オレなんかが親になって大丈夫か?

育児は大変だ

オレなんかが親になって大丈夫か?
かしこ
かしこ
1年以上前

育児系webサイトで連載されていた漫画。連載時に書き込まれた匿名コメントが単行本にもちょいちょい載ってるんだけど、自分も何気なく読んでスルーしちゃったことが叩かれてたりして育児は大変だと思いました。あとはカラスヤ先生がお子さんと買い物中に声をかけてきた怪しい若夫婦の話が印象に残りました。育児に疲れた人をああいう風に勧誘するのかな…怖ッ!

バラ色の明日

バラ色の明日について考える。

バラ色の明日
Pom
Pom
1年以上前

いくえみ先生の漫画は、無性に読みたくなる時があって読み返したくなる時もある。 初めて読んだのですが、バラ色の明日ってタイトルの意味がこの6巻の中に埋め尽くされている様な気がした。 何話か背筋がゾワッてする話もあって、言葉の選び方もさすがだなと思います。 最近は間も感じる様になってきて、それだけ集中して読み入っちゃってるんでしょうかね。 自分の中のバラ色の明日ってどんな日だろうと想像してしまいました。

海辺のカイン

悩む百合作品がお好きなあなたへ「海辺のカイン」(百合の日2022応援)

海辺のカイン
むらの
むらの
1年以上前

母との関係が上手くいっていない展子が新しい街で出会ったのは、おひとりさま女性デザイナーの佐野さん。年上の女性への憧れのような淡い気持ちが、いつしか… 打ち寄せては引いていく波のように、静かにこころを寄せていくふたりの女性の様子が淡々と描かれます。 百合作品に何を求めるか、は読者によって様々だと思います。私が求めるのはズバリ「悩む女性」。 女だからこその生きづらさを抱え、茨の道と知っても自分と同じ身体を持つ女性を愛してしまう。その懊悩に胸を熱くさせているひとりです。 お互いのこと、親のこと、仕事のこと。展子も佐野さんも悩みます(いや、佐野さんも悩んだんだと思うんですよ…)。だから私はこの作品をとても上質な百合作品だと感じていますが、百合が主題ではなく、ジェンダーに悩む少女が自分を受け入れていく話なので、いつの時代でも「刺さる」ひとはいるのでは? ふたりの結末は苦いもので、男性も多少話に絡んできます。 けれど、読後感は海風のように爽やか。(人によって違うかも…) 奥付を確認してみたら、発表年は1980年! これを40年以上前に描いた樹村みのりさんは凄すぎる! 展子が自分と自分の身体を愛せるようになっていれば良いな、と心から願います。

ヒミツの花園さん

謎めいた美女と秘密を共有

ヒミツの花園さん
野愛
野愛
1年以上前

中途採用で入社した美女・花園さん。 ほのかな香水の香りも、艶やかな長い黒髪も、マスクの下の素顔も謎めいています。 謎めいた美女は煙草がよく似合いますね。 マスクの下の素顔も喫煙所に行けば見れちゃう。読者も見れちゃう。 別にドラマチックな秘密を抱えているわけではないけど、花園さんのミステリアスな魅力と相まってドキドキしちゃいます。 マスクしても煙草吸っても落ちない赤リップは何使ってるんでしょう。花園さんの口紅のブランド教えてほしい。

幻想世界英雄烈伝 忍ザード

神より強い魔法使い!!(忍者志望)

幻想世界英雄烈伝 忍ザード
サミアド
サミアド
1年以上前

SF&ファンタジーコミック誌『コミックガンマ』で連載していた漫画です。途中で雑誌が消滅!未完!原作者の漫画『影技 SHADOW SKILL』は移籍完結したのに… 影技など他作品の用語が出てきます。連載が続けばもっとクロスオーバーしたかも。単行本に未収録の話もあるので完全版で復刊希望です。 漫画家になる気が無かった作画担当てんま乱丸先生を原作の岡田芽武先生が2年間(!)説得して実現した乱丸先生のデビュー作。プロローグは絵以外全て岡田先生ですが以降は乱丸先生も一緒に話を考えてコマ割りも自分でなさっているそうです。 神より強い魔法使い(ウィザード)・月影が忍者に憧れて異世界転移。服部半蔵と友達になって風魔や陰陽師軍団と戦います。 忍者としてはダメダメですが魔法は最強。『努力しすぎた世界最強の武闘家は、魔法世界を余裕で生き抜く。』系統の無双ぶり。 しかし敵もついに強力な"神"を召喚して…という所で未完。なんてこった。続き読みたかった… 1995年の漫画としては設定などが新鮮でした。 パートナーが四字熟語変身して戦うスタイルは次回作『幻想世界魔法烈伝 WIZバスター』に受け継がれています。

月が導く異世界道中

実家のような安心感

月が導く異世界道中
mampuku
mampuku
1年以上前

内容については普通の異世界召喚モノですが、(原作については未読なのでわかりませんが)コミック版はノリや絵柄が昔懐かしい感じがします。今このノリに触れると結構キツいものがあるのは事実ですが、一昔前のコミックブレイドやREXなどを愛読していた30代オタクの私にとってはどこか実家のような安心感があります。 あと裏表紙のあらすじ文、 「〜〜に送り込まれて……。」 「〜〜を訪れるが……。」 などで終わる構文、完全に昔ながらの少女漫画って感じですよね。絵柄もキラキラしてて顔はやや古いですが可愛いです。 内容は絵柄に反して血みどろの戦いなのでギャップに驚かれるかもしれませんが、これも言ってしまえば「実家」なんですよね。

1×1/2-イチトニブンノイチ-

愛し私の半分 #1巻応援(百合の日2022記念⑦)

1×1/2-イチトニブンノイチ-
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

母。私の半分を構成するもの。 母。私の半分が愛したもの。 いつからか母親に恋している女子高生。彼女はずっと「半分」に引き裂かれて苦しんでいる。 肉親への親愛と、どうしようもない恋情。甘えたさと性欲。肉親への恋は私には経験が無いが、彼女の苦しみには、理解できる部分がある。それは、自分の愛が相手を苦しめる事への葛藤。 娘の恋心に、母が応えることは出来ない"はず"だから。 好きでいてはいけない人を、好きでいる事の苦しみは、破局と隣り合わせの切なさ。目の前の人が、振り向いてくれる可能性はほぼゼロ。恋を口に出せば、その時が終わりかもしれない。 しかし、私にかろうじて期待を持たせるのは、母親と娘のモノローグが重なる所。 娘を想う気持ちは強い母。娘離れはできていない様子。そして過去に「女性と」何かあった事が示唆されると、母親の百合物語としても、娘の感情の根拠としても(娘曰く「私の母は毎朝性的」らしいので)何が提示されるのだろうと、先にかすかな希望が見える気がする。

GIRL FRIENDS

一緒にワルイことする友達(百合の日2022記念⑥)

GIRL FRIENDS
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

地味な女子高生が同じクラスのギャルと友達になるお話。明るく開けっぴろげな作風の中に、大切なテーマを秘めている。 二人で、ギャルグループで、新しい世界を知る地味主人公女子。校則違反の寄り道、おしゃれ、お化粧……合コン……お酒……大丈夫か?と心配になるほど、割と色々やらかしている。ちょっとエッチな視点もちらほらと。 知らない世界を教わり、共に楽しむ事で、二人の友情は強くなる。しかし、二人はお互いに恋を覚える。 二人とも、自分の恋が知られたら、この友情は終わると思っている。しかし恋を隠し、友情を大切にする素振りを見せることで、かえって友情は不安定になる。悩む二人の切実さに、自分のかつての恋と友情を重ね合わせて一緒に切なくなる。 相手が大切だから、友情は壊したくない。では恋は捨てなくてはいけないの?……という普遍的な問題に正面から取り組み、大切な人との関わり方について多くの事を教えてくれるこの作品は、確かに『GIRL FRIENDS』と呼ぶのがふさわしい。

うたえ! エーリンナ

ギリシア詩人少女のロマンシス(百合の日2022記念⑤)

うたえ! エーリンナ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

舞台は古代ギリシア。詩人を目指す少女の物語は、不自由な女性の生き方への抵抗と少女達の友情、両方に勇気づけられる。 実在の伝説的女詩人・サッポーが少女を集めた合唱隊は、女学校的女子教育の場所。そこに来るのは嫁入り修行が大半なのに、主人公のエーリンナは本気で詩人を志望する。 結婚に興味無く、男女の差別に疑問を持ち、がさつだけと前向きなエーリンナはしっかり者の同輩・バウキスを困らせながら次第に仲良くなる。 結婚を宿命づけられるバウキスをエーリンナはどこまでも想い、詩作の動機とする。二人はずっとこのままで……と願うのは、日本における「エス」を見た時の感情に近いだろう。 師匠たるサッポーが様々な考え方を教え、少女達を慈しみ育てるのも良く、古代ギリシアの事がビジュアル込みで伝わる歴史物としても楽しい。男子と対等に喧嘩するエーリンナの姿は、現在(2022年)佐藤二葉先生が連載中の『アンナ・コムネナ』のオスマン皇女アンナとも重なる。長い年月抑圧されてきた女性が戦う物語としても、とても胸躍る一冊だ。

コンチェルト

女×女の校内活動百合短編集(百合の日2022記念④)

コンチェルト
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

はっとりみつる先生といえば現在『かいじゅう色の島』で重めの百合を、『綺麗にしてもらえますか』では女性同士の様々な友情を描き、また「つぼみ vol.1」への寄稿や『ショコラ (2) 社会人百合アンソロジー』のカバーイラスト等、百合作品を量産しているわけではないのですが百合親和性の高い作家さんです。 そんな先生が『ケンコー全裸系水泳部 ウミショー』から『さんかれあ』の時期までに発表した百合短編集が、この『コンチェルト』です。 「部活動(生徒会含)」縛りのオムニバス。生徒同士から教師×生徒まで。エロ成分高めですが、星やポップな擬音、ミュシャ的枠表現で明るい画面。そして女子同士の恋を肯定する物語は負から正への振れ幅が大きくて、とても気持ちよくドキドキできます。 ●第1話は幼馴染のギター×ピアノのデュオ。演奏が評判の二人は卒業式での演奏を依頼されるが、恋の行き違いで……。 ●第2話は弓道部のエースに恋する後輩。強いはずの先輩の「体格コンプレックス」は後輩にとっては……? ●第3話は調理部女子ハーレムを作る女教師が、好みの生徒をお持ち帰り?……これが1番ヤバい内容。魔法のスパイス、危険過ぎる。 ●第4話は美術部のレアキャラ先輩と遭遇した後輩。才能に惚れた後輩に、先輩は一度限りのモデルを申し込むが……モデルって……。 ●第5話は生徒会の会長と書記の同棲ライフ。とんでもないところを偶然母親に見つかってからの、駆け落ち!

百合にはさまる男は死ねばいい!?

次にくるマンガ大賞2022ノミネート&百合の日記念

百合にはさまる男は死ねばいい!?
野愛
野愛
1年以上前

次にくるマンガ大賞2022WEBマンガ部門ノミネートおめでとうございます! そして本日は百合の日ということで、百合はさの日と言っても過言ではないはず。 トライアル連載としてスタートし、読者の目をひくために過激なタイトル&セクシーな表紙にしていたとのことで、人気作品になったのがとってもうれしい!! 蓬餅先生は「百合に絡む男が好きという業を背負いし悲しき戦士」なだけあって、百合に絡む男子も魅力的に描かれています。 男子が絡む百合が苦手な方にもぜひ読んでほしい!! とにかく爽やかで繊細で青春が詰まった素敵な作品なのでとにかく読んでほしい!! 7月7日までLINEマンガで40話無料ですよ!ぜひ!

大室家

みさきちの話だし(百合の日2022記念③)

大室家
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

『大室家』は『ゆるゆり』のスピンオフ。生徒会の元気(おバカ)担当・大室櫻子と姉の撫子・妹の花子を中心にした作品です。 三姉妹の日常、隣家の古谷向日葵とのエピソード、そして撫子・花子それぞれの級友とのエピソードで構成。ギャグもいい話も短いページ数で描かれて楽しく、さらに細かく百合可能性が散りばめられて想像の余地が大きく、二次創作したくなります。 私がキャラとして一番強いと思うのは、花子の級友・みさきち。 みさきち(本名みさき)は花子の仲良しグループにいるのですが、最初は花子をライバル視して、何かと挑戦してきた子。決してダメな子ではないのですが、みんなから「花子様」と呼ばれるほど出来る花子には敵わない。 花子に常に挑むみさきち。そんな彼女を、花子は素直に賞賛する。 決して「花子様」と呼ばないみさきちを、花子はかなり好ましく思っている気がする……最近はすっかり四人グループに馴染んだみさきちには、もっと「花子様」に挑戦して花子とライバル百合関係を構築してほしい……というのが私の二次創作思考なのでした。

六畳一間の魔女ライフ

貧乏魔女コンビの都会暮らし

六畳一間の魔女ライフ
nyae
nyae
1年以上前

魔女という存在がひとつの職業として認知され、まるで芸能界のように人気度と生活レベルが直結する世界。そんな中、魔女としては最低ランク、生活レベルも最低ランクな貧乏生活をしている魔女コンビ、マッジとリリカの暮らしを描いてます。生活そのものはいつもギリギリで、頑張りたいマッジに対してやる気のないリリカというちぐはぐさ。魔女として大成功するんじゃなくて、少しでも広い部屋に住むとか、好きな時に好きなものを食べるとか、そんな生活が当面の夢。 若者の貧困…!という目線で読めば深刻な感じになっちゃいますが、2人はそれぞれ「がむしゃらに頑張る」ではなく「ちょっと頑張る」スタンスで、少しずつ自分達の可能性の広がりを見つけていくので心穏やかに読めるし応援したくなります。 (1巻時点では)百合とは違うかなと思いますが、同居生活を送っていながら、仕事のパートナー以上、友達未満…的な特殊な関係性な2人がとても良いなと感じます。

ナンバステイゴールド-ナンバMG5 特別編-

小沢としお漫画の親しみやすさは異常

ナンバステイゴールド-ナンバMG5 特別編-
名無し
1年以上前

この人の漫画は本当に読みやすい。特別絵が上手いわけでもなく目立った特徴もない(失礼)のにいくら読んでも飽きのこない面白さがある。親しみのあるギャグと、なんだかんだケンカシーンは上手い。あと、たまに人情で泣かせにくるのも好きだ。久しぶりの雑誌連載でも読むと、やはり安定感がハンパじゃないのを感じる。

不死と罰

1巻だけで面白いを確信できる #推しを3行で推す

不死と罰
かしこ
かしこ
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 突如としてゾンビになるウィルスが蔓延してしまった東京。その中心にある歌舞伎町のラブホが舞台ってのが面白い。登場人物の客も店員もヤバそうな人しかいない。 ・特に好きなところは? 主人公には猟奇的殺人を犯した過去があって、いわゆる元少年と呼ばれるような人物っていう含みがあるところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! まだラブホの室内から一歩も出てないけどめちゃくちゃ面白い。

いちごの入ったソーダ水

母娘から始まる寮生活(百合の日2022記念②)

いちごの入ったソーダ水
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

元不良と箱入り娘が、お嬢様学校の寮生活……とこれだけでもう楽しそう!ですが、この作品はそれをもう一捻りして来る。 お嬢様は、箱入りで世間知らずで奥手で……のレベルが段違いで、表紙絵から想像する、ふわふわ儚げな感じから一段階「ヤバい」レベル。 彼女、何も出来ない! 生活に関するあらゆる事を、自分でやる、という発想すら欠如するお嬢様。そんな彼女と同室になる元不良は、放っておけずに世話を焼くうちほぼ「お母さん」状態に。 しかしお世話をする関係というのは、お互いの好物も弱点も、晒し合う仲になる事。その結果、お互いの事を知り過ぎて、ちょっと距離が近すぎる二人、とても良いです! 人見知りのお嬢様はそれでも次第に人と関わり、文芸部の活動やルームメイトのファンクラブを通じて、本当に少しずつ成長してゆく。一つひとつの小さな達成に、驚くほどの感慨が。そして元不良のルームメイトも少しずつお嬢様学校に馴染み、楽しそうな一年間の物語。 文芸部の仲間、委員長や風紀委員との関わり、そして元不良の後輩達の迷走も面白く、全4巻とは思えない充実感がありました。

ハチの子リサちゃん

長野の山奥で育った伊藤理佐先生の自伝

ハチの子リサちゃん
かしこ
かしこ
1年以上前

予想以上にぶっ飛んでて面白かったです。近所の猟師さんがお裾分けしてくれたキジをお母さんが蕎麦にしてくれるんだけど食べてると散弾銃のかけらが出てくるとか、中学の学校行事の登山は命懸けで生徒全員が事前に20キロの米を担いで登校して訓練するとか、よく飲み会なんかでも地元話で盛り上がることありますけどこれは優勝だなってエピソードばっかりでした。田舎ネタだけじゃなくて個性的な両親や衝撃的な思い出など伊藤理佐先生のタッチで読むからより面白かったです。

ザ・ゲームスターズ

補い合う能力を持つ渋い初老紳士2人の頭脳戦

ザ・ゲームスターズ
名無し
1年以上前

モーツーで1・2話読みました。なんか要領つかめないな…そういえばなんで1話なのに人物紹介があるんだろう…と思ったら、もともと2021年10月号にプレ新連載として読切が掲載されていたようで、そっちが実質第1話でした。 その実質第1話の読み切りを読んだのですが、これがメチャクチャおもしろい! 性格こそ合わないものの、互いに補完しあう能力を持った初老の男2人のクリミナルサスペンス 資産家のムーアは 「私には人を嫌う自由がある」 と言ってのけ、かつて自らが飼っている犬と遊びたくてシャボン玉を吹きかけてしまった同じ高級アパートに住む幼い少女(その後何度も謝罪に訪れている)を十数年にもわたり邪険にし続けるような筋金入りの偏屈男。 その少女エリカは、ムーアから長年にわたり「ネズミ以下」の態度を取られたことが、心に刺さった最初の大きな棘となり、知らぬ間にカルトに引き込まれてしまう。 そんな彼女の様子に気づいたマンションのドアマン・ハワードは、ムーアがひと財産を築いた真相を握っていることをちらつかせ、そして自らが持つ不思議な能力を用いて2人でエリカを助けることを約束させる。 カルトの拠点に入ってからの戦いぶりやセリフに痺れましたね。 相手の嘘が見抜けるムーア。 相手の意志と逆の行動を強制できるハワード。 おじさん2人が鮮やかに若者たちをお縄にする様は思った以上にかっこよかったです。 1・2話ではアパートで殺人事件が起こるのですが、これもどんなふうに解決してくれるのか楽しみです。

誰何Suika

消滅少女のアイドル道 #1巻応援 (百合の日2022記念①)

誰何Suika
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

消えてしまいたい……という恥ずかしさの表現、年を経ても未だにしてしまう。それが身体消失として出てしまう、というのは不思議な設定だが、膝を打つような妙な納得感がある。 告白して来る男子も自分も消滅してしまう美少女は、友人や同じ〈消えかけ〉少女達とアイドル部を結成する、というロマンシス物。 目指すは消滅男子の招魂復活! ……ハードルが高すぎる! 〈消えてしまいたい〉思いも色々描かれる。不安感が人一倍強くて、自分から不安の種を探してしまう後輩の姿は、自分事のように感じてしまった。 そしてなまじ容姿が良いばかりに、制御できない状況が降りかかる主人公のプレッシャーは強すぎる(モテる人って実際、こんな状況なのかもしれない)。ネガティブなときの表情や言動は時に酷いもの。しかしアイドルになると強力なポジティブオーラを放ち、ついときめいてしまう。 物語はまだまだ不穏。自分の体のほかに、消えてしまった男子達の命まで背負った主人公には、本当に男って勝手でごめんねと詫びながら声援を送りたい。

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