紛争でしたら八田まで

『MASTERキートン』好きにはオススメしたい新連載!

紛争でしたら八田まで
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
1年以上前

この新連載はどうなるんだろう、とモーニングで様子を見ていたけど、もう面白いことが確定したので安心して楽しめる!! 八田さんが世界各地で小さく起きている民族間、言語、思想のすれ違いで巻き起こる問題を知性とちょっとした格闘で解決!解決したらまた次の現場へ急行し、その地域の言語や慣習、政治など多角的にみっちり叩き込んで問題へ挑んでいく。 世界中を交渉して回る解決屋! その仕事の名は、「地政学リスクコンサルタント」! もう、こんなの間違いなく面白いに決まってる! 『MASTERキートン』好きな人にはぜひオススメしたい。 キートンは考古学者兼保険屋だけど、元軍人で戦えるし、それぞれの土地に詳しい必要があったり争いの仲裁を行ったりもしていた気がする。 すっごくざっくり言うと、立場や職業こそ違えど八田さんも似たようなものだ。 実は『勇午』をちゃんと読めてないのでいつか読みたい。ふわっとしか知らないけど同ジャンルなのかな。 まず、タイトルにもある「紛争」。 何を持って紛争と呼ぶのか調べてみた。 『一般的に「紛争」とは、「少なくとも2つ以上の主体が、希少な 資源(富や権力など)を同時に獲得しようとして相争う社会状況」と定義される』 この漫画で最初に出てくる事例がとても分かりやすい。 イングランドとアイルランドが揉めるという内容。 まさに、2つの主体が争う状況なわけでそこで八田さんは華麗に解決するかと思いきやわりかし腕力でねじ伏せている。それもたまには必要だよね。 八田さんのネーミングって「切った張ったの世界」って言葉から来てたりするのかなって少し思った。 https://comic-days.com/episode/10834108156713454523 そして、2話から描かれる呼び出された土地はミャンマー。 「歴史・宗教・政治・経済・軍事・エトセトラエトセトラ」を一週間でビッチリ詰め込んで挑むが・・。 「ミャンマー企業紛争編」から「タンザニア魔女狩り騒乱編」へ。面白い~! 世界を少し移動すれば何かしらで揉めている。 具体的にも抽象的にも何かしらの境界線があれば揉めるのが人間だ。 八田さんの旅が終わることはあるのか?お金次第? 人や場所、環境が変われば揉める内容も変わるので一生楽しめる漫画になるんじゃないかとワクワクしている。 単純に、国際情勢へ興味を持つきっかけにもなるし! ありがたや~! 作者の過去の読切がこちら。 主人公のキャラクターが少し似てるかも? 『定時退社でライフルシュート』 https://comic-days.com/episode/10834108156637582721

うずらのじかん

うずらは可愛い

うずらのじかん
さいろく
さいろく
1年以上前

うずらの卵しか知らない人も多そうですが、うずらは可愛い鳥である。 本作は鳥類研究所でカッコウの卵孵化を研究で行う予定だったので、試しにうずらでやったら生まれたよという「うっずー」のお話。 そして割とノンフィクションの実話のようです。(うずら視点の部分は「きっとそう」だと思って読むといいです) 3巻しかないので割とすぐ読み終わってしまうんだけど、雑な紹介をすると「動物のお医者さん」+「いとしのムーコ」みたいな。 環境は前者、作風は後者に似たふんわりした感じで割と好きでした。

振袖いちま

こんなに可愛い市松人形見たことない

振袖いちま
名無し
1年以上前

不思議な市松人形「いちま」 市松人形といえば髪が伸びてホラーに…!? という事は全く無く普通に話すし普通に考える…いやちょっと変わった考え(野望)を持つ乙女人形です。 彼女の野望を叶えるために主人公はてんやわんや…!その野望とは…!? なんて 読んでみると、とにかく可愛くて楽しくて 着せ替え人形、おしゃれ、お裁縫… 「女の子っていいな。楽しいな」 やわらかくてあったかい じんわりした懐かしい宝物をプレゼントされたような気持ちになります。 ほろほろしたエピソードに胸がぎゅっとします 須藤真澄作品は、細部まで丁寧な画面で、独特のタッチも最高です! 全画面美しい…華やかで繊細です。 個人的にはフキダシと枠線がくっついてる(?)繋がってるのが凄く細かくて大好きです!あれは手間がかかりますよ…!

まれなひと

絶対大喜利強そう

まれなひと
野愛
野愛
1年以上前

めちゃくちゃ好き。大喜利強そうな漫画は大体好き。いつどんな精神状態で読んでも面白いはず。 ロシアンルーレットとか除夜の鐘とかちょいちょい危険な目にあってるハムスターかわいい。好き。 ベタな例えとかかわいい例えをすると殺される話があるのでやっぱりお笑い猛者なんだなと思った。 そり立つ壁で月見てみたいし、校長室にありそうなもの言うゲームもしたい。 最後に載ってる『なるひと』は結構いい話な気がする。 一気に全部読んでも面白いし、気まぐれに適当なページだけ読んでもいい。忘れた頃に読み返したらまた絶対楽しい。 大喜利強そうな漫画好きな人は読んでみてください! https://twitter.com/sayushirokaban/status/1476840553539162118?s=21&t=Tj36zR3WPn3YpTVN_LIq2A

ヘレナとオオカミさん

孤児の少女と孤独な絵本作家

ヘレナとオオカミさん
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
11ヶ月前

コミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。優しく切ない物語に、序盤早くも涙しました。 孤児の少女は、好きな絵本作家のサイン会をきっかけに、オオカミの被り物をした作家男性と交流を持つ。 瀕死の弟に寄り添う少女に、創作でようやく人と繋がる作家は少しずつ心開く。周囲のアシストで少しずつ殻のとれてゆく二人が切ない。 全体的に愛らしい作画の中に、作家の暗い画風、絵を描くのが好きな少女の素朴な画風と広がる想像力が取り合わされ、世界観が広がる感覚があります。どんな切なさも、きっと優しく解決されると信じて、先を待ちたいところです。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01203000010000_68/

私の百合はお仕事です!

百合営業とバックヤード(祝アニメ化!)

私の百合はお仕事です!
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

舞台の仮面を外す時。人に見せたくない素顔が晒される時……一度は目を閉ざしながら、薄目を開けて見てしまう。 辛さと、少しのワクワクと、剥き出しの生々しい本性への感動。 そんなもの、欲しくないですか? ★★★★★ 本作の舞台は、ミッション系女子校の来校者をもてなす喫茶室……というコンセプトのカフェ。そこで給仕を担当する在校生……も、もちろんバイト。 働く女子たちは学校の姉妹制度のもと、関係を紡いでゆく……という芝居を、百合オタクの客に見せるまでが仕事。つまり百合営業が仕事、というわけです。 ここで重要なのは、カフェにはバックヤードがある、ということ。 主人公の陽芽は、外面の良さで人を騙し続ける人。彼女の姉となる美月は、フロアでは優しいのに裏では陽芽にキツく当たる。そんな二人の関係を陽芽の事が大好きな果乃子が不安視し、さらにこの三人を古参の純加が心配する、という構図。 四人の思いは、表と裏への猜疑心で乱れ、不安は増し、そして破裂する。何度も繰り返されるそのサイクルは、時に相互理解を促し、時に決裂を生む。表での美しいやり取りの分、バックヤードでみっともなく足掻く苦悩に、みっともなさの分だけ同調してしまう。その苦悩、私も持っている、と。 現実では自分の心を曝け出し、受け入れられるのは大変なので、私は見せたくない内面を隠す。だからたとえ創作でも、己を曝け出すやり取りに、心惹かれる。彼女たちが「人に好かれたい」気持ちで起こすやり取りは、たとえ苦しくても一つひとつが尊いと感じるのです。

ローゼンメイデン 愛蔵版

まきますか まきませんか

ローゼンメイデン 愛蔵版
Nano
Nano
1年以上前

引きこもりの中学生桜田ジュンは、怪しげな通販サイトで様々なものを買っては期限ぎりぎりにクーリングオフをするというちょっと暗い趣味を持ちつつ日々を過ごしていた。 ある日、大きな鞄が届く。 こんなもの頼んだ覚えはないと思いつつ開けてみると、そこには美しい少女人形が入っていた。 薇を回してみると、なんとその人形はまるで生きているかのように喋り動き出すのだった。 彼女は真紅と名乗り、そしてジュンに問う。 「死にたくなければ、誓いなさい。薔薇の指輪にかけて」 20周年&愛蔵版発売おめでとうございます!!! ずっと昔から大好きな作品です。人生のバイブルです。 まず画がずっと美しい。書き込みすごい。 小学生時代めちゃくちゃ模写したのを覚えています。大変だった。 そして個性豊かなキャラクター。 7体のドールズと人間たち。みんな魅力的。 特に蒼星石が本当にマジで大好きです。愛してます。 彼女の事を語り出すとキリがないので割愛させていただきます。 それとローゼンメイデンには数々の名言があると思います。 帯にも書かれている真紅の「闘うことって生きるってことでしょう?」はすごく印象深いし、とてもいい言葉だと思います。 アニメもすごくいいです。声優さんが合いすぎてる。 旧アニメも新アニメも何週もしました。 私の人生で最も影響を受けた作品といっても過言ではないくらい、今までずっと触れてきた作品です。 今回20周年ということで刊行された愛蔵版、これさえ読めば漫画ローゼンメイデンのこと丸わかりです。 今まで触れてこられなかった方も、この機会にぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか!

最後の不良

渋谷の地下が怖すぎる!!

最後の不良
干し芋
干し芋
1年以上前

2巻読了。 小笠原諸島でじっちゃんとふたり暮らしをしていた桐ケ谷完。 ものごころつく前に母親には捨てられ、父親は、4歳の時にクマに襲われ死んでしまった。 完の父親は不良で有名で、島の人たちからは、総スカンをくっていた。 しかし、じっちゃんは、家に父親の残した学ランをずっと飾っていた。 それを、毎日目にしている完は、『不良とは何か?を考えはじめる。 そして、東京から来ていたラッパーに出会い、父親が東京の渋谷の不遼だったと聞き、中学校を卒業したら渋谷で不良になると決め、島を出ていく。 地上の渋谷は、以前とは全く違い穏やか過ぎる街に変わっていた。 しかし、地下では・・・。

機械の国のアリス

アリスwithバイオレンス!

機械の国のアリス
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

コミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で、コミックウォーカー内で台湾コミック四作品の連載が始まりましたので、それらのクチコミを書いてみます。 本作は有名なアリスシリーズの続編のような形をとっている。成長したアリスの元へ、幻鏡の国から助けを求めてウサギが現れる。 機械の国から侵略を受けていると言うウサギ。襲い来るロボット達と、自然豊かで魔力的な力を使う幻鏡の国の対比も面白いのですが、そこに参戦するアリスの……何というか捻くれたというか……非常に暴力的な様子が面白くて、かえって可愛かったりする。 ジャンプ的勢いのあるアクション、巨女要素も加わり、楽しさ満点!アリスの「カ・イ・カ・ン」とか言い出しかねない快進撃を見に行ってほしいです! https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202997010000_68/

旅ゆけば 阿寒湖物語

旅ゆけば 阿寒湖物語の感想 #推しを3行で推す

旅ゆけば 阿寒湖物語
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと なんかちょうどいいところで終わってるな... ・特に好きなところは? アイヌ犬が探してにきたがタイミングが悪く出会えなかったりしていた途中で出てきた婆さんの「犬がいなけりゃそれを育てた人間をよく見ろ。アイヌ犬をアイヌ民族の歴史をぬきで知ろうとしても無理だ」という話をするところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 石川球太の「牙王」が好きならおすすめ。牙王は電子書籍になってほしい

魔女料理

魔女料理の感想 #推しを3行で推す

魔女料理
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと 滝沢解/川崎三枝子のコンビの割にはちょっと普通だった。極悪美女軍団 卍ぐらいのを期待していた ・特に好きなところは? 下水で死体で作った筏に全裸で乗って笑いながら去っていくところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! こういう劇画の悪党警察官の悪党っぷりの表現はすごい。今だったらアウトになりそう

きまぐれキッチン

きまぐれキッチンの感想 #推しを3行で推す

きまぐれキッチン
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと 多少強引な展開が多い気がするが相変わらず面白い ・特に好きなところは? 最終回。特に最終回のラストのコマ。今までの話はなんだったんだと思われる感じでもあるがこのラストが描けるのはビッグ錠だと思う。こんな感じに気持ちになったのは土山しげるの極食キングのお笑いライブの出場の回以来だな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! このタイプのマンガはこれを絶対読むぞというのではなく、寝る前に本棚を見て久しぶりに読むかで読み始めて結局最後まで読んでから寝るのがいいね

Odds VS!

ギャンブル・スポーツに対する本音感覚が見事

Odds VS!
名無し
1年以上前

スポーツといえば純粋なもの、というイメージは 深く広く世間に浸透していると思うのです。 代表的なのが高校野球とか甲子園とか。 主に学生スポーツの世界を中心に存在しています。 それらのイメージは素晴らしいでしょうし尊重したいとも思います。 けれど世の中のスポーツ関係は、現実にはどうしたって お金が絡むんですよね。 ようは金にならなきゃ成立しない。存続できない。 プロ野球、Jリーグ、そしていまではオリンピックに至るまで 金を生まないスポーツは結局は存在していかれないのが現実。 で、そう言う意味で極端に逆方向のリアルな方向に 徹してしまったのが公営賭博である競馬や競艇や、 競輪を扱った従来の漫画だったと思います。 最初から「国の運営費を稼ぐために」で創設され、 「公正明大に国民に娯楽を提供するため」の大義名分のもとに 一般大衆からアブク銭を巻き上げる世界です。 「Odds VS!」は公営賭博である競輪が所詮は賭博であると いうことを前提としながら、それ以上の面白さを描いています。 もちろん、過去から今まで競輪だけでなく競馬や競艇など 公営賭博を舞台にしながらそれらのスポーツの醍醐味を描いた 名作漫画は他にもあります。 なので個々に優劣を論ずるのは難しいのですが、 各種ある公営賭博を舞台にした漫画では、そのほとんどが 「儲ける」「儲けたい」という、その公営賭博に手を出す人の 最大にして当たり前の動機から目を反らした漫画が 多い気がします。 「儲けること、稼ぐことがその競技の目的とか  存在理由じゃあないんだよ」 と、なんかそういっているような漫画が多かった気がします。 (田中誠先生のギャンブルレーサーは除く(笑)) 「odds~」はそのあたりをかなりシビアに描いています。 いやいや、ギャンブルだから面白いんじゃん、 そこが面白いじゃん、みたいに。 選手たちは獲得賞金を目的に走るし、客は儲けるために 車券を買うし。そのへんにリアリティを感じます。 そこに加えて主人公・リンタと彼女との話とかで 適度にエロイ要素もブッこんで来るんですよね。 まあ他のエロ漫画に比べたらカワイイくらいの内容ですが。 しかしギャンブル好きの人間なんて大体はエロ好きですし、 掲載誌が漫画アクションということからも、 読者のニーズにちゃんと合わせてきてもいる感じです。 さらにそれでいて個人的な感想ですが凄いなと思ったのが、 石渡先生がかつて「スーパーライダー」「B・B」などの作品で 超絶的でハイパーな能力を持った主人公の話を描いていたのに 「odds~」では超絶的にぶっ飛んではいない リアルにありそうなレベルでいて強い主人公を描いている ことです。 この話に超絶でいかにも漫画的なハイパーな主人公を 描いたらリアリティが吹っ飛んでしまっていたでしょう。 そのあたりが凄く上手く描かれていて面白い漫画に なっていると思いました。

隣の男はよく食べる

理想のリアルダメ男・本宮くん

隣の男はよく食べる
野愛
野愛
1年以上前

本宮くんいいですねえ…でも、よくないんですよねえ… 食欲と性欲がめちゃくちゃ強いけど、ふわっとしてて掴みどころがない。 至るところに女の影を漂わせ、手練れのくせに不器用なデートをする。 嫉妬するし、嫉妬されると喜ぶ。 そんな男・本宮くん。 こんな男が隣に住んでいて、麻紀ちゃんのご飯食べたいと懐いてきたら幸か不幸か好きになっちゃうよなあ。 とてもいいけど、とてもよくない。読者として客観的に見ていると絶対よくないと思う。でも客観的に見ているからこそ不器用だったり嫉妬してたり焦ったりしているのもわかるので可愛げも感じる。 直ちに影響はないが、長期的に見て取り返しのつかないダメージ負いそうな感じのダメさがあって、こういうの好きになっちゃうんだよなあ。 いやあ麻紀ちゃんがんばれ、流されずに話し合いをした方がいいぞ!と思った。

猫妖傳

高校生、猫妖怪と同化!?

猫妖傳
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

コミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。カッコいいアクション×妖怪・怪異物が楽しめます。 人生ダメダメ、お先真っ暗な高校生男子が、猫の怪異と出会い、同化する事で強運と脅威の能力を獲得する。これで人生一発逆転……とはいかないのが悲しいところ。 何しろ猫の思惑が分からず、人間界のルール完全無視で突っ走る猫に、高校生は翻弄される。どうにか折り合いをつけようとするものの、猫の背景にあるものに……やっぱり巻き込まれるんだろうなぁ。 猫や宗教施設らしきものなど、台湾的なバックグラウンドがあるのかどうか、モチーフに解説が欲しいところ。先行きが読めない不思議物語、続きを早く! https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202998010000_68/

殤否 僕らの世界のつくりかた

世界は優しい彼らに優しくない

殤否 僕らの世界のつくりかた
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

コミックウォーカーの #台湾コミックはじめました という企画で連載されている四作品のうちの一つ。残酷な世界を生きる高校二年生の感性に、切ない気持ちになる作品です。 人の心を敏感に感じ取ってしまう少年は、家族と離れ一人暮らし。人とつるまない彼だが唯一、優しくて誰を拒むことのない少年の事は気にかける。 人の残酷さを知り、互いの優しさを知り、互いを気にかける二人。周囲との距離の取り方は違い、全然別人に見える二人が、人には見えない部分で分かり合っている。繊細で息苦しいが、その優しさに深く同意してしまう、そんな作品です。 その優しさでもって、一人の切ない同級生の少女と関わる時……この先は連載を追ってみてください。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202999010000_68/

三崎港二人旅

知らない町をただただ歩く=たのしい

三崎港二人旅
nyae
nyae
1年以上前

ただただおしゃべりしながら歩くのって楽しいですよね。それを始めて訪れた町でやるのは、もっと楽しそう。この漫画ではせっかく三崎港に来てもグルメを楽しむでもなくただただ商店街や普通の住宅街を、ひたすら歩く。なにか大きな発見があるわけでもなく、めちゃくちゃにいいことが起きるわけでもないけど、意外とこういう旅のほうが心が充実したりしますよね。

ロボ山さん Go Fight!

ロボ山さんはロボじゃない

ロボ山さん Go Fight!
サミアド
サミアド
1年以上前

まつもと剛志 先生のデビュー作を代表作『まじかるストロベリィ』の後に連載化した作品です。 超大富豪の父、マスクガールな長女、世界征服を企むヒロイン次女(6歳)、マッドサイエンティストな祖父。 そんなごく普通の家庭・梅小路家でたった1つ変わっていること。そう、お屋敷の執事は最強のサイボーグだったのです!!(ロボではなく) 有能執事ロボ山さんと仲良し家族の日常コメディ4コマです。可愛くて とぼけたネタが多く、ちょぴり感動エピソードもあり…いつも通りの作風なのでファンなら満足だと思います。※ただしラブコメ要素は薄めです。 最終話は怒涛の展開ですが打ち切り感は薄く綺麗に完結しています。単行本1冊のみですが、この作品にはベストな分量だったと思います。

メルヘン課長とノンケ後輩くん

好きなゲイとの付き合い方

メルヘン課長とノンケ後輩くん
さいろく
さいろく
1年以上前

メルヘン乙女な状態になったら花やキノコが咲くという独特の表現が可愛い。 なんというか、ガチムチな課長なのにそうなっちゃうのねと、見てて複雑な心境になりつつも、オネエキャラでガチムチゲイな彼の不器用な生き方が成長・進歩していく様がなんとも面白い。 ゲイバー行ったらあしらわれずに話聞いてくれるだろうか()

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