こじれにこじれた義姉弟の話

大好きな義姉とデート(練習)

こじれにこじれた義姉弟の話
ゆゆゆ
ゆゆゆ
10ヶ月前

どこかで見たことあるようなイケメンキャラ。 誰だっけ…と、気になるものの、それはさて置いといて、と横におけるほど、義弟の義姉好きっぷりが爆発していておもしろい。 爆発というか、漏れている。 思考も漏れているんじゃないかというほど、義姉好きが溢れている。 何気ないシーンで、何気ない会話と見せかけて心のなかでは姉をべた褒めしたり、萌えていたり、ものすごく忙しい。 こじれすぎていて、イケメン設定がかすむ演出。 そして読後は、練習とはいえ、おねえちゃんとデートができてよかったねえと、人知れず応援していた近所のおばちゃん風な気持ちになってしまう。 なんだろう、キュンキュンなんてものを超えたこの気持ち。 作者さんのpixivをみたら、連載が決定したとのこと。めでたい。

二階堂地獄ゴルフ

『二階堂地獄ゴルフ』はロシア文学である

二階堂地獄ゴルフ
mampuku
mampuku
10ヶ月前

私も私の友人知人たちも初め、この漫画の真の価値に気づいていなかった。面白い「読み方」がわかっていなかった。 第12話にもやってようやくふと気がついたのだ。この悶々とした読み口が放つ既視感の正体に。ドストエフスキーやんけこれ。金貸しの婆ァを転がして罪の意識と自己正当化に揺れるラスコーリニコフの頭の中を膨大なページ数で延々と読ませられるあの小説と完全に一致しているではないか。 ということを先週ドヤ顔で投稿仕損ねていたら、今週(第13話)にまさかの新キャラ「ドストエフスキー罰子」が登場してしまったではないか。なに勝手にネタバラししとんねん!モーニング読者全員『地獄ゴルフ』の面白さに気づいてしまうやんけ!自分だけが気づいてドヤ顔していたかった!

マイペースと歩く

可愛いし中学生あるあるすぎてエモ #読切応援

マイペースと歩く
Nano
Nano
10ヶ月前

めっちゃ分かる~~!!が詰まってて良い。周りのうるさい奴ら(主に男子)に内心イラついたり、前髪だとか人目がとにかく気になったり、中学時代のまさにそれすぎる。大人になった今でも人目は気になっちゃうなぁ。 そんな中、全然周りを気にせずにいて、しかも何度も助けてくれる高橋くん最高。ダサくないどころか超かっけー。終わり方も結構好き。こんな風にずっと二人で仲良くいてほしいなぁ。

あざとく、かわいく、したたかに ~私のこと、かわいいだけだと思ってた?~

奪う系の女子ではなかったか。#1巻応援

あざとく、かわいく、したたかに ~私のこと、かわいいだけだと思ってた?~
Pom
Pom
10ヶ月前

これは、どんでん返しの連続になるのでは〜。 面白かったな〜。 スイさん、やはりただのあざと女子ではなかったか。笑 江夏さんvsスイさんになると思ってたけど、思わぬ方向に行きましたね。 1巻から盛り上がっていて、中々の充実度で次も読みたくなりました。 ドロドロもいいんだけれど、、最後、さっぱり爽快感を味わえて皆幸せで集結したら良いなぁ〜

ニッターズハイ!

全てが輝き。

ニッターズハイ!
Pom
Pom
10ヶ月前

編み物をしたことがないので、ニッターってそう言った意味なんだ。から始まりましたが、魅力的ですね〜 男子高校生と編み物ってのが言葉合ってるか分からないが、可愛らしいと言いますか。。 時間を忘れてしまうくらい没頭できるってすごく良いなぁ。 ただ編み物をするだけの物語ではなくて、陸上に勤しんできた主人公、健斗が怪我で挫折した時に出会ったのが編み物で、編み物の魅力を知ったり、編み物を通して今まできっと無縁だってだろう友人と出会ったり自分の人生と向き合い前に進むことが出来ていったり、たとえ失意の中にいても、その出来事は意味のある事だったんだと思える、とても奥深く思いのこもった作品だと思いました。

いやはや熱海くん

今年来る前に読んでみました!

いやはや熱海くん
かしこ
かしこ
10ヶ月前

このマンガがすごい!2024を予想するスレでオンナ編1位に選ばれていたので読んでみました。ここ数年は和山やま先生の影響で日常を舞台にした会話劇が面白い漫画が増えたという印象があって、最初はこれもそういう漫画なのかな〜と思ってましたが、どちらかというとメタモルフォーゼの縁側やスキップとローファーのような他者との関係性や内面の変化に焦点を当てている作品ですね。 主人公の熱海くんは女の子にモテモテなんだけど男の子が好きで、親しい友人やその家族にそのことを自然に打ち明けたり、みんなもすんなり受け入れてくれるのが今っぽいなと思いました。友達んちでの一家団欒の場面が毎回好きです。

元最強勇者の再就職

時代はかわるよね

元最強勇者の再就職
ゆゆゆ
ゆゆゆ
10ヶ月前

ギルドのお姉さんの胸がものすごく大きいし、女の子3人が元最強勇者のおっさんにキャッキャしているし。パーティ組んで冒険に出ているし。 ハーレム系?と思ったら違った。 過去の言動で、男女問わず慕われているのは、勇者らしいといえば勇者らしい。 金が尽きて王女から離婚されて稼ぐためにまたギルド通いという前提を除けば。 20年経って、おっさん勇者の力技の戦い方は古くさいものになっていて、魔法でスマートに危険なく戦うのが通常になった。 なんだか現代にも通じそうなビフォーアフター。 代わりに、倒す量が過去には考えられないほど大量でも平然としていたり。 過去の遺物のような存在のおっさんではあるものの、憎めない。 奇想天外で、とても良いキャラクターだなと思う。

王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います

弟って、お兄ちゃんと好きな人が被るものなの??

王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います
ゆゆゆ
ゆゆゆ
10ヶ月前

婚約破棄系なろう原作漫画を続けて読んだら、両方とも弟が主人公へ求婚していたので、そんな感想を抱いてしまった。 主人公は幼い頃に婚約者の王太子に「バカなふりをしろ」と言われ、以来バカなふりをしていたら、「バカとは婚約できない」と婚約破棄されてしまったという、タイトルそのままな冒頭。 バカなふりをしていただけで実は、本の虫で、努力家で、事務処理もものすごく有能だった主人公。 婚約破棄されたものの、そんな彼女を好きだった第二王子から直球に婚約を申し込まれて、あら大変。 優しくて思いやりがあって、花束や本を渡してくれる第二王子。 表紙から伝わってくるように、甘い展開まったなし。 甘い展開に不慣れな主人公がまたかわいらしい。 侍女のテイラーがこれまた、良いキャラクター。 賭け事大好きロイヤルなファミリーも、みんななかなか良い性格をしていそう。 さらに一巻を読み終えたら、まさかの裏表紙イラスト。 いろんな婚約破棄展開があるけど、キャラクターの個性は、作品のおもしろさに大きく影響するんだなと、読んでいて思った。

残り一日で破滅フラグ全部へし折ります

バッキボキに、へし折る。金と権力で。

残り一日で破滅フラグ全部へし折ります
ゆゆゆ
ゆゆゆ
10ヶ月前

「残り一日」とタイムリミットがあるとおり、そして1話冒頭ですべて成し遂げたとわかるとおり、気持ちいいほど颯爽とストーリーが進んでいく。 いわゆるザマァ系なので、攻略対象たちはほんとにどうにもならないなあという性格の人たちばかりで、むしろゲーム中ヒロイン役のパワーはすごいなと驚くばかりで。 そして、おバカキャラにも思える攻略対象たちを断罪の場から引きずり下ろす様は、これまでの公爵令嬢としての勉強と努力を知るには十分と言えるかもしれない。 3巻完結なので、サクサクっと、スッキリと。 サブタイトルにRTAとあるとおり、コミカルな動きはあっても、無駄な展開はなく。 でも3巻は少し糖度上がったストーリーでした。

フツーの恋って何?

名前のない3人の名前のある感情 #1巻応援

フツーの恋って何?
兎来栄寿
兎来栄寿
10ヶ月前

『夫にキレる私をとめられない』や『夫を捨てたい』が世間的にも有名ないくたはなさんですが、近年はオリジナルストーリーでの開花が著しいと感じます。 並行してさまざまな作品を描かれていますが、その中でも個人的に特に好きなのはこの『フツーの恋って何?』です。 まず、表紙絵を見た時に率直に「売れ感が圧倒的に増してる!」と思いました。装画デザインの方の功労ももちろん大きいですが、シンプルに絵の引き込む力がとても増していて、中心となる3人のキャラクターたちが実に魅力的に見えます。 そして、ストーリーも「一目惚れ」を絵で語るところから始まるしっかりと質量のある百合です。 元々、家が隣同士・親が親友同士で幼い頃からずっと一緒でこれからもずっと一緒にいると思ったふたり。そこに、運命的な出逢いを果たした少女が現れて感情を掻き立ててくる三角関係を織りなしていきます。 非常に特徴的なのは、キャラクターの名前が出てこず常に代名詞で「わたし」「あなた」といった形で進行していくこと。あるはずの名前が呼ばれないという不思議な欠落があります。 代名詞は代替物、代わりがあるもの。 固有名詞は、代わりがないもの。 そのメタファー、その演出がどのように作用して、物語がどのように帰着していくのか。今、目が離せない百合です。 連載も面白く追っていますが、単行本で一気に読むと双方向的な視点が際立って改めて良さを感じました。

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