大阪府警天王寺北署の巡査部長・水沼正三は極道組織の闇金に手を出し、取り立てに追われる日々を過ごす。その借金総額、最早不明! 金の匂いに誘われて、今、地獄への門扉が開かれる。強欲なる借王たちが繰り広げる金融サバイバルサスペンス!
幼少時、巨大な陰謀により家族を奪われた兵頭史彦。その後史彦は姓が神崎に変わり、屈指のメガバンク、明和銀行本店の窓際部署に勤務することになる。そこで史彦は兵頭家を崩壊に追いやった黒幕の正体が明和銀行会長・天野晋造と羽鳥建設会長・羽鳥徳助であることを知る。人生をかけた史彦の復讐が始まる・・。食漫画の巨匠による異色の社会派作品。
「誠心誠意」がモットーの南大阪信用金庫、通称ナンシンの新人渉外マン・中井信吉。雨にも犬にも上司にも負けず、本日も愛車のカブで大阪の町を駆け回ります!!▼第1話/まいど! ナンシンです!▼第2話/現金その場限り▼第3話/一足す一は=?▼第4話/必死の誠意▼第5話/画家志望▼第6話/お母ん!!▼第7話/瓢箪から…!?▼第8話/理事チョー!!▼第9話/河内の首領!!●登場人物/中井信吉(まごころと誠意で奮闘する、ナンシンの駆け出し渉外マン。愛称“ナカやん”)、安藤支店長(ナンシン河内台支店長。一見厳しそうだが、優しく部下を見守る人情派)、大場佳代(ちょっとおっちょこちょいの窓口担当)●あらすじ/毎日毎日、大阪の町をあっちへこっちへの新人渉外マン・中井信吉、愛称“ナカやん”。元気よく「まいどー、ナンシンです!!」と外回りで立ち寄った家で、番犬にズボンをかじられ、お尻がまる見えに。お尻を隠しながら、なんとか会社にたどり着いたものの、ハルさんにズボンのお尻を縫ってもらっているところを、そそっかしい佳代ちゃんに「ふん!! 不潔!!」と誤解されてしまう。さらには安藤支店長に「ズボンをネタに定期預金のひとつも取ってこんかいっ!!」とお叱りを受ける始末。踏んだり蹴ったりのナカやんだが、本日一番のトラブルが目の前に迫ってきていて…(第1話)。●その他の登場人物/ 巽課長(河内台支店営業課長。もの分かりのよい、理想の上司タイプ)、高田次長(「成功は自分の手柄、失敗は部下のせい」という、どこにでもいる嫌な奴)、 ハル子(ナンシン河内台支店勤務。ナカやんや佳代ちゃんの“お母さん”的存在)、中井登紀子(信吉の母親。食堂を経営している)、藤谷理事長(変装して支店を抜き打ち視察するのが趣味!? のナンシン理事長)
高級ブランド品を扱う店のオーナー・亜梨沙はカジノで大敗し、出店しているビルのオーナーから、政治家やキャリア官僚、財界の大物らが集まる本物のカジノの話を聞き驚く。一方、国立図書館に勤める記憶力の天才・尾藤貴史は、イニシャルからテラバイトと呼ばれていた。この二人…亜梨沙と尾藤は血のつながらない姉弟だった。借金のため、亜梨沙は尾藤を利用しようと彼の下を訪れるが…。
サンライズ保険関西支社のライフマネージャー兼プランナーの坂田伴久、通称バク。28歳で独身…。家族の安心、子供の未来、客の幸せの役に立つ保険をと、客のことを真剣に考えて、誠心誠意、全身全霊を打ち込んで保険プランを提案することをモットーとする熱血漢のバク。そんなバクが、関西支社の功績が認められ、東京支社に栄転!?
都内のホテル最上階にある、腕利きのディーラーを揃えた完全会員制のカジノ。そこへ現れた美女が勝ち続け、金銭の問題ではなく、ディーラーのプライドをずたずたにするのが趣味と言い放つ。耳に呪いのクイーン、メデイアの紋章のイヤリングを付ける彼女は、数年前突如カジノに現れ、ディーラーたちを恐怖に陥れた伝説のギャンブラー、希代の悪女メデイアと呼ばれていた。
幼い頃、巨大な陰謀に巻き込まれ、家や母、祖父の命を奪われた兵頭史彦。その直後、養子に出され、姓が神崎となった史彦は、現在は明和銀行本店の吹き溜まりと呼ばれる資料部に勤務していた。だが資料部に左遷されたことにより、兵頭家を崩壊に追いやった黒幕が、明和銀行会長・天野晋造と羽鳥建設会長・羽鳥徳助であることを知る。
大阪府警天王寺北署の巡査部長・水沼正三、48歳。多額の借金あり。水沼は、極道組織の闇金に手を出し、取り立てに追われる日々だったが、ある日、チンピラから金になる情報を聞き出す。浪速南病院の医師が闇でモルヒネなどを流しているというのだ。金の匂いに誘われて、水沼は浪速南病院へと向かうが…。銭の亡者が、今、地獄の門扉を開く!!
大学助教授の滝沢は、大事な念書を取り戻すため待ち合わせ場所に向かう。そこに現われたのはヘビ沼の異名を持つ刑事・水沼と、バブル時代の申し子・絵美であった。多額の借金を抱え込んだ三人の偶然の出会いが行きつく先は…!?大ヒット作「借王」続編!!