かえるの子はむすめ

しんどくておもしろい

かえるの子はむすめ
名無し
10ヶ月前

いつもはわりと濃いめの恋愛ものを描くイメージでしたけど今回の親子ものもめちゃおもしろかったです。受験の失敗とエロ本親バレはダブルしんどいですね。親を恨む気持ちもわかるけど傷ついた!と訴えられる状況でもない。そして確執が消えないまま数年後、父親のああいう姿を見てしまった娘。トリプルしんどい。

漫画 働くということ

人間の自由は不自由を避けたところに生じるのではない

漫画 働くということ
hysysk
hysysk
1年以上前

原作者である黒井千次の小説は何作か読んだことがあるが、働きながら執筆活動をしていたことは知らなかった。これは彼が専業作家になる前の体験を元にした書籍を漫画化している。 就職先を決めるタイミングが大学4年なのは現代の感覚からすると遅く、会社の決め方もずいぶん贅沢なように思う。パソコンのない時代の仕事ってこんな感じなのかなという雰囲気だが、細かい業務に現れる労働の本質は変わらない。何よりそれぞれのストーリーに体験が伴っているので単なる道徳的な説教にはないリアリティがある。 色んなタイプの同僚と出会うことで自分の殻を破っていく様子には共感を覚えるし、働きながら夢を追う人が多い現代にこそ読まれると良い作品だと思う。 第9話「職業のありか」が一番好き。大半の仕事ってこれだよなぁ。

SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~

こういう漫画でしか満たせない何かがある #推しを3行で推す

SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~
野愛
野愛
1年以上前

スッキリしたいのかモヤモヤしたいのかわからないけど何故かこういうの読んじゃう不思議。 自己顕示欲の塊が自己顕示欲の塊を叩き、それを吊し上げる自己顕示欲の塊。その音が響き渡ればブルースは加速していきそうです。 準ミスキャンが読者モデルになり、ついに専属モデルに!までで十分輝かしい経歴なのに、強欲で嫉妬深くて浅はかな由紀が可愛らしく思えてくる。 媚は売るなら全方位に売ろう、家族とお金は大切にしよう、人を貶めることはしちゃいけない……など人として大事なことは学べるっちゃ学べる。 こういう性格の悪い漫画でしか満たせない欲ってあるんですよね。なんで読んじゃうんだろうな。

幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい

淡々としていて繊細なお話

幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい
名無し
1年以上前

衝撃的な1話目のスタートなんですが、淡々としていて作者の口からそのまま語られたようなセリフが印象的です。 「幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい」 他の作品も日常の一部分が切り取られている感じのものが多いんですが、どの作品も落ち着いていて淡々としていて不思議と落ち着きます。 なんかいいなぁ、好きです。

捨て悪役令嬢は怪物にお伽噺を語る

絶望から生まれ変わる"捨て悪役令嬢"の物語 #1巻応援

捨て悪役令嬢は怪物にお伽噺を語る
sogor25
sogor25
1年以上前

無実の罪をかぶせられて国を追放され、人間を喰らう怪物が王をしていると噂のダーゲンヘルム王国に捨てられた公爵令嬢のシルフ。 死を覚悟した彼女でしたが、噂のダーゲンヘルムの王に拾われ、かつて夢見ていた図書館司書として新たな暮らしを始めるという物語。 表紙は少し暗い印象で導入もけっこう絶望的な感じですが、そこを乗り越えると、新たな人生を歩み始めたシルフの明るい未来が見えるはずです。 また、かつては身分を偽ってまで庶民の場である図書館に通っていたほどの本好きであるシルフですが、彼女の"本好き"が、図書館司書という夢についてだけではなくダーゲンヘルムの王との関係性にも関わってきて、2人の何とも言えない距離感がたまらなく愛おしい作品です。 1巻まで読了

スーパーベイビー

ギャル×地味男=最高

スーパーベイビー
名無し
1年以上前

熊本の荒尾、東京の町田が舞台なのですがどっちも馴染み深い街なので面白く読めました。 渋谷じゃなくて町田ってところがいいですね、町田だから現実味があるw ギャルは本当にギャルだけど中身は純粋!スーパーの地味男は地味だけどギャルの女子一途。 読んでるうちに自然と二人を応援したくなります。 ギャルと地味男、あまりに真逆だから障害があったり邪魔が入ったりするのですがそこを乗り越える二人。 ギャル好きはまじ読んでいただきたい!

カミ憑き我慢を決壊す

耐え難い我慢からヒトを解放する怪異現る

カミ憑き我慢を決壊す
ウマタロ
ウマタロ
1年以上前

イジメを我慢し続けてた女の子が自殺して、ヒトを我慢から解放して凶暴化させる怪異となって蘇る。主人公は「インガ様応報す」のインガ様に似てるけど同じキャラなのだろうか? 胸糞悪い人間と、それに耐えている人間の間に突如現れては、怪力を授け復讐を遂げさせるというもの。 1話目のコンビニ店長のアゴを砕くのは、ちとやりすぎでは…と思ったが、2話目のネグレクトされた子は本当に気の毒だったので「いいぞもっとやれ」となる。実に因果応報モノはスカッとするものである。我慢を解放された側は、記憶を消されアフターケアもバッチリらしいが、後日、警察に捕まったりしないか心配である。

肉女のススメ

肉を食す幸せを教えてくれる

肉女のススメ
さいろく
さいろく
1年以上前

タンパク質を摂取すると云々とかそういうことじゃなく、本能的に肉を食べる悦びを噛みしめる女子たちが出てくるだけなのだけど、その女子たちの背景が割としっかり描かれていて(かつ重かったり闇が見え隠れしてすべては語られてなかったり)ついついどんどん読んでしまう。 そして肉食いたくなる。 登場人物名がみんな動物の名前が入ってるのもいい。 狼さん犬さん熊さん、いずれも可愛いんだよなあ。 ちなみに1巻の表紙が狼さんです。最初からかわいそうな展開なのだけどこういうキャラ好き。高橋留美子せんせーのキャラのように見えてくる。 それぞれの深堀りもしっかりされてるし、毒もなく、食を勧めるとてもいい漫画でありました。

第n次プリン大戦

第n次プリン大戦

第n次プリン大戦
すみれ子
1年以上前

サクッと読めてとってもワクワクしました🌟⭐️姉ねとサーちゃんの姉妹の想像の翼が果てしなく膨らんだ世界線、プリンをかけて壮絶なバトルを繰り広げる二人、それでもやっぱり最後は 分け合っていつもよりおいしいおやつでした❤️やっぱり姉妹っていいな、、、新井先生のこういうはっちゃけぶり大好きです🥰 喧嘩する程仲が良い、 二人とも可愛い💕💕💕

やすらのキッチン

優しくなれるはず #推しを3行で推す

やすらのキッチン
野愛
野愛
1年以上前

大切な人と喧嘩してしまった、あの人の気持ちがわからない、仕事がうまく行かない……悩みを抱えて立ち止まる人たちに、やすらさんが思い出の料理を出して心を癒すお話。 やすらさんは料理を作るだけで多くは語りません。意図を説明するとか説教するなんてことはせず、そっと悩んでいる人の背中を押してくれます。 作品全体に流れる柔らかい空気に癒され、優しい気持ちになれます。やすらさんの料理を食べた人たちもこんな気持ちになったことでしょう。 ちょっと心が疲れたなあ……という人に読んでみてほしいです。あたたかくて柔らかい時間に癒されて、少しだけ優しくなれるはずです。

新藤さんと山吹くん 明日は外でメシ食おう!

10代男子2人が郊外のその辺で飯を食う「ゆるアウトドア飯」!

新藤さんと山吹くん 明日は外でメシ食おう!
天沢聖司
天沢聖司
1年以上前

去年の秋にワクチン打ちに行った時に時間潰すために入ったコンビニで見かけたのがこれ。表紙がね、目に飛び込んできたんですよ…! 「バ先の友達である高校生である山吹くんを、大学生の新藤さんが車でちょっとその辺の山とか河原に連れてってハム焼いたりチキンラーメンとかホットサンド作って食べるだけ」という非常にシンプルかつ楽しそうで憧れる食マンガ。そんな素敵な先輩ほしすぎ…! ご飯美味しそうだし思わず真似したくなる難易度だし、なにより2人の人柄がいい。YouTubeチャンネルあったら秒で100万人いく。 いつまでも見てたい心地よさ。 単話で6話まで読んだけど単行本早く出て欲しい!

こうふく画報

この味わい深い短いお噺がたまらない

こうふく画報
さいろく
さいろく
1年以上前

そして犬が可愛い。こんな犬初めて見た。可愛い。 ときは大正時代、舞台は日本のどこか、多分東京かな?関西弁は珍しいらしい。 食べ物がちょっとずつ出てくる小噺と、それぞれおまけの1頁がついている。 1話を読んでるときはそういう和菓子屋の話なのかなと思っていたけど、町内(に限らないかもだけど近そう)の話っぽく、少しずつ素敵な物語で紹介していってくれる。 そしてこの各話が混じっていくクロスしていく感覚が読者を常に"こうふく"にしてくれる、というものだと思う、だってそうなったもの。 そしてこんなに目頭に来るとは思わなかった。声が出そうだ。 マストバイです。

ゲッチューまごころ便

ハートフル宅配便コメディー!!(過重労働&ギャグ多め)

ゲッチューまごころ便
サミアド
サミアド
1年以上前

地域に愛される宅配業者「まごころ便」のコメディーです。 週刊少年チャンピオンで連載していました。 凄い作品タイトルですね・・・ 恥ずかしいので「まごころ便」と略す事が多かったです。 ごめんよゲッチュー。 この漫画にはお客様を何より大切にする聖人宅配業者しか出てきません(断言)!その宅配愛には驚き呆れるばかりです。 身を呈して荷物を護り常にお客様の笑顔が最優先! 新人バイトに至るまでプロ意識とサービス精神がハンパじゃ無いです。 荷物に込められた想いも運ぶ。だから決して粗末に扱わないし何があっても相手に届ける。宅配という仕事に誇りを持っています。 ただし業務内容がブラック気味。特にまごころ便。 常に忙しく人手不足で 主人公も手伝いばかりで高校の遠足などにも参加できず成績&出席日数不足で留年(本人のサボりも原因だけど)。 姉は早朝から夜中までハードな仕事をこなす超人。 そもそも初代社長である母からして過労と肺炎で他界。 たまーに皆で旅行に行く回などもありますが、基本は凄い勢いで働いてます。せめて昼食くらい食べさせたげて・・・ ギャグはかなりハッチャケています。 主人公がイルカから太平洋に叩き落とされたり 下水道にホール・イン・ワンして流されたり ライバルキャラの冷蔵庫内でマヨネーズが爆発したりします。 個性的なキャラクター達が場面ごとにボケとツッコミの両方をこなすのが特徴で、専属キャラは少ないです。 登場人物が少しずつ成長していく描写も好きです。あと恋愛要素も少しあります。 昔の漫画なので絵柄やネタが古い感じはしますが、人情漫画、ハイテンションギャグ漫画が好きな方にオススメの良作だと思います。 画像はローラースケート配達にチャレンジした主人公です。

BASTARD!!

ザーザードザーザードスクローノーローノスーク

BASTARD!!
さいろく
さいろく
1年以上前

「ザーザードザーザードスクローノーローノスーク  漆黒の闇に燃える地獄の業火よ我が剣となりて敵を滅ぼせ  爆霊地獄(ベノン)」 ていうすごい長台詞なんですが、これは今作における有名な魔法詠唱のうちの1つとなります。 BASTARD!! しか萩原一至作品を知らないけど、それで十分。 前述のとおりアホ長ったらしい魔法詠唱が各シーンにおいて多数出てきては「今回はなんだろう」とドキドキさせてもらえるところはもちろんのこと、世の中学生がどれだけお世話になったか計り知れないギリギリアウトな描写、更にはヤケに魅力的なネーミングセンスの裏の意味など、ストーリー以外のところでも見どころが超絶満載な作品です。 ストーリーはものすごく俺ツエー主人公な大魔法使いであるダーク・シュナイダーが魔法ですべてを薙ぎ払っていい女をすべて自身のものとすべく頑張るお話です(間違ってない) ダークファンタジーとしてはベルセルクなどよりもはるか昔から連載されており、ふんだんにヘビーメタル要素と美女コマシシーンが散りばめられた世界観は小学生には刺激が強すぎ、色々とジャンプ編集部も怒られたと聞きます。 「週刊少年ジャンプ」のいわゆる黄金期が終わった後の時代を支える代表的な作品の一つでもあり、序盤は今読むとさすがに古いですが読んでいくと今でも絶対面白いので超おすすめできます。 あとはいつ次が出るのか問題。。。。 昔から(たぶん90年代後半から)2~3年空くのが当たり前になってしまっていたので1988年とかから始まったはずの連載作品が2020年(32年…!)時点で27冊しか出ておらん。。。 書いてる私も25巻までしか多分読んでないのですが、話が思い出せなくなってしまっているのでまた28巻が出た頃に振り返りたいと思います。

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