夜明け城
新しい城の建設に執念をもやす松ノ木宗治。だが、その子緑丸は築城に反対し、城をとびだした!工事を妨害するスパイの正体は!?“夜明け城”をめぐり、愛憎のドラマが展開する時代ロマン!!他に「夏草物語」を収録。
ゼロ戦レッド
昭和19年、敗戦の色濃い日本海軍は5人の神風特攻隊員を選んだ。その5人とは、指揮官の赤木少尉、黒木兵曹長、緑原一飛曹、山崎一飛曹、黄丘一飛曹。だが、赤木の親友である紫少尉は、死ぬ時は赤木と共に死にたいと、出陣寸前に山崎と無理やり入れ替わってしまう。そうして特攻に向かう5人と5機のゼロ戦だが、赤木は皆に、このまま敵艦に体当たりするのではなく、生きぬいて日本のために尽くしたいと告げ…!?※この電子書籍は発行当時の単行本等を底本としております。読みにくい箇所が含まれている場合もございますので、あらかじめご了承ください。
スーパー太平記
タイムマシンで未来からやって来た赤ん坊が、江戸時代に置き去りにされてしまう。女スリに拾われたその子は、駒助と名付けられ成長した。江戸の町に危機が訪れるとき、未来の科学を勉強した駒助の奇想天外な発明品が悪を討つ! 傑作SF時代劇! ほかに前代未聞の築城計画をめぐる愛憎のドラマ『夜明け城』を併録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『スーパー太平記』(手塚治虫漫画全集MT51『スーパー太平記』収録)/『夜明け城』(手塚治虫漫画全集MT50『夜明け城』収録) <初出掲載>『スーパー太平記』1958年7月号~1959年6月号 少年画報連載/『夜明け城』1959年9月号~1961年3月号 中学一年コース~中学二年コース連載
超常能力に目覚めた少年・サブの孤独と悲哀…。太古、人間は言葉の代わりに心と心で話す精神感応力を持っていた。言語能力の発達に従い、退化したはずの能力が甦る……!?一人の少女からの輸血をきっかけに、超能力が覚醒した少年、ミュータント・サブ、誕生!!石ノ森の超能力SFものの中でも代表作と言われ、『サイボーグ009』と共に1966年の講談社児童漫画賞を受賞した異能のヒーロー短編シリーズ、ここに開幕!
アリと巨人
戦争でみなし児となったマサヤンとムギヤンは、無二の親友だった。そして十年、新聞記者となったマサヤンの前に、殺人を犯して逃げまわるムギヤンが現われた!!一本のクスの木に託して激動の時代を描く、傑作ロマン!!
キャプテンKen
二十一世紀のはじめ、火星は地球の植民地となっていた!迫害される火星人を救うためロボット馬アローにまたがって、キャプテン・ケンがやって来た!キャプテン・ケンの正体は……!?傑作SF冒険物語、第1弾!!
マグマ大使
笛を吹くとやってくる――! 地球の創造主アースによって生み出された生きたロケット「マグマ」。地球を狙う怪人ゴアの手から世界の平和を守るため、まもる少年と共に人間モドキやブラック・ガロンといった強敵に立ち向かう! 手塚治虫が描いた傑作SF漫画が登場! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT186~188『マグマ大使』第1~3巻収録 <初出掲載>『マグマ大使』1965年5月号~1967年2月号 少年画報連載
0マン
0マンの電子冷凍機は、地球を氷河期に変えようとしていた!!このままでは、すべての人間が凍死してしまう!!人類最大の危機を救うため、リッキーは再び0マンの国へ潜入するのだった!!名作SF長編、第1弾!!
ビッグX
第二次世界大戦中、ナチスが研究開発していた「ビッグX」とは!?発明者の朝雲博士は、ビッグXの秘密をジュラルミン板にきざみ、息子のからだに埋めこんだ。そして今、その秘密をねらい、ナチス同盟が動きだした!
魔神ガロン
突如地球へ落下してきた隕石、それは宇宙人が送り込んできた巨大ロボット・ガロンだった! はたして宇宙人の目的とは? そしてガロンを制御する鍵となる少年・ピックの正体とは? 手塚治虫が描くロボットSF! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT266~267,377『魔神ガロン』第1~3巻収録 <初出掲載>『魔神ガロン』1959年7月号~1960年7月号 冒険王連載
秋葉原(フォーラム・ダンク)や江東区森下文化センターでの原画展が話題となり、そのかわいらしいキャラクターと巧みな画力で再び注目を浴びてきた漫画家・太田じろうの代表作『こりすのぽっこちゃん』第一弾「おかしやさんのまき」となります。今回の『こりすのぽっこちゃん』は1958年(昭和33年)9月に創刊された「こばと」に連載されたものの初期掲載分をまとめています。連載開始後には、テレビ番組での人形劇が放送され、多くのぽっこちゃんキャラクター商品が発売され、大きな人気となりました。しかし、当時の人気の中でも、ぽっこちゃんの漫画が1冊にまとまることはありませんでした。こうしてまとまって読むことができる初めての『こりすのぽっこちゃん』をぜひお楽しみください。なお、連載分初期では『こりすのぽっこ』と「ちゃん」がついていませんでしたが、今後も続巻を計画していますのでここではタイトルを『こりすのぽっこちゃん』としています。一部原画からのものと当時の掲載誌より編集・印刷をしています。現在は「太田じろうの世界展」原画展や即売会ブース以外ではまんだらけ様のみの通販となっております。ぜひ、この機会にお求めくださいませ。
もも子探偵長
連載から55年、初単行本化!! 昭和30年代初頭に人気を博した少女漫画『もも子探偵長』が、雑誌連載から55年を経て、初の単行本化! 『もも子探偵長』は、「りぼん」(集英社)で1958~59年の2年にわたり連載され、少女探偵漫画の名作として、今なお多くの漫画読者から支持されています。漫画評論家の故・米沢嘉博氏からも絶賛され、長らく単行本化が望まれていました。全24話+読み切り2本を上・下巻で刊行。 ▼ストーリー紹介 お話は、もも子、キジ子、ワン子の仲良し3人組「りぼんたんていだん」が、鬼、海坊主、河童、狼少年などのモンスターや怪人が登場する怪奇事件に遭遇し、聡明な推理と勇気あふれる行動力で、胸のすく解決をおこなうサスペンス活劇です。鈴木光明の描くハートをあしらった帽子やミニスカート、胸元を飾るりぼん等のファッションは、時代を超越したモダンさにあふれ、凛々しくてキュートな美少女キャラは、今なお多くの読者から支持されています。
1965年〜1967年に少年画報に連載された作品です。 子供向けの特撮っぽいヒーローものかな、と思って、手塚先生の作品を読み漁っていた時ですら、敬遠してましたが、結構面白いです!! 序盤は確かにシンプルな勧善懲悪ヒーローもの+ロボ要素なのですが、物語にスパイスが効いていて、なかなか面白く読めました! 前半部分の敵役のゴアの弱点が「子供好き」という点とかかなりほんわりします。自分が宇宙中で一番醜くて嫌われているので、一番美しい宝の子供たちが大好きという、悪役らしからぬ設定です! 他にも敵が生み出した「人間もどき」のエピソードでは、ちょっぴり後の火の鳥に通じるようなテーマが描かれていたり、所々に見所が散りばめられています! また、絵やコマ割りもすごく読みやすいです! 2/3過ぎたあたりから第2部っぽいものが始まるのですが、敵として魔神ガロンが出てきます。第2部終了後、第3部としてサイクロップス編というのがあったようなのですが、未収録です。 この時期、手塚先生は絶好調だったものの、仕事を受け過ぎていて、代筆部分が多く、自分の作品とは言えないと判断されたようです。