アネモネは熱を帯びる

保健室で嫌いたくない貴女と #1巻応援

アネモネは熱を帯びる
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

ポジティブ思考のキャラというと、調子の良い陽キャを連想するが、この作品のポジティブ主人公は人と距離を置く、珍しいタイプ。明るいのではなくて、悪い思考を追い払おうと自らを律する様な。 そんな主人公は希望していなかった進学先で、一人の病弱な同級生と出会う。 主人公の受験失敗の原因だった彼女。しかし酷く弱い彼女を保健室に連れて行き、世話を焼きながら主人公は思う。 「この人を嫌いたくない」 病弱だが無邪気な彼女は愛らしい。彼女の望む様に学校生活を送らせてやりたいと頑張る主人公は、一巻通じて大きく印象が変わって行く。最初から良い奴とは思ったけれど、こんなに良い奴だったんだ……。 「嫌いたくない」から「好きになりたい」へ、そして……1巻で既に色々な物を共有した二人は、感情も共有する時が来るのか。ハグも良いけど、目を見て話せる様になるといいね!

さくらと先生

完璧すぎる第1話

さくらと先生
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前

歳をとって来たせいで高校生の恋愛ものはいつもキツいな〜と思いつつ読んでるんですけど、これはそんな気持ちが一っっ切わかない完璧な1話だった…! 主人公のキャラが愛らしくて清々しく、先生に恋に落ちるエピソードが「少女漫画斯くあるべし…!!」というようなロマンチックなムード満天でただただ夢中になって読んでしまった。 1話でこんなに面白くてこれ続きどうなっちゃうの〜これ…! 5巻で完結してるのか……ちょっと心配だけどあとで一気に読むのが楽しみ。 https://comic-days.com/episode/3269754496322761889

G線上のあなたと私

いい出会いは、どこに転がっているか分からない♬

G線上のあなたと私
干し芋
干し芋
1年以上前

いくえみ先生の描くキャラクターは、本当に実在しているのではないかと思うくらい会話のテンポが良くて気持ちいい♬ そして、コマ割りも好き!! 也映子と理人君は素敵なカップル💓 そして、幸恵さんもいい味出してて魅力的! 完結ですが、この続きも描いて欲しいです。

じゃりン子チエ【新訂版】

なぜこれがアニメ化され、国民的人気作になったのか

じゃりン子チエ【新訂版】
hysysk
hysysk
1年以上前

子供の頃アニメを観ていたが、決して好きではなかった。「好きじゃないなら観るなよ」というのは今だから言えることで、当時はそれほど娯楽の選択肢が多くなく、暇を潰すにはテレビを観ているのが一番だった。 父親は暴力的で賭け事大好き、母親は別居中というのが、子供の頃の自分には恐怖でしかなかった。お父さんがああなったらどうしよう、お母さんが出て行ってしまったらどうしよう…。父親がパチンコに行くことで夫婦喧嘩になった時など、不安になったものだ。 しかし大人になって読み返すと、それぞれ口は悪いがお互いに思い合っているし、保守的な価値観に対する疑問や清濁併せ呑む態度など、生きる上で大切なことがたくさん描かれている。一般的なアニメや漫画に出てくる「普通の幸せな家庭」ではないことも、近い境遇の人達には勇気になったかも知れない。 舞台は大阪の西成区周辺をモデルにしていると思われるが、それも大人になるまでは分からなかった。今なら何故当時の大人たち(アニメの監督は高畑勲)がこの作品を子供達に観せたかったのかというのがすごくよく分かる。そしてジェントリフィケーションや格差の拡大、ポリティカルコレクトネスや自己責任論が吹き荒れる今、また読まれて欲しい作品だと思う。

裏世界ピクニック

実話怪談、裏世界の怪異とは

裏世界ピクニック
さいろく
さいろく
1年以上前

くねくね、八尺様、きさらぎ駅… 実話系の怪談としてネットでは有名なものが多数存在するが、その中でも割とメジャーなものが登場する異次元<裏世界>でのサバイバル。 破天荒な美女と根暗なイモ女子2人のコンビが恐ろしい怪異と対面・対決していく様子はハラハラする(実際に語られている怪談話とどこまで合致できるかがキモな気がするが、細かいことは知らないので合ってるのかもわからない) まだ4巻までしか読んでないけど面白いのでしっかり追って読みます。

どう考えても死んでいる

BLの可能性は無限大

どう考えても死んでいる
さいろく
さいろく
1年以上前

BLは本当に何でも出来るなーと思う。 読了後にそんな感じで感心しつつ、どうなってるんだろうとか色々想像(妄想)も膨らませつつ、幸せになってほしいものだと思う作品でした。 最終的にどうなるんだろう、「意外ともつものですよ」はどのぐらいもつものなんだろう。あとの展開が気になるなぁ

ノラ猫の恋

濃密なストーリーで最後はしっかりまとまる良い全2巻

ノラ猫の恋
nyae
nyae
1年以上前

Fellows! で連載してる時に読んでいたけどなぜか結末を知らなかったので改めてコミックスで読んでみた。正直、連載時は絵柄がそんなに好みじゃないなと思って読んでいたけど、今はとくに気にならなかった。 主人公の女子高生・ななが、失踪した父親・宗一郎を探しに東京から青森まで出向くと、そこで同じく父親を探している後輩を名乗る男性・サワと、元恋人を名乗るオカマ(あえてここではこう呼ぶ)・キヨシと出会って…という話。 ななの父親・宗一郎がどんな人間だったのかは少しずつ少しずつ明かされてゆきながら、しかしそれぞれが持つ宗一郎と過ごした記憶は三者三様で、人物像が固まらないまま進んでいく。 なぜ宗一郎は消えたのか、サワは何者なのか、などミステリーな要素もありつつ、都会にはない田舎独特な空気感も鬱陶しいくらいにリアルに描写されていると感じます。とくに、物語が進むにつれ変化していく3人の関係性が読みどころ。 最初に結末まで知らなかったと書きましたが、こんなに全2巻でしっかり濃密なひと夏の出来事を描いた作品とは知らず、もっと早くちゃんと読んでいたらよかったなと思いました。あまりコンスタントに作品を発表しているイメージがない作家さんですが、最近青騎士に読切が載っていたりしたので今後またいろんな作品が読めることを期待したい。

母と姉【単行本版】

呪い

母と姉【単行本版】
野愛
野愛
1年以上前

重苦しい空気が漂う。思わず息を殺してしまうような、緊張感。 「みっともない」が口癖の厳格な母が亡くなった。 光のない真っ黒な目で描かれた姉妹の表情からは、悲しみも喜びも読み取れない。 母からの抑圧から解放されてもいいはずなのに、呪いのように絡みついて離れない。 家の中のことは外からは見えない。家族から教わったことは常識として自分に染みつき、他者とは比べにくいから間違っていたとしても気づけない。 気づいたときには逃れられない呪いとなってしまっている。 救いのないラストシーンの様だけれど、あれは呪いを壊すための行為なんだと思いたい。救いなんだと思いたい。

アリスさんちの囲炉裏端

囲炉裏スローライフ#1巻応援

アリスさんちの囲炉裏端
六文銭
六文銭
1年以上前

祖母が亡くなったことで、10年ぶりに田舎に引っ越してきたアリスさん。 年の離れた幼馴染(高校生男子)が、ちょくちょく様子を見に来て、 アリスさんの住む古民家で、囲炉裏を囲ってほっこりする話。 純粋に、囲炉裏っていいなぁ~と思いました。 キャンプにおける焚き火のような、じんわりとあったまる感じが、伝わってきます。 また、囲炉裏を使ったグルメ漫画でもあり、毎度美味しそうな料理もでてきます。 個人的には、焼き芋がツボでした。焼き魚とか、囲炉裏っぽいですよね。 グルメ漫画といっても肩に力の入っていない料理がおおく、 全体的に漂う田舎のスローライフ感が、読んでいて心地良いです。 囲炉裏の火のように、徐々に二人の関係も進行していくのかな?と 今後も楽しみな作品です。

はなまるスキップ

ゲ・ス・い(褒めてる) #1巻応援

はなまるスキップ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

単行本でも柱にごちゃごちゃ書いてある四コマ漫画は大抵ヤベェ奴、っていう法則は今考えましたがそんな感じの作品です。 新入生がピクニック同好会を立ち上げるのですが、日々活動に勤しむ(あまり、授業にほとんど出てない)とか、部にする為に実績を積む(筈がとんでもない事やってる)とか活動資金ゲットの為に奮闘(して生徒会を翻弄)する等、内容は多彩(だが総じて酷い)。 登場人物も可愛い顔をしてかなり下衆な奴ら。振り回される生徒会の可哀想さは漫画史上一番かも。 そして、その下衆さが最高に面白い。 カワイイばっかりじゃやってられない。細かな時事・流行ネタも挟みつつ、フワフワの仮面を被った残酷な奴らの余りの放逸ぶりを笑う、そんな作品です。 (ふわっとしたタイトルの意味の無さ…)

いるのにいない日曜日

なんてことないのが最高の日曜日

いるのにいない日曜日
かしこ
かしこ
1年以上前

とある夫婦と飼い猫が休日を過ごしてるだけの一冊なので、なんてことないと言えばそうなんだけど気づいたら夢中になって読んでました。「三好さん」って呼ばれてるから作者夫婦と飼い猫がそのままモデルになってるのかな。トウモロコシを食べ過ぎたなんて本当にたわいもないこともあれば、すっとぼけた話や不思議な話もあるのが面白い。ものすごく無口な義兄が出てきたのが個人的にインパクト大だった。私も出来ることなら毎週こんな日曜日を過ごしたいな。

七日間食堂

たしかに

七日間食堂
野愛
野愛
1年以上前

絵が巧いというクチコミに惹かれて読んでみたけど想像以上に絵が巧かった。 コメント見ると賛否両論あるみたいだけど、一花ちゃんがあまりにかわいいのでそんなことはどうでもいい。かわいい女の子が生き生きと躍動しているだけでもう素晴らしい。 これだけ女の子をかわいく描けるんだから飯の絵ももっと見たかった、なんて贅沢な感想かなあ。

あなたはゆうれい

いい話ではあったけど

あなたはゆうれい
名無し
1年以上前

いい話だったんだけど、最後の編集部のコメントと全く同じこと思いましたw 薫子はキャラとしてすごい存在感があったのに、最後フェードアウトというか「え、そんだけ?」っていう終わり方だったのがちょっと残念だった。メインかと思ってたけどサブだったの?みたいな 全体的にあっさりしているのが、良いところでもあり、物足りないところでもありました。

カラーメイル―The story of colorful adventure!

藤原カムイの実験作でも色々と凄まじい

カラーメイル―The story of colorful adventure!
名無し
1年以上前

なにがって?金の掛かり方と挑戦心だ。 藤原カムイ氏の代表作はロトの紋章が有名だが、どちらかというとエンタメ性より実験性の高い作品を多く描いている漫画家で、この作品はおそらくその実験性と挑戦心で言えば氏の作品の中でも相当に高い作品であろう。 ストーリーを言えば、平和に暮らしていた姉妹の世界に謎の勢力が襲来して、世界から「色」が失われ灰色になり、人々は石となってしまい、妹も攫われてしまうのだが、なぜか平気な主人公と人の姿になった動物たちと一緒に7色の精霊たちを開放して、世界に「色」を取り戻そうという物。 どちらかというと童話的で、低年齢向けのシンプルなストーリーなのだが、なんとこの「色」本当に紙面で表現されているのである。 冒頭の数ページはカラーだが、序盤に色が失われると全編カラー印刷なのに白黒の紙面となり、赤の精霊を開放すると紙面に赤色が追加され、ストーリーが進む毎に色が増えていき、とにかく金も掛かれば手間もかかってそうな紙面。 描く方も描く方だが、描かせてくれる方も凄い作品である。 連載当時はインターネット黎明期でweb漫画なども個人サイトでは存在していたが、ココまで「色」を打ち出した作品は寡聞にして知らないが、れっきとした商業紙連載作品でのこれは相当な挑戦心を感じる。 先述したようにストーリー自体は童話的なギャグありの冒険ものだが、とにかくこの紙面の鮮やかさは素晴らしい。 しかしやはり全編カラーはモロに価格に跳ね返っており、1巻完結で2000円近い価格と、当時でも相当な値段の作品であった。 内容的には子供に読んで欲しいのだが、大人じゃないと手が出ない価格というのはやはり厳しかったらしく、当時でも部数は少なかったと聞くがさもありなん。 今現在は電子書籍やweb連載などでこの手の試みもやれるかもしれないが、その先駆性と実験性はやはり藤原カムイの作家性が存分に生かされている。 電子限定等でも復刊して欲しい作品である。

私の正しいお兄ちゃん

言葉で言い表せない感情に包まれた

私の正しいお兄ちゃん
Pom
Pom
1年以上前

タイトルの意味って何だろうって所から読んでみましたが、もう一回くらい読まないと、分からないのが本音。 出会って好きになった人が、自分の兄を殺した犯人だったら。。真実を知った時、彼に協力する?しない? 先が気になって気になって読み進めたけれど、終盤、え?そうなる?となり、心にモヤモヤとした違和感を感じた作品でした。。 機会があったら、もう一度じっくり読んでみたいと思う。

γ―ガンマ―

ヒーローの危機と姉妹百合 #推しを3行で推す

γ―ガンマ―
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

①マーベル系・ライダー系・ウルトラ系・戦隊系・魔法少女系あらゆるヒーローのお悩み相談に乗る姉妹。 ②妹は元ヒーローの呪縛に苦しみ、姉に甘える。それを支える姉の巨大感情に打たれろ! ③明らかになる世界の危機と、姉妹の関係性の変化、成長に胸を掴まれる!

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