あらすじ

アジアカップ準決勝、日本とオーストラリアの一戦は、好調を維持する椿と窪田の五輪代表コンビ、エース花森らの活躍で、開始早々、日本が2点をリードする展開に――。しかし、オーストラリアは早々のシステム変更から徐々に主導権を奪い返すと、前半終了間際、同点に追いついた。再びリードを奪いたい日本だが、相手エースのトーマス・サリバンに3点目を許してしまう。ブランは切り札として夏木陽太郎をピッチに送りだすが・・・。日本はアジアの壁を打ち破り、決勝へと駒を進めることが出来るか――。
GIANT KILLING 1巻

本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる!達海猛(たつみ・たけし)、35歳、イングランド帰りのサッカー監督。好物は大物喰いの大番狂わせ=GIANTKILLING(ジャイアント・キリング)!!東京下町の弱小プロサッカークラブ、ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)の監督に就任した達海が、意表をつく戦略とカリスマ性で、負け癖のついてしまった選手、スタッフ、そしてサポーターたちにパワーをくれる!『U-31』原作者と俊英がタッグを組んだ、これがフットボール漫画の新スタンダード!!

GIANT KILLING 2巻

弱小プロサッカークラブ、ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)の監督に就任した達海猛(たつみ・たけし)。問題山積みのチーム再生、最初の課題は……チームワーク?東京・夢の島の寒空のなか始めた初キャンプ。キャプテンを外された村越(むらこし)は、監督に恨み節。自主練習は乱闘状態。若手の活躍、そしてチームを振り回す王子様、ルイジ吉田!しかし鋭い観察眼でチームを見切った達海は、スタメン半分交代とキャプテン変更で、プレシーズンマッチに挑む!起こせGIANTKILLING(ジャイアント・キリング)!!

GIANT KILLING 3巻

1-1の同点で迎えた、リーグチャンピオン東京ヴィクトリーとのプレシーズンマッチ後半。攻めの姿勢でガンガンいく達海は、残り15分で交代カードを使いきった。後はもう選手たちの勝ちたいという気持ち!キャプテンを外され腐っていた村越(むらこし)の闘志に火がついた!!バラバラだった選手たちの心が、ひとつの目標に向かっていく。強豪相手に互角の戦いをし、可能性を見せた新生ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)、そしていよいよシーズンの開幕だ!!

GIANT KILLING 4巻

開幕戦をあっけなく負けてしまった新生ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)。そこからは恐ろしき連敗街道!選手はグッタリ、サポーターはイライラ。せっかく芽生えた可能性はどこへやら。それでも監督・達海(たつみ)の目は、前だけを見て光を失わない!!主力選手を外し、若手を起用し、負けて負けて負けまくっても、選手に気づいてほしいこと。それは、負けグセのついた自分たち自身の弱い心!選手を信じて突き進む達海のやり方に、いつしか心を開く選手たち。お前たち、今度こそは勝つぜ!!

GIANT KILLING 5巻

ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)、新旧監督のスタイルが激突!!チームもプレイヤーも、今はまだ結果が出ない。信じつづけるのが監督だ!!不調のETUに襲いかかるブラジル人トリオ!ゼウベルトが切り裂く!カルロスが上がる!ぺぺが食べる!!防戦一方のなか、後半戦、達海(たつみ)は何を仕掛ける!?

GIANT KILLING 6巻

達海(たつみ)がFW(フォワード)陣に求めるものとは!?ポジション争い激化!ピッチに立てるのは11人。そしてチームは、強くなる!!顔もキャラも濃い元エース・夏木(なつき)の合流で、元気が取り柄の世良(せら)はさらに元気に空回り。ベテラン・堺(さかい)は虎視眈々(こしたんたん)。三者三様のFW陣のアピールに、達海はいったい誰を選ぶのか!?

GIANT KILLING 7巻

美しいフットボールを信条とする青の闘将(ガンナーズ)・ダルファー登場!準備は整えた。後はピッチで語ろう!!ダルファー監督の目指す美しいフットボールで、今季負けなし大阪ガンナーズ。4人が狙う!4人が打つ!!華麗で勇敢な4トップで、勝ちに見放されているETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)を圧倒だ!?

GIANT KILLING 8巻

フットボールの答えは、ピッチに落ちている。2点ビハインドで迎える後半も、赤の指揮者(コンダクター)・達海(たつみ)に確信あり!2点取られて前半終了。やられっぱなしのETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)のロッカールームは当然ながら意気消沈……。楽しまなければ試合に勝てない!?想定内(?)の展開に、達海が描く逆転のシナリオとは!!

GIANT KILLING 9巻

対大阪ガンナーズ戦。追い上げるETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)、赤と青の激闘決着!!戦術を超える選手こそ、監督の喜びだ!!キーマン・椿(つばき)の故郷も探訪!?追い上げるETUの勢いが、ガンナーズ監督ダルファーの信念を揺るがせる!達海(たつみ)の見据える“先”に向けて、ETUが走り出す!!試合後は、椿くんのド田舎(いなか)すぎる故郷が舞台ですよ。

GIANT KILLING 10巻

赤崎(あかさき)、村越(むらこし)、王子不在!?選手だけでなく、ベンチ、フロント、サポーターが共に前を向く!!クラブで戦う!それがフットボールだ!!五輪代表入りで赤崎離脱。村越と王子は欠場!!そんなとき、達海(たつみ)はなぜかカレーパーティーの開催を決意!そして川崎戦。ゲームキャプテンは椿大介(つばきだいすけ)……ですか!?

GIANT KILLING(11)

雨の川崎戦、決着!!ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)名物スカウトも視察!?ピッチの中にもピッチの外にも、クラブのために全力で闘うやつらがいる!!信じきる力!それが監督の才能だ!!雨の激闘、川崎戦。押し込まれながらも粘るETU。“クラブ”をよく知るベテラン陣が、底力を発揮する!ドッシリと動かない達海(たつみ)の信頼に、選手が応える番だ!!

GIANT KILLING(12)

不振にあえぐ東京ヴィクトリー、名門としての存在理由の危機!名門クラブの選手でいる覚悟はあるか?シーズン中盤の大一番、東京ダービー開幕!平泉(ひらいずみ)は、あえて動かない。達海(たつみ)のしかける策が、東京V(ヴィクトリー)の弱点を明らかにしようとも――。名門クラブの一員であるという選手たちの誇りが、チームを変えるそのときを待っていた!

GIANT KILLING(13)

東京V(ヴィクトリー)に1点リード!しかし、目覚めた王者の猛攻に受け身一方になるETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)!!耐えて耐えてその先に、勝利をつかむことができるの……か?……そして新たなる展開、オールスター編へ突入!!日本人選抜vs.外国人選抜、MVPの栄冠(高級RV車付き!)は誰の手に!?

GIANT KILLING(14)

夏の祭典(オールスターゲーム)は達海(たつみ)&佐倉(さくら)の采配が功を奏して日本人選抜チーム勝利で終演!リーグ戦後半に向けて準備をすすめるETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)に石浜(いしはま)移籍の話が浮上……。そして達海は旅人のあの人に会いに――!選手の“未来”を真剣に考えてみよう!夏の中断期間、ETUにはひと波乱、ふた波乱!移籍か残留か?選手もクラブも監督も頭を悩ます最重要事項!

GIANT KILLING(15)

達海猛(たつみたけし)、監督以前。10年前……ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)は輝きを放とうと、もがいていた。若く卓越した才能ゆえ、チームの歯車は狂っていく――。昔も、今と変わらずフットボールを楽しんでいた達海。その鮮烈なプレーは名門・東京V(ヴィクトリー)をも脅かし、ついに達海専門のシフトを敷かれるほどに。クラブの未来を背負う才能は、高まる周りの期待に何を思う……!?

GIANT KILLING(16)

10年前のETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)、10年前の達海(たつみ)――完結。夏の中断期間の一大イベント「キャンプ」!後半戦を戦いぬくための大切な準備期間。達海は選手たちに問いかける。「俺がお前たちにどうなってほしいか?」……さあ、考えてみよう!人心掌握どころか人心乱す達海のマル秘練習メニュー公開!さらには、謎の男ミスターT率いる大学生チームがETUをコテンパンに!?

GIANT KILLING(17)

現状に満足するな。自分に足りないものを知り、貪欲に成長を求めるとき、チームは急加速で変貌を遂げる!!夏のキャンプで得たものは、新たな仲間二人と新たな自分たち。スタメンもガラッと変えて挑むリーグ後半戦、緒戦の相手はFC札幌!!ところがどっこい……あの開幕戦の嫌な記憶が蘇る、イヤ~な試合展開に!

GIANT KILLING(18)

チームが勝ちを重ねていても、突発的な事故は、絶対に避けられない。アクシデントと折り合う術は?札幌戦後半、村越(むらこし)の大胆なゴールで、モヤモヤした展開を吹き飛ばしたETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)!夏キャンプの成果が明確に現れた今、一気に流れに乗りたい!!でもでも、落とし穴って意外なトコロに潜んでいるもんなんだよね……。

GIANT KILLING(19)

雨のウィッセル神戸戦後半、ようやく椿が目を覚ます!この勢いで盛り返せば、ETUは6戦連続無敗なのだが……!?そして次なる相手は、達海(たつみ)にゾッコンな監督・佐倉(さくら)率いるモンテビア山形。あれ……?なんだか……やり辛いぞ、このチーム!?

GIANT KILLING(20)

守れなければ、勝てない。守り続けても、勝利には結びつかない。“堅守”の殻を破り捨て、山形は変貌する!!ETUの猛攻に耐え続けるモンテビア山形。その間、山形の監督・佐倉(さくら)も考え続けていた――新たなシステムの起用。そのシステムは、達海(たつみ)も事前に気づき恐れていた、山形進化への可能性だった!!椿も警戒していた、山形の真のゲームメーカーとは?

GIANT KILLING(21)

試合中のシステムの変更!!それは流れも勢いも変えるリスキーな選択。監督だけが振り下ろせる、諸刃の剣。モンテビア山形の監督・佐倉(さくら)が起用した“小森(こもり)システム”。達海(たつみ)はそれを事前に予測し対応していたが、あるアクシデントによって状況が一変、防戦一方になってしまうETU!!キョロキョロと落ち着き無い達海だが……窮地を打開する策はフィールドに転がってるみたい!?

GIANT KILLING(22)

達海(たつみ)と佐倉(さくら)の知略を尽くした闘い、決着!!モンテビア山形戦、最終局面!!残り時間わずか、勝利の女神が微笑むのは……!?――最後の切り札・ガブリエルは送り込まれた!達海が託した、謎のサインとともに――。ゲームは再び沸きかえり、知略をめぐらした戦いは、劇的なフィナーレへ!!そして次戦、厄介なスポンサー様が観戦するまたまた大変な試合になりそうで……。

GIANT KILLING(23)

取られたら取り返せ!川崎の攻撃的サッカーに、ガチンコで挑む!!おまえら、打ち合う覚悟は出来ているか?――ETUのスポンサー・大江戸通運の副社長が観戦する中、強豪・川崎フロンティアと激突!選ばれたお互いのスタメンは、奇しくも攻撃的メンバー揃い!守りも大事なんだけど……打ち合いでは、絶対負けたくない!!怯まず弛まず、攻めて攻めて攻めまくれ!!!

GIANT KILLING(24)

達海猛35歳、職業サッカー監督。今季より弱小プロサッカークラブ『ETUイースト・トーキョー・ユナイテッド』の監督に就任する。現役時代も監督になってからも、好物は「番狂わせの大物喰い=ジャイアント・キリング」!★強豪川崎戦も終盤!激しい点の奪い合いに決着がつく。試合を決めるのは誰だっ!?

GIANT KILLING(25)

本領発揮する!!!達海がいなくなり崩壊した、かつてのETU。ユナイテッドスカルズはその絶望の時期から、選手を信じて叫び続けてきた。今、不信感からフロントに詰め寄る羽田たちの前に、天敵の達海も現れ……一触即発!!

GIANT KILLING(26)

リーグ6位と好調なETUだったが、千葉のミルコビッチ監督の策略に前半は手も足も出ず、ゴール裏ではサポーター同士で不穏な空気が渦巻いていた。だが後半、達海が繰り出すポジションチェンジと、田沼ゴローの一大決心で、ETUは新たな形を見せる!●クールなマクレガーが秘める、ホットな家族愛●田沼ゴロー、一世一代の見せ場!!●ついに解析された――ETU攻略法!!!●上下左右入れ替わる、劇的ポジションチェンジ!!●「あそーれETU」……あの懐かしコール復活!

GIANT KILLING 27巻

ジェムユナイテッド千葉との激戦を終え、ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)は次なるステージへ!!そんななか発表されたU-22五輪最終予選代表には意外な選手の名が……!!そして、連戦続く真夏のクラブハウスに、謎の来訪者が現れる!?クラブに関わる者たちが同じ方向を向けばその先に、若き才能の花が咲く。みんなでチームの未来を見つめよう!!

GIANT KILLING(28)

さあ、世界に日本サッカーの可能性を見せてやれ!未知の潜在能力(ポテンシャル)を秘めた、若武者たち!!集うU-22五輪日本代表。――代表に選ばれ、達海(たつみ)の荒っぽいメッセージに送り出される椿(つばき)と赤崎(あかさき)。代表合宿で椿は「日本国民の代表」という重圧を改めて感じ始める。ところが……ある選手との再会で気負う気持ちが解き放たれて……。五輪への切符をかけた最終予選がもうすぐ始まる!

GIANT KILLING(29)

違和感があった。大きくないだけに、致命的な“綻び”が。見据えろ、チームとして切り替えるべきものを。――椿(つばき)と赤崎(あかさき)がU-22五輪日本代表の重責から解放され、ようやくETUに合流!ところが、ジャパンカップでの連敗を引きずってか、チームの雰囲気はなんだか微妙。なぜか達海も、明確な改善策を講じない……。チームもまわりも何か違和感を抱えたまま、アウェーの浦和(うらわ)戦に突入してしまう

GIANT KILLING(30)

かつて天才と呼ばれ、惜しまれつつ去ったETUの星。達海(たつみ)、まさかの現役復帰宣言。その足は再び、奇跡を見せるのか――?浦和(うらわ)との戦いに敗れ、公式戦で3連敗を喫してしまったETU。達海は全く動こうとせず、だが静かに燃える眼差しでその敗戦を見守っていた――。翌日、選手たちの前でなされた重大発表。自身の「現役復帰」によって達海は新たなる問いを突きつける!