俺ン家の怪物

ぼくんちのかいぶつがこんなにおおきくなったよ #1巻応援

俺ン家の怪物
兎来栄寿
兎来栄寿
10ヶ月前

理解できないものは怖い。 それは、人の本能です。 中でも一際恐ろしいのは、人間。 同じ人間であるはずなのに、全然理解できないという存在です。 種が同じであるというだけで、DNAが99.9%同じというだけで、中身はまったく別であると解らされずにはいられないとき、底知れぬ恐ろしさを抱きます。 自分もそうなっていた可能性があるのか。 それとも、根本的に違う存在なのか。 そんな恐ろしいと解っているものを垣間見たくなるのも、人の性質です。 こういった異端な人間を描いた作品は、その欲求を満たしてくれます。 本作を一言で表すならば 「当時15歳の自分と淫行をして逮捕された元カノの元教師が、17歳になった自分と一緒にいるために、引きこもりの父親と結婚してお母さんになろうとする話」 です。 何を言ってるのか解らないと思いますが、読者も解りません。 2年前に母を亡くした17歳の高校生・谷村秀吏(しゅうり)は、引きこもって何もしない父親に代わって6歳の妹ほのみの世話を含めた家事全般を担当している苦労人。彼と付き合っていた掛元沙愛楽(さあら)が、ある日突然秀吏に会いに来たことで、淫靡で激動の日々が動き出します。 とにかく、快楽主義で短絡的で幼稚ながらたまに怜悧な側面も見せる沙愛楽の得体がしれません。得体はしれないものの、美人でスタイルも良く思春期の少年には抗え切れない魔的な魅力があります。 引きこもりの父親も含めて「怪物」感がすごいですが、秀吏自身も端々から危うさを見せています。こんな家庭環境で、こんな遍歴で育った少年が普通でいられようはずもないのですが。ともあれ、怪物たちによって予測不能のサスペンスフルな展開が繰り広げられていき目が離せない作品です。 余談ですが、前作の『事件はスカートの中で』から引き続いて第1話の見開き扉絵がパンツだったのでデジャヴュを覚えました。筆者の趣味なのでしょうか。あるいは担当者の要望があるのでしょうか。ずみ子さんの描く「ヤベー奴」らにこれからも期待です。

オーディンの舟葬

残忍なヴァイキングへの復讐譚 #1巻応援

オーディンの舟葬
兎来栄寿
兎来栄寿
5日前

今でこそ「北欧」というと福祉が充実している幸福度の高い国であったり、サウナであったり、ヒュッケであったり、オシャレな雑貨であったりの穏やかなイメージが強いかもしれません。しかし、かつての北欧は圧倒的な「暴」の支配する土地でした。北欧神話などにもその影響は色濃く受け継がれています。 本作は『ヴィンランドサガ』と同じ11世紀初頭を舞台に、ヴァイキングの脅威に晒される側であったイングランド王国はロンドン北の小村から物語は始まります。 「狼の子」と呼ばれる狼に育てられた少年と、心優しい神父・クロウリーの出逢い。クロウリーによってルークという人間の名前を与えられた少年は少しずつ人間としての暮らしや知恵を教えられていきます。しかし、そこでヴァイキングによる悲劇がもたらされ、ルークは「戦狼(ヒルドルヴ)オーディン」と呼ばれる復讐鬼へと変貌していきます。 ルークの仇敵である白髪のエイナルは、笑いながら人を殺し村を焼きながら生首の山の前でダンスを踊る凄惨さを見せます。現代日本とはあまりに倫理観や死生観が違いすぎる過酷な世界ですが、だからこそ見知っておく価値もあります。人類がこういった歴史を歩んできた上で、今という時代があるということを。 本作で特に面白いのは、仇敵であるエイナルというキャラクターの掘り下げです。エイナルがいかにしてそのような人物となっていったのかという部分を読むと、人類の業の深さを感じずにはいられません。 よしおかちひろさんの勢いのある画風も、そんな峻厳な時代を描くのに非常にマッチしています。筆ペン的なもので描かれた部分の線の迫力など非常に際立っています。 北欧神話ではオーディンは最後にフェンリルに喰われますが、血に塗れた神話の神の名を冠したルークは本懐を遂げることができるのか。 帯コメントが幸村誠さんから寄せられているのは圧倒的な納得感です。『ヴィンランドサガ』を好きな方、歴史マンガが好きな方は特に、そうでない方にもお薦めです。

ほぐして、癒衣さん。

制作会社ぁぁぁ〜〜〜〜。

ほぐして、癒衣さん。
ゆゆゆ
ゆゆゆ
10ヶ月前

第一話冒頭、その仕事に手を出したら駄目だ!と強く思ってしまった。 バッキバキのからだをほぐしてくれる先輩、うらやましい。 ちょこちょこストレッチすると違うのかと、読みながら勉強になった。 ブリッジ、してみようかな。 ちなみに私の肩こり対策はフィットボクシング(ゲーム)。 動かさなきゃ、目はピクピク、肩こりからの緊張性頭痛、などなど、散々。 ほぐしてくれる先輩はいないから、そろそろ整体へ行きたいなあ。

断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す@COMIC

悪女のはずが、稀代の淑女になっている。

断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す@COMIC
ゆゆゆ
ゆゆゆ
10ヶ月前

陥れられて娼婦にされるほど、心は幼かった公爵令嬢クラウディア。 娼婦になって手管を身につけたとはいえ、根は純粋なんだろう。 病に倒れたのち、時間を逆行したと気づく。 そして、自分を陥れた義妹より悪女になってやると誓い、自分の意識改革、行動改革、周りにも手入れ。 できあがったのは人々の信頼も厚い、稀代の淑女。 あるぇー??悪女ぉぉ?? と思いそうになるも、かわいらしい見た目の女の子の後ろに現れる、腹黒そうな娼婦時代のクラウディア。 うん、悪女だ。これは悪女だ。 淑女感が吹き飛ぶ、腹黒そうなかんじ。 コミカライズならではの、半端ない説得力。 たしかに淑女の皮を被った悪女だ。 イケメンがいっぱいでてくるけども、それやりこの悪女っぽい顔がたまらなく良い。 ちなみにコミカライズ14話で、なろう原作の1章完結あたり。 なろう原作はまだまだ続いているようだけど、どこまでコミカライズされるんだろう。

話せば、わかる。

幽霊に限らず

話せば、わかる。
野愛
野愛
10ヶ月前

幽霊をテーマに描かれてはいるけれど、寓話的なものなのかもしれない。 人も幽霊もありとあらゆるものは話したり理解しようと歩み寄ったり知ろうとしなければ何もわからない。何もわからないものは、怖い。 怖いのは知らないからだと思えば、大体のことは解決するのかもしれない。 とは言え幽霊は怖いけど、近づいてみれば怖くなくなることって多いのかも。飛び込む勇気を教えてくれる作品。

真綿の檻

家族って。家族だからって。どうなの?

真綿の檻
干し芋
干し芋
10ヶ月前

2巻読了。 読んでいて、ずっと気持ちがざわつきます。 主人公がいつも素直過ぎるからかなぁ。 途中で、何かに巻き込まれていることを感じて反発しないのかと。 我慢強い?自分の中で消化して、大人の対応をしている? それぞれの立場はあるものの家族ってこんなに我慢が必要なのか。 子どもが不幸すぎる・・・。

おじさんが女子●生に悪いことを教える話

ホントに悪い事なんです クスっ

おじさんが女子●生に悪いことを教える話
ママ子
ママ子
10ヶ月前

タイトルはすごくイケナイことする感じだけど、 暴飲暴食とか高級なもの食べたりと怠け癖がつくからとル●バを使うとかイケナイことなのだけどすごく平和。 絶妙にあってるけど、間違ってる。 理緒ちゃんがかわいい、悩んでいてもおじさんに慰めてもらって少し元気になれたらいいな。 そんでもってもっとほかの子たちとも仲良くなって、みんなでおじさんと悪いこと?じゃないかもしれないけどしてほしい

UMA

UMAのアカチャンかわいい

UMA
名無し
10ヶ月前

未確認生物の捕獲をする仕事をしている二人組が、UMAの幼体を捕獲するも宇宙人パワー?によって車が破壊し遭難してしまう。調査対象でもあるUMAを死なせてはいけないので、なぜか用意されていたカレーの材料でカレーを作ったり、UNOをしたりとなんだか楽しい一夜を過ごす3人。しかしそんな時間にも終わりが来てしまう。という話。アカチャンの宇宙人が出てきた時点でほっこりしたのですが内容も予想外にコメディでした。先輩、たぶん髭そったらそれなりに若いしイケメンだろうことがわかるのよかった

嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~

武器操作が上手な人らしい

嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~
ママ子
ママ子
10ヶ月前

主人公はマジで強くないのに、周りが何だかわからないけど強いから無茶なこと話言ってきてんだと勘違いしちゃってそのまま進んでいく感じ 主人公もその感じが慣れてしまってるので、変な余裕とかのらりくらりした性格が更に周りに勘違いされる… 逃げ回ってるのになんか知らないうちにクエスト攻略していたり、???となることもあるけどラックの数値が高いのでしょうか。 ゲロ吐きたいの口癖はうーんでした。

勇者が死んだ!

勇者がしぬ、稀有な出来事過ぎて信じてもらえない

勇者が死んだ!
ママ子
ママ子
10ヶ月前

出オチなぐらい早々の退場となった勇者。 ホントは強かっただろうに落とし穴で死んだなんて誰も信じてくれないよねぇ。 ネクロマンサーのこに術を掛けられ、死体の中に精神移されちゃったニーソ大好きな農民のトウカ。 魔力もなくて、精神も良好ではないこいつに何ができるのか。 魔王退治に参加していて仲間たちと合流するが殺されかけてしまう。 特殊フェチでハチャメチャだけど、なんだかんだでいい奴。

異世界薬局

未来の薬学の知識で世界を救う

異世界薬局
ママ子
ママ子
10ヶ月前

雷に打たれて、薬神の加護を受けた少年、この紋章みたいのがすごいカッコいい。 実は異世界からきた薬学に最高峰にいた人だったので、世のため人のため腕と知識を惜しみなく使い様々な人を助けていく。 貴族は使用人や平民を治療してはいけない雰囲気でも、困っている人がいれば助けたくなる。 そこで、平民でも買って使えるように薬局を開くが同業に意地悪される。 高い志を持って、家族や目の前の人たちだけでなく多くの人を救う。 過労死して命を落としてるから、体壊さないように第二の人生楽しんでほしい。

恋と呼ぶには気持ち悪い

私は好きだけど、熱烈アピール!!

恋と呼ぶには気持ち悪い
ママ子
ママ子
10ヶ月前

年の差10歳、学生さんからしたらさらに離れているように感じる大人感。 プレゼントのチョイスが社会人だったのに、どんどん一花ちゃんの好きなものにシフトしていて妹からヒアリングしてるシチュもたまに出てきてほっこりする。 最初気持ち悪いだけだったけど、純粋に好きでいることを表現してる亮さんは何か素敵な人に見えてくる不思議。 一花の同級生をけん制するとことは、亮さんの嫉妬心が見えるのに伝わらない感じがムズムズでした

もっとみる