あらすじ

ガッハは銀河系の影の支配者・伝承族に対抗するため、生物の断末魔をエネルギーに変え、とてつもない破壊力を生み出す生贄砲を完成させた。その実験台として数々のうらみをもつリプミラを選んだガッハは、惑星パドズマで罠をしかけ、生贄砲によりリプミラ号を撃破。星見、エイブは捕えられ、リプミラも大怪我を負ってしまう。ゲンは単身、星見たちを助けに行くが戦いの途中、パドズマ上空に突如伝承族が現れた。伝承族に向けガッハは生贄砲を使うが、それが罠であることを見抜いたゲンはガッハを止めようとするが…。
マップス 1巻

普通の高校生だった十鬼島(ときしま)ゲンの前に突如現れた宇宙海賊を名乗る女、リプミラ・グァイス。彼女の目的は、2万年前に宇宙を放浪していた“さまよえる星人”と呼ばれる種族が残したと言われる秘宝だった。その秘宝“風まく光”の地図となっているのが、“さまよえる星人”の最後の子孫であるゲンなのだという。ゲンは、“風まく光”を狙う、スペース・パトロールとリプミラの戦いに巻き込まれながらも、次第に彼女にひかれていき、秘宝を手に入れたゲンは宇宙へ旅立つ決意をするのだった。

マップス 2巻

ガッハは銀河系の影の支配者・伝承族に対抗するため、生物の断末魔をエネルギーに変え、とてつもない破壊力を生み出す生贄砲を完成させた。その実験台として数々のうらみをもつリプミラを選んだガッハは、惑星パドズマで罠をしかけ、生贄砲によりリプミラ号を撃破。星見、エイブは捕えられ、リプミラも大怪我を負ってしまう。ゲンは単身、星見たちを助けに行くが戦いの途中、パドズマ上空に突如伝承族が現れた。伝承族に向けガッハは生贄砲を使うが、それが罠であることを見抜いたゲンはガッハを止めようとするが…。

マップス 3巻

ゲンの仇をとるため、惑星カミオを襲うラドウたちと戦うリプミラだが、ラドウのあまりの強さに劣勢にたたされてしまう。死を覚悟してラドウに立ち向かうリプミラ、そこに死んだはずのゲンが現れた。ラドウはレインの機体を操り星ごと破壊しようと試みるが、ゲン、リプミラ、リムの3人は力を合わせてそれを阻止する。戦いを終え惑星ドドーに戻ったゲンは、伝承族に対抗するためには銀河を統一する必要があると知り、全銀河に向け自分が伝説の勇者であると宣言するのだった。

マップス 4巻

ダード・ライ・ラグンに捕らわれたリプミラは、ダードが支配する星に連れていかれてしまった。ゲンは、単身リプミラの救出に向かう。その頃、ザザーン一行の下に、重大な情報がもたらされた。神帝ブゥアーが生贄砲を使うと宣告したというのだ。対抗するためには、銀河をまとめる要となるゲンがその時、その場所にいなければならない。しかし、そのためには1時間以内に出発しなければ間に合わないというのだ。銀河をとるかリプミラをとるか、ゲンはどちらかを選ばなければならなくなった……。

マップス 5巻

青き円卓・地球で対峙することになったテュリオム通商圏連合と未確認宙域軍。伝承族反乱軍・ガタリオンは、地球とその周辺に集まった両軍を生贄砲の弾丸にして、一挙に伝承族の本拠を破壊しようと目論んだ。ガタリオンの目的に気づいたゲンとリプミラは最強のリープ・タイプであるラドウに捨て身で戦いを挑んだが、まったく歯がたたなかった…。

マップス 6巻

三枚目の星図を入手したゲン達は、そこから伝承族の本拠地を割り出すことに成功した。伝承族が生贄砲の準備に入ると身動きがとれなくなるという弱点をつくため、銀河連合は遊撃隊を編成し、先手を打つ作戦にでた。新型エンジンにより、全艦同時にワープ・ホールに飛び込んだ遊撃隊、しかしそこにはニードル・コレクション達が待ち構えていた!

マップス 7巻

銀河障壁の外に飛ばされたリプミラとゲンは、偶然出くわした銀河系外生命体と接触をはかり、銀河を救うために力を借りようと働きかけていたが、そこへニードル・コレクションが攻撃をしかけてきた。スガラ、ゼルとルゼの3人を相手に互角以上の戦いをするリプミラだが、スガラをおとりにしたゼルルゼのデンジャー・ノイズにより記憶を消されてしまう。ゲンとの記憶をなくしたリプミラは偽りの情報を教えられ、ゲンの前に敵として立ちふさがる。

マップス 8巻

ファースト・ボーンの頭脳体再生装置を使い、デニーとレニーを生み出したリプミラは加勢にやってきたシアンとリムとともにニードル・コレクションと最後の戦いを始めた。リプミラたちの優勢で戦闘が進むなか、ゲンはさらに伝承族反乱軍ギツアートに攻撃を仕掛ける。戦いに敗れたニードル・コレクションは仲間を解放するという目的のため、リプミラたちと共闘することを選び、見事ギツアートを倒した。そして、それまで捕らわれていた1000機ものリープタイプを仲間とし、ゲンたちは帰路についた……。

マップス 9巻

伝承族反乱軍が地球に潜ませていた数万機のラドウを相手に苦戦する銀河連合軍は、ブゥアーに近づくことすらできずにいた。そんな中、ジェンド・ラドウとの戦いに敗れたリプミラは捕われ、ゲンは地球に放り出されてしまった。ゲンは敗北を覚悟したが、実はそこからブゥアーの内部に入ることが千載一遇のチャンスであった。一方、リプミラはエイブの機転で危機を脱し、秘密基地で造られたリプミラ号でゲンのあとを追う。ゲンは作戦通りブゥアーの中枢に辿り着き、反乱軍と対峙するが、そこでブゥアーの正体と反乱軍の目的を聞かされる……。

マップス 10巻

リプミラがゲンと出会う200年も前のこと。宇宙海賊として暴れ回っていたリプミラは、ある船を襲ったときに予知能力者を助けたことで“龍の末裔”ライ一族に捕らわれてしまう。リプミラの特異な構造に興味を持ったライ一族は、リプミラの遺伝子をもとにクローン、ダード・ライ・ラグンを造りだした。二人の因縁を描いた「千光の聖櫃」のほか、放浪編でのエピソードやブゥアーを倒した後のゲンとリプミラの活躍など、外伝全9編を一挙収録。