表紙を見て、あれこの漫画を描かれている方はあの方?と思わず確認してしまいました。
三ツ矢彰先生の他の作品を見るに、わざとなんでしょうね。
表紙とタイトルで作品のイメージが湧いたので、絵の力はすごいなと思いました。

司法権やら裁判やらの制度が生まれたばかりの異世界で、ろくでもない目にあった、正義感の強い転生者が運用の手助けをすることになります。
つまるところ、お勉強にもなる漫画です。

お金について学べる『ハイパーインフレーション』は、お金ドゥクドゥク独特な漫画でしたが、こちらは第2話まででは、そんな気配はありません。
異世界で、被告人がドラゴンで、主人公は転生者ということ以外は、ふつうの法曹漫画です。

被告人のドラゴンが、とてもまっとうそうなドラゴンで、なんとか助からないかなと思ってしまいます。

ちなみに、神様の主張がとても法治主義すぎて、ふふっとなってしまいました。
神様っぽいです。

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くまみこ
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ゆゆゆ
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魔入りました!入間くん外伝
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ゆゆゆ
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ストーリー設定は、あの悪魔(人)たらしの入間くんがまだいない世界(もしかすると、産まれてすらいない?)、そして見慣れた大人の面々もまだ初々しいというか若さというか、まだ幼さを感じる年齢の時代。 学校も荒れています。よくあの秩序だった今の学校へ変わったなと驚くばかりです。 登場する、若かりし頃のオペラさんは無茶苦茶というかめちゃくちゃ度合いがフルスロットルで、とてもおもしろいです。大人げない無茶ぶりと思っていましたが、落ち着かれていたんですね。 バラム先生は本編でもあったように、絵本を読む、夢見る子として描かれています。かわらず怪力ですが。そして、しれっと出てくるバラム先生のご両親。他のご家庭と同じく、似ています。 主人公のカルエゴ先生は、真面目というか厳格というか、その性格ゆえに昔から苦労していたことが伝わってきます。 まさか自分が召喚されてエギーちゃんになると、想像だにしないでしょう。 大人になっても「仲が良い」三人組の学生時代。 本編では読むことができない、作者本人によるサイドストーリーは、とてもおもしろかったです。 読み直したら、あとがきに「外伝は基本カルエゴの物語なのですが、他にもお話したい悪魔たちは沢山います」と書かれていて、カルエゴ編続刊も、別の方の外伝も楽しみだなと思いました。 続刊を気長に待っています。
ほうのばんにんはまもるせかいをえらべない
法の番人は守る世界を選べない
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