画業50年。西岸良平のライフワーク最新刊 1974年連載開始、2022年に画業50周年を迎えた西岸良平氏が昭和のニッポンを描き続けてきた本作も、ひとつの節目となる第70集に到達。時代が移り変われども、懐かしさと温かさに満ちた三丁目は、変わることなくここに息づいています。無自覚の超能力の持ち主である主婦・里子さん。ある日、夫と似た男性が女性と腕を組んで歩く姿を見かけて浮気を疑うが…『人生相談』。十五夜の夜、子ダヌキにいろんな動物を見せてあげようとして、夜の動物園に忍び込んだタヌキの親子。だが、見回りの飼育員に見つかってしまう…『夜の動物園』の他、2021~2023年にビッグコミックオリジナル掲載の15編収録。
昭和三十年代なんて知らないけれど、そんなに良い人たちだらけなわけないとわかっているけれど、画柄があったかくて読まずにはいられない。 多くないページ数でこれほどまでに人情話を紡いでいけるのもスゴい。 月イチ連載になってしまったけれど、読めば必ず心はハートフル。 世界よ、ノスタルジーとはこういうことだ! でも映画化されたのは、なんか残念だった。一平のお父さんは怒りっぽくなってるし、六ちゃんなんか性別まで変わってるし...