、発明家の父と娼婦の母を失い、体制に対する敵意を募らせる。ひょんなことから探偵になることを決意した彼は、最終試験として、この惑星のタブーを捜査することになる。やがて彼の捜査は惑星全体を巻き込む大騒動に発展していくが、その一方で、彼はこの愛が失われた世界で、真実の愛を知る唯一の存在となる――。冒険はここから始まった!
二人の巨匠、アレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスによる、初のグラフィック物語コラボレーション。荒廃した夢の世界において、男と鳥、猫は、独特な黙示録的で詩的な方法で影響し合う。伝説のSF作『アンカル』のクリエイターであるアレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスは、当初この1978年のコラボにおいてチームを組んでおり、読者を魅了させる方法でセリフとイメージが交互に入れ替わる。
思考力と独創性の両面で非常に大きな世界で語られる家族、犠牲、サバイバルに関する大規模なスペースオペラ。『アンカル』の究極の戦士の魅力的な血統を主軸としたメビウスとホドロフスキーによる一読すべきカルトスピンオフ。このコレクションはメタボルンの血統を紹介しつつ、深く根差した彼らの主義の起源を暴く。一族の巨額な富の源を見つけ出し、なぜメタボルンが人口脳科学による移植を行ったのか、そしてなぜ次のボルンになるただ一つの道が、死闘の末、自らの父を倒すことであったのかを知る。それぞれの歴代の世代が、拝金主義、支配、テロによって堕落したギャラクシーにおいて、対峙するため集積された部隊に打ち勝つため奮闘する。
ホドロフスキー&ヒメネス『メタ・バロンの一族』の前日譚。おまえは一族のために己を犠牲することができるか? ホドロフスキー&ヒメネス『メタ・バロンの一族』に連なる戦士の血脈。銀河の果てフィリドール系の辺境にある惑星マルモラ。後に宇宙最強の殺し屋メタ・バロンの一族を排出することになる惑星である。人々が慎ましやかながら幸福に暮らすこの地から、ある日、貴重な反重力物質が産出されることが判明し、帝国中の貪欲な輩が殺到することになる。その有事に際し、統治者ベラール・ド・カスタカ男爵は、家族たちに知られざる一族の歴史を語って聞かせる。それは名誉を守るためであれば、自らを犠牲にすることすらいとわない戦士一族の波乱の物語だった。ホドロフスキーの武士道愛が余すところなく吐露された壮大な宇宙叙事詩!
ナチに占領されたフランスでの愛と芸術と裏切りの物語―― 特別な物まね師の試練と苦難。物まね師としての能力を活かして迫害者と立ち向かい、ナチの占領によって傷ついたフランスの心を元気付けるピエトロリノの物語である。劇場上映のためのグラフィック小説の脚色は、フランスの有名な物まね師マルセル・マルソーのために、多面的なアレハンドロ・ホドロフスキーによって書かれた。ヨーロッパの著名なアーティストO.G. Boiscommunによって、ここに詩的に命を吹き込まれる。
世界中のクリエイターに影響を与えた、SF海外コミックを語るうえで避けては通れない傑作中の傑作! 息をつかさぬストーリー展開、常人の想像力を凌駕する世界観、魅了されるメガストラクチャーの数々と生命体…いまさら語ることもないほどの傑作です! SFがお好きで未読のかたはぜひぜひ読んでいただきたい! SFが好きでなくもこの溢れ出すイマジネーションを感じ取ってもらいたい! そんな作品です!!
広大な宇宙の彷徨、発達した科学、自己精神世界への言及、哲学的な問い…。メビウス、ホドロフスキーの黄金コンビが手がけた本作はSFのジャンルでいうと「スペースオペラ」に当てはまります。 BD(バンドデシネ)でもよく見かける定番のジャンルです。 定番ではあるのですがやはり『アンカル』の絵と物語のクオリティは一線を画しています。 私立探偵ジョン・ディフールと謎を秘めた「アンカル」をめぐる冒険活劇がホドロフスキーの豊かなスペクタクルとメビウスの達者な筆致で描き出されていくと、途中で読むのをやめるのは難しいです。人間の想像力って無限なんだなと思い知らされます。 他にことばを絞り出すのが難しいくらい、端的に言って作品としての完成度が高すぎる。 よくもわるくもBDといえばSF・哲学的・アーティスティックというのが一種のステレオタイプとして今でも通用しています。 実際にはそれはBDの一側面に過ぎないのですが、この『アンカル』のような作品が存在しているために強固なイメージとして定着したのは間違いないように思います。 BDの世界に触れるとなったときに避けては通れない傑作のひとつであることは、これまでもこれからも変わらないでしょう。
世界中のクリエイターに影響を与えた、SF海外コミックを語るうえで避けては通れない傑作中の傑作! 息をつかさぬストーリー展開、常人の想像力を凌駕する世界観、魅了されるメガストラクチャーの数々と生命体…いまさら語ることもないほどの傑作です! SFがお好きで未読のかたはぜひぜひ読んでいただきたい! SFが好きでなくもこの溢れ出すイマジネーションを感じ取ってもらいたい! そんな作品です!!