あらすじ西暦1315年10月末、アルプス山中のザンクト・ゴットハルト峠。支配者ハプスブルクが設けた峠の関所”狼の口(ヴォルフスムント)”と峠の奪還を企む反逆者”山岳森林三邦”との攻防は、いよいよ大詰めを迎えようとしていた。北門と南門、ふたつの門を攻め落とし、関所内へと攻め入る三邦の民兵たち。彼らの復讐の刃がヴォルフラムへ届くまで、あと一歩……!物語はいまこそ最終決戦へ!慟哭の日々は今こそ去るのか!?
ものすごく暗くて救いが無い物語なんですけど結末が気になって読み続けてしまう。積み上げられた小さな力がどこで解き放たれるのかじりじりとさせられてくる。 人の命が簡単に消費される恐ろしさも麻痺してくるくらいに人がどんどんと死んでゆきます。