念願の悪役令嬢の身体を手に入れたぞ!

健康的なからだと引き換えに、なにを失う?

念願の悪役令嬢の身体を手に入れたぞ!
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

健康なからだを望んでいた少女が、健康なからだを得て、剣と魔法の世界のとある悪役令嬢へと転生した。 最終的にはラスボス予定というほど濃い闇の力を持って。 健康なからだを手にしたものの、濃い闇の力を狙う、死神やらなんやらが次々と迫りくる。 冒頭からその設定が書かれているのに忘れてしまいかける。 無双系主人公かつ、フラグクラッシャー。 死神やらなんやらは無自覚に撃破。 闇落ちなんて知らないうちに踏み潰している。 第四話時、お付の方も強くなってませんかね。 一緒にレベルが上がってます?? 自分のラスボス化というフラグも折れるのだろうか。いやはや楽しみ。 キャラクターの表情やポージングに見覚えがあると思ったら、「ダメスキル自動機能が覚醒しました」のコミカライズをされている中島零先生による作画だった。 主人公のすごく健康的なかんじがとても良い。 原作のなろう小説は読んだことがないものの、構成の方も入っているおかげか、作品のテンポもとても良く、読んでいて飽きない。

世界最強の魔女、始めました ~私だけ『攻略サイト』を見れる世界で自由に生きます~

めちゃくちゃ強いスキルを持っているのに追放されてしまった系の漫画

世界最強の魔女、始めました ~私だけ『攻略サイト』を見れる世界で自由に生きます~
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

なのだけど、主人公がやたらポジティブで、やたら悩まず、素直に現状を受け入れる子のせいで、悲壮感はない。 さらに一番最初に、ラスボスか裏ボスと戦う間際に手に入れそうな武器を手にしてしまったために、さらに強くなってしまい、スキルどころか能力も激強に。 分かる者は恐れおののく存在になってしまう。 が、主人公は普通でありたいので、隠しているつもりになっている。 歩くだけで人を轢きとばしてしまうけども。 というかんじで、「小説家になろう」原作らしい、清々しいほど楽して俺TUEEEEE設定。 嫌にならず読めて、さらに展開をおもしろくしているのは主人公の性格と存在。 未知の存在・インターネットについて深く悩まなかったり、qwerty配列のようなものを潜在的に理解しても深く悩まなかったり、主人公である彼女あってこその漫画だと思う。 さすが、主人公。

パック牛乳って温められますか?

コミュニケーションのあり方

パック牛乳って温められますか?
野愛
野愛
1年以上前

コミュニケーションの教科書になってほしい作品だ…! 人と人が仲良くなるには踏み込まないといけないけれどいきなり踏み込まれると怖くなる。 徐々に心を開きかけていたタイミングでこじ開けようとされたら閉ざしたくなる。 距離感を誤って少しでも拒絶されたら傷ついてしまう。逆恨みしてしまう。人間すべてそうなんだと思い込んでしまう。 そういう心の動きを丁寧に描きつつ、必ずしもそうじゃないという結論に自分で気づき、謝ったり改めたりしながら心を開いていく2人。 これくらい丁寧に友情や恋愛が始まってもいいんじゃないか?いいんじゃないかというより素晴らしいんじゃないかと思う。

娘がいじめをしていました

めちゃくちゃ考えさせられた

娘がいじめをしていました
六文銭
六文銭
1年以上前

自分の子供がいじめられた・・・という話は、よくありますが本作は、いじめた側の話。 というか、いじめ加害者・被害者双方の親がW主人公といっていいような話。 それぞれの視点で物語がすすむので、双方の状況や言い分がわかるのが、本作の特徴です。 最初は当事者同士で物語がすすむのですが、いじめの様子が動画に残されておりSNSで拡散され、名無しの正義感によって炎上。 いじめた側も、社会的に制裁をうけてしまう。 この一連の流れが今っぽくて、めちゃくちゃ考えさせられました。 自分自身、いじめた人間は、いじめられた人間と同じ苦しみを味わうべき論の人間だったのですが、実際、この様子を目の当たりにすると、びっくりするほどこれじゃない感がすごかったんですね。 目的が達成されたとはいえ、なんとも言えない後味の悪さが残るんです。 この後味の悪さってなんだろうって考えているのですが、結局、当事者間で何も解決していないことが原因なんだと思いました。 いじめた側が、そりゃもうゲッソリするほどいじめたことを後悔・反省しても、それが、こういうSNSで炎上して身バレして不特定多数の人間におもちゃにされるやり方だったのが、どうなんだろう?ってことなんですよね。 こんな再現性のない無責任なやり方ではなく、社会システムとして取り組んで欲しいとさえ思いました。 いじめも立派な犯罪として、隔離して、少年院みたいなところでブチこんで反省させるとかでもいいです。 また、いじめは100%いじめた方が悪いのですが、いじめられた側も一定期間で謝罪や反省を受け入れるようなこともして欲しいと思った。 恨み続けても、人生の無駄で何も解決しないことに気づかせて欲しい。 とはいえ、これは自分がいじめられたことがない人間なだけなので、実際、いじめ経験者は加害者がたとえSNSの不特定多数の人間からでも制裁をうけている様子に「ざまぁみろ」とか思うのだろうか。 そういう人にとって、モヤスカな内容なのかもしれません。 などと、めちゃくちゃ考えさせられる内容でした。

アンダーカレント

自分のことも分からないのに、人をわかるって難しい・・・。

アンダーカレント
干し芋
干し芋
1年以上前

映画になりそうな作品だなぁと思っていたら、なってますね(笑) そして、キャスティング素敵です! 最近、小さなころのこと、今まで思い出さなかったこと、そんなに気に留めてなかった昔のことを何かのタイミングで、急に思い出したりします。 それって、何かのサインなのかしら?と思ったり。 自分の中で、解決していないことは、自分の関知していないところで、体に刻まれているんだと思います。 そんなことを感じた作品でした。 『人をわかるってどういうことですか?』探偵の印象的な言葉です。 そして、この探偵とても魅力的。 サブじいもいい仕事します!

テラーナイト

オカルティックホラーバトル

テラーナイト
宮っしぃ
宮っしぃ
1年以上前

すげー心惹かれる設定だったけど、可もなく不可もなしに完結... 口裂け女や八尺さまなどなど、恐怖的な都市伝説や物語が現実で色々なキャラと戦ったりするお話しで、口裂け女ちゃんととのラブコメ要素もありつつ、良いバトル物で期待してた作品 これもまたサクッと終了してしまい、もう2〜3巻分話を広げつつ世界観を掘り下げていけばもっと面白く終わったのでは、と思いちょっと残念 でもやっぱりオカルト要素とバトル要素合わさるってかなり盛り上がる設定だったので、毎週読むのが楽しみでした 完結作品ですがお試し読んで面白かったらぜひオススメ

きらぼしお嬢様の求婚

終わった...だと...!?

きらぼしお嬢様の求婚
宮っしぃ
宮っしぃ
3ヶ月前

男子校生を養いたいお姉さんの漫画が好きで今後に期待してただけあって残念でしょうがない 美少女で国家レベルのお嬢様が平凡な男子高校生に惚れて求婚したりイチャイチャしたりするお話し 毎週頭からっぽで読めるから、作者のこの手の作品好きだったのに... サクッと3巻ほどで終了してしまい悲しい... ATMお姉さんはかなり長くやってたのに何でだろ...マンネリか...? 個人的に好きな作品だったので残念ですが、何も考えずに読めて面白いのでオススメのラブコメですよ

ダブル~背徳の隣人~

漫画ゴラクで連載中は楽しみに読んでた

ダブル~背徳の隣人~
霧兵衛
霧兵衛
1年以上前

よかった点 ・不倫漫画の巨匠・国友やすゆきが描く手に汗握るエロティック・サスペンスの名に恥じない展開と主人公が予想以上にやばいのがよかった 総評 ・途中の中だるみからの最終巻の急展開と最終回はさすがだ。 ・雑誌で漫画を読むときに安心感のある漫画家なので、もっと長生きして色々読者の予想を裏切る傑作を書き続けて欲しかった

私がモテてどうすんだ

腐った女の子は好きですか?

私がモテてどうすんだ
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

イケメンが周りに居がちだった、ぽっちゃり系の女の子がストレスで激痩せして、モテモテに。 でもその女の子、腐女子だったんです。 自分がヒロインに成り代わる夢系でなく、草葉の陰から推しを見守る系の…。 ハーレム系はなんだかなと思っていたものの、読んでみたらおもしろい。 冒頭の、クラスメイト男子たちの何気ないやり取りに、友達とギャーギャー悶え合っている様子もおもしろい。 痩せたあと、イケメンたちに絡まれすぎて、「現実はクソゲーだ!」と叫んでいるところもおもしろい。 それから、先輩の天然な優しさにも癒やされる。 でもやっぱり、一番好きなのは痩せたときはキラキラした目で、太っているときは獣のような顔つきで、趣味を語るカエちゃんの表情かもしれない。

蒼穹のアルバステラ

独自設定が魅力的な、バトルファンタジー #1巻応援

蒼穹のアルバステラ
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

『魔獣密猟取締官になったんだけど、保護した魔獣に喰われそうです。』のけんいちさん太郎さんが描く、オリジナルファンタジーです。 大地が裂けて数百年が経ち、裂けた陸を渡るために空路のみが発達した世界。ただ、地名的には日本のものが登場し、主に元日本だった場所が舞台になっているようです。世界がどのようになってしまっているのかの情報は小出しにされていくので、先を読みたくなるポイントのひとつとなっています。 この作品の最大の特色は、そうした部分も含めた大量に存在する独自設定です。 「虹色雲海(イリスウェル)」という輝く雲の発生しているところでは、時空間の歪曲が起こって一歩歩いただけでも数キロメートル進んでしまったり、空想の生物である竜や鬼や天使などが出現したりする。 更に、この世界には「現実性」という概念が存在し、虹色雲海の中などで現実性が低下すると「考えたことが現実となる」。ナイフを見て目に刺さることを想像してしまったら一瞬で失明するような世界で、訓練していなければ非常に危険。 しかし、それを逆手に取って人類が武器として行使するのが「思考投影(ファンタズマゴリア)」。意識的に想像を現実に投影して、それぞれ固有の能力として発動させることでさまざまな脅威に対処しています。念能力バトルのような趣もあり、思考投影によるバトルアクションがときに見開きも使いながら派手に描かれるところや、どんな能力が登場するのかは本作の見所のひとつとなっています。 また、人類を敵視する謎に包まれた「上位存在」という大敵が存在しています。開始数ページでその脅威の具合は伝わるのでぜひ試し読みしてみてください。そのデザインの良さや恐ろしさも物語を盛り上げます。 世界における実力者たちとの邂逅や、謎めいた危険な存在などワクワクする要素が満載。こうした世界観がお好きな方にはお薦めです。

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