鈴木建設に勤めるハマちゃんこと浜崎伝助は、とくにこれといった趣味もなく、かといって仕事に燃えるわけでもなく、ただのんびりと毎日を過ごしていた。ある日、上司の佐々木課長に釣りに誘われて、イヤイヤついていったのが運のツキ。すっかり釣りの面白さにはまってしまい、ここにひとりの釣りバカが誕生するのだった!ハマちゃんはいかにして釣りバカになってしまったのか!?釣りのおもしろさとサラリーマンの泣き笑いを描いた、国民的人気コミック!!
昭和38年、4年前に創刊された少年漫画誌、少年サンデーと少年マガジンが話題になり始めたこの年、人気漫画家・赤塚不二夫の自宅兼仕事場を一人の青年が訪れた。彼は漫画家を夢見る南けんいち、25歳。その場で見た赤塚不二夫の原画に感銘を受けた南だが、先生に弟子入りしたものの…。懐かしい時代を背景に描く青春日記。
戦後の焼け野原になった日本を舞台に、元気でたくましく生きる大島元気(おおしま・げんき)と仲間達のやんちゃな小学校時代を描いたファミリーコメディ。小学4年生の大島元気とその友人・正明(まさあき)と唯人(ただひと)は、焼け跡へ行った時に露店で売られていたイワシのバター焼きに目を奪われる。そして元気達は、母親にイワシのバター焼きが食べたいと懇願して……!?
昭和20年後半から30年代の日本を舞台に、明るくて活発な少年・大島元気(おおしま・げんき)の日常を描いたほのぼのファミリーコメディ。お正月に凧揚げを楽しんで帰宅した元気は、挨拶にきていた青年・田中(たなか)へ「あけましておめでとう」を連呼してお年玉をねだる。そして田中からもらったお年玉を持って弟と出かけた元気は、友達を誘って豪華3本立ての映画を見に行って……!?
戦争を知らない世代にむけて、1945年8月15日を18名の漫画家の記憶で振り返る。「この本は、その時代を生き、戦争を肌で感じた我々仲間達の、昭和二十年八月十五日の記録である。戦う日本が平和な日本に生まれ変わったその日、その時、それぞれが何処に居て何を考え、何をしていたか。戦禍をくぐって今日まで生き延びた人々のそれぞれのドラマティックな一日を描いた作品は、その一つ一つが平和な世界への道標のような気がする。我々の趣旨に賛同し、それぞれ、絵や文章を寄せて下さった戦後生まれの方々の作品も加えて、重みのある一冊となったこの「私の八月十五日」。一人でも多くの方に見て頂き、戦争について平和について、あらためて考えて頂ければ幸いだと思う。」(森田拳次、まえがきより)収録作家:小島功、赤塚不二夫、一峰大二、さいとう・たかを、高井研一郎、古谷三敏、花村えい子、牧美也子、北見けんいち、武田京子、ちばてつや、牧野圭一、松本零士、水野英子、森田拳次、里中満智子、バロン吉元、村野守美 ※本書は『昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日』(ミナトレナトス刊)に収録された作品から18名の漫画家の作品を収録しています。
▼第1話/青空のボール▼第2話/ひもじいボール▼第3話/野球雲見えた▼第4話/傷ついたボール▼第5話/友情のボール▼第6話/さよならのボール▼第7話/ふれあうボール▼第8話/最後のボール ●登場人物/野原広太(亡き父のようにプロ野球選手になるべく、毎日練習に励む野球少年)。●あらすじ/終戦まもない昭和21年、人々の生活もまだまだ貧しかったころ、野原広太は巨人軍の選手だったという父が戦地から帰ってくるのを母、姉、兄とともに待っている。ある日、草野球に興じる少年たちの仲間入りをした広太だが、父から野球を教わったことのない広太は、投げるのも打つのもヘタクソなのだった。家に戻った広太は、父の写真の前で「上手になるからね」と誓い、練習に精を出す。そして数日後、隣町との試合で広太は逆転サヨナラヒットを放つが、その頃、家には父の戦死の知らせが届いていた(第1話)。▼巨人軍の仕事をしている大島氏が野原家を訪問し、戦争で亡くなった選手の家族を巨人VS阪神戦に招待するとチケットを置いていった。喜ぶ母だが、その頃広太は、野球チームの仲間たちとヤミ市で盗みを働く計画をたてていた(第2話)。▼広太はヤクザの稲垣と知り合う。彼は元・中等野球の花形選手で、戦争さえなければプロ野球の選手になっていたかもしれない人だ。広太たちのチームはちょくちょく稲垣から野球の指導を受けるようになるが、彼はヤクザ同士の抗争のために死んでしまう(第4話)。
鈴木建設の奥の奥に潜むナゾに切り込む新シリーズ!!
1993年に、福井県丸岡町の町おこしとして始まった、手紙のコンクール『一筆啓上賞』。本書は、このコンクールの第一回目となった『一筆啓上 日本一短い「母」への手紙』(大巧社/角川文庫)に収録されている、わずか数行の手紙文をもとに、西ゆうじ氏が、新たな物語を創作し、それを最高の漫画家たちによって、コミック化したものです。シンプルな手紙を越えた、様々な人生の物語を、お楽しみください(本文まえがきより)。日本全国を感動させたベストセラーコミックを電子書籍化!
フルカラー厳選77画&濃密エッセイ。満州で生まれ、日本に引き揚げ東京で親戚の家を転々とし、ついに母と弟と暮らし始めた北見少年は、日本経済とともに成長し、激動の時代をのんびりと生きていきます。あの頃の昭和の風景と出来事を12か月順にフルカラーで77画収録しています。漫画誌ビッグコミックで10年以上にわたり連載している好評作品、待望の単行本化です。昭和の出来事と暮らしとココロを美麗イラストとエッセイで綴る、笑えて泣ける新感覚単行本です。
「誠心誠意」がモットーの南大阪信用金庫、通称ナンシンの新人渉外マン・中井信吉。雨にも犬にも上司にも負けず、本日も愛車のカブで大阪の町を駆け回ります!!▼第1話/まいど! ナンシンです!▼第2話/現金その場限り▼第3話/一足す一は=?▼第4話/必死の誠意▼第5話/画家志望▼第6話/お母ん!!▼第7話/瓢箪から…!?▼第8話/理事チョー!!▼第9話/河内の首領!!●登場人物/中井信吉(まごころと誠意で奮闘する、ナンシンの駆け出し渉外マン。愛称“ナカやん”)、安藤支店長(ナンシン河内台支店長。一見厳しそうだが、優しく部下を見守る人情派)、大場佳代(ちょっとおっちょこちょいの窓口担当)●あらすじ/毎日毎日、大阪の町をあっちへこっちへの新人渉外マン・中井信吉、愛称“ナカやん”。元気よく「まいどー、ナンシンです!!」と外回りで立ち寄った家で、番犬にズボンをかじられ、お尻がまる見えに。お尻を隠しながら、なんとか会社にたどり着いたものの、ハルさんにズボンのお尻を縫ってもらっているところを、そそっかしい佳代ちゃんに「ふん!! 不潔!!」と誤解されてしまう。さらには安藤支店長に「ズボンをネタに定期預金のひとつも取ってこんかいっ!!」とお叱りを受ける始末。踏んだり蹴ったりのナカやんだが、本日一番のトラブルが目の前に迫ってきていて…(第1話)。●その他の登場人物/ 巽課長(河内台支店営業課長。もの分かりのよい、理想の上司タイプ)、高田次長(「成功は自分の手柄、失敗は部下のせい」という、どこにでもいる嫌な奴)、 ハル子(ナンシン河内台支店勤務。ナカやんや佳代ちゃんの“お母さん”的存在)、中井登紀子(信吉の母親。食堂を経営している)、藤谷理事長(変装して支店を抜き打ち視察するのが趣味!? のナンシン理事長)
中原家の長女の里子が短大を卒業し、新社会人としてスタートを切った。普通の家庭に生まれ普通に育った里子の、普通に始まった新生活。しかし父親の修三は平静を装いながらも里子のことが心配でたまらない。そんな父親の心配をよそに、恋に友情、仕事に励む里子。新米OL里子と、頑固で優しい父親・修三が繰り広げるハートウォーミング・ストーリー。女性セブンで連載され、1986年、高見知佳、植木等主演で映画化。
レストラン「オーガスタ亭」の若旦那・千田光一(せんだ・こういち)の、ゴルフに夢中な日常を描いたゴルフコミック。オーガスタ亭主催の5回目のゴルフコンペで、ゴルフの原点に戻ってオールドファッションで挑んだ千田光一。そしてOBになってもニコニコとゴルフを楽しんでいた光一だったが、コンペの結果はブービーで、しかもライバルの北野(きたの)に優勝されてしまい……!?
独身の中年公務員・米熊裕次郎(よねくま・ゆうじろう)が、バイクライダーになるために奮闘するバイクコミック。“オジン米熊”というアダ名をつけられた29歳の公務員・米熊裕次郎は、妹・咲子(さきこ)の友人・すみ子(すみこ)に一目惚れする。そしてバイクマニアのすみ子とツーリングの約束をした米熊は、免許もないのに750ccのバイクをローン契約してしまい……!?
南国の離島出身の少年・大五郎(だいごろう)が、角界入りして横綱を目指して奮闘するほのぼの相撲コミック。南国の楽園・与論島で年に一度、熱狂的に盛り上がる奉納相撲大会では、無敵の強さを見せる中学生・大五郎に誰も勝てずにいた。そして打倒大五郎の作戦を考える島の人々は、大五郎を本物の相撲取りにしてしまおうと思いついて行動を起こす。しかし当の大五郎は、全然その気がなくて……!?
コミック誌の出版社に就職した半人前の編集者、“はんぺん”こと半田哲夫(はんだ・てつお)の奮闘を描いたほのぼの編集業界コメディ。就職浪人を1年経験した半田哲夫は、コミック誌の出版社“まいるど社”の面接を受ける。その後、まいるどコミック編集部を見学し、その殺気だった雰囲気に恐れをなした半田は、翌日に入社辞退の連絡を入れるのだが、勝手に社員にされてしまい、“はんぺん”という愛称をつけられて……!?
高校生にもなって、近所の小さな子供とチャンバラごっこをしたりしている竜之助青年。友人から恋の話を聞かされても、キューンとなる気持ちが分からない彼だったが、ある日中学時代のクラスメート・高木さんと再会して、見違えるほどきれいになった彼女にびっくり。しかも彼女のほうから喫茶店に誘われて、竜之助の胸はドキドキしっぱなしで…。豊かではなかったけど、夢だけはたっぷりあったあの頃。北見けんいちの「昭和」を心ゆくまでお楽しみください!若き日、写真家をめざしたこともある著者の懐かし写真も特別収録!!
昭和40年代、ニッポンが高度経済成長でどんどん豊かになっていった時代。それは、ケイタイもパソコンもATMもない時代、営業サラリーマンはこんなにがむしゃらだった!ただ一名、新入社員ハマちゃんを除いて……『釣りバカ日誌』のハマちゃんといえば、仕事も出世も二の次で、釣りと愛妻みち子さんに首ったけのイメージが強いと思います。しかしハマちゃんの新入社員時代は、まだ釣りに興味を示さず、将来の伴侶・みち子さんとは出会っているもののまだ恋に発展する気配すらない時代だったのです。上司の佐々木係長に怒鳴られ、よく顔を合わせるが誰だか分からない老人(実は社長のスーさん)とのニアミス交流をしつつ、どのように釣りに、恋に目覚めるのでしょうか?そしてどんな永遠の平サラリーマンに成長するのでしょうか!?
中学生のけんいちとその父親のやりとりを中心にした家族の愉快な日常を描いたほのぼのファミリーコメディ。便所から怒鳴る父親にトイレットペーパーを届けに行ったけんいちは、父親から家族で外食に行こうと提案されて喜ぶ。そして駅前でラーメンでも食べようと思っていた父親だったが、おしゃれに正装した女性陣の圧力に負けて超高層ビルのレストランへ行く事になり……!?
人々の思い出に残る懐かしい食べ物を通して、古き良き昭和の幸せな家族風景を描いたノスタルジックなグルメマンガ。このところ元気がない営業部長・熊岡(くまおか)は、お得意さんを接待した帰りにタクシー乗り場で旧式な小型タクシーに乗り込む。そしてそのタクシーによって子供の頃にいた町へ連れて行かれた熊岡は、コッペパンを買いに行く少年時代の自分を見かけて……!?
▼第1幕/膝枕 ▼第2幕/長いトイレ ▼第3幕/春一番風速30M ▼第4幕/知らぬが放っとけ ▼第5幕/むすびの一番 ▼第6幕/あれよあれよとアルマーニ ▼第7話/福之家で汚職じを… ▼第8幕/菜っ葉苦いかしょっぱいか ▼第9幕/よッ、高砂やッ!! ▼第10幕/マイ・フェア・レディで夕食を ●登場人物/前田福(料亭「福之家」の3代目若女将。よく気が付き、心優しいので永田町界隈の政治家に絶大な人気がある)、角丸(「福之家」の常連客。自由党最大派閥「真政会」の会長) ●あらすじ/先ごろ更迭された通産大臣の後釜を選ぶため、自由党の最大派閥「真政会」の実力者“七奉行”が「福之家」に集まった。彼らは煮詰まると、決まって交互にこっそり福の部屋を訪ね、膝枕をしてもらうのだった(第1話)。 ▼「真政会」ホープ、小川元太郎会長代行が、福の部屋で倒れた。病気ということを知られ、政治生命を絶たれることを恐れた小川は、福に「誰にも言うな」と頼むが、一番知られたくない角丸にばれてしまう(第2話)。 ▼入院した小川は、福に「あと一ケ月の命」と嘘をつく。見舞いに行き、嘘であることを知って怒った福は、新聞記者にそのことを言ってしまい、たちまち“小川重病説”が永田町に広がって… (第3話)。 ●その他の登場キャラクター/角丸(第1、2、3、4、6、7、8、9、10話)、小川元太郎(第1、2、3、6、7、8、9、10話)、倉本武明(第1、2、3、4、6、7、8、9、10話)
浦安バンタムズのスカウト部部長・小川完太郎(サッチモ)は甲子園が終わって新生チームとなった高校野球の秋季大会を見て回っていた。昨年、一昨年の覇者であったバンタムズだが、今年はペナントレース終盤で最下位争いをしている始末。そのうえ、オーナーは野球よりもサッカーに興味を持っている。となればリストラかと覚悟した次の日、至急本社へ戻るように連絡が入る。オーナーの部屋に呼ばれた小川は、解任された森田監督の変わりに、暫定監督として残り試合を消化するように依頼される。
週末に接待ゴルフに出かけた佐々木さん。優勝賞品は、なんと佐々木さんが常々手に入れたいと願っていたパーシモンのドライバー。「最近の調子からすると優勝も充分狙えるが…イヤイヤ今日は接待ゴルフなんだからとんでもない」と葛藤する佐々木さんであった。ところが強風のため、皆そろって絶不調。ひとりだけ堅実にプレーを重ねる佐々木さんが1ホールを残して現在トップというからさぁ大変。わざとミスをしようとする佐々木さんだったが…!?ハマちゃんばかりが主役じゃない。頑張れサラリーマン!!