秋田県から上京した花巻平太、叔父の経営する美家古寿司に住み込んでの板前修行!板前としての良心を持つ叔父と時子に仕込まれ、東北人特有の根性でがんばる平太!本格、江戸前寿司の世界を軽妙に描いた快作!
豪勢なマンションに調度品、そして美女と高級外車……。今の世の中、金で買えないモノはないと豪語する男・五郎。彼は警察に目をつけられ、いくつかの名前を使い分ける詐欺師だった。その五郎の目的は、自分を無能扱いした上司・黒川のいる三ツ池銀行を乗っ取ること。しかし、五郎に金を貢ぐ三ツ池銀行の行員・洋子が車にはねられてしまい…。
秋田から上京した花巻平太16歳。叔父が経営する美家古寿司で住み込んで板前修業!板前としての良心を持つ叔父と時子に仕込まれながらがんばる平太の物語
日本の気候・風土・文化の中で育った寿司は永い歴史と伝統を持つわが国の独特の食べ物。その寿司に関するさまざまな知識をわかりやすく描いたグルメコミック
私の名は優子。25歳、独身。生理が来る度に嫌な夢を見て、イライラが募る…。養老院に入っている母は、脳脊髄膜炎で狂っていく。銀行強盗に遭遇した時、頬に突きつけられた銃の感触に心地よさを感じた。金よりも大事なもの…、血の叫びを!米軍基地で、黒人兵・ジョーが白人兵に集団暴行を受けていたのを助け、銃を教えて貰った。車内の不倫を暴露して会社を辞める。狂った母が自殺し、ジョーは白人兵に殺され、私は輪姦された。演習場に入り込んだ私は、ジョーを殺した白人兵達を射殺する。何もする気がなくなって街を彷徨していたとき、由木に逢った。私と同じような血を背負った男…。彼と、新しい旅へでたい。
「この桜吹雪が見えねぇか!!」 名奉行といわれた 金四郎景元の活躍を描く痛快時代劇!! 遠山金四郎(とおやま きんしろう) 1793(寛政5)年~1855(安政2)年。遠山金四郎は江戸時代の旗本で、天保年間に江戸北町奉行、大目付、後に南町奉行を務めた実在の人物で、名奉行として知られ、法名は遠山景元(かげもと)といい金四郎は通称である。TV時代劇「遠山の金さん」や「江戸を斬る」等の、桜吹雪の刺青を背中に入れた威勢のいい啖呵をきり、事件を解決する主人公のモデルとしても知られている。住居は、現在の東京都港区新橋4丁目にあったといわれ、墓所は東京都豊島区巣鴨五丁目の本妙寺にある。金四郎の代名詞ともなっている、背中の桜吹雪の刺青は、文献等に明記されたものはなく、その真意は定かではない。〇この作品は実在の人物・遠山景元を基に創作したフィクションです。
歴史痛快時代劇!! 北奥の地・樺太に立つ間宮林蔵 一転し、九州・長崎で 秘かなる林蔵の活躍があった!! 間宮 林蔵 (まみや りんぞう) 1780(安永9)年~1844 (天保15)年。江戸時代後期の徳川将軍家御庭番、探検家。常陸国(ひたちのくに)現在の茨城県に生まれる。本名は倫宗 (ともむね)。1790年江戸に出て地理学を学ぶ。99年に蝦夷地に初めて渡り、翌1800年箱館(函館)で伊能忠敬から測量術を学ぶ。1808(文化5)年に樺太に渡り、アムール川下流など探検し、今までロシアの半島と思われていた樺太(サハリン)が島であることを確認した。これが後に間宮海峡として世界に紹介され、日本人の名がついた唯一の地名となる。晩年は幕府の隠密として長崎に出向き暗躍。1828(文政11)年のシーボルト事件(国禁の日本地図や葵の紋服の携行が発覚し関係者が処罰)の密告者とされた。この作品は実在の人物・野宮林蔵を基に創作したフィクションです。
昭和20年6月、沖縄――。島は米軍の上陸戦を受け地獄と化していた。僅かに残った学徒兵を前に、日本軍の兵士長が叫ぶ。全員突撃! しかしそれは虚しく響く自殺の強要だった。そこにただひとり、声を上げた少年がいた。その名を孤島拳士。こんなことはもううんざりだ、俺たち島民はお前たち日本軍の言いなりになってみんな死んでしまった! その言葉に怒る軍人の喉元を一突き! 拳士の空手殺法だ。拳士とその親友・平間、ふたりとも17歳。強いものだけが生き残るこの世界に二人、徒手空拳で殴り込みをかける!
鹿児島一を誇る私学・薩摩士館高校は突如起こった学生民主化運動の嵐の中で今まさに崩壊しようとしていた。西郷隆盛の精神を支えとし、明治以来八十年の伝統を固持する薩摩士館高校の、これはまさに史上最大の危機であった。半年に渡る闘争の末旧態を死守しようとする経営陣もついには退陣し、新体制についてゆけぬ教師や学生らも退校し、残った学生の大半が保守から革新へと転向していった……。しかしここに一人、最後まで校舎屋上の剣道部部室にたてこもり学園民主化に孤立無援、真っ向から戦いを挑んでいる男がいた。その男とは――剣道部元主将・壬生隼人!
大都会・新宿。辻堂俊介は、「私設新宿警察」を名乗る私立探偵で、その名のごとく新宿の片隅の風俗ビルに事務所を構えている。仕事がなくて金もなし、大事な昼飯のハンバーガーはローラースケート少女にかっぱらわれて、今日は一日何も口にしていない…と、事務所に怪しい女が! 札束を見せびらかすその女は、盗まれたバッグを探してほしいという依頼をしてきた。なんでも赤いローラースケートを履いた少女にひったくられたとか。そいつなら知ってるぜ! さっそく捜査に踏み出した俊介だったが…!?
アメリカ南西部、グランドキャニオン――。一人の天才が突き抜けるような夏の空をじっと見つめていた。一瞬の空の色を待ち、ここぞというタイミングで撮影が始まる。危険なテイクを二度も三度も……男の名は山木真吾。世には「天才」と称されているCM監督。妥協を知らず、美とテーマを追求したその作風はコンクール受賞の常連だが、使う予算も天井知らずで、スポンサー受けはそれほどでもなかった。自分の納得のいく仕事をすること以外に目もくれない山木だったが、会社の経営陣、スタッフ、そして愛する彼女との間にいつしか『ズレ』が生じ始めていき……。仕事や生き方は違えど己の価値観にこだわり戦い続ける孤独な男たちの人生の描いた作品集。
コンピューター技師の田沼一郎。妻洋子と彼の母親と3人アパート暮らしの普通の家族。そんな彼の唯一の趣味は料理。料理を作り家庭にやすらぎをおくる料理漫画
黒人米兵と日本人の母との間に生まれ、施設で育った青年・本堂剛。彼の人生は、好むと好まざるにかかわらず、ボクシングのリングへと向かって行く!!初めてボクシングを教えてくれた酒場の用心棒・梅津、米兵・サム、そして東亜ジム会長・村野との出会い…運命の歯車は音を立てて回り始める…!!
私の名は憂子。この絶え間ないいらだちはどこからくるのだろう。人が何かに遭遇する時、それを偶然というのだろうか!?不毛の日常から訣別したとき、憂子は翔んだ!!
戦前の芸能・相撲などの興行は、地元ヤクザと密接な関係にあった。山口組もまた、初代春吉親分の頃に浪曲興行を手がけ、二代目登親分は「山口組興行部」を組織、浪曲はもちろん流行歌や相撲興行にも進出していった。そして戦後、三代目田岡組長は、人気漫談師を巡って吉本興業と争い、幼い美空ひばりとの出会いを通して興行界に地歩を固める。山口組興行部は、芸能人に公正な報酬を約束するとともに、陰では「鶴田浩二襲撃事件」に見られるように、ヤクザとしての実力を行使することで勢力を拡大。「大阪から西では山口組に断りを入れないと興行できない」と言われるようになり「神戸芸能社」と改名した。更にプロレスを日本に紹介、爆発的な人気を得て興行界に盤石な地位を固める。しかし好事魔多し。美空ひばりの興行権を巡り稲川組と激突寸前の危機を迎え、横浜に大軍を送り込む。山口組全国制覇のもう一つの戦い!
何をして働くでもなく、どこの親分や組に属しているわけでもない。木からこぼれたこの葉のように風に舞い散る男たち。嘘、偽り、いい加減な事―与太。アウトローな男の生き様を描く作品。
田岡一雄組長の指揮の下、全国制覇を成し遂げた三代目山口組。巨大化した組織はしかし、内部に微妙な軋轢を残していた。急逝した梶原清晴若頭の後任選出に絡み、新若頭に選ばれた山本健一とボンノこと菅谷政雄若頭補佐の間に、遺恨が残された。そんな折、山口組が制圧していなかった大阪で、戦火が上がる。地元の博徒・松田組が敢然と巨大組織に叛旗を翻したのだ。戦闘組織・大日本正義団を擁して攻勢をかける松田組と、一歩も引かぬ山口組。数では劣勢の松田組は、乾坤一擲の攻撃を計画する。それが田岡一雄三代目組長の襲撃だった。大日本正義団・鳴海清の凶弾が田岡組長を襲う。襲撃は失敗したが、組長襲撃の報に山口組若頭・山本健一、通称山健の怒りは爆発する。松田組全滅を期して、配下に猛攻指令を発した山健。しかし組長の説得に折れ、一方的な抗争終結を宣言、強引な幕引きを行った。神戸山口組の、実録巨編。
六代目山口組を率いる司忍組長のルーツは、戦後の名古屋港を仕切った鈴木組に遡る。その鈴木組で若頭をつとめたのが弘田武志。後に弘田組を興し、司組長の親分になった人物だ。しかし山口組の傘下になった鈴木組は、昭和39年から始まった第一次項上作戦で警察による取締りが強化されて解散、弘田組に吸収された。この時、司忍を頭とする司興業が設立された。群雄割拠する名古屋で弘田組は実力を発揮、血で血を洗う抗争を繰り返し、その勢力を伸ばしていった。中京地区平定の最中に、三代目山口組・田岡一雄組長が死去、その跡目を巡って山一抗争が勃発。弘田組長は山口組と一和会との義理の間に挟まり、引退を決意、全てを司忍若頭に託した。恩師・弘田武志の意志を継承し、司は弘道会を立ち上げ山一抗争で奮闘、大きな戦果を挙げる。抗争にあっては武闘を、平時にあっては任侠道を貫く司忍組長の半生と、組長の社会不在を支えた若頭・高山清司との出会いを描いた任侠実録ロマン!
戦後の混乱が終わりつつあった昭和30年代、山口組は田岡一雄三代目組長の号令一下、全国制覇を目指し侵攻作戦を開始した。その手始めは、田岡三代目の故郷・徳島。侵攻を指揮したのは当時33歳の男盛り、若頭の地道行雄だった。地元組織の抗争に介入した地道は山口組組員を現地に大量動員、地元組織だけではなく、その上に君臨する神戸のライバル・本多会をも圧倒した。その山口組の実力は、巨大繁華街・大阪でも容赦なく発揮された。当時人気絶頂の歌手を交えた酒席で、狼藉を働いた愚連隊・明友会を、田岡三代目は許さなかった。再び地道若頭に討伐命令が下る。地道は当時大阪で頭角を現していた柳川次郎率いる柳川組を配下に収め、更に精鋭軍団・加茂田組を投下し、明友会に徹底攻勢をかけた。地道率いる山口組軍団のローラー作戦で、大阪の夜に緊張が走る。山口組全国侵攻の尖兵となり、数多くの殊勲を上げた猛将・地道行雄の大胆かつ鮮烈な行動を追った実録!
長きにわたって続いた名古屋任侠界の抗争。それを沈静化し、山口組の中京進出を阻止するために地元組織は団結する。しかし彼らは、山口組四代目・竹中正久から盃を受けた司忍が率いる弘道会の、力による制圧にはなす術がなかった。そして弘道会は、山一抗争においても獅子奮迅の活躍を見せる。義理を重んじ、一和会を選ばざるを得なかった親分、弘田武志・弘田組組長は、若き侠傑、司忍に道を譲った。弘田親分の意志を受け継ぎ、弘道会を結成した司は、一和会に対する容赦ない攻勢を認められ、山口組五代目若頭を経て、六代目親分の座に就く。しかしその頃、社会では任侠界に対する逆風が吹き荒れていた。司六代目も、就任間もなく社会不在を余儀なくされる。しかしその意志は高山清司若頭が受け継ぎ、山口組は新しい時代を生き抜く。そして、出所した司六代目は平和外交を展開、組織の粛正と新機軸を次々打ち出し、最強最大の組織を盤石のものとしていった。
暴走族のリーダー・一条剛介(いちじょう・ごうすけ)が、競艇選手になって宿命のライバルと対決する熱血青春競艇コミック。バイクで暴走していた一条剛介は、自分の前を横切ったスポーツカーのドライバー・本郷隼人(ほんごう・はやと)に、命懸けのチキンレースを挑む。そして本郷のドライブテクニックに敗北した剛介は、その後、本郷が競艇選手だと知り、もう一度勝負を挑もうと競艇の世界へ……!?
社長命令で草野球チームのメンバーにされた会社員・中村一郎(なかむら・いちろう)の奮闘を描いたほのぼの野球コミック。社長・徳間(とくま)が作った草野球チーム「日本(ひのもと)ベアーズ」のメンバーにされてしまった中村一郎は、会社の皆と話し合ってチーム結成を反対しようとするが、少年野球で万年補欠だった息子に試合をやらせたいという社長の想いを知って……!?
一夜限りの女に気を許し、犯行で得た金を女のヒモ、徹に盗まれた凶獣のような男・速水遊。拉致した徹から、盗んだ金の代わりに8千万という大金を手に入れる情報を聞き出す。速水は相棒の勝と徹の3人で8千万を奪うため、行動を開始し、仕事は成功するかに思えたが…!?
北町奉行・遠山景晋の妾腹の息子・景元は、背中に桜吹雪を彫り、市井で暮らす人々からは金さんと呼ばれていた。そんな彼こそが、名奉行遠山金四郎の若き日の姿である!ある日、町中で阿片中毒者の犯罪が頻発し、それを調べる金さんにも毒牙が迫る。一方、妖怪と言われ恐れられている南町奉行の鳥居耀蔵は、金さんと阿片騒動の両方を潰そうと謎の剣豪を使い、画策するが…!?