あらすじ

ダーティ桜塚(さくらづか)にそそのかされ神宮スパイダースからボストン・ブルーソックスへポスティング移籍した夏之介(なつのすけ)。しかし、ブルーソックスのチーム事情によりまさかのマイナー契約でキャンプに臨む事に……!晴れ渡るフロリダの空の下、夏之介の胸中はフクザツ模様……!!
グラゼニ 1巻

グラゼニ=“グラウンドには銭が埋まっている”!!下は240万円から、上は数億まで。格付けが、年俸によって完全に決められている超格差社会・プロ野球。凡田夏之介(ぼんだ・なつのすけ)は高卒でプロ入りした8年目の中継ぎ投手。左腕でサイドスローという一風変わった武器と、全球団の1軍選手の年俸をソラで言えるという不思議な特技で、厳しい世界を必死でサバイバる!

グラゼニ 2巻

年俸1800万vs.1億8000万!「負けられませんよ……!給料『1対10』だけど……」――プロ入り8年目で年俸1800万円の中継ぎ投手・凡田夏之介(ぼんだ・なつのすけ)。対戦相手の年俸チェックをするたびに気になるのは、「倍数」!セ・リーグには夏之介と1歳違いで10倍もらってる選手が一人だけいる。その選手は、試合前にもかかわらずクラブで豪遊&朝までチャンネーはべらかしていて……俄然意識しちゃうんです!!

グラゼニ 3巻

年俸1800万が狙う、ガチのお嫁さん候補!!地味なとこに目をつけたでしょ……。――華やかなりしプロ野球の結婚事情。神宮スパイダースのエースはなんと女子アナと結婚!ほかチームメイトもデルモやらスッチーやら……。さて、年俸1800万円の夏之介、お目当ての女性のために足しげく通っている場所が……ヒントは、唐揚げチャーハン!?

グラゼニ 4巻

中継ぎ1800万円の「便利屋」という不遇から脱却できる絶好のチャンス到来!!スパイダース首脳陣が仕掛けた“奇襲先発”の試練に今季なんだか好調の夏之介(なつのすけ)が挑む!!アウェーの名古屋ドーム、まっさらなマウンド……。“先発”夏之介、昇給orDie!?

グラゼニ 5巻

シーズンも終わり、12月。でもこの12月こそ球界が激しく動く時期なのだ。夏之介(なつのすけ)の周りでも、戦力外通告を受け引退する選手、他球団へトレードになる選手など様々。そんななか、夏之介とも縁が深いあの人が戦力外通告を受け、トライアウトに挑戦することに……!

グラゼニ 6巻

今季の登板数は31試合で、4勝4敗2セーブ。ホールド数は20。昨季より大きく成績を伸ばし、シーズン終盤の優勝争いでは大車輪の活躍をした夏之介。今季の年俸は1800万円だったが、契約更改でその年俸はどこまで上がるのか?そして夏之介は契約更改の席で、提示額から上積みを勝ち取るためのある奇策に出る!

グラゼニ 7巻

春のオープン戦で試され、今年は先発ローテーション投手として起用されることになった夏之介。そんな夏之介に開幕から6試合目にいよいよ出番がやってくる。先発としてそれなりの成績を残すことができれば、年俸も選手としてのステイタスも上がるハズ!期待と不安を胸に、夏之介は9年目のシーズンに突入!!

グラゼニ 8巻

交流戦も終わり、再びリーグでの試合が再開。そのタイミングで二軍から昇格し、ローテーション(先発)投手として復帰した夏之介(なつのすけ)。前にもまして好投を続ける夏之介だが、あいかわらず結果(勝ち星)がついてこない!一方でこれまで夏之介が頼りにしていた正捕手・寺杉(てらすぎ)が怪我で二軍に落ち、今ひとつ捕手として信頼できない丸金千太郎(まるがね・せんたろう)とバッテリーを組むことになった……!

グラゼニ 9巻

好投しても勝ち星のつかない夏之介。9回完封して先発のコツを得たと思ったのに、そのタイミングで二軍行きを通告される。それは「先発」から「中継ぎ」へと起用を変えるため、夏之介に二軍でリセットしてもらうための首脳陣の措置だった。その二軍生活は短いものの予定だったが、心と体のバランスを崩した夏之介はイースタン(二軍)での試合でも打ち込まれ、2カ月をそこで暮らすことになる…!

グラゼニ 10巻

レギュラーシーズンは散々な成績に終わったが、クライマックスシリーズはMVPに選ばれる大活躍。夏之介は3位だったチームを日本シリーズに進出させた。しかしそのことで大バッシングが巻き起こる。なぜ3位のチームが日本一を争うのかと!そしてシリーズ進出の立役者である夏之介がそのバッシングの標的に!!異常な雰囲気の中で始まった日本シリーズで夏之介は好投できる!?

グラゼニ 11巻

チームは日本一に輝き、契約更改のシーズンに。打率・打点・本塁打数でリーグのトップ5に入り、日本シリーズのMVPに輝いた丸金の旧年俸は500万円。そこからどこまで上がるのか?クライマックスMVPに日本シリーズ優秀選手賞の活躍を見せた夏之介は、ポストシーズンの働きをどう評価されるのか?それぞれの「銭闘」が始まる…!

グラゼニ 12巻

オフには夏之介と役回りのかぶる左の「中継ぎ」を補強したスパイダース。その投手・松浪は、夏之介の“ポジション”を奪う気、満々!その他にもメジャー帰りの曽我部と大野雪雄のポジション争いや、丸金千太郎の打者としての大躍進など、見所満載!夏之介とスパイダースの新シーズンが始まる!!

グラゼニ 13巻

激しい競争の中、「勝利の方程式」の一角を担う「セットアッパー」の位置を掴んだ夏之介(なつのすけ)。丸金(まるかね)やユキオら他の選手の活躍もあり、チームのリーグ優勝も見えてきた。夏之介もチームもこの調子なら、オフの契約更改では新年俸、1億も夢じゃない…!

グラゼニ 14巻

リーグ優勝の立役者の一人と言ってもいい夏之介(なつのすけ)は契約更改で「1億」を狙う。だが、球団から提示された金額は6600万。再度提示された額にも納得できない夏之介に、代理人・ダーティ桜塚(さくらづか)は「ポスティング・システム」を駆け引き材料として使うよう、そそのかす!

グラゼニ 15巻

契約更改でモメにモメ中の夏之介(なつのすけ)は高校の後輩・持田(もちだ)のつながりで代理人・ダーティ桜塚(さくらづか)と出逢う。ダーティの巧みな弁舌にのせられて夏之介の出した答えは、なんとまさかの「ポスティング」!!!!!!球団側もビックリのこの事態、どうやって収拾すんの!?

グラゼニ 16巻

ダーティ桜塚(さくらづか)にそそのかされ神宮スパイダースからボストン・ブルーソックスへポスティング移籍した夏之介(なつのすけ)。しかし、ブルーソックスのチーム事情によりまさかのマイナー契約でキャンプに臨む事に……!晴れ渡るフロリダの空の下、夏之介の胸中はフクザツ模様……!!

グラゼニ 17巻

ボビー・リードの導きにより「曲がりすぎるカーブ」を覚え球種の幅が広がった夏之介(なつのすけ)!メジャーリーガー3人を三者凡退に切ってとりファームディレクターへのアピールも成功!ところがところが……ブルーソックスを揺るがす大きな流れの中に飲み込まれ夏之介、試練の時……!